説明

蘇州瑞博生物技術有限公司により出願された特許

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本発明は、オリゴヌクレオチドの合成方法に関する。この方法は、縮合反応条件下で式(1)の化合物と式(2)の化合物とを液体反応溶媒中で反応させ、式(3)の化合物を得ることを含む。本発明の方法で適宜な保護基を用いて保護しようとする官能基を保護し、式(1)の化合物(OH−成分)にある連結しようとする5’末端のヒドロキシル基と式(2)の化合物(P−成分)にある連結しようとする3’末端のリン酸塩とを遊離にして、液体反応溶媒中で縮合反応を行い、OH−成分とP−成分とを連結し、DNAまたは短鎖RNAを得る。本発明の方法は、固相カラムを使用する必要がなく、液体反応溶媒中で実施できて、オリゴヌクレオチドを大規模に合成することが可能である。 (もっと読む)


本発明は、標的遺伝子の発現を干渉する複合体分子およびその合成方法に関する。前記複合体分子は少なくとも80%が相補的である二本鎖のsiRNA鎖X1とX2を含む。鎖X1の5’末端と鎖X2の3’末端とは、非核酸分子L1を介して連結され、鎖X2の5’末端と鎖X1の3’末端とが非核酸分子L2を介して連結される。本発明によれば供する複合体分子の二本鎖のsiRNA鎖X1とX2の5’末端と3’末端はいずれも非核酸分子を介して連結されるため、siRNA鎖の巻き戻しおよび分解ができなくなり、siRNAの化学的安定性と血中での滞留時間を大幅に改善できる。前記複合体分子が細胞内に導入されると、細胞内に存在しているダイサー(Dicer)酵素により複合体分子中のロックされたsiRNAを放出し、巻き戻された後、siRNAのアンチセンス鎖が二重鎖のsiRNAから放出され、標的遺伝子発現の干渉を実現する。
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