説明

株式会社原子力安全システム研究所により出願された特許

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【課題】 内側に圧力がかかる構造物内面の亀裂について、亀裂の深さだけでなく表面長さも同定可能な亀裂サイズ推定方法を提供する。
【解決手段】 構造物内面の亀裂を予め検出する第1ステップ、検出された亀裂の構造物外面の歪を前記亀裂の構造物外面に貼設された複数の歪ゲージによって測定する第2ステップ、前記複数の歪ゲージによって測定された複数の歪測定値を有限要素解析により仮想構造物内面の仮想亀裂の深さ及び表面長さと前記仮想構造物外面の歪とについて予め求められた関係に導入し、該複数の歪測定値の各々に対応する仮想亀裂の深さ及び表面長さを導出する第3ステップ、前記複数の歪測定値の各々に対応する前記仮想亀裂の深さと表面長さとの関係を複数の曲線としてグラフ化する第4ステップ、及び、前記グラフ化された複数の曲線が交わる交点の深さと表面長さを求めることにより、検出された亀裂の深さと表面長さを推定する第5ステップを含む。 (もっと読む)


【課題】構造材の硬度を測定して塑性変形量を算出することで構造材の健全性を非破壊で迅速に評価するに当たり、より正確に塑性変形量を算出することのできる健全性評価方法を提供する。
【解決手段】本発明は、構造材の塑性変形量を算出することで該構造材の健全性を評価する健全性評価方法であって、評価対象である前記構造材について硬度値HVobs(n)を測定する第1の工程と、前記構造材が前記測定時までに受けた熱時効による硬度の変化量ΔHVagingを求める第2の工程と、前記硬度値HVobs(n)から、前記変化量ΔHVagingを差し引いて、熱時効の影響を排除した硬度値HVcal(n)を算出する第3の工程と、熱時効を受けていない前記構造材について、予め求めた塑性変形量と硬度との関係を示す第1の情報に対して、前記硬度値HVcalを当てはめて前記構造材の塑性変形量εを算出する第4の工程と、を有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 結晶方位の解析方法において、方位測定誤差を吸収できるとともに、測定点数の増加を招来しない効率の良いデータ処理方法を提供する。
【解決手段】 電子後方散乱回折により所定距離間隔の格子状測定点を測定した結晶方位データを、コンピュータによってデータ処理する結晶方位の解析方法であって、前記結晶方位データを用いて隣り合う測定点の方位差を演算し、得られた方位差を予め定められた閾値と比較することにより結晶粒界を求めるステップと、同一結晶粒内の前記結晶方位データを用いて、同一結晶粒内の各測定点について、各測定点の周囲の所定範囲内にある測定点との結晶方位データの平均を算出することにより、平均化された結晶方位データを求めるステップと、同一結晶粒内の前記平均化された結晶方位データを用いて、同一結晶粒内の方位差を演算するステップと、を含む。 (もっと読む)


【課題】 690系Ni基合金に含まれる炭素量とその最終熱処理条件を最適化することにより、TT処理より耐PWSCC性を向上させた690系Ni基合金を、TT処理を省略して作りだす。
【解決手段】 質量%で、C:0.02〜0.04%、Si:0.5%以下、Mn:0.5%以下、P:0.03%以下、S:0.015%以下、Cr:27〜31%、Fe:7〜11%、Cu:0.5%以下、Ni:58%以上を含み、残部が不純物からなるNi基合金に対し、炭素量に応じた炭素の完全固溶温度以上であって1150℃以下の範囲で1.5〜60分間加熱した後、冷却速度500℃/分〜150℃/分で空冷する、最終熱処理を施す。 (もっと読む)


