株式会社マツバヤシにより出願された特許
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青銅合金及びその製造方法、青銅合金を用いた摺動部材
【課題】 鉛の低減、あるいは鉛フリー化を図りながら、優れた摩耗摩擦特性や耐焼付性を実現することが可能な青銅合金及び摺動部材を提供する。
【解決手段】 本発明の青銅合金では、金属組織中にα銅と銅スズ系金属間化合物が積層された微細積層構造を有するとともに少なくともビスマスを含有する金属微粒子(微細ビスマス粒等)が分散析出した共析相が出現している。層状共析相の割合は10面積%〜70面積%である。また、組成の観点からは、銅とスズを主成分とする青銅合金であって、ニッケル、ビスマス、及び硫黄を添加元素として含有し、ニッケルの含有量は0.5質量%〜5.0質量%、ビスマスの含有量は0.5質量%〜7.0質量%、硫黄の含有量は0.08質量%〜1.2質量%である。スズの含有量は8質量%〜15質量%であることが好ましい。さらに鉛を4質量%以下の割合で含有していてもよい。本発明の青銅合金は、摺動部材(例えば油圧シリンダブロック)の摺動面に使用される。
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