説明

ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティーにより出願された特許

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【課題】哺乳動物の損傷を受けたまたは罹病した心臓の機能を高めるための方法の提供。
【解決手段】カーディオスフェア(cardiosphere)から得られた細胞を単層として表面上で培養するプロセスによって得られるヒト心臓幹細胞を用いて、哺乳動物の損傷を受けたまたは罹病した心臓の機能を高める方法。 (もっと読む)


体細胞突然変異を含有するDNAは高度に腫瘍特異的であり、したがって、理論上は、最適なマーカーを提供できる。しかし、循環変異遺伝子フラグメントの数は循環正常DNAフラグメントの数と比較して少なく、有意味な臨床使用のために必要とされる感度でそれらを検出および定量することを困難にしている。本発明者らは、患者の生体サンプル中の循環腫瘍DNA(ctDNA)を定量するために高感度手法を適用する。ctDNAの測定値は、癌を有する患者、特に、手術または化学療法を受けている患者における腫瘍動態を確実にモニタリングするために使用できる。この個別化遺伝子手法は広汎に適用できる。 (もっと読む)


クロストリジウム・ノビイ(Clostridium novyi)は、実験的腫瘍内の低酸素領域に感染することができる偏性嫌気性菌である。本発明者らは、大きな確立された腫瘍を有するマウスが、C. ノビイに加えてリポソームドキソルビシンの1回投与を用いて処置した場合に、治癒することが多いことを見いだした。この現象の原因となる分泌因子が同定され、意外なことにリパーゼファミリーメンバーであることが証明された。リポソマーゼと呼ばれるこのタンパク質をコードする遺伝子は、多様な化学療法剤を腫瘍に特異的に送達するために異なった治療法に組み入れられる可能性を有する。
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本発明は、抗体/ペプチド-核酸複合体の特性を利用することにより、標的細胞において免疫媒介性死シグナル伝達および直接的死シグナル伝達の交差活性化を誘導する組成物を開示する。複合体は、腫瘍細胞を含む新生物細胞に特異的に標的化された複数の死シグナル伝達機構を同時に活性化することができる。腫瘍性疾患またはその他の障害を治療または予防するための免疫治療様式として、本発明の複合体を使用する方法もまた開示する。さらに、インビトロにおける新生物細胞間の過融合の誘導を含む、種々の細胞傷害反応に関して試験薬剤をアッセイすることにより、そのような複合体を同定する方法も開示する。 (もっと読む)


電気的ペースメーカーデバイスの代替の戦略として、本発明者らは、体細胞融合によって通常静止状態の心室筋細胞をペースメーカーに変換する可能性を探索した。このアイデアは、通常静止状態の心筋において、筋細胞と、HCN1ペースメーカーイオンチャネルを発現するように操作された同系の線維芽細胞(HCN1線維芽細胞)との間で、化学的に誘導された融合体を作製することである。HCN1を発現する線維芽細胞は、筋細胞と共に安定な異核共存体を形成し、これはインビボでの心室性ペースメーカー活性と同様に、自発的に振動する活動電位を生成し、かつ自己の非ウイルス性成熟体細胞療法のための基盤を提供した。本発明者らはまた、部位特異的変異誘発(S4内のR447N、L448A、およびR453I、ならびに孔内のG528S)によって、脱分極活性化カリウム選択チャネルであるKv1.4を過分極活性化非選択チャネルに変換した。心室筋への遺伝子導入は、ペースメーカー活性を誘導するこの構築物の能力を実証し、これは成人の心室筋細胞における自発的活動電位振動と、インビボ心電図検査による心室固有のリズムを伴った。ヒトの心室におけるKv1ファミリーのチャネルのまばらな発現を鑑みて、Kv1ファミリーに基づく合成ペースメーカーチャネルの遺伝子導入は、電気的ペースメーカーの生物学的代替物として、治療的有用性を有する。

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本発明は、臨床的に関連する抗腫瘍免疫応答の標的としての前立腺幹細胞抗原(PSCA)の同定に関するものである。本発明は、PSCA特異的CD8+T細胞応答を含む抗腫瘍免疫応答の誘導に有用な、PSCAまたはそのフラグメントを含むワクチンを提供する。癌を処置するために組成物を使用する方法も提供する。本発明は、抗腫瘍ワクチンに有用な化合物を同定する方法および癌免疫療法に対する患者の応答を評価する方法をさらに提供する。 (もっと読む)


生検鉗子(1)は、遠隔操縦できる可撓性のカテーテル(2)を含む。カテーテルの近位端に連結された2つのハンドル(6, 7)を用いて、カテーテルの遠位端に連結された1対のジョー(4, 5)を作動させる。別個の制御ハンドル(8)は回転可能なノブ(16)を含む。ノブを1つの方向に回転させると、カテーテルの遠位端が第一の方向に屈曲する。ノブを反対方向に回転させると、カテーテルが第二の方向に屈曲する。ノブの回転に反応してカテーテルの内腔(44, 45)内で動く操縦ワイヤ(42, 43)によって、カテーテル遠位端に制御ノブが連結されていてもよい。カテーテル遠位端におけるジョーまたは他の作動用部品は置換可能であってもよい(80A, 80B)。 (もっと読む)


ヒト心臓幹細胞は心内膜心筋生検から単離することができる。そのような細胞はマウス梗塞モデルにおいて心臓再生を媒介し、心臓機能を向上させる。細胞は、患者における自家性の、同種異系の、同系の、または異種の治療用途のために使用することができる。幹細胞は遺伝子改変してそれらの治療活性を向上させることができる。 (もっと読む)


骨格筋芽細胞は、自己由来でありかつ虚血に対して耐性であるため、移植用に魅力ある細胞型である。しかしながら、心不全における筋芽細胞移植の臨床試験は心室不整頻脈および突然心臓死に悩まされている。これら不整脈の病因はほとんど理解されていないが、骨格筋細胞が、心臓細胞と異なり、ギャップ結合の欠如により電気的に孤立しているという事実に関連し得る。心筋細胞単層への筋芽細胞移植のインビトロモデルは、移植に関連する不整脈の機構を研究するために用いることができる。ヒト骨格筋芽細胞およびラット心筋細胞の共培養物は、リエントラント不整脈(らせん波)を生じ、これは筋芽細胞移植を受けた患者に見られる心室頻拍症の特徴を再現する。これらの不整脈は、L型カルシウムチャンネルモッカー(Mocker)であるニトレンジピンにより終結させることができるが、Naチャンネル遮断剤リドカインでは終結させることができない。ギャップ結合タンパク質コネクシン43を安定に発現させるための筋芽細胞の遺伝的改変は、共培養物において不整脈惹起性を減少させる。これは同様に、患者において筋芽細胞移植の安全性を向上させるために用いることができる。

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