説明

石油資源開発株式会社により出願された特許

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【課題】反応器内の無駄な空間をなくし反応終了後に残る液と触媒を分離して排出する。
【解決手段】略円筒形状の反応器21内にガス分配器30の吐出口から原料ガス28を供給する。反応器内で反応液24と原料ガスと触媒25を上下に流動させて反応させる。触媒分離装置22は、ガス分配器30の下側中央に筒状壁36の開口を有する仕切り板35を設けた。筒状壁36の内側にライザー管39を挿入してガスで上昇流を生じる。仕切り板35の外周側に小孔43を設けてダウンチューブ44を嵌挿させて反応器下端部の凹曲面に沿わせる。ダウンチューブ44の上端を仕切り板より上方に突出させ、屋根部45で囲う。仕切り板の下側に触媒分離フィルター47と排出管48を設けた。仕切り板とダウンチューブとライザー管とでスラリーの循環路を形成し、ダウンチューブの下端出口から出たスラリーをよどみ空間で上昇させ触媒分離フィルターで生成液を分離させる。 (もっと読む)


【課題】スチームドラム内の気液温度を飽和温度に維持することで高精度の温度制御を行う。
【解決手段】温度制御システム1は、蒸気と水が気液平衡状態で収容されたスチームドラム2から供給配管3で水を反応器5の除熱部7に供給する。反応器5では水の一部を反応熱で蒸発させて蒸気と水との二相流体として、戻り配管8によってスチームドラム2に戻す。戻り配管8の途中の合流部6で補給配管10を接続して補給水を供給し、比較的温度の低い補給水を蒸気で瞬時に加熱して飽和温度にすることにより、高精度な温度制御が可能となる。また、制御手段25では、補給水およびスチームドラム2内の温度と反応器5内の反応熱量から、スチームドラム2内から系外に排出される蒸気の量に見合った補給水量を決定するため、補給水量が蒸気量を超えず、合流部での急激な凝縮によるハンマリングを防止できる。 (もっと読む)


【課題】逆洗浄運転の間隔を短くできるフィルタの洗浄装置を提供する。
【解決手段】フィルタ111、112を有する反応タンク110と、一端がフィルタに接続されてた第一の搬送配管120と、第一の搬送配管の他端に接続された回収タンク130と、一端が回収タンクに接続された第二の搬送配管150とを備える反応システム100に用いられるフィルタの洗浄装置1であって、一端が第二の搬送配管に接続された第一の戻り配管10と、第一の戻り配管に接続された第一の逆洗浄液タンク20Aおよび第二の逆洗浄液タンク20Bと、第一の逆洗浄液タンクに供給されるろ過流体を調節可能な第一の流量調節弁22Aと、第二の逆洗浄液タンクに供給されるろ過流体を調節可能な第二の流量調節弁22Bと、両逆洗浄液タンクに収容されたろ過流体のいずれか一方を切替えて搬送する切替え部30とを備える。 (もっと読む)


【課題】ナフサ留分の水素化処理に際して、水素化処理済の成分をリサイクルさせ、しかもそのリサイクル量を調整して、水素化精製装置における発熱を抑制し、かくして該装置の不安定な運転の安定化が達成可能とする。
【解決手段】フィッシャー・トロプシュ合成法により得られる合成油を精留塔で分留することにより、ナフサ留分と、該ナフサ留分より重質な炭化水素を含む少なくとも一つの留分に分留し、ナフサ留分を水素化精製装置において水素化触媒と接触させて水素化することにより、アルコール分やオレフィン分をパラフィン成分に転化し、実質的にパラフィン分のみからなる水素化ナフサ留分を得るに際し、オレフィン分の水素化とアルコール分の水素化による発熱を抑制するため、前記精留塔のカット温度を調整してナフサ留分中のオレフィン分およびアルコール分の含有量を低減する。 (もっと読む)


