説明

株式会社水素エネルギー研究所により出願された特許

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【課題】 高い運転効率が得られ、且つ、コンパクトな燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 金属水素錯化合物例えば水素化ホウ素ナトリウムのアルカリ水溶液が負極室に供給されるボロハイドライド燃料電池と、水素ガスが燃料として負極室に供給されるアルカリ型燃料電池との直列接続構造であり、ボロハイドライド燃料電池の負極室にて生成された水素ガスがボロハイドライド燃料電池の負極室とアルカリ型燃料電池の負極室との間に設けられた気液分離膜を介してアルカリ型燃料電池の負極室に直接供給される。 (もっと読む)


【課題】 ホウ酸塩を含むアルカリ水溶液を原料としてテトラヒドロホウ酸塩を製造するに当って、高い収率でテトラヒドロホウ酸塩を製造する方法を提供することにある。
【解決手段】 ホウ酸塩を含むアルカリ水溶液をホウ酸により中和し、当該溶液を乾燥して固形のホウ酸塩を得る。このホウ酸塩にはアルカリ成分が殆ど含有されていない。そしてこの固形のホウ酸塩をアルカリ土類金属例えばマグネシウムと混合し、当該混合物を水素雰囲気下において加熱して水素化反応させることでテトラヒドロホウ酸塩を製造する。 (もっと読む)


【課題】 燃料である金属水素錯化合物のアルカリ水溶液から触媒反応により電子を取り出すための触媒を含む燃料極と酸化剤極とを電解質膜を介して対向させた燃料電池の燃料極の製造方法において、燃料電池の電気特性が向上する燃料極を製造すること。
【解決手段】 ニッケル合金の粉末をフッ化アルカリ及びフッ化水素からなる水溶液に投入し、粉砕手段により前記ニッケル合金を粉砕しながらフッ化処理して触媒を得る。そしてフッ化処理したニッケル合金の粉末と、水素を酸化し得る物質例えばパラジウムとを、前記触媒の表面における水素化物である陰イオンの濃度を低下させて水素の発生を抑えるために用いられる陽イオン交換性の液状樹脂と共に混合し、混合物を得る。この混合物を基材であるNi発泡体に担持させることで燃料極を得る。 (もっと読む)


【課題】 例えば水素化ホウ素錯化合物のアルカリ水溶液を燃料電池あるいは水素発生に用いた後の廃液を中和剤により中和処理するに当たって、中和剤による当該廃液の増加の程度を抑えることで廃液を収納する収納容器の大型化を抑えること。
【解決手段】 廃液であるアルカリ水溶液に対して、飽和溶液としたときにpHが3以下になる固形の有機酸例えば粉末状のクエン酸、酒石酸及び酢酸を用いる。この中和剤を、廃液を収納する収納部と隔離して収納し、その隔離を解除することで両者が混合されるように廃液処理装置あるいは水素発生器を構成する。 (もっと読む)


【課題】 水素化ホウ素錯化合物のアルカリ水溶液を燃料液として用いる燃料電池から排出されたメタホウ酸塩を含む廃液あるいは水素化ホウ素錯化合物のアルカリ水溶液から水素を発生させた後のメタホウ酸塩を含む廃液を有効に利用してテトラヒドロホウ酸塩を再生する方法を提供することにある。
【解決手段】 上記廃液における水素化ホウ素錯化合物及び水酸化アルカリのモル比を調整した後、加熱して水分を蒸発させて、乾燥した固形物を得、この固形物と還元剤例えばアルミニウム粉末とを十分混合させた後、反応器に充填する。そして混合物の水分濃度を低減させるために反応器内を真空、加熱雰囲気にし、しかる後、この混合物を水素雰囲気下においてホウ酸塩と水酸化アルカリとが溶融した状態となる温度で加熱し反応させることでテトラヒドロホウ酸塩を製造する。 (もっと読む)


【課題】 テトラヒドロホウ酸塩などの金属水素錯化合物のアルカリ水溶液を触媒体に接触させて発生させた水素ガスを水素燃料電池の燃料として用いるに当たって、アルカリ成分が原因で生じる当該燃料電池の不具合を解消することを目的とする燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 アルカリ吸収液である水を収容する容器に水素ガスを供給してバブリングするように構成することで、水素ガスに含まれるアルカリ成分を除去することができる。また当該水素ガスには水分が加わるため電解質膜の湿性を長時間保つことができる。 (もっと読む)


【課題】 金属水素錯化合物例えばテトラヒドロホウ酸塩に水を供給するに当たって、水の供給開始から所定量の水素が発生するまでの時間が短い水素発生方法及び水素発生装置を提供すること。またこのような方法及び装置で発生させた水素を利用した燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 固体の金属水素錯化合物例えば水素化ホウ素ナトリウムに触媒前駆体である金属塩例えば塩化コバルトを溶解した水溶液を供給して、前記水素化ホウ素ナトリウムと水との加水分解反応により水素ガスを発生させる。これは水溶液と水素化ホウ素ナトリウムとの還元反応による発熱分が反応系に加わるため、水素発生が盛んになる臨界温度まで速やかに昇温する。 (もっと読む)


【課題】 金属水素錯化合物例えばテトラヒドロホウ酸塩を用いて水素を発生するに当たって、水素発生の応答性がよい水素発生方法及び水素発生装置を提供すること。またこのような方法及び装置を利用して速やかに運転を立ち上げることができる燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 固体の金属水素錯化合物例えば水素化ホウ素ナトリウム及び触媒能を有する金属例えばコバルトの混合物と、水と反応して発熱すると共に生成熱により水素生成反応を促進させる発熱用物質例えば水酸化ナトリウムと、を水に接触させ、前記水素化ホウ素ナトリウムと水との加水分解反応により水素ガスを発生させる。これは水酸化ナトリウムと水との反応による発熱分が反応系に加わるため、水素発生が盛んになる臨界温度まで速やかに昇温する。 (もっと読む)


【課題】携帯機器の電源として利用可能であり、携帯機器の電気回路の発熱を利用して発電能力が向上可能な燃料電池、及び、燃料電池を電源として使用可能に構成され、その電気回路の発熱によって燃料電池の発電能力を向上可能な携帯機器を提供する。
【解決手段】電気回路34a,34bを有する携帯機器32の電源として使用される燃料電池10。この燃料電池10は、電気回路34a,34bから発生した熱を吸熱する吸熱部30a,30bと、吸熱部30a,30bに吸熱された熱を、発電のための活物質に電気化学反応を起こさせる反応部18に伝達する電池側熱伝達部材20a,20bと、を有する。 (もっと読む)


【課題】 触媒体に例えば水素発生剤を接触させて水素を発生させる方法において、水素発生剤と接触する触媒体の表面積を大きくし、高い効率で触媒反応を進行させる。また水素発生剤と触媒体との触媒反応の安定化を図る。
【解決手段】 金属基材の表面にニッケル系合金を溶融一体化して被覆してなる触媒体を得る。このように金属基材の表面に触媒金属であるニッケル系合金を溶融一体化させることで、触媒金属の表面に細かい多くの亀裂が生じて表面が粗れ、このことにより水素発生剤と接触する触媒金属の表面積が大きくなるので、高い効率で水素発生剤を反応させることができる。また金属基板から触媒金属の剥離が起らないので、水素発生剤との触媒反応が長時間安定する。 (もっと読む)


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