説明

大同メタル工業株式会社により出願された特許

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【課題】内燃機関のすべり軸受において、異物排出性を向上する。
【解決手段】一対の半円筒形状軸受20,30を組み合わせた円筒形軸受10の一方の軸受20の内周面20aに円周方向に延在する円周方向油溝22は、軸受20の円周方向長さの中央部を含む。軸受20の円周方向両端面24a,24bのうち、少なくとも、クランク軸の回転方向Rと同じ方向を向いた円周方向端面24aの軸線方向全長に沿って、該円周方向端面24aと他方の軸受30の対向する円周方向端面30aとの間に軸線方向溝Aが存在する。円周方向油溝22と軸線方向溝Aとが連通し、該連通部における円周方向油溝22と半円形軸受20,30の円周方向端面24a,30aにおける軸線方向溝Aの深さが異なり、円周方向油溝22の溝底が、軸線方向溝Aの溝底よりも軸受内周面20a側に偏った位置にある。連通部における円周方向油溝22の横断面積が軸線方向溝Aの横断面積よりも大きい。 (もっと読む)


【課題】脆性が生じ難く、且つ耐疲労性に優れるAl基摺動合金及びその鋳造装置を提供する。
【解決手段】Siを1〜15質量%含むAl基摺動合金3において、そのAl基摺動合金3の観察視野においてSiを粒子状に存在させ、このSi粒子5の最大直径を0.01〜7.5μmにし、Al基摺動合金3に存在するSi粒子5の合計面積のうち直径が5.5μm以下のSi粒子5の合計面積が95%以上を占めるようにする。 (もっと読む)


【課題】 硫黄系添加剤を含む潤滑油で潤滑されても耐硫化腐食性に優れた銅系摺動部材を提供する。
【解決手段】 摺動層となる銅又は銅合金2の表面に不動態化された硫化銅層としてCuS層3を形成したことにより、このCuS層3が硫化に対して不活性となり、これ以上の硫化が起き難い。また、予め、摺動前の銅系摺動部材1の表面にCuS層3を形成することにより、摺動時に銅系摺動部材1の表面に新たな硫化物が形成されるのを防止することができる。このため、銅系摺動部材1表面と相手材4表面との間に潤滑油を供給するための適正な隙間Cを保つことができるので、CuS層3と相手材4表面とが直接、接触して破壊されるようなことが起き難い。 (もっと読む)


【課題】 高い耐フレッチング性を得ることができる背面層を有するすべり軸受を提供する。
【解決手段】 結晶構造がfccであるNiやCuの場合、結晶のすべり面である(111)面のピーク強度P1と、すべりの抵抗となる面である(200)面のピーク強度P2及び(220)面のピーク強度P3との結晶面のピーク強度に対するすべり面である(111)面のピーク強度P1の割合(P1, P2, P3の和に対するP1の比の値:P1強度比)を、0.6よりも大きく配向させると、背面層6が変形するときの転位の移動を容易にさせることができる。そのため、フレッチング時の背面層と例えばハウジングとの摩擦抵抗が低下して摩耗量が減少すると考えられるので、耐フレッチング性が向上する。結果として背面層の耐摩耗性及び軸受の耐疲労性が向上し、軸受損傷を防止することができる。 (もっと読む)


【課題】ラックピニオン式ステアリング装置のラックガイドの本体を、板状部材のプレス加工により形成し、その強度向上を図る。
【解決手段】ラックガイド5において、一端が閉塞された筒状体を本体9とし、この本体9の閉塞端側をモールド樹脂の層10(以下、モールド樹脂層10ともいう)により覆ってなる。即ち、本体9は金属の板状部材からプレス加工により一端閉塞型の円筒状に形成され、筒状側面部の両端間の途中から閉塞端に至る部分は、当該両端間の途中から開放端に至る部分よりも径小となっている。金属板材をプレス加工して筒状に形成された本体9に、段面部15およびくびれ部16を形成する。この段面部15およびくびれ部16によって本体9の周側面部の強度が高くなり、別体の補強体を本体9の内側に収納する等せずとも済む。 (もっと読む)


【課題】基材上に中間層を介して添加元素を含むBi又はBi合金から形成されるオーバレイ層を被着した摺動部材において、オーバレイ層中の添加元素の拡散を低減し、なじみ性を良好に維持することができる摺動部材を提供する。
【解決手段】基材2に中間層3を介してオーバレイ層4を被着した摺動部材において、オーバレイ層4を、Bi又はBi合金に低融点の金属からなる添加元素を添加して形成し、中間層3を、Ag又はAg合金に添加元素を添加して形成する。中間層3に添加する添加元素の量を、オーバレイ層4中に含まれる量の5倍以上にする。 (もっと読む)


【課題】高面圧下で優れた耐疲労性及びなじみ性を有するすべり軸受を提供する。
【解決手段】裏金層2、Al基中間層3及びAl基軸受合金層4を備えたすべり軸受1において、Al基中間層4の厚さを30μm以下にし、且つ、硬さをビッカース硬さで70以上にする。Al基軸受合金層に、Alと他の元素から成る金属間化合物及び/又はSi粒子を含んでいるすべり軸受。Al基軸受合金層は、所定のSn、Siと、その他の金属元素を2種類以上からなる。 (もっと読む)


【課題】基材にAg又はAg合金から形成したオーバレイ層を被着した摺動部材において、優れたなじみ性を得ることができる摺動部材を提供する。
【解決手段】基材2にAg又はAg合金から形成したオーバレイ層3を被着する。オーバレイ層のX線回折の強度が、1%≦(200)/{(200)+(111)+(220)+(311)+(222)}≦20%、且つ、1%≦(200)/(111)≦30%を満たすように形成する。 (もっと読む)


【課題】 冷凍機用圧縮機の常用運転時には、軸受の摺動面とクランク軸表面との隙間を狭くしながらも、始動時には、軸受の摺動面とクランク軸表面との隙間を広くすることが可能な冷凍機用圧縮機の軸受装置を提供する。
【解決手段】 常用運転時の軸受隙間C1に対し、始動時の軸受隙間C2が2.5%以上から20%以下の範囲内で相対的に大きくなるように樹脂摺動層3の厚さを設定する。これにより、常用運転時には、クランク軸4の軸心の振れによる冷凍機用圧縮機の圧縮効率の低下を防止するため、軸受隙間C1を狭くしながらも、始動時には、常用運転時に対して軸受隙間C2が2.5%以上から20%以下の範囲内で大きくなるので、軸受1の摺動面とクランク軸4表面との直接の接触を防ぐことが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 樹脂層に固体潤滑剤を多く添加しながらも、樹脂層の強度を低下させることなく、耐焼付性を維持した摺動部材を提供する。
【解決手段】 樹脂バインダーと総量で40〜60体積%の固体潤滑剤とからなる樹脂層12が軸受合金層11表面に設けられたクロスヘッド軸受6において、固体潤滑剤である黒鉛と二硫化モリブデンの平均粒径の比、添加量の比、固体潤滑剤の総表面積を示すパラメータが所定の関係を満たすことにより、樹脂層に固体潤滑剤を多く添加しながらも、樹脂層の強度を低下させることなく、耐焼付性を維持することができる。 (もっと読む)


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