Fターム[2G041DA18]の内容
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差圧式二重イオントラップ質量分析計およびその使用方法
【課題】質量分析計の分解能を上げること
【解決手段】二連イオントラップ質量分析計は、それぞれ比較的高い圧力と低い圧力に維持された、隣接する第1の二次元イオントラップと第2の二次元イオントラップとを含む。高圧が有利な機能(冷却およびフラグメント化)は第1のトラップ内で実行でき、低圧が有利な機能(アイソレート化および分析スキャン)は第2のトラップ内で実行できる。ポンピング制限を行い、2つのトラップの間に差圧を維持できるようにする小さい開口部を有するプレートレンズを通して、第1のトラップと第2のトラップの間でイオンを移動させることができる。この二連イオントラップ質量分析計の差圧環境によって、イオン捕捉およびフラグメント化効率を損なうことなく、高分解能の分析スキャンモードを使用することが可能となる。
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液体クロマトグラフ質量分析計
【課題】本発明は、液体クロマトグラフで分離された非極性化合物、低極性化合物、中極性化合物、そして高極性化合物のすべてをイオン化し、同時に測定することが可能となる液体クロマトグラフ質量分析計を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、大気圧系に置かれるESIイオン源またはAPCIイオン源を含む大気圧イオン源と、高真空系に置かれ、前記大気圧イオン源から供給されるイオンを分析する質量分析部を有する液体クロマトグラフ質量分析計において、前記イオン中から選別した未イオン化の中性分子を前記質量分析部に供給する前にイオンに転化させるEIイオン源を前記高真空系に備えたことを特徴とする。
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サイジング技術を用いる核酸分子の分析のための方法および組成物
【課題】種々の核酸反応のために特別に設計されたタグおよびリンカーを提供すること。
【解決手段】広範な種々の核酸反応のために特別に設計されたタグおよびリンカーが開示される。これらは、広範な種々の核酸反応に適切であり、ここで、サイズに基づく核酸分子の分離が必要とされる。1つの局面において、本発明は、核酸分子の正体を決定する方法を提供する。この方法は、(a)1つ以上の選択された標的核酸分子からタグを付けた核酸分子を生成する工程であって、ここでタグが特定の核酸フラグメントと相関し、かつ非蛍光分光分析または電位差測定により検出可能である、工程;(b)サイズによって該タグを付けた分子を分離する工程;(c)該タグを付けた分子から該タグを切断する工程;および(d)非蛍光分光分析または電位差測定により該タグを検出し、それから該核酸分子の正体を決定する工程を包含する。
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質量分析計
【課題】
【解決手段】サンプリングコーン3とコーン−ガスコーン4とを含み、サンプリングコーン3を通過し、質量分析計の後続ステージに入り、当該ステージを通過する分子質量が高いイオンの移送を向上させるために、使用時に、六フッ化硫黄(「SF6」)をコーンガス5としてコーン−ガスコーン4とサンプリングコーン3との間の環状部へ供給する質量分析計が開示される。
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レーザーアブレーション質量分析装置
【課題】本発明は、毛髪含有の微量元素ならびに特定元素の毛髪中の分布状態を測定できて、しかも大規模な設備や高度の熟練を必要としない簡便な毛髪分析専用のレーザーアブレーション質量分析装置を提供する。
【解決手段】本発明にかかるレーザーアブレーション質量分析装置1は、試料ステージ10と、レーザー照射部20と、気流搬送系30と、イオン源40と、分析部50とを備えている。試料ステージ10は、毛髪試料を保持し正確な位置決めを行い、レーザー照射部20は、毛髪の先端など毛髪上の任意の位置にレーザー光を照射してアブレーションを発生させる。アブレーションにより原子化した毛髪含有元素は、上記気流搬送系30によって抽出され、上記イオン源40に達する。イオン源40では、毛髪含有元素の中性原子を電子線照射または光照射によってイオン化し、これにより得られる毛髪含有元素のイオンを分析部50で質量分析する。
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イオン偏向装置及び質量分析装置
【課題】低真空雰囲気中においても高い輸送効率で以てイオンを偏向させ、光や中性粒子を確実に除去する。
【解決手段】直方体の互いに平行な4辺に沿って4本のロッド電極11、12、13、14を配置し、第1、第2ロッド電極11、12を含む面をイオン入射面Pi、第1、第4ロッド電極11、14を含む面をイオン出射面Poとする。各ロッド電極11〜14にそれぞれ所定の直流電圧を印加することで、4本のロッド電極11〜14で囲まれる空間にイオンの軌道を略90°曲げる直流電場を形成し、さらに対向する2本のロッド電極11、13と他の2本のロッド電極12、14とに互いに逆相の高周波電圧を印加することで形成する高周波電場により、イオンを振動させて束縛する。これにより、イオンが残留ガスに衝突してその進行方向を変えても発散することを抑制することができ、屈曲した偏向軌道に沿って高い効率でイオンを輸送して後段に送ることができる。
