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Fターム[2G041GA10]の内容

その他の電気的手段による材料の調査、分析 (22,023) | 装置部品 (5,630) | 質量分析部 (4,146) | タンデム、MS/MS (789) | MSn(n>2) (179)

Fターム[2G041GA10]に分類される特許

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【課題】検出器の電気ノイズに時間的変動があった場合でも、このノイズを精度よく除去し質量スペクトルを作成する。
【解決手段】データ処理部では、イオントラップから各種イオンが出射されてTOF飛行空間を飛行して検出器に到達するまでの時間tと、検出器で検出された信号強度データをセットにして順次保存する。そして、測定質量範囲に対応した時間範囲T2に得られたデータをプロファイルデータとし、m/z最小のイオンが到達する前の期間T1又はm/z最大のイオンが到達した後の期間T3、に得られたデータをノイズ成分データとしてそれぞれ抽出する。ノイズ成分データからノイズレベルや標準偏差等のノイズ情報を算出し、このノイズ情報を用いてプロファイルデータからノイズを除去する。質量走査毎にノイズ成分データとプロファイルデータとがほぼ同時に得られるため、ノイズの時間的変動の影響を殆ど受けずに、的確なノイズ除去を実現できる。 (もっと読む)


【課題】検出すべき分子種に対するイオン化抑制効果を低減するMALDI質量分析法;MS測定の段階において、特定の分子種の選択的なイオン化、又は特定の付加イオン種の選択的な検出が可能なMALDI質量分析法;スループット性に優れ、試料の損失が無い(又は著しく少ない)MALDI質量分析法を提供する。
【解決手段】構造解析すべき分子と、イオンXを有する塩とを含む水溶液相、及び、アミノキノリンのイオンと酸性基含有有機物質のイオンとを含むイオン性液体相、からなる二相液滴を形成する工程と、二相液滴から水を除去し、残渣と残相とからなるスポット得る工程と、残渣の部分にレーザー光を照射し、少なくとも構造解析すべき分子にイオンXが付加したイオンを得ること、及び/又は、残相の部分にレーザー光を照射し、構造解析すべき分子のプロトン付加イオンを得る工程と、を含む、液体マトリックスを用いたMALDI質量分析法。 (もっと読む)


【課題】サプレッション効果を防ぐことができ、スポット1個からペプチドと糖鎖又は糖ペプチドとの両方を高感度に検出することができ、MS測定において特定の分子種の選択的イオン化を行い、MSn測定における構造解析を容易にするMALDI質量分析方法を提供する。
【解決手段】ペプチドと糖ペプチド又は糖とを含む試料と、3-aminoquinolineイオンとα-cyano-4-hydroxycinnamic acidイオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及びtetramethylguanidineイオンとp-cumaric acidイオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、有機溶媒及び水と、を含む混合液滴を調製する工程と;混合液滴から溶媒を除去してスポットを得る工程と;スポットの特定箇所から糖又は糖のイオンを得て、且つ、スポットの前記特定箇所と異なる箇所からペプチドのイオンを得る工程と;を含むMALDI質量分析法。 (もっと読む)


【課題】検出したいフラグメントイオンのイオンピークがスキャンの範囲外にならないように、スキャンする質量対価数比の範囲を狭くできる質量分析装置を提供する。
【解決手段】質量対価数比をスキャンしながら試料をイオン化したイオン種を分離する分離部14と、質量対価数比毎にイオン種の検出強度を検出する検出部15とを有し、検出強度に基づいてマススペクトルのピークの出現する質量対価数比を抽出する質量分析装置1において、ピークの出現する質量対価数比に基づいて、ターゲットイオンの質量数の自然数分の1を測定上限値として設定する設定部4と、イオン種からターゲットイオンを選んで解離しフラグメントイオンを生成する解離部13とを有し、分離部14は測定上限値を上限とする範囲内で質量対価数比をスキャンしながらフラグメントイオンを分離し、検出部15は質量対価数比毎にフラグメントイオンの検出強度を検出する。 (もっと読む)


【課題】プリカーサイオンスキャンやニュートラルロススキャンが容易に行えるといった三連四重極型質量分析装置の特徴を活かしつつ、目的成分の質量精度を向上させたり構造解析に必要なMSスペクトルを取得したりできるようにする。
【解決手段】三連四重極型質量分析装置3とイオントラップ飛行時間型質量分析装置4とにほぼ同時並行的に試料を導入し、三連四重極型質量分析装置3ではニュートラルロスキャンを実行し、特定のイオンが検出されたときにデータ処理部38は制御部46に分析の実行を指示する。制御部46は、上記特定のイオンに対する高い精度での質量分析が実行されるように、イオントラップ飛行時間型質量分析装置4の各部を制御する。データ処理部38、47でそれぞれ得られた分析結果は、データ統合処理部5においてあたかも単一の質量分析装置で得られた結果のように統合され、例えば表示部6に表示される。 (もっと読む)


