説明

アトテック ジャパン株式会社により出願された特許

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【課題】熱履歴を経る場合にも優れた耐食性を維持するクロムめっき部品を高能率かつ安定して得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】有機スルフォン酸を含有するクロムめっき浴を用い、最初に、パルス電流を用いて、鋼母材Mの表面に、クラックがなくかつ100MPa以上望ましくは150MPa以上の圧縮残留応力を有する下地のクロム層を析出させ、次に、同じめっき浴中で、直流電流を用いて電気めっきを行い、前記下地のクロム層上にクラックを有する上クロム層を析出させる。 (もっと読む)


【課題】表面の残留応力値が−100MPa以上であっても、耐食性を発揮するクロムめっき部品を容易かつ安定して得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】パルスめっき処理を行ってクラックのないクロム層を形成した後、表面をバフ研磨により仕上加工するクロムめっき部品の製造方法において、前記パルスめっき処理によりクロム層に生じる電着応力値Aと、前記仕上加工によりクロム層に付与される加工応力値Bと、温度上昇や時間の経過により生じるクロム層の応力変化量Cとが、式[A+B+C<80MPa]を満足するように、前記パルスめっき処理におけるパルス波形、電流密度、めっき浴温度、めっき浴組成等を調整し、かつ仕上加工における使用バフの種類、加工条件等を調整する。 (もっと読む)


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