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卵巣癌に関する健康状態及び卵巣癌のリスクに関する健康状態の診断方法
本発明は、卵巣癌(OC)の存在を示す健康状態を予測する方法を記載する。本方法は、未確定の健康状態を有する患者からの血液試料中の、代謝産物と呼ばれる特異的小有機分子の強度を測定し、これらの強度を、健康な個体の集団で観察される強度及び/又は確認された卵巣癌陽性の個体の集団で前に観察された強度と比較する。具体的には、本発明は、ビタミンEアイソフォーム及び関連代謝産物の測定を通した、OCの診断に関する。本方法は、開業医が、スクリーニングした患者が卵巣癌に陽性である可能性又はそのリスクを有する可能性を判定することを可能にする。 (もっと読む)
大気圧イオン化法および試料保持装置
【課題】固体表面に強く吸着し、熱脱着が困難な成分に対しても、熱分解を抑制しつつ、質量分析において高い検出感度を得ることのできる大気圧イオン化法および試料保持装置を提供する。
【解決手段】大気圧下、放電または電位差によって生成する励起粒子または荷電粒子を利用して試料をイオン化させる大気圧イオン化法において、予め前記試料に液状化合物を付着させ、付着した液状化合物に前記励起粒子または荷電粒子を当てることによって試料をイオン化させるようにした。
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質量分析計
【課題】
【解決手段】四重極ロッドセットイオンガイドまたは質量フィルタデバイスを備える質量分析計が開示される。複数の周波数ノッチ(16a、16b、16c)を有する広帯域周波数信号(13、14、15)が四重極ロッドセットのロッドに順次印加される。ノッチ広帯域周波数信号(16a、16b、16c)により、イオンガイドから不要なイオンが共振によりまたはパラメトリックに排出される。結果として得られるイオン信号がデコンボリューションされ、質量スペクトルが得られる。
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質量分析装置
【課題】周回軌道を周回するイオンの挙動に影響を与えることなく周回軌道へのイオンの導入、及び周回軌道からのイオンの取り出しを行う。
【解決手段】周回軌道4にあって扇形電場E1で曲げられた後のイオンの軌道(出射軌道部4c)と一致するようにイオン導入軌道5を設ける。そして、イオン導入時には電極部11への印加電圧をゼロにして扇形電場E1を解除し、イオン導入軌道5に沿って入射させたイオンが電極部11内で直進し、電極部11の出口端面からは見かけ上、周回軌道4に沿ったイオンと同様の方向、位置でイオンが出るようにする。これにより、周回軌道上にイオン導入・導出用の偏向電極を設ける必要がない。
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PCRにより増幅させた伸長DNA鎖の検出方法、および、標的配列の測定方法
【課題】定量性に優れ且つ同一反応液中の複数の増幅産物を各々検出可能な、新たなPCR増幅産物の検出方法を提供する。
【解決手段】標的配列を鋳型とし、これにプライマーと標識化プローブとをアニーリングさせる。DNAポリメラーゼのポリメラーゼ活性により、標的配列にアニーリングしたプライマーから標的配列に相補的なDNA鎖を5’→3’方向に伸長させ、且つ、DNAポリメラーゼの5’→3’エキソヌクレアーゼ活性により、標的配列にアニーリングした標識化プローブを分解し、標識化物質が結合した断片を遊離させる。この伸長反応(それに伴う分解反応)を繰り返し、標識配列に相補的な伸長DNA鎖を増幅する。この反応液について質量分析を行い、遊離した標識化物質結合断片の有無や量を検出して、標識配列に相補的な伸長DNA鎖の有無または増幅量を検出する。
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温度推定装置及び飛行時間型質量分析装置
【課題】フライトチューブを内包する真空チャンバの周囲の雰囲気温度が急激に変化したときでも、それに起因する質量スペクトルの質量軸のずれ量を的確に把握し、装置仕様上の精度を外れる場合にユーザが知ることができるようにする。
【解決手段】真空チャンバ1の温度をステップ状に変化させたときの質量軸のずれ量のステップ応答を予め測定し、その応答に基づく伝達関数を表すパラメータを伝達関数記憶部21に格納しておく。分析実行時に質量ずれ演算部22は、第2温度センサ24により得られる現時点での真空チャンバ1の温度と、記憶部21に格納されている伝達関数とから、現時点での質量軸のずれ量を推算する。異常判定部23はそのずれ量が許容範囲内であるか否かを判定し、許容範囲を超えると報知部25によりユーザの注意を喚起する。
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イオン源およびそれを用いた質量分析計
【課題】 試料を高効率かつ長時間安定にイオン化するコロナ放電を用いたイオ
ン源を提供する。
【解決手段】 高電圧を印加することにより針電極先端に生成するコロナ放電に
