説明

インターメタリックス株式会社により出願された特許

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【課題】モールドを損傷させずに多数回使用することができるNdFeB系焼結磁石の製造方法を提供する。
【解決手段】レーザー法で測定された粒径の中央値が3μm以下であるNdFeB系焼結磁石の合金粉末を用い、かつ、合金粉末中に含まれる酸素含有量を2000ppm以下にし、さらに合金粉末をモールドに充填して磁界配向した後焼結するときの焼結温度を900℃〜1000℃以下にする。これにより、従来よりも低い温度で合金粉末を焼結させることができ、モールドの損傷を防ぐことができる。 (もっと読む)


【課題】NdFeB系焼結磁石の製造において粒界拡散処理を行う際に、RH粉末を焼結体の所定の面に、所定の厚さ、所定のパターンで、過不足なく均一に塗布することができ、自動化や多数の焼結体に対する塗布処理が容易な粒界拡散処理用塗布装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る粒界拡散処理用塗布装置は、ワークローダ10と、ワークローダ10よりも上側に設けられた印刷ヘッド20から成る。ワークローダ10は、横方向に移動可能なベース11と、ベース11に対して上下方向に移動可能なリフト12と、リフト12上に着脱可能に載置される桟13と、桟13上に着脱可能に載置されるトレイ14と、トレイ14の上面に設けられたサポータ15と、上下動可能な磁石クランプ16と、を有する。印刷ヘッド20は、透過部211が設けられたスクリーン21と、スクリーン21の上面に接しながら移動可能なスキージ22及び戻しスクレーパ23と、を有する。 (もっと読む)


【課題】充填容器内の合金粉末を磁界で配向させる際に、充填容器及び充填容器の蓋を固定する焼結磁石製造装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る焼結磁石製造装置は、合金粉末を充填容器に供給した後、該合金粉末の高密度化を行う充填手段11と、合金粉末を焼結させる焼結手段14と、充填後且つ焼結前に充填焼成容器内の合金粉末を配向させるための磁界を生成するコイルを有する配向手段12と、配向の間だけ充填容器に蓋をしつつ充填容器を固定する固定手段13を備える。これにより、配向時に印加される磁界による充填容器の移動を防ぐことができると共に、合金粉末の飛散が防止され、焼結磁石の磁気特性の低下及び流れ作業の作業効率の低下を防ぐことができる。 (もっと読む)


【課題】有機分散剤や有機潤滑剤による影響を受けることなく、高い磁気特性を有する希土類焼結磁石の製造方法を提供する。
【解決手段】本方法は原料の合金を粗粉砕した後にジェットミル法によって微粉砕することにより合金粉末を得る粉砕工程と、その合金粉末を磁界中で配向する配向工程と、配向工程後の合金粉末を焼結する焼結工程とを有し、微粉砕を水素ガス中、又は水素ガスと不活性ガスの混合ガス中で行うことを特徴とする。本方法では水素が分散剤となり、有機分散剤を用いずに効率よく微粉砕することができるため、有機分散剤に由来する炭素、酸素、窒素原子が合金粉末の微粉粒子内に侵入することがなく、磁気特性が向上する。また、粉砕工程と配向工程の間に合金粉末と液化不活性ガスを混合し、液化不活性ガスが完全に気化する前に配向工程を行うと、有機潤滑剤を用いずに配向性が高まるため、有機潤滑剤に由来する炭素等の影響がないうえ、脱有機潤滑剤工程が不要になる。 (もっと読む)


【課題】保磁力及び磁化曲線の角型性が高いNdFeB焼結磁石を製造する方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るNdFeB焼結磁石の製造方法は、NdFeB焼結磁石基材の表面にDy及び/又はTbを含む層を形成した後に前記磁石基材の焼結温度以下の温度に加熱することにより、前記層中のDy及び/又はTbを前記磁石基材の結晶粒界を通じて前記磁石基材内部に拡散させる粒界拡散処理を行う方法において前記磁石基材中に含まれる金属状態の希土類量が12.9原子%以上であり、前記層が50質量%以上のDyのフッ化物及び/又はTbのフッ化物を含有する、ことを特徴とする。これにより、従来は特性の向上が困難であった3〜6mmという厚い厚みを持つ場合においても、1.4mA/m以上という高い保磁力を有し、且つ磁化曲線の角型性が高いNdFeB焼結磁石を製造することができる。 (もっと読む)


