説明

アボット・ラボラトリーズにより出願された特許

1 - 4 / 4


【課題】トラスツズマブおよびトラスツズマブと同様に機能する他の医薬による有効な治療に対して感受性である癌患者の識別方法を提供する。
【解決手段】ある種の染色体異常を用いて、HER−2受容体タンパク質のシグナル伝達能力を阻害するか、他の形態でトラスツズマブと同様に機能する医薬による治療が奏功する可能性がある癌患者を選択的に識別する。核酸プローブを細胞試料にハイブリダイズさせ、特定の遺伝子領域のコピー数を定量する。また、トラスツズマブおよびトラスツズマブと同様に機能する他の医薬による効果的治療に対して感受性である癌患者を識別するのに使用されるキットおよびプローブセット。 (もっと読む)


EGFR下流のシグナル成分の遺伝子コピー数は、第2/第3次ゲフィチニブ治療で不十分な結果の、非小細胞肺癌(NSCLC)患者を識別する。 (もっと読む)


本発明は、外科的切除後の肺癌の再発について良好な予後を有する早期非小細胞肺癌(NSCLC)患者を同定する方法を提供する。本発明は、染色体5p15、7p12、8q24および6番セントロメアの2種以上における染色体コピー数異常の評価を予後分類に使用することができるという知見に基づく。本発明は、好ましくは、患者試料にハイブリッド形成させてこれらの遺伝子座の染色体コピー数を定量するための蛍光標識核酸プローブを用いる蛍光インサイチューハイブリダイゼーションを使用する。4種の分類指標を使用するコピー数異常パターンの評価は、NSCLCについての統計的に有意な予後分類をもたらした:(i)FISHシグナルの最大数を有する染色体遺伝子座におけるFISHシグナルからFISHシグナルの最小数を有する染色体遺伝子座におけるFISHシグナルを引いた少なくとも3のFISHプローブシグナルの差を細胞ベースで示す細胞のレンジ3パターン;(ii)EGFR FISHプローブシグナルより小さいMYC FISHプローブシグナルを示す細胞の百分率を評価するMYC/EGFR%損失パターン;(iii)レンジ3パターン、およびCEP6についてのFISHプローブシグナルに対するMYC FISHプローブシグナルの相対損失を示す細胞の百分率のMYC/CEP6比パターンの組合せ;(iv)MYC遺伝子座シグナルと5p15遺伝子座シグナルとの相対比=0.80を示すMYC/5p15比パターンおよび5p15FISHプローブシグナルとCEP6FISHプローブシグナルとの相対比=1.1を有する細胞の百分率を評価する5p15/CEP6比パターンの組合せと、<0.80のMYC/5p15比または5p15/CEP6<1.1;ならびに(v)約2.5以上のプローブシグナル差の平均範囲と細胞の百分率のレンジ3パターンとの組合せ。本発明は、術前にネオアジュバント化学療法により、または術後にアジュバント化学療法により治療されるべき再発のリスクがより高いこれらの早期NSCLC患者を同定するために使用することができる。 (もっと読む)


本発明は、トラスツズマブおよびトラスツズマブと同様に機能する他の医薬による有効な治療に対して感受性である癌患者の識別方法を提供する。本発明は、ある種の染色体異常を用いて、HER−2受容体タンパク質のシグナル伝達能力を阻害するか、他の形態でトラスツズマブと同様に機能する医薬による治療が奏功する可能性がある癌患者を選択的に識別することができるという発見に基づいたものである。本発明は、核酸プローブを細胞試料にハイブリダイズさせ、特定の遺伝子領域のコピー数を定量することができる核酸技術の使用に基づくものである。本発明はまた、トラスツズマブおよびトラスツズマブと同様に機能する他の医薬による効果的治療に対して感受性である癌患者を識別するのに使用されるキットおよびプローブセットを提供する。 (もっと読む)


1 - 4 / 4