説明

豊和繊維工業株式会社により出願された特許

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【課題】吸音性能及び遮音性能を発揮する積層構成に工夫を凝らし、騒音に対する吸音及び遮音の各性能を十分に確保するようにした自動車用防音シート及びその製造方法並びに当該防音シートを用いた自動車用ダッシュサイレンサーを提供する。
【解決手段】ダッシュサイレンサーDSは、多孔質材料からなる前側層60、フィルム構成体からなる中間層70及び後側層80を積層して構成されている。ここで、後側層80は、多孔質材料からなる上側層部80a及び遮音材料からなる下側層部80bを有している。上側層部80a及び下側層部80bは、中間層70の上側層部及び下側層部に積層されており、下側層部80bは、その上縁部82にて、上側層部80aの下縁部81に重畳されている。 (もっと読む)


【課題】エアバッグ袋体の膨張展開における衝撃によって、ピラートリム取付用クリップ及びピラーが破損するのを防止する。
【解決手段】規制部位体120は、取付部位体110のフロントピラートリム30の取付開口部38に取付嵌合された部位箇所から一体的に延設形成されており、フロントピラートリム30が離脱した後のエアバッグ袋体60の膨張展開に必要とする所定の浮き上がり移動を許容する所定長さの線形状の移動案内部位122と、線形状の移動案内部位122の先端に設けられたフロントピラートリム30の移動を係止させる移動係止部位130とを備え、線形状の移動案内部位122は、フロントピラートリム30の取付開口部38が当部位を移動する際に移動障害となってエアバッグ袋体60の膨張展開に生じるフロントピラートリム30の浮き上がり衝撃を緩和する波状部位124(衝撃緩和手段)を備えている。 (もっと読む)


【課題】エアバッグ袋体が膨張展開する際にフロントピラートリムとアシストグリップの干渉を抑制し円滑なエアバッグ袋体の展開を図ると共にフロントピラートリムの割れを抑制する。
【解決手段】フロントピラートリム30はアシストグリップが配設される領域を覆う第1フロントピラートリム40と第1フロントピラートリム40が配設される領域以外の領域を覆う第2フロントピラートリム50の分割構成とされており第2フロントピラートリム50と第1フロントピラートリム40は離脱可能な掛合手段54により一体状の接続状態とされており第2フロントピラートリム50はエアバッグ袋体60の膨張展開によって掛合手段54の掛合状態が外れて第1フロントピラートリム40から離脱して車室内方側に浮き上がり第2フロントピラートリム50とフロントピラー10との間にエアバッグ袋体60の展開用間隙S1が形成される。 (もっと読む)


【課題】遮熱性能と吸音性能とを併せ持つ遮熱吸音材を提供する。
【解決手段】弾性を有する繊維状又は壁状の骨格と骨格どうしの間に形成された空孔とを有する基材と、基材の表面の少なくとも一部で骨格の表面にバインダーを介して一体的に固着された鱗片状粉末と、からなり、鱗片状粉末の少なくとも平坦表面は熱線に対する反射率が95%以上の金属からなり、基材の表面には空孔の開口と鱗片状粉末とが表出している。空孔によって吸音性能が発現され、鱗片状粉末によって遮熱性能が発現される。 (もっと読む)


【課題】互いに積層状に設けた高分子有機材料からなる両層の間に多数の気泡を分散してなるシートを有効に活用して、高周波数範囲の騒音に限ることなく低周波数範囲の騒音に対する吸音性をも良好に発揮するようにした自動車用吸音シート及びこの吸音シートを用いた自動車用エンジンアンダーカバーを提供する。
【解決手段】吸音シート50bは、互いに積層した難燃性ポリエチレン樹脂からなる両フィルム52、53と、表皮層54とを備えている。フィルム53は、平膜部53aと、多数の気泡部53bとを有しており、平膜部53aは、その裏面にて、平膜状のフィルム52にその表面側から固着されている。多数の気泡部53bは、フィルム52の面方向に沿い分散して、平膜部53aの厚さ方向に沿いフィルム52から離れる方向に、円筒状に隆起して形成されている。表皮層54は、フェルトからなり、フィルム53に沿い積層されている。 (もっと読む)


