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Fターム[2G041FA24]の内容

Fターム[2G041FA24]に分類される特許

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【課題】 複数安定同位体で標識した生体試料などの2試料の混合液を液体クロマトグラフ−タンデム質量分析計で比較定量解析すると、多種類の成分が同時にイオン化するため、2次質量分析に必要な時間を十分にとれず、未分析なイオンが生じてしまう。
【解決手段】 2次質量分析を行い、その分析データからアミノ酸配列解析を行う。アミノ酸配列解析により安定同位体で標識された特定アミノ酸の有無を判断可能になり、特定アミノ酸が含まれる場合は、MSスペクトル中の同位体標識ペアのm/zを計算し、算出したm/z情報を用いて2次質量分析対象外情報を作成する。その結果、同じペプチド由来の重複した2次質量分析が避けられ、2次質量分析を効率よく行える。 (もっと読む)


アナライトを分析する方法であって、(a)前記アナライトを含んでいてもよい試験サンプルと、各アリコートが既知の量のアナライトを含む少なくとも2の異なるアナライト含有アリコートを含むキャリブレーションサンプルとを混合する工程であって、前記試験サンプルと前記キャリブレーションサンプルの各アリコートとを質量分析法によって区別できるように、サンプル及び各アリコートを、質量分析上種類の異なる質量マーカー基をそれぞれ有する1以上の同重質量標識体を用いて相互に異なるように標識する工程と、(b)質量分析法によって、前記試験サンプル中のアナライトの量及び前記キャリブレーションサンプルの各アリコート中のアナライトの量を測定し、前記キャリブレーションサンプルのアリコート中の既知の且つ測定されたアナライトの量に対して、前記試験サンプル中のアナライトの量を較正する工程とを含むことを特徴とする方法。 (もっと読む)


【課題】同位体標識率が50atom%以下の低濃度に標識されたアミノ酸等の難揮発性物質の同位体濃度の決定に有効な安定同位体濃度の分析方法を提供する。
【解決手段】低濃度標識試料の同位体濃度を分析する際に、FAB法のマトリックス溶液として、酸水溶液及びアルカリ金属イオン含有水溶液を添加したマトリックス溶液を使用し、このマトリックス溶液と試料とを混合して質量分析を行い、得られたマススペクトル中で、最も存在確率が高い分子にアルカリ金属が付加したアルカリ金属イオン付加分子イオンの第1のピークと、その次に存在確率が高いアルカリ金属イオン付加分子イオンのピークであって、かつ、前記第1のピークの1質量数だけ高質量数側に出現する第2のピークとの強度比から安定同位体濃度を算出する。 (もっと読む)


本発明は、生物学的サンプル中の興味のある抗体量を決定するための新規方法に関する。1つの態様では、本発明の方法は、F(ab)2断片を産生するために、ペプシン消化による該生物学的サンプルのタンパク質除去工程を少なくとも含むことを特徴とする。好ましい態様では、興味のある抗体の配列を同定する1個またはそれ以上のペプチドを、タンデム質量分析検出を備えた高速液体クロマトグラフィー(HPLC-MS/MS)を用いてモニターする。
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【課題】難揮発性を有する試料を質量分析する際のイオン化方法としてFAB法を採用したFABMSによって安定同位体濃度の分析を行う。
【解決手段】試料を質量分析することによって試料中の安定同位体濃度を分析する方法において、質量分析する際の試料のイオン化方法としてFAB法を採用するとともに、該FAB法で使用するマトリックスを溶媒に溶解したマトリックス溶液に前記試料を混合して質量分析を行い、該質量分析で得られたピークの中で、最も存在確率が高い分子イオンのピークとその次に存在確率が高い分子イオンのピークとの強度比から安定同位体濃度を算出する。 (もっと読む)


本発明は、差別的にラベリングする異なるタンパク質の試料に適切な同位体の及び等圧のラベル構成成分の両方を備えた二重のラベリング試薬を記載する。個々のタンパク質の試料のラベリングの後に、全ての試料は、貯留される。貯留された試料からのペプチドは、各々の差別的に二重にラベリングされたポリペプチドの相対的な濃度を決定するために質量分光測定法によって単離されると共に分析される。バランス基
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【課題】タンパク質の相対定量を行うのに適したMSデータを選出する。
【解決手段】同じアミノ酸配列を持つが異なる同位体が導入された二以上のタンパク質から得られるペプチド断片の混合物をLC/MS/MS装置に供することにより得られたMSデータに基づくタンパク質の相対定量を、コンピュータソフトウェアを用いて行う。具体的には、ペプチド断片を決定する際に用いられたMSデータを暫定基準MSデータとし(S310)、そのLC保持時間の前後所定の範囲に存在するMSデータの各々につき明確性指標を算出し、その最も大きな値を基準値とする(S315〜S340)。その基準値の算出に用いられたMSデータ(基準MSデータ)のLC保持時間の前後に存在するMSデータの各々につき明確性指標を算出し、算出した明確性指標と基準値とに基づいてタンパク質の相対定量に用いるMSデータを選出する。 (もっと読む)


