説明

サムテック株式会社により出願された特許

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【課題】 金属ライナと炭素繊維層の軸方向収縮差を吸収しつつ、耐高圧性、耐疲労性について向上させる上で好ましい補強繊維層を備えた高圧容器を提供する。
【解決手段】 胴部2とドーム部3a,3bとを有し、かつ、両側のドーム部間の全長が2m以上6m以下となるように形成された金属ライナ1の外周面に、熱硬化性樹脂が含浸された繊維を巻きつけた構造の長尺高圧容器Aであって、金属ライナに接する最も内側には非導電性繊維層11が絶縁層として形成され、この絶縁層の外側に炭素繊維のフープ巻き繊維層12,14,16と炭素繊維のヘリカル巻き繊維層13,15,17が交互に少なくとも3層ずつ順次積層されて炭素繊維層が合計6層以上形成され、絶縁層はいずれの炭素繊維層よりも薄く形成されるようにする。 (もっと読む)


【課題】 比較的少ない工程数で形成でき、大掛かりな設備を必要とすることなく、しかも圧力容器に求められる耐圧強度、耐疲労性の機械的特性を満足できる圧力容器用成形カップの製造方法を提供する。
【解決手段】 金型に溶湯を注入し、加圧下で凝固するようにして内部欠陥を低減しながら底部と胴部とからなる有底のプリフォームカップを成形するプリフォームカップ形成工程と、金型から取り出した前記プリフォームカップの胴部を塑性変形させて微細化した鍛造組織とした成形カップにする成形カップ形成工程とによって圧力容器用成形カップを製造する。 (もっと読む)


【課題】 成形ローラの半径方向の位置に依存して変化する遠心力の影響を打ち消して成形力が大きく変動することがないようにしたスピニング加工装置を提供する。
【解決手段】 ワークWを固定するクランプ機構13と、ワークの軸線Jに沿った回転軸24を中心に回転する回転ドラム25と、回転対称となる位置関係で対をなすように配置される複数の成形ローラ11と、回転ドラムに固定され、成形ローラ11を回転ドラム25の半径方向に移動可能に支持する成形ローラスライド機構とからなり、回転ドラム25に支持され、旋回半径の変化に応じて増減する成形ローラ11の遠心力に対し、遠心力の増減分も含めて打ち消すように変化する付勢力を、成形ローラ11よりも外周側から成形ローラ11に付勢する付勢機構40を備えた構造にする。 (もっと読む)


【課題】 未処理ライナをアルゴンガス等の特殊ガス雰囲気下で簡易に加熱することができ、その際に使用する特殊ガスの量を少量とすることができる熱処理容器の提供。
【解決手段】蓋体41と、開口部42aを有する容器本体部42とを備え、蓋体41が開口部42aに取り付けられることにより、密閉された内部空間が形成され、内部空間に熱処理するための未処理物120が配置される熱処理容器40であって、蓋体41又は容器本体部42に設けられ、内部空間の圧力が外部の圧力より低いときには、内部空間と外部とを連通させる第一弁50と、蓋体41又は容器本体部42に設けられ、内部空間の圧力が外部の圧力より高いときには、内部空間と外部とを連通させる第二弁60とを備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】強度や耐久性能にばらつきのない圧力容器用の金属ライナー用カップ並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】 底部および側面からなるカップ形状で軸対称のキャビティ4と、キャビティ4の底部中心に連通し、キャビティ4の軸線方向に沿って形成された円柱空間5と、円柱空間5に充填された金属素材6を押圧するパンチ7とからなる成形装置Aを用い、空間5に円柱形の金属素材6を、パンチ7でキャビティ4内に押し込むことにより、金属ライナー用カップBを製造する。 (もっと読む)


