説明

トヨタ ツウショウ アメリカ インコーポレイテッドにより出願された特許

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HbA1c測定は糖尿病管理に不可欠な要素であるが、血糖の測定法としてのHbA1cの重要な制限は、適時性の欠如である(それは、長期間についての平均グルコースレベルの測定であることから、適切に管理された糖尿病患者(HbA1c<8)における潜在的な血糖変動レベルは検出しない)。HbA1cは2から3カ月間についての低血糖症及び高血糖症の両方を平均し、したがって食後高血糖症におけるは改善を適切に反映しない。1,5−AGも、1から2週間の短い時間枠についての血糖管理のマーカーであるが、HbA1cとは異なる機構を有する。1,5−AGの特有な生物学的及び生理学的特徴から、それは、急性及び一過性の高血糖エピソードに感受性があり、したがって、グルコース変動のより良い指標である。プラムリンチド及びエクセナチドなどのペプチド性糖尿病薬は、特有の作用機構を有し、これらの薬剤の血糖効果は、HbA1cによっては適切に示されない。グルコース変動の有効な測定法である1,5−AGは、これらの薬剤の潜在的な治療効果を明らかにし、且つそれらの用量の調節を助けることができる。 (もっと読む)


本発明は、1,5−アンヒドログルシトールアッセイ(1,5−AG)又はA1C/1,5−AGアッセイの組合せによって、一般に血糖変動を、特に糖尿病患者の食後高血糖を測定する方法である。短期間における1,5−AG値及び1,5−AG値のパーセント変化は、同じようなA1C値を有する適切に管理された糖尿病患者において、異なる食事後グルコース値を示す。したがって、1,5−AGアッセイは、A1C値のみによっては同定可能でないであろう心血管系合併症の危険があり得る糖尿病患者を同定するのに有用である。さらに、各患者のA1Cを1,5−AGで割った比は、1,5−AG値より優れた指標である。 (もっと読む)


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