説明

セノミクス・インコーポレーテッドにより出願された特許

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【課題】 T2Rメンバーが苦味を制御することおよび胃腸機能におけるそれらの可能な役割の理解にかかわらず、ヒト苦味T2R味覚受容体を活性化する特異的リガンドを同定する必要性が存在する。異なるT2R、特にヒトT2Rの結合特性についてさらなる理解を深めることは、所望の味覚調節特性を有する、すなわち、特異的苦味化合物の味覚を遮断または抑制する化合物を選択するその使用をさらに促進するために、非常に有益であろう。
【解決手段】 本発明は、T2R味覚受容体ファミリーにおける特異的ヒト味覚受容体が、特定の苦味化合物に応答する、という発見に関する。また、本発明は、同一苦味リガンドとの機能的アッセイにおける、特異的hT2R9対立遺伝子およびそれらの異種の活性の発見にも関する。本発明は、特異的苦味リガンドおよび関連する化合物による、これらの味覚受容体の活性化を調節するリガンドを同定するためのアッセイにおける、これらのT2R受容体の使用にも関する。これらの化合物は、T2R関連の苦味を改変する(遮断する)ために、食物、飲料、化粧品、および医薬品において添加物として使用、および/またはそれらから除去され得る。また、T2Rリガンドは、T2R関連の胃腸および代謝機能を治療および調節する、ならびに胃腸および代謝疾患、例えば摂食障害、食物過敏、食物吸収、肥満、糖尿病、クローン病、セリアック病等を治療するための治療薬として使用され得る。 (もっと読む)


【要約】本発明は、特定の苦味リガンド、つまり、2−アセチルピラジンおよびエチルピラジンに応答するT2R味覚受容体ファミリー内のヒト味覚受容体hT2R50の新規ハプロタイプの発見に関する。また、本発明は、hT2R50味覚受容体の活性化を調節するリガンドを同定するためのアッセイにおけるこの新規ハプロタイプの使用にも関する。これらの化合物は、hT2R50関連の苦味を修飾する(遮断する)ために、食物、飲料および医薬品において添加物として使用され得る可能性がある。 (もっと読む)


本発明は、好ましくはT1R3ポリペプチドおよび適切なGタンパク質と一緒に、T1R1またはT1R2のいずれか1種のT1Rの細胞外部分またはその変異体もしくはフラグメント、およびT1R1またはT1R2のいずれかの別のT1Rの膜貫通部分またはその変異体もしくはフラグメントを含むキメラ味覚受容体に関する。これらのキメラ味覚受容体およびそのようなキメラ味覚受容体を発現する細胞は、甘味および旨味リガンドを同定するためのアッセイ、ならびに甘味および旨味エンハンサーを同定するためのアッセイにおいて有用である。その上、これらのキメラ味覚受容体および同じものを発現する細胞を使用して、特定の甘味および旨味リガンドがそれらのそれぞれの受容体とどこで相互作用するかを位置づけ、そして確認すること、および受容体活性化の機序を明らかにすることができる。
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ヒト細胞において効率的に発現される修飾ヒトTRPM8核酸配列、および細胞に基づいたアッセイ、および前記を含有する検査キットを提供する。これらのアッセイは、本発明に従っての修飾ヒトTRPM8核酸配列を発現する細胞を使用して、TRPM8モジュレーターを同定する、そしてその場合前記配列は、野生型ヒトTRPM8核酸配列に対して、所望の細胞におけるイオンチャネルの発現を最適化するために修飾されている。これらの修飾TRPM8配列を使用するアッセイで、公知の冷却剤、例えばメントールおよびイシリンより強く、または匹敵する程度にTRPM8イオンチャネルを調節する化合物が同定されることが示された。

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T2R76ポリペプチドをコードする単離核酸、T2R76ポリペプチドを発現する組換え体、T2R76ポリペプチドの組換え発現用の異種発現系、該ポリペプチドを使用するアッセイ法、およびT2R76調節剤の投与を介して味知覚を改変するための方法。これらのT22R76ポリペプチドを、単独で発現させるか、または別のT2Rポリペプチド、好ましくは異なるヒトT2Rポリペプチドと同時発現させてもよい。これらのT2R76ポリペプチドは、ブルシンおよびプロピルチオウラシル(PROP)を含む苦味リガンドに特異的に応答し、そしてしたがって、苦味を調節する、好ましくは遮断する化合物を同定するアッセイで使用可能である。
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本発明は、T2R味覚受容体ファミリー中の特異的なヒト味覚受容体が、特定の苦味化合物、すなわち多くのコーヒー飲料の苦味の味覚に少なくとも部分的に寄与するクロロゲン酸化合物に応答する、という発見に関する。本発明はさらに、クロロゲン酸ラクトンおよび関連する化合物による、これらの苦味受容体の活性化を調節するリガンドを同定するためのアッセイにおける、これらの受容体の使用に関し、そしてこれらリガンドは、T2Rに関連する苦味の味覚を調節する(遮断する)ため、添加物として使用してもよいし、および/または食品、飲料、および医薬剤から除去してもよい。好ましい態様は、コーヒーおよびコーヒー風味の食品、飲料および医薬剤における添加物としての、同定された化合物の使用である。

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本発明は、T2R味受容体ファミリー中の特定のヒト味受容体が、特定の苦味リガンド、すなわちアセトアミノフェン、ラニチジン、ストリキニーネおよびデナトニウムに応答するという発見に関する。本発明はさらに、これらの味受容体の活性化を調節し、そしてT2Rに関連する苦味を修飾する(遮断する)ため、食品、飲料および医薬品における添加剤として使用可能なリガンドを同定するためのアッセイにおける、これらの受容体の使用に関する。 (もっと読む)


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