説明

大同メタル工業株式会社により出願された特許

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【課題】高面圧下で優れた耐疲労性及びなじみ性を有するすべり軸受を提供する。
【解決手段】裏金層2、Al基中間層3及びAl基軸受合金層4を備えたすべり軸受1において、Al基軸受合金層4に、Alと他の2種類以上の元素とから成る1種類以上の金属間化合物であって粒径が0.5μm未満の金属間化合物を8個/μm以上含ませ、金属間化合物を形成する元素X1,X2,・・・,Xn(nは自然数)の存在比の関係がX1≧X2≧・・・≧Xnであるとき、元素X1及び元素X2の存在比率X1/X2を、1以上10以下にし、Al基軸受合金層4の硬さをビッカース硬さで50以上80以下にする。 (もっと読む)


【課題】半円筒形の軸受本体3の合わせ面5の外周縁から周方向に形成された凹部7を備える半割すべり軸受1において、当該合わせ面5の形成時に凹部7の内側へバリが形成されることを防止する。
【解決手段】軸受本体3の前駆体としての半円筒状の部材23の周方向端面に開口する前記凹部7の周縁において、部材23の軸方向と交差する少なくとも一方の縁の全域を面取りし、凹部7の周縁において面取りの形成された縁へ最初に切削刃31が到達するように、周方向端面を切削して合わせ面を形成して、軸受本体を作製する。 (もっと読む)


【課題】Al基軸受合金層上に樹脂コーティング層が設けられた構成であって、長期にわたって耐摩耗性に優れるAl合金軸受を提供する。
【解決手段】Al合金軸受11は、基材12と、基材12上に設けられ4.5〜7.0質量%のSiを含んだAl基軸受合金層13と、Al基軸受合金層13上に設けられ樹脂バインダ中に固体潤滑剤を含んだ樹脂コーティング層14とを備えている。Al基軸受合金層13の樹脂コーティング層14側の表面133に、平均粒子径が0.5〜10μmのSi粒子が樹脂コーティング層14側に突出する状態で点在している。 (もっと読む)


【課題】耐疲労性と非焼付性に一層優れた摺動部材を提供する。
【解決手段】摺動部材は、室温から450Kにおいて熱伝導率が200〜450W/(mK)である第1金属を主成分とする第1層2と、第1金属よりも硬度が低い第2金属を主成分とする第2層3との間に、第3層4を有する。第3層4は、第1金属を母相、第2金属を二次相として有し、第3層中での二次相の面積率が10〜30%であり、第3層の厚さは、当該第3層と第1層を合わせた合計厚さの3%以上である。 (もっと読む)


【課題】Snを含むAl基軸受合金層を備え、非焼付性に優れるAl合金軸受を提供する。
【解決手段】Al合金軸受21は、基材22上にAl基軸受合金層23を備えている。Al基軸受合金層23は、摺動表面28側にAlと30〜70質量%のSnとを含む表面層27を有している。表面層27は、AlからなるAl相と前記SnからなるSn相とを有し、隣り合うSn相同士の相間距離の平均値が10μm以下であり、かつSn相のアスペクト比の平均値が4以上である。 (もっと読む)


【課題】 オイルポンプの検査時の作動油が内部に残留し難い軸受でありながら、オイルポンプの初の作動時には、軸受の内周面の全面に早期に作動油を供給することが可能なオイルポンプ用の軸受を提供する。
【解決手段】 軸受1の内周面には、軸受1の軸線方向の両端面に開放する油溝4と、軸受1の軸線方向の両端面に開放されず、油溝4とは接しない油溜り5と、を連通させる複数の周方向溝6が形成されている。これにより、オイルポンプの検査時の作動油を真空引きによって抜き取ることが可能となり、作動油の劣化により軸受合金層3が腐食することを防止することができる。また、オイルポンプの初の作動時には、油溝4を流れる作動油の一部が複数の周方向溝6に分岐して流れることにより、軸受1の内周面のうち油溝4から離間した内周面にも、油溜り5を介して早期に作動油を供給することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 半割スラスト軸受のスラスト面のうち、クランク軸の回転方向の前方側の領域においても、油が十分に供給される内燃機関のクランク軸の軸受装置を提供する。
【解決手段】 半割スラスト軸受8の内径の中心位置A’は、半割ジャーナル軸受7の外径の中心位置Aに対し、クランク軸11の回転方向の後方側の半割ジャーナル軸受7の周方向端面側に近くなるように偏心させることで、クランク軸11の回転方向の前方側へ向かって次第にスラスト内径隙間10が小さくなる。このため、クランク軸11の回転方向の前方側のスラスト内径隙間10にも油が充填され、クランク軸11の回転方向の後方側からの油の流れにより、半割スラスト軸受8のスラスト面に油が押し出される。したがって、クランク軸11の回転方向の前方側の半割スラスト軸受8のスラスト面にも、油を十分に供給することができる。 (もっと読む)


【課題】 銅合金の黄銅生地中に分散した針状Mn−Si系化合物の長径方向を制御し、耐焼付性に優れた内燃機関用過給機のスラスト軸受を提供する。
【解決手段】 スラスト軸受の摺動部3の表面2から深さ50μmまでの領域に分散する針状Mn−Si系化合物4の長径方向は当該摺動部3の表面2に対して角度30°〜150°と加工制御することにより、常に針状Mn−Si系化合物4の粒の表面積の大部分は黄銅生地に拘束される結果、摺動による脱落が抑制されるため、摺動中の軸受表面2および軸表面を傷つけることなく焼付を防止することができる。 (もっと読む)


【課題】 連続焼結法にて作製されるCu合金層中のBi粒の粗大化を抑制し、耐疲労性及び耐焼付性に優れた銅系摺動材料を提供する。
【解決手段】 Cu合金層に含有させるBiとSnの質量比をBi/Sn=1.7〜3.4、BiとPの質量比をBi/P=500〜2100とすることで、焼結後の冷却工程にてCu合金粉末中のCu合金にCu−Sn−P系化合物が析出する。これにより、Cu合金粉末中のCu合金と液相になったBiの熱収縮率の差が緩和され、Biの液相がCu合金粉末中に留まるため、Bi粒の粗大化を抑制し、Bi粒の平均粒子面積を60〜350μmと微細に分散させることができる。 (もっと読む)


【課題】爪と切欠の係合関係により一体的に組み合わされた半円形スラスト軸受と半円筒形すべり軸受の該係合部の変形、破損を効果的に防止できる内燃機関のクランク軸用軸受を提供する。
【解決手段】半円形スラスト軸受30の内周辺に、二つの爪34の他に少なくとも二つの衝撃荷重受突起36が突設されている。二つの衝撃荷重受突起36の各々は、二つの爪34の各々と、半円形スラスト軸受30の各円周方向端面との間にあって、しかも二つの衝撃荷重受突起36は半円形スラスト軸受30の円周方向長さを2等分する中心線に対して互いに線対称位置にある。衝撃荷重受突起36の高さは、一対の半円筒形すべり軸受20が、クランク軸の軸受ハウジング(H)内に組み付けられて拘束された静的状態で、衝撃荷重受突起36の頂部が半円筒形すべり軸受20の外周面に接しない寸法になされている。 (もっと読む)


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