説明

ノバジェン ホールディング コーポレイションにより出願された特許

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【課題】有意に長い半減期を有し、生体内での赤血球形成活性が増強されているが、免疫原特性が増加していないEPOアナログを提供する。
【解決手段】天然または組換えの未変性ヒトエリスロポエチンに比べて長い生体内半減期を有する融合タンパク質であって、(a)C末端付近にシステイン残基を有する天然ヒトエリスロポエチン分子、および(b)ヒンジ領域を含むヒトIgG Fcフラグメントであって、前記FcフラグメントのN末端が前記エリスロポエチン分子のC末端に直接結合され、前記Fcフラグメントは、前記エリスロポエチン分子に最も近い前記ヒンジ領域のシステイン残基が非システイン残基と置換された突然変異を有する以外は天然のFcフラグメントと同じであり、前記ヒンジ領域の最初のシステインが前記エリスロポエチン分子の前記システイン残基から少なくとも17個のアミノ酸だけ離れている。 (もっと読む)


本願は組換えヒトインターフェロン様タンパク質に関する。一実施形態では、遺伝子シャッフリング技術により作製された組換えタンパク質は、自然発生的なヒトインターフェロンアルファ2b(HuIFN−α2b)と比較して高い抗ウイルス活性及び抗増殖活性を有する。本発明は、前記タンパク質及び組換えベクターをコードするポリヌクレオチド、及び前記ポリヌクレオチドを有する宿主細胞を包含する。好ましくは、前記ポリヌクレオチドは、それぞれが配列番号1に対して少なくとも93%同一である配列を含むポリヌクレオチドの群より選択され、前記タンパク質は、それぞれが配列番号2に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸を含むタンパク質の群より選択される。前記タンパク質及び前記タンパク質からなる組成物は、ウイルス性疾患及び癌のような、インターフェロン療法に対して反応性であるの病気の治療に使用され得る。
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免疫グロブリンペプチド部分に結合されたヒトエリスロポエチンペプチド部分を有する組換え融合タンパク質について説明される。融合タンパク質は天然または組換えの未変性ヒトエリスロポエチンに比べて長い生体内半減期を有する。本発明の1実施形態では、融合タンパク質は未変性ヒトエリスロポエチンよりも少なくとも3倍長い生体内半減期を有する。融合タンパク質はさらに、未変性ヒトエリスロポエチンに比べて増強された赤血球形成生理活性を示す。1実施形態では、融合タンパク質は、ヒトエリスロポエチン(EPO)分子の完全ペプチド配列と、ヒト免疫グロブリンIgG1のFcフラグメントのペプチド配列とを有する。融合タンパク質中のFcフラグメントはヒト免疫グロブリンIgG1のヒンジ領域、CH2およびCH3ドメインを有する。外来のペプチドリンカーを回避し、かつ生体内に投与された時の免疫原性反応の危険を減少させるために、EPO分子はFcフラグメントに直接結合され得る。1実施形態では、ヒンジ領域は6番目のアミノ酸に非システイン残基を有するヒトFcフラグメント変異型である。本発明はさらに融合タンパク質をコード化する核酸配列およびアミノ酸配列、形質移入細胞株、および融合タンパク質を生産する方法に関する。本発明はさらに、融合タンパク質を含有する医薬組成物と、例えば治療を必要とする対象の赤血球形成を刺激するために、融合タンパク質および医薬組成物の少なくとも一方を使用する方法とを包含する。
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