説明

富士工業株式会社により出願された特許

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【課題】ナノサイズの粒径をもった高純度サイアロン微粉末を効率的に合成するための技術を提供すること。
【解決手段】珪素、二酸化珪素、及びアルミニウムを原料として、窒素雰囲気下で燃焼合成反応させてサイアロンを合成する。このとき、周期表の第1族または第2族に属する金属元素の無機塩を反応補助剤(希釈剤)として用いる。燃焼合成反応により反応系の温度は上昇するが、無機塩の昇華反応が吸熱反応であるために反応系の温度が低下して珪素の融着反応が遅延し、しかも、発熱反応には支障のない温度にすることができる。その結果、燃焼合成反応によるサイアロンの合成の効率を向上させることができる。このような無機金属塩の添加は、燃焼合成工程において、原料として投入した粒子の融着及び凝集を抑制するため、ナノメートル粒径のサイアロン微粉末を容易に得ることができる。 (もっと読む)


【課題】ケイ素の融着を防ぎ、燃焼合成反応によるサイアロンの合成の効率を向上させる合成方法及び高純度のサイアロンを提供する。
【解決手段】窒素雰囲気下で燃焼合成反応によりケイ素及びアルミニウムを原料としてサイアロンを合成する方法において、さらに含水アルミナケイ酸塩を原料として前記燃焼合成反応を行う。燃焼合成反応により反応系の温度は上昇するが、含水アルミナケイ酸塩の脱水反応が吸熱反応であるために反応系の温度が低下するので、ケイ素の融解反応を遅延させつつも反応の継続には支障のない温度に保つことができるので、燃焼合成反応によるサイアロンの合成の効率を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】不純物金属を含むマグネシウムMg又は合金材を用いて、高純度のマグネシウム水素化物MgH2 を製造することができないという問題があった。
【解決手段】マグネシウムよりも蒸気圧が高い不純物金属を含み、マグネシウムを主成分とする原料を、水素ガス雰囲気中で加熱することにより蒸発させる蒸発工程と、前記原料の加熱温度よりも低温の凝縮部に蒸発した原料ガスを接触させることにより、マグネシウム水素化物を凝縮させる凝縮工程とを実行する。凝縮工程では、前記凝縮部の少なくとも一部を、前記原料の加熱温度よりも低く、前記不純物金属の融点よりも高い温度に調温する。 (もっと読む)


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