【課題】車外へ漏れたエンジン音や路面側が音源となるロードノイズ等に対して吸音特性を発揮するために路面側外表面に不織布を用いた場合でも飛び石等の異物の飛散に対する耐久性を有する自動車用ボディーアンダーカバーを提供する。
【解決手段】少なくとも、繊維補強材と第1の熱可塑性合成樹脂13が混合された基材層11と、基材層11の路面側となる面には、熱可塑性合成繊維よりなる不織布層15とが、積層された状態で両層の表面部が熱融着結合され圧縮成形により所定形状に成形されて繊維成形体として形成される構成とされており、基材層11の第1の熱可塑性合成樹脂13は、成形時の加熱工程で溶融する融点であり、不織布層15は、成形時の加熱工程で溶融する融点の第2の熱可塑性合成繊維16と、成形時の加熱工程で溶融しない融点の第3の熱可塑性合成繊維17が混合された不織布層15である。 (もっと読む)


【課題】エンジンルームで発生した騒音が運転室に伝播するのを緩和するために、自動車のダッシュパネルの運転室側面に張設されるダッシュサイレンサであって、該ダッシュサイレンサの取付部の構造を改良することにより取付作業が容易に行われるようにする。
【解決手段】ダッシュパネル5の運転室側面にスタッドピン6を突設し、マット状のダッシュサイレンサ1に山形状の細長切込2を形成し、該細長切込2に前記スタッドピン6を貫挿することにより、該ダッシュサイレンサ1をダッシュパネル5の運転室側面に取り付けるものであって、ダッシュサイレンサ1に山形状の細長切込2を形成するに際し、該細長切込2により分断される下辺部3が上辺部4よりも運転室側に突出して段差状となるように該下辺部3に運転室内側へ屈曲する付形をする。 (もっと読む)


【課題】車室内の騒音に対する吸音性を、軽量化を確保しつつ、良好に維持するようにした自動車用サイレンサー及びその製造方法を提供する。
【解決手段】前側フィルム層50aは、前側融着フィルム51と、後側融着フィルム53と、当該前後両側融着フィルム51、53の間に融着されるバリアフィルム52とからなるもので、前側融着層53は、前側層40の中央右側中間部位41に融着されている。後側フィルム層50bは、前側融着フィルム54と、後側融着フィルム56と、当該前側融着フィルム54及び後側融着フィルム56の間に融着されるバリアフィルム55とでもって、平膜部50c及び空気を内包する複数の円筒部50dとを有するように構成されており、後側フィルム56のうち各円筒部50dの頂部に対する対応部位にて、後側層60の中央右側中間部位61に融着されている。 (もっと読む)


【課題】車両衝突時に乗員が当接する車両構造物に対し車室内方側に配置装備される車両用内装品において、軽量で、かつ、低コストであって、車両衝突時の乗員からの衝撃力を適切に吸収する。
【解決手段】ピラートリム30(車両用内装品)は、熱可塑性合成樹脂によって中空状の立体構造として形成される本体部32を有しており、本体部32は、その外表面が、車両構造体に取り付けられる取付面32aと、車室内の意匠面32bと、を一体として有する構成とされており、更に、本体部32は、内部の気体の外部への流出が規制された袋状構造として形成されており、本体部32の内部気圧によって、車両衝突時における乗員からの衝撃力を分散及び吸収する。 (もっと読む)


【課題】余分な発泡性熱硬化性樹脂を使用することなく、加圧及び加熱成形により繊維補強材とハニカム構造体との接合形成ができ、また欠肉及びボイド等の発生を抑制して表面品質の低下を防ぐことのできる積層構造の車両用内装基材を提供する。
【解決手段】外面が成形面となるシート状のガラス繊維マット30(繊維補強材)とシート状のハニカム構造体20との間には、加圧及び加熱成形の際に発泡性ポリウレタン樹脂(発泡性熱硬化性樹脂)の浸入を必要とされるレベルに抑制する更紙40(中間シート材)が挟まれて配設されており、中間シート材による発泡性ポリウレタン樹脂の浸入の必要とされるレベルは加圧及び加熱成形の際におけるガラス繊維マット30とハニカム構造体20との接合のために必要十分な量である。 (もっと読む)


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