【課題】 FT合成油由来の水素化処理油からより多くの灯油基材の製造を可能とする灯油基材の製造方法、及び灯油基材を提供すること。
【解決手段】 本発明の灯油基材の製造方法は、フィッシャー・トロプシュ合成油の水素化処理油から得られる初留点が95〜140℃であり終点が240〜280℃である第1留分から炭素数7以下のパラフィンを除去して炭素数7以下のパラフィンの含有量が0.1〜0.7質量%である第2留分を得ることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 中間留分の生産を目的とするワックス留分を含む炭化水素原料油の水素化分解において、安定期において高い中間留分収率を与える再生水素化分解触媒、及び該再生水素化分解触媒を用いる炭化水素油の製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の再生水素化分解触媒は、ゼオライトと固体酸性を有する非晶性複合金属酸化物とを含む担体と、前記担体に担持された周期表第8族〜第10族の貴金属から選択される少なくとも一種の活性金属と、を含む使用済み水素化分解触媒を再生してなり、触媒の全質量を基準とし、炭素原子換算で0.05〜1質量%の炭素質物質を含有する再生水素化分解触媒である。 (もっと読む)


【課題】ワックスが含まれる炭化水素に固体粒子が分散してなるスラリーにおける所定の粒子径以下の微粒子の含有量を簡便且つ正確に見積もることができる方法、及び、フィッシャー・トロプシュ合成反応のスラリー用フィルターの詰まりを防止して効率よく炭化水素油を製造することができる炭化水素油の製造方法を提供する。
【解決手段】スラリー中の微粒子含有量の見積もり方法は、ワックスを含む炭化水素に固体粒子が分散してなるスラリーにおける所定の粒子径以下の微粒子の含有量を見積もる方法であって、ワックスを含む炭化水素に上記所定の粒子径以下の固体粒子を分散させたときの、上記炭化水素が液体となる温度における可視光透過率と上記所定の粒子径以下の固体粒子の含有量との相関に基づいて、上記スラリーを上記温度に静置したときの上澄み部の可視光透過率からスラリーにおける所定の粒子径以下の微粒子の含有量を見積もることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】レニウムのような高価な金属種を用いることなく、反応活性に優れた活性化FT合成触媒、その製造方法、並びに前記触媒を用いた炭化水素の製造方法を提供する。
【解決手段】シリカと、担体の質量を基準として0.5〜14質量%の酸化ジルコニウムと、を含む担体に、触媒の質量を基準として四酸化三コバルト換算にて10〜40質量%のコバルト金属及びコバルト酸化物が担持されてなる。下記式(1)で表されるコバルト原子の還元度が75〜93%であり、100℃における触媒の単位質量当りの水素ガス吸着量が0.40〜1.0ml/gである、活性化されたフィッシャー・トロプシュ合成反応用触媒である。
コバルト原子の還元度(%)=100×〔金属コバルト原子の質量〕
/〔全コバルト原子の質量〕 …(1) (もっと読む)


【課題】 安定期において高い水素化異性化活性と抑制された分解活性を有し、低温流動性に優れた中間留分を高い収率で得ることができる再生水素化精製触媒、及び該再生水素化精製触媒を用いる炭化水素油の製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の再生水素化精製触媒は、固体酸性を有する非晶性複合金属酸化物を含む担体と、前記担体に担持された周期表第8族〜第10族の貴金属から選択される少なくとも一種の活性金属と、を含む使用済みの水素化精製触媒を再生してなり、触媒の全質量を基準とし、炭素原子換算で0.05〜1質量%の炭素質物質を含有する再生水素化精製触媒である。 (もっと読む)


【課題】GTL(Gas−To−Liquid)プロセスの合成ガス製造工程に用いる合成ガス製造装置(リフォーマー)への金属成分の混入を防ぐ。
【解決手段】天然ガスとスチームおよび/または二酸化炭素を含むガスとを合成ガス製造装置内で改質反応して合成ガスを製造する合成ガス製造工程を含むGTLプロセスの合成ガス製造装置への金属混入抑制方法であって、該合成ガス製造工程で製造された該合成ガス中の炭酸ガスを分離回収し、分離回収された該炭酸ガスを該合成ガス製造工程における改質反応の原料ガスにリサイクルする際に、該リサイクルされる炭酸ガス中に含まれるニッケルの濃度が0.05ppmv以下であることを特徴とする合成ガス製造装置への金属混入抑制方法。 (もっと読む)


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