説明

シコルスキー エアクラフト コーポレイションにより出願された特許

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赤外線抑制システム(IRSS)が、排気マニホールドおよび排気マニホールドの長手方向の長さに沿った高アスペクト比のダクトを備える。IRSSは、上方および/または機外に向けて、胴体から離れる方向に比較的高速度でエンジン排気流を排出することにより、エンジン排気流が隣接する航空機構造体に当たることを最小限に抑え、ホバリングおよび前進飛行の両方において、噴流が当たることによる胴体加熱を低減し、これによって、胴体IRシグネチャの影響を最小に抑えることができる。さらに、排気流を上方に導くことによって、排出されたIRエネルギーに向けられる地上脅威からの直接的な視線を遮蔽する。高アスペクト比の排気ダクトおよび排気マニホールドは、好ましくは、空力学的フェアリングによって覆われる。空力学的なフェアリングは、航空機に対する空力学的な影響を最小に抑える空力学的な外形を有し、空気流を増大する空冷噴出ギャップを画定し、これによって、排気ダクトから排出される高温の排気ガスをさらに断熱かつ掩蔽する。
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熱可塑性マトリックス機体構造部分は、多数の熱可塑性マトリックスフレーム部材および多数の熱可塑性マトリックスビーム部材を備える。これらのフレーム部材およびビーム部材は、熱可塑性マトリックス内側キャップグリッド構造体、熱可塑性マトリックス外側キャップグリッド構造体および熱可塑性マトリックス外板を受ける基礎構造体を形成する。内側キャップグリッド構造体、外側キャップグリッド構造体および外板は、基礎構造体に現場で共に接着され、これによって、基礎構造体を著しく強化し、かつ一体化する。
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特に、フライ・バイ・ワイヤ(FBW)飛行制御システム用に調整されたペダルシステムは、二重勾配リンケージアッセンブリを備える。二重勾配リンケージアッセンブリは、航空機のヨー軸(アジマス)制御を向上させるダンパシステムおよびばねシステムを備える。制御は、ヨー軸の状態の変更が要求されたときに必要とされるのみである。最小の変位入力のみが、このようなフライ・バイ・ワイヤ飛行制御システムに必要とされるので、ペダルの移動量は非常に小さくなり、航空機における制御入力の回数および大きさが減少することで、パイロットの作業負荷が非常に軽減される。
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回転翼航空機の変速ギアボックスシステムは、主ギアボックスおよびこの主ギアボックスと噛合する可変速ギアボックスを備える。可変速ギアボックスによれば、エンジンとの係合を離脱させることなく、またはエンジン回転数を変化させることなく、少なくとも2つの異なる回転数を主ロータシステムにもたらすことができる。可変速ギアボックスは、クラッチ、好ましくは、多板クラッチおよびフリーホイールをエンジンごとに備える。「高ロータ速度モード」では、主ロータシステムをホバリング飛行航程用の高ロータ回転数で駆動するためにクラッチが係合されると、ギア経路が主ギアボックスを駆動する。「低ロータ速度モード」では、クラッチが離脱されると、減速ギア経路が主ギアボックスを駆動し、動力がフリーホイールユニットを介して伝達され、主ロータシステムを高速飛行用の低ロータ回転数で駆動する。
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主ロータブレードは、ブレード翼弦がブレード内周領域の根本端からブレードの外側主領域に向かって増大する特異なプラットフォーム形状を有する。この翼弦は、主領域の翼幅方向のある位置において最大翼弦を呈し、遠位先端に向かって減少する。前縁は、概ね直線状であることが好ましく、後縁は、翼弦を画定するように輪郭付けられている。ロータブレード設計の他の特性は、ロータブレードの内周長さの一部範囲において1/2翼弦に位置づけられたフェザリング軸が、1/4翼弦の位置に移行するようなブレード−フェザリング軸の位置づけにある。他の特性は、鈍頭後縁エアフォイルから中域マッハ数での運転に適する鋭頭後縁エアフォイルに移行するブレードの翼幅に沿ったエアフォイル分布にある。先端領域は、遷音速流エアフォイルを利用していることが好ましい。ロータブレード設計の他の特性は、従来と異なる正の捩り勾配と負の捩り勾配の組合せにある。
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高速複合回転翼航空機用のギアボックスは、主モジュール、入力モジュールおよび並進推力モジュールを備える。入力モジュールは、エンジンから動力を受け、二重反転同軸主ロータシステムおよび並進推力システムを駆動し、この並進推力システムは、航空機の長手方向軸と概ね平行な著しく大きい並進推力をもたらす。複数のエンジンの各々は、動力が主モジュールおよび並進推力モジュールに分配されるように入力モジュールを駆動する。このギアボックスは、各モジュールが利用可能なエンジン動力の必要な分の伝達しか必要としないので、軽量化を達成することができる。
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高速回転翼航空機用の駆動システムは、主ギアボックスと噛合する結合ギアボックスを備える。結合ギアボックスは、主ロータシステムおよび並進推力システムが結合ギアボックスによって駆動されるように、1つまたは複数のエンジンによって駆動される。エンジンは、オーバランニングクラッチを介して、結合ギアボックス、具体的には主ギアボックスを駆動する。この駆動システムは、高速飛行航程中に動力を並進推力システムに転送することによって、主ロータシステムの回転数を制御することができる。
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ロータブレードアッセンブリに装着されたブレードカフの測定器具が、輪郭平面内の理想的なブレードカフの長手方向プロファイルをシミュレートするカム従動子アッセンブリを備える。カムロックは、ブレードカフプロファイル固定具がベースおよびカム従動子アッセンブリに対して回転されたとき、ゲージがブレードカフの周りに画定される半径方向平面を測定するように、ゲージを中心軸に沿った所望の長手方向の位置に固定する。理想的なブレードカフをシミュレートするために、ブレードカフ固定具に基準ブロックが取り外し可能に装着され、ゲージが、基準ブロック上でゼロ調整されるようにできる。ゼロ調整して基準ブロックを取り外した後で、カム従動子アッセンブリは、ゲージに対して連続的なゼロ点をもたらし、ブレードカフ上のどの位置においても、理想的なプロファイルからの偏差があればゲージに示されるようにする。
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静的縦安定(SLS)システムは、パイロットがモード選択を明示することなしに、飛行制御システムへのパイロットの制御入力と、航空機の測定された状態と、に応答して、滑らかに設定および解除される、妨げにならない対気速度保持機能を提供する。航空機が、トリム状態で、非加速状態に近づくと、SLSは、対気速度保持を設定する。このロジックによって、パイロットは、所望の対気速度の近くで飛行することも、SLSを設定させることもでき、加速/減速操縦で航空機をトリム状態にして、縦の加速度が小さいときの速度を、SLSが捕らえるのを待つことなく、飛行制御システムの状態と、航空機がどのように操縦されているかと、に応答して設定および解除される。
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本発明による調整可能な吸音システムは、機体詰物領域、主要防音ブランケット領域、内装トリムパネル領域、およびハードトリム領域を含み、これらは、航空機外板を覆って層状に構成される。航空機に特有の音響特性に合わせて各領域の材料を特別にあつらえる、すなわち「チューニングする」ことによって、従来の普遍的な音処理による吸音よりも顕著に向上した吸音を実現させる。
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