説明

特定非営利活動法人けいはんな文化学術協会により出願された特許

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【課題】装置内への試料の設置等に伴って外部から持ち込まれる熱(温熱若しくは冷熱)を速やかに消去し、生物細胞の代謝熱の検出を原理とする生物細胞の代謝活性あるいは増殖活性の測定に要する時間を短縮できる生物活性測定装置を提供する。
【解決手段】試料容器17と恒温容器13とに挟まれて設置されたセンサ7(熱電素子)の温度測定結果に基づいて、試料容器17と恒温容器13との温度差が小さくなるようにセンサ7へ直流電圧を供給して試料容器17を加熱・冷却することにより、試料容器17の設置時に恒温槽10内部へ持ち込まれた熱(温熱・冷熱)を速やかに消去できる。従って、微生物細胞の示す代謝熱の測定を従来に比べて著しく速く行うことができる。 (もっと読む)


【課題】生物細胞の代謝熱の検出を原理とする生物細胞の代謝活性あるいは増殖活性を測定することにより、簡単かつ短時間に微生物の量を推定できる生物活性測定装置を提供する。
【解決手段】微生物細胞を含む試料と含まない試料とを断熱箱10へ導入した後、これらの温度差を示すセンサSの測定電圧を繰り返し取得し、取得した一連の測定電圧のデータとその測定時刻のデータとに基づいて、ニュートンの熱伝導式の係数を回帰分析法により算出し、当該算出した係数に基づいて、十分に時間が経過した後の測定電圧の予測値を算出する。これにより、断熱箱10へ導入してから未だ熱平衡に至っていない非常に早い段階で試料中の微生物量を推定できる。 (もっと読む)


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