【課題】金属ライナーに樹脂含浸繊維を巻き付ける際に、ライナーの両端部のドーム部において、繊維の横すべりが生じにくく、理想的な軌道に近い軌道で巻き付けることができる新しい高圧タンクの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂含浸繊維を金属ライナー1の外面にフープ巻きとヘルカル巻きとを交互に繰り返しながら複数回巻き付ける巻き付け工程を含み、この巻き付け工程の過程で、金属ライナー1の外方に配置した外部加熱装置4により、巻き付けられる樹脂含浸繊維を順次加熱硬化させるようにし、金属ライナー1のドーム部1bに向けて配置した冷却装置5により、ドーム部1bの樹脂含浸繊維を冷却して樹脂の粘度低下を遅らせるようにし、樹脂含浸繊維の横すべりを抑えるようにした。 (もっと読む)


【課題】型割面に発生する横バリを抑制するようにした閉塞鍛造用金型装置を提供する。
【解決手段】水平方向の型割面で当接される上ダイ11および下ダイ12と、パンチ孔11aを摺動するパンチピン13と、貫通孔12bを摺動するノックアウトピン14とによって成形品の型をなす閉塞空間Uが形成され、閉塞空間Uに入れられた素材をパンチピン13で押圧することにより閉塞空間内で側方押し出し成形を行う閉塞鍛造用金型装置10であって、上ダイ11および下ダイ12は、型割面Aと閉塞空間Uの間に上ダイ11と下ダイ12との嵌合面Bが形成されるように嵌挿することで、素材の型割面Aへの浸入を抑制する。 (もっと読む)


【課題】 複合容器の効率的な製造方法を提供する。
【解決手段】 容器を形作るライナー1を回転させつつ、繰出装置17から、熱硬化性の樹脂が予め含浸された繊維Fを繰り出させることで、ライナー1に繊維Fを巻付ける。この際、ヒータ22により、ライナー1の内部から加熱することで、前記繊維Fに含浸された樹脂をライナー1の表面に近い側から離れる側に向けて徐々に硬化させ、この硬化に伴って前記樹脂を発熱させる。前記熱硬化性の樹脂配合物中には多官能性樹脂を配合するとよい。 (もっと読む)


【課題】 1台のプレス装置にセットした金型で、途中で金型を交換する作業を行わずに深い有底容器を製造することができるようにする。
【解決手段】 (a) 最も外側の補助パンチ22を下降して円環状の溝を成形する工程、(b)前工程で下降した補助パンチを戻した後、1つ内側の補助パンチを下降して円環状の溝を成形し、以後、1つずつ内側の補助パンチに対して同様の下降と戻しを繰り返す工程、(c)補助パンチを戻した後、成形ダイの外周側に形成された垂直壁が消失しない範囲で絞り加工を行う工程、(d)成形ダイの外側に金属素材が残っているときは、以後(b)〜(c)の工程を繰り返し、すべての金属素材に対し成形パンチと成形ダイにより絞り加工を行うようにして有底容器を製造する。 (もっと読む)


【課題】側壁の一部が薄肉化された金属製の有底容器を、内壁側空間に金型を挿入せずに薄肉化し、破断等の不具合を生じにくくする製造方法及び製造装置の提供。
【解決手段】(a)ダイス上に載置された被加工部材をパンチで圧下する絞り加工により底壁及び側壁下端側の厚肉領域を形成する下部厚肉領域形成工程と、(b)側壁の薄肉化予定部位の一部をダイスの上面に載せ、上据え込み金型を圧下して据え込み加工を行うことで加工部位を薄肉化する薄肉化工程(b1)、及び、上据え込み金型を上方に退避させるとともに、直前の据え込み加工で薄肉化された加工部位を、パンチの圧下によりダイス孔に押し込んで、薄肉化された加工部位の絞り加工を進行させ、このとき薄肉化予定部位がさらに存在する場合には次に据え込み加工を行う薄肉化予定部位をダイスの上面に載せておく薄肉領域進行工程(b2)を、交互に繰り返すことで薄肉化予定部位を順次薄肉領域に加工する薄肉領域形成工程とを実行する。 (もっと読む)


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