説明

警察庁科学警察研究所長により出願された特許

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【課題】化学剤を高い信頼性で検出並びに定量する方法を実現する。
【解決手段】ガスクロマトグラフィー質量分析により化学剤の検出並びに定量を行う方法において、ガスクロマトグラフ質量分析計について化学剤の分析に関わる性能を事前に検査し(202-205)、前記検査に合格したガスクロマトグラフ質量分析計で試料を分析する(207-208)。性能検査は、ガスクロマトグラフ質量分析計に非化学剤の既知の化合物を分析させてその結果を判定することにより行われる。化学剤の検出・定量には、化学剤についてのデータベースが利用される。 (もっと読む)


【課題】周囲環境に悪影響を与えることなく、簡便な手法で人体に有害な毒素やウィルスを高精度に効率よく固相抽出する方法ならびに無毒化する方法の提供。
【解決手段】ラクトース誘導体を含む無機系多孔質体であって、該ラクトース誘導体の末端アミノ基にアミド結合するカルボキシル基が、表面または細孔内面に結合した該無機系多孔質体を流路の少なくとも一部に充填する工程、該ラクトース誘導体と特異的に結合する毒素またはウィルスを含む汚染液を、該無機系多孔質体が充填された流路に流下させる工程を含み、該汚染液中の毒素またはウィルスを該無機系多孔質体の該ラクトース誘導体に固定することにより該汚染液中から固相抽出および除去する、汚染液の固相抽出方法および無毒化方法、並びにそれに用いる固相抽出用捕集剤および除染剤。 (もっと読む)


【課題】化学剤を探知するスピード、誤報率の低減、化学剤の種類の絞込み、無人の連続モニタリング装置としての仕様を備えた硫黄マスタード、ルイサイト1の探知に用いて好適な化学剤の探知装置及び探知方法を得る。
【解決手段】探知装置は、試料を取り込み加熱する試料導入部1と、試料導入部1からの試料をイオン化するイオン化部2と、質量分析部3と、データを解析する計算機6とにより構成される。計算機6により硫黄マスタード、ルイサイト1に特有の所定の信号が認められた場合、その試料を特定することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】試料が規制薬物であるか否かを精度良く判断すること。
【解決手段】検査対象試料(T)の測定スペクトルを既知スペクトルと比較して類似度(S)を算出する類似度算出手段(C3)と、最も類似度(S)の高い最高類似度(S1)の既知試料が規制薬物であり、且つ、最高類似度(S1)が最高判別類似度(H1)以上であり、且つ、最高類似度(H1)とは異なる種類の既知試料の中で類似度(S)が最も高い異種類最高類似度(S2)と最高類似度(H1)との差である類似度差分(Sa)が類似度差分判別値(H2)以上である場合に、検査対象試料(T)が規制薬物であると判別する規制薬物判別手段(C8)と、を備えた規制薬物判別装置(1)。 (もっと読む)


【課題】 毛髪等に蓄積された化学物質を迅速かつ定量的に抽出、分析することのできる新しい技術手段を提供する。
【解決手段】 密閉容器内に毛髪もしくはその同等物からなる固形試料と、溶媒または溶媒と溶出促進剤と共に固体振動子を収納した後に、密閉容器を振動させ、前記試料の粉砕と同時に試料からの化学物質の抽出を行う。 (もっと読む)


【課題】被検者に感染したJCウイルス(JCV)のゲノム型を迅速・簡便に判定し、被検者の出身地を推定するための手段を提供する。
【解決手段】JCVのゲノムの特定部位の塩基配列を持ち、その変異部位に対応して一部配列が異なるオリゴヌクレオチドのセット12種類からなる、JCVのゲノム型を判定するためのオリゴヌクレオチドプローブのセット、およびそれらを固定したマイクロアレイ。 (もっと読む)


【課題】塩化シアンは、作業環境における空気中の化学物質の許容濃度(TLV)が0.3 ppmに規制された有毒物質で、その濃度が厳しく規制されている。取扱いが容易で、モニタリングに適した塩化シアン検知材を提供する。
【解決手段】ガス吸着剤を含有させた通気性担体に、塩化シアンと反応して呈色反応する試薬を含浸させてなる塩化シアン検知材を提供する。本検知材は、環境中に放置するだけで塩化シアンと反応して塩化シアンの濃度に対応した色変化を生じるため、試料採取などの作業を必要とすることなく、濃度を監視することができる。また、グリセリンなどの吸湿剤を含有しないため、環境中の雑ガス、または担体がセルロースで構成されている場合にはセルロースと試薬との反応を可及的に防止でき、検出感度に変化をきたすことなく長期間の保存ができる。 (もっと読む)


【課題】化学兵器剤の一種であるジフェニルシアノアルシン(DC)やジフェニルクロロアルシン(DA)の実時間検出が可能なガスモニタリング装置を提供する。
【解決手段】大気圧化学イオン化質量分析法を用いて正イオン化モードで測定し、DCとDAに共通のイオンの強度からDCとDAの総量を測定し、DCに特有のイオンの強度からDCの濃度を測定し、これらの差をDAの濃度とする。 (もっと読む)


【課題】専門家でなくとも安全に使用して短時間で結果の得られる生体試料中の不正薬物の検知方法および装置を提供することにある。
【解決手段】生体から採取した液状サンプルを吸湿性のある布1に滴下した後に加熱・気化し、生成したガスを空気とともにコロナ放電中に導いてイオン化した後に生成したイオンをイオントラップ型質量分析計により検知する。検知した信号値があらかじめ定められた一定値以上であることを条件に当該薬物の存在を判定し、表示する。 (もっと読む)


【課題】有機燐系神経ガスを呈色反応により検出するための検知材の提供。
【解決手段】検知材は、水素イオン濃度指示薬、例えばメチルレッド0.02wt%、バッファ溶液17.5ミリリットル、及び保湿剤、例えばグリセリンやエチレングリコール等の多価アルコール15ミリリットル、及び有機燐系神経ガスを水素化する水素化用均一系触媒、例えば銅錯塩を、全量が100ミリリットルとなるようにメタノール等の易蒸発性有機溶媒に溶解した発色液に、セルロースを素材とするろ紙に含浸させ有機溶媒を揮散させて構成されている。
【効果】有機燐系神経ガスを分解して酸性成分であるフッ化水素を生じさせて水素イオン指示薬と呈色反応するため、前処理用の熱分解炉が不要となり検出装置の簡素化、小型化を図ることができる。 (もっと読む)


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