説明

株式会社山嘉精練により出願された特許

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【課題】従来公知の方法で作られたシルクのパイル地は、強度や弾力性が低く、洗濯耐久性も劣悪で、収縮、スレ、硬化、潰れが発生し、特に介護や医療分野における寝具類、各種衣類には不適当であった。また、樹脂や他の繊維でパイルの形態を保持する方法もあるが繊維の風合が低下したり、経済性に問題があった。
【解決手段】本発明者等はかかる品質、安全性、経済性の諸問題を解決する為に生糸を用いたパイル製品について研究を重ねた結果、一定の太さを有する生糸を特定の架橋薬剤でウォッシャブル加工したセリシン定着生糸を用いてパイル地を織り、そのパイル地を繊維製品として使用すれば、嵩高性、軽量性、弾力性、復元性、洗濯耐久性などに優れた物性を有し、かつ風合も優れた介護・医療用を初めとする健康用途に適した各種繊維製品が得られることを見出した。 (もっと読む)


【課題】切り花の日持ちの改善や、栽培植物の生育を促し得る新たな植物添加剤を提供する。
【解決手段】植物添加剤Aは、例えば液剤A1の状態で保管・流通する、いわゆる液剤A1の状態となっている。そして当該液剤A1は、生糸1を精練する過程で採取されたセリシン10を分解することによって得られたシルクプロテインであるセリシン由来アミノ酸を主成分として、溶媒に溶解させたものである。シルクプロテイン由来のセリシン10に含まれるセリンが元来有している保湿効果がそのまま得られるので、切り花Kの表面には水分子を多分に含んだアミノ酸の被膜が形成されることとなり、乾燥によって切り花Kが早くに枯れることを有効に回避して、より長い期間切り花Kを維持し得る。 (もっと読む)


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