本発明は、同位体標識されたトラッピング作用物(trapping agent)、反応性代謝物を検出する方法および薬物候補物を同定する方法に対向される。より具体的には、同位体標識トラッピング作用物および反応性代謝物の検出方法は、両、「ハード(hard)」および「ソフト(soft)」反応性代謝物を検出し、それによって擬陽性物(false positives)を除去するために使用されてもよい。 (もっと読む)


【課題】元素分析装置における炭素・窒素安定同位体比等の検出能力を向上させることができる元素分析用前処理装置を提供すること。
【解決手段】元素分析用前処理装置2は、試料中の元素を分析装置3で分析する測定用の測定ガスを生成するための装置であり、試料を供給するオートサンプラ21と、反応ガスを供給するための酸素ガスボンベ5と、試料を酸素ガスボンベ5から供給された反応ガスによって燃焼させてガス化させる燃焼部22aと、この燃焼部22aの下流側に形成され酸化剤23を入れた酸化カラム部22bとを有する酸化管22と、試料ガスを還元させる還元剤25を入れた還元管24と、を備えている。酸化管22は、燃焼部22aの流路断面積S1を酸化カラム部22bの下流部22dの流路断面積S2より大きく形成している。還元管24は、流路断面積S3を燃焼部22aの流路断面積S1より小さく形成している。 (もっと読む)


本発明は、標識試薬を用いた質量分析による検体の決定に関する方法、混合物、キットおよび組成物に関する。この標識試薬は、検体の官能基と反応して、標識された検体を形成する求核性反応基を含む。この標識試薬は、同重体化合物標識のセット、質量の異なる標識のセットであってもよく、同重体化合物標識と質量の異なる標識とを組み合わせたセットとして使用してもよい。また種々の一般式を有する化合物(同じ一般構造式を有するが、同位体によってコードされる化合物を含むセットを含む)を、同重体化合物のセットおよび/または質量が異なるセットの両方の形態で調製することができる。
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式:A-(B1-B2-B3)で表される基質化合物を含む、本発明の基質を提供するが、ここでAは糖部分であり、B1は該部分Aと、該基質の残りの構造との結合を可能とするリンカー部分であり、B2は、質量分析法による分析のために、プロトンアフィニティー及びイオン化効率を高めるための、四級アンモニウム基等の永続的に帯電した要素を含み、またB3はターゲット酵素に対する特異性を与える、様々な炭素鎖長を持つものである。また、本発明は、内部標準と共に、本発明の基質とサンプルとを接触させることにより、リソソーム蓄積症を検出する方法をも提供するものであり、ここで該内部標準は、同位体-標識された、該基質にターゲット酵素を作用させた際に開裂されて得られる生成物の類似体である。
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本発明は、ジメチルアルギニン異性体を識別する方法に関する。また、心臓血管疾患を診断するための方法および組成物を特徴とする。一態様において、本開示は、ジメチルアルギニン異性体を識別する方法を特徴とする。この方法は、試料をイオン化してイオンを生成するステップと、質量電荷比(m/z)が、あるm/z範囲内にあるイオンを選択するステップと、選択したイオンを分裂させて娘イオンを生成するステップと、非対称性ジメチルアルギニン(ADMA)に固有のm/zにおける娘イオンm/z信号および対称性ジメチルアルギニン(SDMA)に固有のm/zにおける娘イオンm/z信号の一方または両方を検出することによって、試料中のADMAおよびSDMAの一方または両方を検出するステップとを含む。
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【課題】 医薬品開発における候補化合物の選抜において、イオン化抑制の影響を回避し、効率的、安価にCYPに対する阻害能の評価を行う方法および薬物相互作用の検討方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、以下の方法を提供するものである。
下記(1)および(2)のステップを含む、検体によるチトクロムP−450(CYP)阻害の有無および/またはその程度を評価する方法。
(1)CYP、CYP基質の同位体および検体を混合、反応させる工程
(2)CYP基質の同位体の代謝物を測定する工程 (もっと読む)


【課題】所望の同位体とは質量数の異なる同位体が含まれる化合物において、所望の同位体の含有率を正確に測定する方法を提供する。
【解決手段】下記(1)〜(4)のステップを含むことを特徴とする化合物における任意の同位体の含有率を測定する方法。
(1)化合物を含む試料をクロマトグラフィーによって分離後、質量分析をするステップ
(2)(1)の質量分析によって得られたトータルイオンクロマトグラムをデータ処理して、任意の同位体を含む成分のマススペクトルを採取するステップ
(3)(2)で得られたマススペクトルをデータ処理して、各同位体のそれぞれのマスクロマトグラムを採取するステップ
(4)(3)で得られたマスクロマトグラムに基づいて、化合物における任意の同位体の含有率を算出するステップ (もっと読む)


