説明

セル‐サイ コーポレイションにより出願された特許

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本発明は、化学療法、放射線療法又は免疫療法などの治療的処置の前に癌を事前感作するための画期的方法、及びその方法中で使用する新規のサイトカイン混合物に関する。このサイトカイン混合物は、インターロイキン−2(IL−2)に対するIL−1β、TNF−α、IFN−γ及びGM−CSFなどのサイトカインの特定の比率で構成される、血清及びマイトジェンを含まない混合物、であり、これは細胞周期の増殖期への癌性細胞の進入を誘導し、これによって化学療法、放射線療法及び免疫療法に対するそれらの感受性を増大させる際に有効である。このような新規のサイトカイン混合物の1つは、白血球インターロイキン注射液(LI)又はMultikine(登録商標)であり、これを単独あるいは癌の治療用の他の薬剤と組み合わせて使用して、それによって癌治療の成功率及び癌患者の無病生存率を増大させることができる。 (もっと読む)


CD8+ T細胞の減少、及び腫瘍浸潤CD4+ T細胞の相当な増加による、浸潤免疫細胞の相当な変化をもたらす、CD4/CD8比及び腫瘍への単核細胞浸潤を変化させる方法。特定の比率で、サイトカインIL−1β、TNF−α、IFN−γ及びGM−CSFと、インターロイキン2(IL−2)と、を含有する、無血清且つマイトジェンフリーの混合物である白血球インターロイキン注射剤(LI)を、800IU/日(IL−2に換算)の用量で週5日、3週間投与すると、パラダイムシフトが生じた。このパラダイムシフトは、CD4+ T細胞の著明な浸潤、並びに癌巣中の抗原提示細胞(例えば、樹状細胞)及び炎症細胞(特に、好中球)の密度及び局所分布の明白且つ特異的な変化によって規定される。 (もっと読む)


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