説明

国立循環器病センター総長により出願された特許

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【課題】遺伝子導入効率が高い遺伝子導入剤を提供する。
【解決手段】複数の分岐鎖を有するポリマー材料よりなる遺伝子導入剤において、該分岐鎖は、基端側がカチオン性ポリマーブロックよりなり、先端側が疎水性ポリマーブロックよりなるブロックコポリマー鎖である遺伝子導入剤。分岐鎖のカチオン性ポリマーブロックによってアニオン性のDNAとイオン複合体を形成して、これを運搬する。先端側の疎水性ポリマーブロック同士が互いの親和性により近接ないし結合し、一方で、分岐鎖の基端側のカチオン性ポリマーブロック部分は静電気的に互いに反発し合い、これにより、複数の分岐鎖が、鳥篭のようにカチオン性ポリマーブロックとイオン複合体を形成しているDNAを包蔵して一分子ミセルを形成することで、高い遺伝子導入活性を示す。 (もっと読む)


【課題】核酸複合体の凝集を抑制し、遺伝子導入効率の向上を期待することができる核酸複合体用安定化剤と、この核酸複合体用安定化剤によって安定化された核酸複合体を提供する。
【解決手段】アニオン性ポリマーブロック鎖と非イオン性ポリマーブロック鎖とを有するブロックコポリマー鎖を有する核酸複合体用安定化剤。好ましくは、核となる部分から複数の前記ブロックコポリマー鎖が伸延したスター形共重合体よりなり、前記非イオン性ポリマーブロック鎖が各ブロックコポリマー鎖の先端側に位置している。この核酸複合体用安定化剤を、カチオン性ポリマーと核酸との複合体に対して吸着させてなる核酸複合体。 (もっと読む)


【課題】遺伝子導入効率に優れた核酸複合体を提供する。
【解決手段】芳香族環を核とし、それから放射状に伸延した複数のカチオン性の分岐鎖を有するカチオン性分岐型重合体であって、生体温度よりも低温の所定温度(T)よりも低い温度では親水性であり、該所定温度(T)よりも高い温度では疎水性であるカチオン性分岐型重合体よりなる遺伝子導入剤と、核酸とを複合させた核酸複合体を製造する方法。N,N−ジ置換−ジチオカルバミルメチル基を同一分子内に3個以上有する化合物をイニファターとし、これにカチオン性モノマーを光照射リビング重合させてカチオン性ポリマーブロック鎖を形成させた後、さらに、N−イソプロピルアクリルアミド又はその誘導体を光照射リビング重合させてそのポリマーブロック鎖を形成させて該カチオン性分岐型重合体を製造し、該カチオン性分岐型重合体と核酸とを前記所定温度(T)よりも高い温度で混合する。 (もっと読む)


【課題】接続部に段差が生じて血栓が発生することを防止することができると共に、人工血管や人の指を損傷することを防止することができる接続ユニットと、この接続ユニットに人工血管を接続した人工血管の接続構造を提供する。
【解決手段】カニューレ10の被外嵌部11の外周面は、先端側に向って縮径している。ナット20は雌螺子部22と、押圧部21とを有している。押圧部21の内周面は、先端側に向って縮径している。被外嵌部11に人工血管30の先端部を外嵌させ、次いで、雄螺子部12にナット20を螺合させる。人工血管30のうち被外嵌部11の直近部分が、被外嵌部11の先端11fから突出した押圧部21によって押圧されて縮径する。これにより、人工血管30の内周面30aが被外嵌部11の内周面と略面一状となる。 (もっと読む)


