説明

株式会社エルジーにより出願された特許

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【課題】セメントミルクがブリージングを生じることでセメント粒子が沈降することなく圧送することができ、しかもセメントミルクの濃度を注入状況に応じて直ちに変更することが可能な二液性グラウト注入方法を提供する。
【解決手段】普通セメント換算でグラウト1m3当たり700〜1200kgのセメントを含有したセメントミルクからなるA液と、水及び水の一部を水ガラスで置換した水ガラス水溶液からなるB液とを互いに別々に圧送し、グラウト注入口付近でこれらを合流、混合して設定配合に調整し、注入することを特徴とする二液性グラウト注入方法である。 (もっと読む)


【課題】地中連続遮水壁の構築方法及びそれに用いられる分離可能な螺旋状攪拌部材を備えたケーシングを提供すること。
【解決手段】地中連続遮水壁の構築方法において、軟弱地盤27に掘削形成された縦孔23内に、硬化性充填材21を設けて止水用有底筒状体24を縦孔内に挿入すると共に、施工に伴う掘削残土を含む産業廃棄物、コンクリート又はモルタルの少なくとも一つを充填して、自沈により沈設して所定の位置に配置し、止水用有底筒状体の外側を硬化性充填材で満たして、止水用有底筒状体とその外側の硬化性充填材からなる2重構造の止水杭体を形成すると共に、隣り合う2重構造の止水杭体相互が硬化性充填材の部分で重なるようにして連続する地中連続遮水壁を形成し、かつ、隣り合う2重構造の止水杭体間の硬化性充填材を、螺旋状攪拌部材1により攪拌し、前記螺旋状攪拌部材を引き上げた後、硬化性充填材を硬化させる。 (もっと読む)


【課題】現場において発生する汚泥を確実に中性固結することのできる汚泥の処理方法を提供する。
【解決手段】建設工事や化学工場等で発生する汚泥を固結させて処理する方法であって、汚泥にアルカリ硅酸塩と酸性剤を混和させてpH5.8以下になるように調整した後、酸消費剤を加えて汚泥をpH5.8〜8.6の中性領域としてコーン指数で200kN/m2 以上の硬さで固結させる。具体的には、例えば、攪拌機を使用し、汚泥aを攪拌移動させながら、アルカリ硅酸塩に続けて酸性剤を混和するか、または、酸性剤に続けてアルカリ硅酸塩を混和した後、さらに酸消費剤を加えるようにする。産業廃棄物に該当する汚泥を現場で確実に中性固結させて、一般堤防、造成、盛土、埋め戻し等に広く再利用することができる。 (もっと読む)


【課題】2液性でありながら、作業終了時の水洗いを無くすようにしたグラウト及びその注入方法を提供する。
【解決手段】スラグと石灰と水ガラスを必須成分とするグラウトであって、モル比がJIS3号品以上である水ガラスをNa2 O換算で5.3〜0.50重量%含有したスラグと水ガラスからなる非自硬性の混合液をA液とし、石灰からなる非自硬性の懸濁液をB液とし、A液とB液を混合することによりA液中のスラグを硬化させるように構成する。スラグが10日前後でも硬化しないため、施工が時間的制約を受ける工事や、圧送距離が長いシールドトンネル裏込め工事などにおいても、A液とB液を混合する合流部に至るまでの注入管等を毎日水洗いしなくてもよい。 (もっと読む)


【課題】調合水として電解質イオン水を用いたグラウト材でありながら、ブリージングや材料分離が殆どなく、流動性が良くて粘着性に優れたグラウト材を提供すること。
【解決手段】構造物内や地盤内の空隙、或いは構造物と地盤との境界面に存在する空洞に注入充填するグラウト材であって、セメント類と一次鉱物粒子と電解質イオンを含んだ水とを主成分とするモルタルに、グラウト中の水分に対して硫酸バン土をAl2 3 含有8.1%換算で5〜15容量%添加して、粘着性を付与した構成とする。セメント中に含まれる水酸化カルシウム等のアルカリ成分と硫酸バン土に含まれる酸性アルミニウム塩とが反応することで、多量の水を包含した粘着性の水酸化アルミニウムゲルが生成され、このゲルがグラウト中の水分を包含するので、ブリージングを減少させ、粘着性の付与により材料分離を防止し、流動性が良くて粘着性に優れた特性を発揮する。 (もっと読む)


【課題】空洞充填材として優れた性能を備えたグラウトを提供すること。
【解決手段】構造物内の空洞、地盤内の空洞、或いは構造物と地盤との境界面に発生した空洞に注入充填する際に用いられるグラウトであって、セメント類を主成分とする流動状の懸濁液に非流動化剤を加えて、下記の条件〔A〕及び条件〔B〕を満たすようにする。〔A〕非加圧下で流動しないこと。
〔B〕0.0005〜0.005N/mm2 の加圧下で流動化すること。
これにより、細い注入管を通しての圧送が容易であり、かつ、小さな空洞にもきめ細かく充填することができる。また、圧送時及び注入後における硬化時に材料分離を起こしたり地下水による希釈を受けたりすることがないにも関わらず、目的の範囲に確実に注入充填することが可能となる。 (もっと読む)


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