説明

エファ・ユニバーシティ・インダストリー・コラボレイション・ファウンデイションにより出願された特許

1 - 3 / 3


本発明は、細胞膜透過性ペプチド、有効成分として細胞膜透過性ペプチドを含む膜透過性担体、標的物質と結合した細胞膜透過性ペプチドから成る膜透過性コンプレックス、細胞膜透過性ペプチドおよび標的物質を含むトランスフェクションキット、膜透過性コンプレックスの製造における細胞膜透過性ペプチドの使用、医薬の製造における膜透過性コンプレックスの使用、および膜透過性コンプレックスの細胞内部への形質導入を誘導するために標的物質と結合した細胞膜透過性ペプチドから成る膜透過性コンプレックスを対象に投与することを特徴とする細胞内部への標的物質の輸送方法、を提供する。本発明の細胞膜透過性ペプチドは以前のTAT由来ペプチドの活性に比べて顕著な透過能を有しており、そのため、該ペプチドは高い効率で薬剤を標的とすることが必要とされる特定の疾病の治療だけでなく、様々な研究分野における細胞内輸送に応用される。それ故に、細胞膜透過性ペプチド、標的物質と結合した細胞膜透過性ペプチドおよび本発明の膜透過性コンプレックスを用いた細胞内への標的物質輸送方法は、ドラッグデリバリーシステムとしてとても有用である。 (もっと読む)


本発明はユビキチンC−末端ヒドロラーゼ−L1(UCH−L1)を含む癌転移診断用組成物、癌転移診断のためのUCH−L1の使用、UCH−L1を使用する癌転移診断方法、UCH−L1の阻害剤を含む癌転移を抑制する組成物、UCH−L1を含む癌転移阻害剤のスクリーニング組成物、癌転移阻害剤のスクリーニングのためのUCH−L1の使用、UCH−L1を使用する癌転移阻害剤のスクリーニングの方法、に関する。UCH−L1は発現レベルに従い癌侵襲を含む細胞移動をモジュレートするキー分子である。従ってモノクローナルおよびポリクローナル抗体およびUCH−L1の基質は癌転移の診断のために用いることができる。また癌の転移はUCH−L1の発現またはその酵素の活性を阻害することにより抑制出来る。従って我々はUCH−L1の阻害剤をスクリーニングし、開発しそれを抗癌治療の助剤として用いることが出来る。
(もっと読む)


本発明は、哺乳類のTCTP遺伝子またはそれから発現される蛋白質を含む抗高血圧剤スクリーニング用組成物、および前記組成物を用いる抗高血圧剤スクリーニング方法に関する。本発明の組成物に含まれるTCTPは、ナトリウム/カリウムAPTaseポンプの細胞質内抑制剤として作用し、高血圧および心臓肥大症を誘発する。したがって、本発明の組成物およびこれを用いたスクリーニング方法は、抗高血圧剤の探索および開発に有用に使用できる。また、本発明のTCTPを過多発現する形質転換マウスは、高血圧および心臓肥大症を表現型として示し、高血圧または心臓肥大の治療および改善のために開発された試験対象物質を投与して治療および改善程度を観察することにより、試験対象物質スクリーニングの際に有用に使用できる。
(もっと読む)


1 - 3 / 3