【課題】従来よりも保磁力及び角型性が高いNdFeB焼結磁石の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、NdFeB焼結磁石基材の表面にDy及び/又はTbを含む層を形成した後に前記磁石基材の焼結温度以下の温度に加熱することにより前記層中のDy及び/又はTbを前記磁石基材の結晶粒界を通じて前記磁石基材内部に拡散させる粒界拡散処理を行うNdFeB焼結磁石の製造方法において、a)前記磁石基材中に含まれる金属状態の希土類量が12.7at%以上であり、b)前記層が粉末の堆積により形成される粉体層であり、c)前記粉体層が50mass%以上の金属状態のDy及び/又はTbを含有する、
ことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】配向工程で漏洩する磁界の影響を防ぐことができる焼結磁石製造装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る焼結磁石製造装置は、合金粉末を充填焼成容器に充填する充填手段11と、合金粉末を焼結させる焼結手段13と、充填後且つ焼結前に充填焼成容器内の合金粉末を配向させるための磁界を生成する空芯コイルを有し、その空芯コイルの軸が充填手段11と焼結手段13を結ぶ直線からずれた位置に配置された配向手段12と、を備える。配向手段12から漏洩する磁界は空芯コイルの軸の延長線上が最も強く、それに垂直な方向には比較的弱いため、空芯コイルの軸を上記直線からずらすことにより、配向手段12から漏洩する磁界の強度を充填手段11及び焼結手段13の位置において抑え、高特性磁石を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】安価で加工しやすく脆化が生じないモールドを用いて、NdFeB系焼結磁石を湾曲や変形が生じることなく製造することができる方法及びモールドを提供する。
【解決手段】モールドのうちの少なくとも一部(例えば底板11)に炭素材料を用いる。炭素材料は金属よりも、焼結時に焼結体との間に生じる摩擦が小さいため、焼結収縮による摩擦を原因とする湾曲や変形を生じさせることなく、NdFeB系焼結磁石を製造することができる。しかも、炭素材料は安価で加工しやすく、モールドを繰り返し使用しても脆化が生じることがない。このような効果は、焼結時に焼結体の荷重が掛かる底板11に炭素材料を使用することにより、特に顕著に得ることができる。 (もっと読む)


【課題】 保磁力が低下する原因となる配向の乱れや原料となる微粉末の飛散を生じることなく磁気異方性希土類焼結磁石を製造することができる方法を提供する。
【解決手段】 秤量・充填部41及び高密度化部42において、磁気異方性希土類焼結磁石の原料となる微粉末を所定の密度になるように充填容器に充填し、磁界配向部43においてパルス磁界により微粉末を配向させた後、微粉末をプレスすることなく焼結炉44において焼結する。従来の方法では微粉末をプレスしていたため、磁場により生じた微粒子の配向が、プレス工程及びプレス工程に必要となる消磁工程より乱れていた。本発明の方法ではこのような配向の乱れは生じない。また、微粉末をプレスすることがないことから、微粒子の飛散を防ぐことができる。 (もっと読む)


【課題】NdFeB磁石の生産コストを削減し、生産効率を向上させることができるNdFeB磁石製造用モールドを提供する。
【解決手段】モールド材料としてFe-Ni合金(Fe若しくはNiの純金属、Fe合金、又はNi合金を含む)を使用し、モールド内面に焼き付き防止コーティングを施す。Fe-Ni合金を用いたモールドは、安価であり、加工が容易であるうえ、繰り返し使用しても脆化しないため、NdFeB磁石の生産コストの削減と生産効率の向上に寄与する。また、Fe-Ni合金は従来のモールド材料よりも焼結体が焼き付き易いため、焼き付き防止コーティングによりそれを防止する。 (もっと読む)


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