【課題】従来技術の問題点を解決するオリゴマーの末端部分を配列決定するための方法の提供。
【解決手段】以下の工程を包含する、オリゴマーの末端部分を配列決定するための方法:(a)オリゴマーの末端に標識を共有結合させそして標識されたオリゴマーを形成するように、該オリゴマーを標識部分と接触させる工程であって、該標識部分は、17から77までの原子番号を有している少なくとも1つの元素を含有しており、ただし該元素はイオウまたはリン以外である、工程(b)標識されたオリゴマーフラグメントを生じるように、酵素的、化学分解、または質量分析フラグメンテーション法を使用して、該標識されたオリゴマーをフラグメンテーションする工程;および(c)少なくとも2つの末端残基の配列を決定するために、質量分析フラグメンテーション方法を使用して、該標識されたオリゴマーフラグメントを分析する工程。 (もっと読む)


【課題】現在のマススペクトロメーター及びクロマトグラフィーシステムでは特別のプロテオームのタンパク質分解により発生するペプチドの複雑な混合物を直接分析することはできなかった。
【解決手段】本発明はクロマトグラフィーステップの非保持フラクション中に、アミノ基の修飾体を持たず、アルギニン残基のC−末端におけるトリプシン切断により生じ、その配列中にリシン残基を持たない(RRnKペプチド)ペプチドを単離することによりタンパク分解ペプチドの複雑な混合物の分析を可能にした。 (もっと読む)


【課題】第1のアミノ基の保護と陽イオン交換クロマトグラフィーとを組み合わせた、ペプチド混合物を単純化する方法を提供する。
【解決手段】1タンパク質あたり平均4つの多重荷電ペプチド(RHペプチド)の選択的分離と、分析されるプロテオームにおける90%のタンパク質の研究とを可能にする。この方法は、二次元電気泳動を使用しない定量的プロテオミクス研究に適しており、どのタイプの同位体標識とも適合し、単一の実験で異なった同位体標識を用いる場合には、複数の状態(3〜6通りの状態)に存在するタンパク質の差次的発現を測定するのに非常に有用である。使用されるクロマトグラフィーシステムでは、RHペプチドの分別分画も可能であり、それによって、より多数のタンパク質の同定が実現される。 (もっと読む)


【課題】メインピーク(A)及び1つ又は複数の同位体ピーク(A+1、A+2、・・・A+n)を含む測定質量スペクトルから検体の実験式を決定する方法を提供する。
【解決手段】当該方法は、測定同位体ピーク(A+1、A+2、・・・A+n)の相対同位体強度を、実験式案の同位体イオンの算出相対同位体強度と比較すること、並びに測定同位体ピークの相対質量欠損を、実験式案の同位体イオンの算出相対質量欠損と比較することを包含する。これらの比較に基づいて、検体イオンの有力候補である実験式案が決定される。 (もっと読む)


【課題】生物処理槽における、嫌気性アンモニア酸化反応と従属性脱窒反応との反応比率を定量的に測定及び評価することができる。
【解決手段】
生物処理槽12内で生物学的処理を行う嫌気性アンモニア酸化細菌と従属性脱窒菌との反応比率を定量的に測定する反応比率の測定方法であって、嫌気性アンモニア酸化細菌及び/又は従属性脱窒菌の基質に対応する安定同位体を用いて生物学的処理を行って、嫌気性アンモニア酸化細菌の代謝により発生する第1のガスと、従属性脱窒菌の代謝により発生する第2のガスとのガス発生量比を測定することにより、反応比率を定量的に測定する。 (もっと読む)


シナプス可塑性は学習および記憶貯蔵および認知障害に重要な役割を果たす。細胞骨格再構築は神経シナプス可塑性の基礎となるが、生体動物における細胞骨格速度論の調整について知られていない。安定な同位体標識は、ネズミ海馬における異なるニューロン区画を示す微小管サブ集団へのチューブリン取り込みの動態学を測定するために用いた。ニューロン微小管は大部分、静的であった。基底ターンオーバーはタウ関連にて最大で(軸索および成長円錐)、MAP2結合にてより低く(細胞体樹状突起)、冷却安定サブ集団にて最小であった(軸索軸)。脳室内グルタミン酸注射は軸索軸および細胞体樹状突起微小管への標識取り込みを刺激し、後者はcAMP-PKAに依存する。文脈恐怖条件付け後の海馬依存記憶形成はMAP2-および冷却安定-微小管の集合の増大と同時に起こった。微小管集合および記憶形成の両方は微小管脱ポリマー化薬物ノコダゾールにより阻害された。このアプローチは、学習および記憶の行動測定との相関、および学習および記憶における刺激活性のための候補薬剤のスクリーニングを可能とする。
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