【課題】心不全関連遺伝子を見出し、該遺伝子や該遺伝子にコードされるタンパク質を利用して心不全の診断や制御の手段を提供すること。
【解決手段】心臓特異的ミオシン軽鎖キナーゼ遺伝子または該遺伝子にコードされるタンパク質を含む心不全の防止および/または治療剤、心不全の防止および/または治療における該遺伝子および/または該タンパク質の使用、心臓特異的ミオシン軽鎖キナーゼの発現および/または機能を増強する化合物を選択することを特徴とする心不全の防止および/または治療用化合物の同定方法、該遺伝子および/または該タンパク質を使用することを特徴とする心不全の防止および/または治療方法、該遺伝子および/または該タンパク質を含む心筋サルコメア再アセンブリ増強剤、該遺伝子および/または該タンパク質を検出することを含む心筋障害の検出方法、並びに該遺伝子の発現が抑制されたゼブラフィッシュ心不全モデル。 (もっと読む)


【課題】柔軟性および含水量について性能が向上した、生体適合性の創傷被覆材に適する材料を提供する。
【解決手段】ポリビニルアルコールとポリ(γ−グルタミン酸)塩との複合ゲルの製造方法であって、ポリビニルアルコールの濃度が1〜8重量%、ポリ(γ−グルタミン酸)塩の濃度が0.5〜10重量%になるよう、ポリビニルアルコール水溶液とポリ(γ−グルタミン酸)塩水溶液とを混合し、前記混合液を凍結し、前記凍結された混合液を溶融させるというサイクルを1回以上繰返して、前記複合ゲルを得る。この製造方法により得られた複合ゲルは、柔軟性および含水量について性能が向上している。 (もっと読む)


【課題】覚醒下にある実験動物を簡易且つ確実に固定することができる実験動物固定装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る実験動物固定装置は、実験動物の口部周辺を下顎側から露出させた状態で頭部を包囲する筒状体1と、実験動物の胴部を包囲する筒状体2と、実験動物の上顎を押さえた状態で筒状体1に取り付けられる押さえ部材3とを備える。この装置により固定された実験動物は、身体の動きや頭部の回転が規制されたものとなるため、例えば映像医療機器による撮影に有効に供することができる。 (もっと読む)


【課題】遺伝子導入効率が高い遺伝子導入剤として利用可な分岐型重合体の製造方法を提供する。
【解決手段】分岐鎖を有する1次分岐型重合体を架橋させた架橋分岐型重合体を製造する方法であって、ジチオカルバミル基を複数個有するイニファターに対しモノマーを光照射リビング重合させて1次分岐型重合体を製造する工程と、1次分岐型重合体を重合させる工程とを有する架橋分岐型重合体の製造方法において、該分岐鎖は、カチオン性ポリマーブロックと疎水性ポリマーブロックとを有しており、前記イニファターに対しカチオン性モノマーを光照射リビング重合させた後、疎水性モノマーを光照射リビング重合させて1次分岐型重合体とし、その後、得られた1次分岐型重合体を極性溶媒中で光照射して架橋させる方法。この分岐型重合体よりなる遺伝子導入剤。 (もっと読む)


【課題】遺伝子導入活性が高く、また細胞外へ排出され易い遺伝子導入剤を提供する。
【解決手段】鎖状部を有するポリマー材料よりなる遺伝子導入剤の製造方法において、該鎖状部は、カチオン性ポリマーブロックとアニオン性ポリマーブロックとを有しており、カチオン性モノマーと、アニオン性モノマーの低級アルキルエステルをブロック共重合する重合工程と、得られたブロック共重合体の低級アルキルエステル部分を電解質不含の水溶液中で加水分解することにより低級アルキルエステルのポリマーブロックをアニオン性ポリマーブロックとする工程と、を有することを特徴とする遺伝子導入剤の製造方法。この方法で製造された遺伝子導入剤。 (もっと読む)


【課題】遺伝子導入活性が高い核酸複合体を提供する。
【解決手段】カチオン性ポリマーと核酸との複合体であって、該複合体中の正電荷量が負電荷量よりも多い複合体に対して、アニオン性ポリマーを吸着させてなることを特徴とする核酸複合体。カチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマーは、好ましくはN,N−ジアルキルジチオカルバミルメチル基を同一分子内に3個以上有する化合物をイニファターとし、これにカチオン性又はアニオン性ビニル系モノマーを光照射リビング重合させた分岐型重合体よりなる。 (もっと読む)


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