おいて、該コロナ放電の領域から試料ガス中の中性分子が移動する方向と、放電
により生じたイオンの引き出し方向が異なる構成とすることにより、イオン生成
効率を向上させると共に安定な放電を長時間持続させる。
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測定装置のためのガスの前段濃縮装置
IMS装置は、インレット7に前段濃縮器9を有する。ハウジング1の内側に結合された圧力パルス発生器8は、ハウジングに小さい交番の正負圧力のパルスを供給し、空気をインレット7へ、およびインレット7から、脈動して流す。これにより、試料が、前段濃縮器9により吸着され、イオン化され検出されるのに十分な試料は流れることができない。前段濃縮器9で検出可能な試料の量を集めるのに必要な時間の後、装置は、脱離フェーズに切り替える。前段濃縮器9が、試料を脱離するために加熱され、圧力パルス発生器8が、イオン化と検出のために反応領域に、解放された試料の十分な量を流すため大きな負のパルスを生成する。
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リアルタイム分析装置及び方法
【課題】リアルタイム測定しながら、妨害する夾雑物を分離して定量精度の高い測定を行う分析装置を提供する。
【解決手段】試料ガスの導入配管を分岐し、一方は直接イオン源に導入しリアルタイムに分析しておき、もう一方は遅れてイオン源に導入されるようにしておく。リアルタイムの分析結果で、MSスペクトル上のスペクトルパターンが変化し、夾雑成分の濃度上昇が観察されたときに、試料の導入経路を切り替え、もう一方の導入配管に設けておいた分離部で夾雑成分を分離した上で、イオン源に導入する。
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皮膚感作性検定方法
【課題】被験物質の皮膚感作性の検定方法を提供すること。
【解決手段】ペプチド又はたんぱく質と被験物質を混合し一定時間反応させた後、混合物を質量分析(MS)法を用いて、それらの相互作用の有無を測定することを特徴とする被験物質の皮膚感作性の検定方法であり、ペプチド又はたんぱく質としては、システイン残基或いはリジン残基を含むペプチドが挙げられる。
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質量分析計
【課題】質量分析計
【解決手段】連続的な軸方向電場を印加することによってイオンをそれらのイオン移動度にしたがって時間的に分離するための第1の動作モードで動作することができる装置(2)を含む質量分析計が開示される。装置(2)は、印加される軸方向電場をONとOFFとでパルス切り替えすることによってイオンをそれらの質量電荷比にしたがって時間的に分離する第2の動作モードでも動作可能である。
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ポリペプチドイオンの衝突活性化のための方法および装置
衝突により活性化するイオンを同定するための方法および装置について説明する。本方法は、複数の線形イオントラップと、複数のイオン源と、質量測定機器とを使用する。第1の源は、第1のイオンを第1のトラップに供給するように動作され、第1のトラップにおいて、イオンは、動力学的に冷却され得る。第2の源は、第2のイオンを第1のトラップに供給するように動作され、第1のトラップにおいて、第1および第2のイオンは貯蔵される。第1のトラップにおけるイオンは、第2のトラップに入るように放出され、第2のトラップにおいて、イオンは、質量分析前に貯蔵される。装置は、4重極ロッドを使用してイオントラップを形成してもよく、第1のトラップおよび第2のトラップ間の電圧差および圧力差は、制御可能な値である。
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質量分析計
【課題】質量分析計
【解決手段】飛行時間型質量分析器(7)を含む質量分析計が開示される。飛行時間型質量分析器(7)は、分圧器を形成する一連の抵抗器(2)によって相互接続される複数の電極(1)を含むイオンガイドを含む。イオンは、電極(1)に対する二相RF電圧の印加によって、イオンガイド内において径方向に閉じ込められる。イオンガイドの長さに沿って不均一な擬ポテンシャル力が維持されるように、分圧器に跨って付加的な単相RF電圧が印加される。
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透過モードのイオン/イオン解離のための方法および装置
生体分子を分析するための方法および装置について説明する。本方法は、一方の種のイオン化分子を線形イオントラップに注入および貯蔵するステップと、第2の種類の反対極性のイオン化分子を注入し、貯蔵された第1の種を第2の種が透過するステップとを含む。結果として生じた反応生成物は、残りの電荷値を考慮して質量分析器によって分析され得る。ある側面において、線形イオントラップは、反応容積として使用されてもよく、イオン化された種は、実質的に共線的にトラップの軸に沿って注入されてもよい。質量分析は、質量選択的軸方向射出または質量分析計によって実行されてもよい。
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