説明

ディーエイチ テクノロジーズ デベロップメント プライベート リミテッドにより出願された特許

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セルベースの質量分析計のためのガス送達システムは、ガス源に連結された入力を有する質量流量コントローラを含む。三方弁は、質量流量コントローラの出力に連結された入力と、真空システムに連結された第1の出力と、通常、反応または衝突セルに連結された第2の出力とを含む。セルは、質量分析計の真空チャンバの内側に位置付けられ、三方弁の第2の出力は、セルの入口に連結され、質量流量コントローラは、セルにガスを提供し、真空チャンバ内の圧力に対してセル内側の圧力を増加させる。
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本明細書では、飛行時間型質量分析計用デュアルTDC−ADC検出システムを開示する。TDCベースの検出システムは、一般に、ADCベースの検出システムに比べて、タイミング分解能が高い。一方、ADCは、一般に、TDCと比べて、ダイナミックレンジが広い。TDCとADCとを結合してタンデム検出器を構成し、それぞれの変換器タイプの性能パラメータを調節することにより、デュアルTDC−ADC検出のダイナミックレンジを、各タイプの検出器が単独で達成しうるダイナミックレンジより拡大することが可能である。複数の飛行時間抽出から得られた個々の質量スペクトルを集約し、デュアルTDC−ADC検出システムにおいてADCとTDCのダイナミックレンジ同士が確実に部分的に重なり合うように飛行時間抽出の数を選択することにより、複合飛行時間質量スペクトルを生成することが可能である。
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質量タグを分析物にコンジュゲートし、タンデムマススペクトロメトリーフラグメンテーション(MS−MSまたはMS)後に、質量タグのシグナチャーイオンが分析物に付着したまま残る、分子の同定方法および定量方法を提供する。シグナチャーイオンを失うのではなく、構造物の質量バランス部分を、タンデムマススペクトロメトリーフラグメンテーションの下で、電荷中性基として失わせることができる。このシグナチャーイオンを定量に用いることができ、さらなるフラグメンテーションによって、分析物の特徴を示し、かつ分析物の同定に有用なイオンシグナルを提供することもできる。いくつかの実施形態では、3回目のマススペクトロメトリーフラグメンテーション(MS)から生成されたイオンシグナルを、例えば、検索表、ライブラリー、またはデータベースからの既知のマススペクトルと比較して、分析物の一義的な同定を提供することができる。
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ビタミンD2、ビタミンD3、ならびにビタミンD2およびビタミンD3のモノヒドロキシおよびジヒドロキシ代謝体の定量は、分析物をマススペクトロメトリー(MS)タグ化試薬で標識し、かつ標識分析物のLC−MSMS分析を行なうことを含むことができる。標識分析物は、標識標準を含むことができ、かつ逆相カラムでの異なる保持時間、および異なる質量を有することができる。高エネルギー衝突下で、レポーター基を発生させることができる。各々のレポーター基について検出される強度またはピーク面積を定量に用いることができる。いくつかの実施形態では、ジエノフィルを含有する標識ディールス・アルダー試薬である1段階タグ化試薬を用いる。
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高エネルギー、中エネルギー、低エネルギーの生成物イオンの混合物を含む生成物イオンスペクトルをもつフラグメントイオンを得る方法。この方法は、(a)イオン封込場の上流にあるイオン光学素子に、選択したRF場を提供することと;(b)選択したRF場が、イオン封込場内にあるイオンの選択した運動エネルギープロファイルを少なくとも部分的に決定するように、このイオン光学素子を通ってイオン封込場へとイオンを移動させ、この選択した運動エネルギープロファイルが、イオンをフラグメント化するとともに複数の生成物イオン群を与えるように選択されることと;(c)この複数の生成物イオン群のそれぞれの生成物イオン群を検出することとを含む。
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複数の質量差タグ付け試薬を使用して、アミン含有化合物中のアミン官能基を標識する。標識された分析物は、逆相カラム上の明確な保持時間、及び明確な質量を有する。高エネルギー衝突下では、レポーター基を生成することができ、各レポーター基に対して検出された強度又はピーク面積を定量化に使用することができる。試薬の例示的な1セットは、それぞれ(113、117及び121)原子質量単位のレポーター基を有する、それぞれ(140)原子質量単位、(144)原子質量単位及び(148)原子質量単位のタグ付け重量を有する、3種類の質量差試薬からなる1セットを含む。質量差試薬の各々を含むパッケージも提供され、パッケージは、個別の容器、例えば、異なる試薬の各々に対する容器を含むことができる。パッケージは、それぞれ既知濃度のそれぞれ既知のアミン含有化合物を各々含む、1種類以上の標準物質を含むこともできる。 (もっと読む)


質量分析計における多極に電力を提供するための装置が提供される。装置は、第1の共振LC回路と、第2の共振LC回路を多極と共に形成するための少なくとも1つの誘導子であって、前記少なくとも1つの誘導子が、多極に接続された場合に、第2の共振LC回路は、第1の共振LC回路とカスケード接続される、誘導子と、RF信号を提供するためのRF電源と、一次側のRF電源と、二次側の第1の共振LC回路とに並列接続されている昇圧器とを備え、昇圧器は、RF信号に対する電圧利得を提供し、それによって、共振LC回路の負荷Qを低下させる。
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RFおよびAC信号を結合するための装置および方法は、電力を質量分析計の多極に提供する。第1の回路は、異相電力を多極に提供する、RF電源と、多極と共振LC回路を形成し、RF信号に対する電圧利得を提供する、インダクタとと、二次タップを含み、二次タップに注入された信号が、共振LC回路に通信されるように、RF電源およびインダクタと並列に接続される、変圧器と、を含む。第2の回路は、同相電力を多極に提供する、AC電源と、同相電力が、第1の回路に注入され、多極が、同相および異相で同時に動作されるように、二次タップに接続された第2の回路からの出力と、変圧器を介して、多極と共振LC回路を形成し、AC信号に対する電圧利得を提供する、インダクタと、を含む。
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チトクロームP450(CYP)誘導について薬物をスクリーニングする方法を提供する。この方法は、薬物を、ミクロソームを含む生物学的サンプルとインキュベートし、次いで少なくとも1つのチトクロームP450アイソフォームを定量することを含んでもよい。アイソフォームは、2B6アイソフォーム、3A4アイソフォーム、1A2アイソフォームおよび3A5アイソフォームから選択することができる。いくつかの実施形態では、この方法は、液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法(LC−MSMS)を使用する。定量された値は、閾値と比較してもよく、定量された値が閾値を超えない場合、薬物を許容可能なCYP誘導能を示すものと決定することができる。また、単離されたペプチドも提供する。
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質量分析計内の四重極からのRF電圧を測定するための装置が提供される。装置は、四重極のRF電圧を整流し、整流されたRF電圧を生成するための少なくとも1つの整流ダイオード回路を備える。装置はさらに、電流/電圧変換器として構成される少なくとも1つの演算増幅器を備え、少なくとも1つの演算増幅器の負の入力が、少なくとも1つの整流ダイオード回路内の少なくとも1つのダイオードの出力に接続され、少なくとも1つの演算増幅器の正の入力が、接地され、少なくとも1つの演算増幅器内の出力が、負の入力とのフィードバックループ内にあることにより、少なくとも1つのダイオードからの逆漏れ電流を減少させる。
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