説明

コンソルシャム ナショナル ドゥ ルシェルシュ アン ジェノミック(セーエヌエルジェー)により出願された特許

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複雑で高度に多様な配列におけるDNAの配列要素を同定するための方法が説明される。本方法は、すべての親由来の対立遺伝子において同時に、ゲノム中の特定の位置で、複数のDNA塩基(2〜6塩基)からなる短い配列要素を同定することで構成される。本方法によって、一度の分析でさまざまな対立遺伝子に対して小さなハプロタイプを区別することが可能になる。本方法は、伸長プライマーの組み合わせ(プライマーのプール)を用いて酵素によるプライマー伸長反応を行うことと、質量分析法によって産物を分析することからなる。プライマーのプールは、プライマーの伸長産物によって、伸長されたプールのプライマーと付加された塩基の両方を一義的に同定することができるように構成される。本方法は、可能性のある多くのハプロタイプを伴う、互いに近い多くのSNPを含んだDNA配列に対して非常に有効である。そのような配列は主要組織適合遺伝子複合体(MHC)で知られている。本方法は特に、DNAに基づくHLAタイピングに、また、試験する部位の適切な選択と組み合わせることに適合しており、従来のHLAタイピング方法より操作が簡単である。我々は、HLA−A、HLA−BおよびHLA−DRB1についてこれらの解析の組を同定し、該解析によって、試験した11から28のマーカーで、これらの遺伝子それぞれの四桁のHLAを一義的に同定することが可能になった。 (もっと読む)


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