説明

株式会社シンセイにより出願された特許

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【課題】樹脂製の光学レンズと樹脂製のレンズホルダーが一体化された複合光学部品を、工数を増やすことなく、双方の部品を確実に接合した状態で精度良く製造すること。
【解決手段】光学レンズ2とレンズホルダー3を備えた複合光学部品1の製造方法では、熱硬化性樹脂である第1樹脂を用いて光学レンズ2を射出成形し(ST2)、光学レンズ2の熱硬化性樹脂の架橋反応が終了する前の段階において熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂である第2樹脂を用いてレンズホルダー3を射出成形する(ST3、4)。レンズホルダー成形用の樹脂の射出充填後において光学レンズ2の樹脂の架橋反応が進行して、レンズホルダー3の側の樹脂との間で架橋構造による接合状態が形成される。耐熱性に優れた複合光学部品を得ることができ、光照射などの架橋の工程を別途追加することなく、双方の部品2、3を確実に接合して一体化できる。 (もっと読む)


【課題】板状の射出成形品の板面方向の特性の等方性を確保できると共に十分な特性を得ることのできる繊維状フィラー入り樹脂からなる射出成形品の製造方法を提案すること。
【解決手段】射出成形品1は四層の樹脂層2〜5が板厚方向に積層された断面構成となっており、各樹脂層2〜5ではそれぞれ繊維状フィラー6の配向方向2a〜5aが揃っており、各樹脂層2〜5の間ではそれぞれの配向方向2a〜5aが異なる方向となっている。各樹脂層に対応する個数のゲートから繊維状フィラー入り溶融樹脂を金型キャビティに注入して充填することで各樹脂層における繊維状フィラー入り溶融樹脂の流れ方向を制御して各樹脂層2〜5において繊維状フィラー6の配向方向2a〜5aを揃えている。 (もっと読む)


【課題】樹脂などの層を少なくとも2層積層して形成した成形品の外観品質の向上を図ること。
【解決手段】半透明または不透明の下地層2の表面に、二色成形あるいはインサート成形などの方法により、無色透明あるいは蛍光色のクリア樹脂からなる表面層3を密着させて形成する。このような下地層2および表面層3を有する成形品1は、下地層2の色調や模様が無色透明あるいは蛍光色の表面層3を透過して成形品1の表面から鮮やかに見えるので、高い外観品質の成形品1が得られる。また、下地層2の表面に凹凸模様4を形成して凹凸模様4に密着するように表面層3を形成すれば、凹凸模様4を表面層3によって保護することができる。また、表面層3を蛍光クリア樹脂層にすれば、蛍光クリア樹脂層を透かして見える凹凸模様4に鮮やかな蛍光色の濃淡模様が重なって見えるので、深みがあり且つ鮮やかな色調の外観が得られる。 (もっと読む)


【課題】外観品位を損なうことなく、導電性樹脂成形品の表面に、十分な密着性および導通性を備えた導通端子を形成可能な導通端子を備えた導電性樹脂成形品の製造方法を提案すること。
【解決手段】二色成形により、絶縁性の本体部分2の内部に導電性フィラーであるニッケルが分散混合された合成樹脂を用いて各配線パターン部3〜5を一体形成し、本体部分2の端面2aから露出している各配線パターン部3〜5の端面に、ダイレクト蒸着法によりニッケル薄膜を形成し、これらを導通端子6〜8として用いる。外観品位を損なうことなく、密着性および導通性が確保された導通端子を備えた導通部品1を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】表面処理を施すことなく、電磁波遮蔽特性および導電性を備えた樹脂成形品を製造すること。
【解決手段】二色成形法により、電磁波遮蔽特性を備えた第2樹脂からなる第2成形部として、電子機器の外側に露出する外面1と、電子機器の内側に面する内面2と、この内面2に形成された凹部3とを備えた成形品4を成形し、次に、絶縁性を備えた第1樹脂からなる第1成形部として、凹部3内に充填され、電子機器の内側に露出している表面5を備えた成形品6を成形する。成形品4(第2成形部)の外面1により電子機器の外観特性が確保され、成形品6(第1成形部)により、電磁波遮蔽特性が確保される。 (もっと読む)


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