説明

岡山セラミックス技術振興財団により出願された特許

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【課題】製鉄や廃棄物処理炉など過酷な条件で使用される耐火物はその補修、施工の効率を向上させる上でも、また、部分補修などによって炉の寿命を延長する面から不定形耐火物の重要性は益々高まっている。また、特に製鉄分野では鋼の高品質化に伴って耐火物の使用条件もより一層過酷化しており、そこに使用される不定形耐火物の耐用向上が強く要求されている。不定形耐火物の耐用性を向上させる手法として注目されているアルミニウムシリコンカーバイドを含む不定形耐火物について、施工時に水を使用する耐火物では脱水工程においてアルミニウムシリコンカーバイドが水和反応を起こして膨張し、耐火物組織を劣化させて逆に耐用を低下させる場合があるという課題に対して、その解決手段がない現状にある。従って本発明の目的は、特に容積安定性に優れ、かつ耐食性に優れた不定形耐火物を提供することにある。
【解決手段】本発明の複合炭化物は、前記目的を達成する技術的構成として、アルミニウムと炭素および他の元素からなる複合炭化物を含む不定形耐火物において、複合炭化物が表面に酸化被膜を有しかつ15μm以上の平均粒子径を有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 炭化物は、高硬度、低熱膨張、高熱伝導率で、耐腐食性や耐熱性、耐摩耗性に優れる等の特徴を有するため多方面で使用されており、近年、更に優れた特性を有する物質としてアルミニウムと炭素および他の元素を含む複合炭化物が注目されているが、この複合炭化物も長期間あるいは高温下で水や水蒸気雰囲気にさらされた場合には水和反応が進行して水和物へと変化する場合があり、水や水蒸気が存在する条件下では安定して使用または保管できないという課題がある。従って本発明の目的は、耐熱性、耐食性に優れ、かつ耐水和性に優れた複合炭化物を提供することにある。
【解決手段】 アルミニウムと炭素および他の元素を含む複合炭化物において、表面に酸化被膜を有することを特徴とする複合炭化物およびその製造方法。 (もっと読む)


【課題】添加物量を少なく抑えることでカルシア本来の特性を維持しながら、耐水和性に優れるカルシア質材料を提供する。
【解決手段】カルシア緻密体を、異種金属元素を含む溶液中(例えば金属アルコキシド等)に短時間浸漬させた後に、素早く乾燥を行い、その後に還元雰囲気中にて所定温度での熱処理を行うことにより、カルシア緻密体の表面付近に異種金属元素が固溶した表面層を形成させることができることで、耐水和性カルシア材料を得る。 (もっと読む)


【課題】幅広い粒度範囲で炭素材料の被覆層を有する耐消化性カルシア系クリンカー、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】耐消化性カルシア系クリンカーは、炭素材料を加熱して気化させ、クリンカー表面に凝縮させて形成した表面被覆層を有し、又、耐消化性カルシア質クリンカの製造方法は、炭素材料を加熱し気化させ、クリンカー表面に凝縮させて表面被覆層を形成させる。 (もっと読む)


【課題】 窒素ガスやアンモニアガス等を必要としない簡便な方法で製造できる酸窒化アルミニウム、およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 少なくともアルミニウム含有物と炭素含有物を含む原料配合物の充填層の内部に設けた炭素粉からなる層に通電し加熱して得ることを特徴とする酸窒化アルミニウムおよびその製造方法 (もっと読む)


【課題】 新規耐熱材料として期待されるAl−Si−C系複合炭化物は地殻に多く存在するAl、Siからなり資源の有効活用の観点から幅広い利用が望まれるが、高純度の複合炭化物を得るために高純度の原料を使用しているのが現状で、高価な高品位原料に選択肢が限定される課題がある。従って本発明の目的は、広範な組成の天然原料を使用して合成する高純度Al−Si−C系複合炭化物およびその合成方法を提供することにある。
【解決手段】 アルミナ成分またはシリカ成分を含有し、更にカルシウム化合物またはナトリウム化合物の含有率が酸化物換算で30質量%以下の天然原料と炭素原料とを含む混合物を、不活性雰囲気中で焼成して得ることを特徴とするAl−Si−C系複合炭化物およびその合成方法。 (もっと読む)


【課題】従来の水和防止技術が有していた課題を解決しようとするものであり、安価な添加物を使用し、カルシアに十分な耐水和性を付与する方法及び高耐水和性カルシア質材料を提供する。
【解決手段】鉄成分およびカルシウム成分を含む出発原料からなる混合物に対して段階的な熱処理を行うことにより、CaO−FeO系固溶体を形成させた後、固溶体にCaO−Fe−Fe系化合物を析出させることを特徴とする。また、熱処理後のカルシア質材料中の酸化鉄含有量が0.3〜15質量%であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】製鉄溶炉などの工業窯炉で使用された耐火物の廃棄による環境汚染、地球の鉱物資源の有効利用に考慮した使用済み酸化物系耐火物の再資源化技術を提供する。
【解決手段】マグネシア、アルミナおよび炭素の成分を含む原料からマグアロンを合成する方法において、原料の一部または全部に使用済みのマグネシア質、マグネシア・スピネル質およびアルミナ質耐火物を活用する。また、化学成分としてマグネシアが1〜30質量%、アルミナが50〜95質量%、炭素が0.5〜30質量%になるように上記の各原料を調合し、調合した混合物を窒素ガス雰囲気において1400℃〜1800℃で加熱することによりマグアロンを合成する。 (もっと読む)


【課題】 耐水和性に優れたカルシア質クリンカーを提供する。
【解決手段】 酸化ニッケルを含有していることを特徴とし、更に酸化ニッケルの含有量が3〜35モル%、より望ましくは5〜20モル%であることを特徴とする。例えば、炭酸カルシウム,酸化ニッケルおよびその他の酸化物のパウダーを所定の比率で混合した後、50MPaで成形し、成形体を大気中、1600℃で5時間焼成する。カルシア質クリンカーは、優れた耐水和性を持ち、且つCaOの特性を維持するものである。 (もっと読む)


【課題】耐酸化性にすぐれ、大気中の高温で使用可能な発熱体などの導電性セラミックス。
【解決手段】アルミニウム、珪素及び炭素粉末などからなる混合粉末を成形し、還元雰囲気で焼成することによって、炭素や炭化珪素などの導電性発熱物質がアルミニウム−珪素−炭素系化合から成る物焼結体中に存在することを特徴とする。この化合物焼結体は、大気中の加熱時に表面に酸化皮膜を形成し、これが焼結体内部に存在する導電性発熱物質の酸化防止することを特長とする。 (もっと読む)


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