【課題】 縦波およびSV波超音波では探傷が困難な場所でも、表面SH波探触子を用いて、比較的遠い場所を探傷することができる超音波探傷方法を提供する。
【解決手段】 被検体の表面に配置された複数の表面SH波探触子の各々から得られる超音波受信波形信号をモニターに表示させ、基準となる超音波受信波形信号以外の超音波受信形信号を複素周波数スペクトルに変換し、基準となる超音波受信波形信号と他の超音波受信波形信号のピークの時間ずれを補正するために、入力手段を通じて入力された時間ずれに対応する入力値に基づき前記複素周波数スペクトルに対して位相補正計算を行い、前記位相補正計算後の各複素周波数スペクトルを時間を変数とする超音波受信信号に再変換し、前記再変換された超音波受信波形信号と前記基準となる超音波受信波形信号とを合成し、合成した超音波受信波形をモニターに表示させる。 (もっと読む)


【課題】 金属材料の結晶方位の測定誤差を低減し、塑性ひずみにより発生する結晶方位差の局所分布をより明確に同定できるようにする。
【課題解決の手段】 電子後方散乱回折を用いて金属材料の表面観察を行い、当該表面観察により得られた結晶方位の分布から結晶方位差の局所分布を測定する方法に於いて、先ず、金属材料表面の測定領域全体をRA×RA個のピクセルで構成される複数の格子状のサブ領域に分割して各ピクセルで電子後方散乱回折により結晶方位を測定すると共に、サブ領域毎に結晶方位測定値の平均値を算出し、次に、サブ領域毎に算出される平均化された結晶方位から局所方位差を算出する。 (もっと読む)


【課題】 高温の測定対象物にも適用でき、測定対象部位の変形を直接計測することにより、ノイズの少ない高精度な信頼性のあるねじり歪みと曲げ歪みの両方を含む歪みを計測をできるようにした光学式振動歪み計測装置を提供する。
【解決手段】 一つのフォルダーに取り付けた少なくとも6基のレーザ変位計を用いて振動する測定対象部位の少なくとも6箇所の変形を測定し、各レーザ変位計により計測した変位の差から測定対象物に発生している曲げ変形及びねじり変形を主体とする振動変形による歪み演算装置により演算する。 (もっと読む)


【課題】 金属材料の塑性ひずみを同定するための高精度なパラメータを簡単且つ迅速に得られるようにする。
【課題解決の手段】 電子後方散乱回折を用いて多結晶体金属の表面観察を行い、当該表面観察により得られた結晶方位データに基づいて金属材料の塑性ひずみを同定する方法において、先ず材料表面を格子分割して各点で結晶方位を測定し、当該測定した結晶方位を用いて結晶方位分布を求めると共に、当該結晶方位分布から結晶粒を同定し、次に、同一結晶粒内の複数の点において結晶方位を測定し、当該測定した結晶方位を用いて当該結晶粒についての中心方位を演算すると共に、当該中心方位と当該結晶粒内の各点との間の方位差の平均値である結晶方位差を演算し、更に、前記多数の結晶粒について算出された各結晶粒の結晶方位差の対数平均を演算すると共に、当該対数平均値を用いて、予め知得されている対数平均値を塑性ひずみ量との相関関係から、前記演算した対数平均値に対応する塑性ひずみ量を求める。 (もっと読む)


【課題】 高温の測定対象物にも適用でき、測定対象部位の変形を直接計測することにより、ノイズの少ない高精度な信頼性のある歪み計測をできるようにした光学式振動歪み計測装置を提供する。
【解決手段】 一つのフォルダーに取り付けた少なくとも3基のレーザ変位計を用いて振動する測定対象部位の少なくとも3箇所の変形を測定し、各レーザ変位計により計測した変位の差から測定対象物に発生している振動変形による歪みを演算装置により演算する。 (もっと読む)


【課題】 試験体の材料に制約のあった従前の振動試験装置に於いて、加振装置を材料に制約のない空気圧式加振装置とすることで、振動試験装置の小型化、製造コストの低減等を図ると共に、構造を簡素化して使用性の向上、気密漏れ等のトラブルの防止を図る。
【解決手段】 圧縮空気を高速で開閉を繰り返す弁装置を通過させ、圧縮空気を間歇的に試験体に吹き付けすることで振動的加振力を試験体に与え、その材質や形態に制約されずに試験体を加振できるようにする。 (もっと読む)


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