説明

日棉化学工業株式会社により出願された特許

1 - 6 / 6


【課題】引張強さ、曲げ強さなどの力学特性を向上させるとともに、耐衝撃性、引張破断伸びなどの力学特性を、植物繊維を混ぜない熱可塑性樹脂と同程度に改善し、バランスのとれた力学特性を有する熱可塑性樹脂と植物繊維との複合材を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂に、セルロース及びリグニンなどの成分を含有する植物繊維(竹などの繊維)、イソシアネート系樹脂を共に加えて加熱混練する。
前記熱可塑性樹脂は、生分解性樹脂であるとよい。この場合、水酸基、カルボキシル基及びアミノ基のいずれかを官能基として有するとよい。
また前記熱可塑性樹脂が、多塩基酸無水物により変性可能なもの(例えばポリオレフィン系熱可塑性樹脂、ポリスチレン系熱可塑性樹脂又はそれらの共重合体)である場合には、この熱可塑性樹脂に、植物繊維、イソシアネート系樹脂、多塩基酸無水物及び有機過酸化物を共に加えて加熱混練する。 (もっと読む)


【課題】伐採による森林資源の枯渇を招かず、また冷菓をよく接合し、食べている途中で冷菓が脱落することのない棒を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂中に重量比10〜90%の割合で植物繊維を混合し、当該混合物を金型に入れ棒状に射出成形した後、棒状成形品の表面を切削研磨して植物繊維を露出させる。
あるいは、熱可塑性樹脂中に重量比10〜90%の割合で植物繊維を混合し、当該混合物を板状に押出し成形した後、プレスして棒状に打ち抜いた後、棒状成形品の表面を切削研磨して植物繊維を露出させる。切削研磨は、プレスの前に行ってもよい。
植物繊維は、竹、ケナフ、バナナ、ココナツ、麻、間伐材などの安価で大量に入手できるものを使用する。 (もっと読む)


【課題】環境破壊や森林資源の枯渇を招かず、原材料費が安く木製のものの代替となると共に、食味や賞味期限の低下をもたらすことのない蒲鉾板を製造する。
【解決手段】植物繊維に対し重量比10〜90%の割合で熱可塑性樹脂繊維を混合し両繊維が互いに絡まった繊維混合板を製造する繊維混合板製造工程と、繊維混合板の外周面を紙又は布で被覆する被覆工程と、繊維混合板を金型に入れ加熱加圧成形する成形工程とで蒲鉾板を製造する。
あるいは、植物繊維に対し重量比10〜90%の割合で熱可塑性樹脂繊維を混合し両繊維が互いに絡まった繊維混合板を製造する繊維混合板製造工程と、
金型内に紙又は布を敷き、その上に前記繊維混合板、紙又は布を順に積層して加熱加圧成形する成形工程とで製造する。 (もっと読む)


【課題】 ガラス繊維や炭素繊維の短繊維を熱可塑性樹脂に混入し押出成形した成形品は力学特性がいまだ不充分である。さらに、竹繊維は環境にやさしいが、力学特性が不十分である。
【解決手段】 繊維強化熱可塑性樹脂成形品は、繊維を集束して形成した芯線1を複数本平行に並べそれらの周囲に熱可塑性樹脂5を充填して成る。繊維は、いずれであってもよいが、ガラス繊維、炭素繊維、竹繊維を使用するとよい。
これを製造する方法は、押出成形機2の樹脂押出用口金3に相対する高圧室14の機壁に芯線挿入口4を複数形成し、
樹脂押出用口金3より熱可塑性樹脂5を押出すと共に、この熱可塑性樹脂5の押出し速度に合せて、芯線挿入口4に繊維を集束して形成した芯線1を挿入し、
押し出した前記熱可塑性樹脂を冷却して所定の寸法に切断する。 (もっと読む)


【課題】 表面が滑らかで、見栄えが良く、しかも環境に優しい竹繊維強化プラスチックの成形品を提供する。
【解決手段】 竹の稈の繊維を布状(織布、不織布のいずれでもよい)に形成し竹繊維シートにする。
この竹繊維シートを、熱可塑性樹脂層間に挟んだ状態で金型内に入れて圧縮成形する。
あるいは、竹繊維シートの上に熱可塑性樹脂層を重ね、片面に竹繊維シートが露出した状態で金型に入れ、圧縮成形する。
少なくとも片面が熱可塑性樹脂層に覆われた竹繊維強化プラスチックの成形品になる。 (もっと読む)


【課題】 曲げ強度などの力学特性に優れた竹繊維強化プラスチックを提供する。
【解決手段】 竹の稈の繊維を縄状に撚り合わせた縄状竹繊維及び/又は竹の稈の繊維を、長さ方向に揃えた状態で金型内に入れ、
次に当該金型内に熱硬化性樹脂を投入した後、圧縮加熱成形するなどして竹繊維強化プラスチックを製造する。
製造した竹繊維強化プラスチックは、竹の稈の繊維又は縄状の竹繊維が、長さ方向に揃っていて、曲げ強度などの力学特性が優れたものになる。 (もっと読む)


1 - 6 / 6