【課題】
タンデム質量分析計にてMSの3乗を行う場合、装置構成の大型化やコストが増大するという課題がある。同様に、複数回のMS/MS分析においてはいっそう困難である。
【解決手段】
衝突室内に調和ポテンシャルを形成する電極を配置し、1回目の衝突誘起解離で生成したフラグメントイオンを捕捉する。捕捉したイオンの中から、次なる目的イオンを軸方向共鳴励起によりイオンを選択的に出射する。励起したイオンは軸方向に励起し、調和ポテンシャルを超えることで、後段に備える電位差により2回目の衝突誘起解離が行われる。さらに、イオンを調和ポテンシャル内部に戻す操作を加えることで、複数回のMS/MS分析を実施可能にする。 (もっと読む)


複合混合物の化学成分の組成を決定するためのシステム、方法、及びコンピュータ読み取り可能な媒体が開示される。一の態様によれば、複合混合物の化学成分の組成の決定方法は、分離技術及び質量分析装置を用い、サンプルの分離及び質量分析データを生成し、ここで分離データはピーク情報を含み、かつ質量分析データは1次及び2次質量分析データを含む。生成された分離及び質量分析データを含む解析結果は収集及び格納される。解析結果を化学物質の特性を示す情報のライブラリと比較することにより、サンプルの化学成分が決定され、比較は分離及び質量分析データに基づいている。情報のライブラリは分離技術及び質量分析装置によって生成されるデータを含み、さらに同定され又は同定されていない化学物質の分離及び質量分析データを含む。サンプルの化学成分の表示は、人間がアクセス可能な形で利用できるようになされる。
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【課題】
生体試料のクロマトグラフィー質量分析では、類似の条件下で測定を行ったとしても、多成分の混合による分離の不足や測定間での強度およびクロマトグラフィーでの保持時間のばらつき、または前処理等で生じる試料自体のばらつきなどにより、各成分の対応付けが困難となる。
【解決手段】
本発明では、複数のクロマトグラフィー質量分析データ間の成分対応付けを行うために、対応付けを行う成分のMSスペクトルのイオン情報(質量,価数,強度,同位体ピーク分布,保持時間)と対応付けを行う成分と類似の質量,時間帯に検出された別成分のMSスペクトル情報も利用する。別成分の情報としては、質量,価数,強度,同位体ピーク分布,保持時間などがあり、一致の程度をスコアとして評価する。対応付けを行う成分だけでなく、類似の時間帯に検出された成分情報もあわせて判定に利用することで、対応付けの精度を向上させる。 (もっと読む)


【課題】1回の測定で広い質量数範囲を測定でき、MS(n≧3)分析が可能な質量分
析計を提供する。
【解決手段】質量分析計は、イオンを生成するイオン源1、イオンを蓄積するイオントラ
ップ部と、飛行時間によりイオンの質量分析を行なう飛行時間型質量分析部と、イオント
ラップ部と飛行時間型質量分析部との間に配置される衝突ダンピング部とを有する。衝突
ダンピング部には、イオントラップ部から排出されたイオンの運動エネルギーを低減する
ためのガスが導入される。衝突ダンピング部の内部に多重極電場を生成する複数の電極2
0が配置されている。イオントラップから衝突ダンピング部へイオン入射可能、または入
射不可能とするイオン透過調整機構14をイオントラップ部と衝突ダンピング部との間に
設ける。 (もっと読む)


【課題】質量分析の定性および定量能力を大幅に向上させる。
【解決手段】イオンを生成するイオン源と、イオンを蓄積、解離するリニアトラップ部310と、飛行時間によりイオンの質量分析を行う飛行時間型質量分析部とを具備し、リニアトラップ部310から排出されたイオンの運動エネルギーを低減し、連続化するためのバッファガスが導入され、内部に多重極電場を生成する複数の電極が配置される衝突ダンピング領域を、リニアトラップ部310と飛行時間型質量分析部との間に有し、リニアトラップ部310から衝突ダンピング領域へイオン入射可能、または入射不可能とするイオン透過調整機構をリニアトラップ部310と衝突ダンピング領域との間に有する。 (もっと読む)


【課題】生体内での酸化状態を正確に反映することができ、且つ簡便な、タンパク質試料の酸化状態の解析法を提供する。
【解決手段】 メチオニン残基の酸化状態を解析すべきタンパク質試料と、同位体18Oで酸素原子が標識された過酸化水素H2182とを反応させて、前記メチオニン残基の酸化状態が固定化されたタンパク質試料を得る工程と、前記酸化状態が固定されたタンパク質試料を、測定に供して、前記メチオニン残基の酸化度を定量する工程と、を含む、タンパク質試料中のメチオニン残基の酸化状態を解析する方法。前記測定が、質量分析計を用いたMS測定であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】本発明の目的は、微量試料においてもMSn(n>1)解析を可能にするとともに、MSn(n>1)解析によって分子中の標識化合物の結合位置を同定することによって簡便、迅速に構造情報を得る方法を提供することである。
【解決手段】本発明においては、分子を安定に分子上の特定の部分に標識することによって、容易にイオンを生成、安定化させ、MSの感度を向上させる。このようにして生じたプリカーサーイオンは、MSn(n>1)解析に十分量であり、再現性よく構造特異的なイオンを生成させる。高感度で、簡便、迅速に構造情報を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】核酸の解析を迅速且つ正確に行うことのできる装置を提供する。
【解決手段】核酸の全体塩基組成に基づいて複数の塩基組成セットを作成するとともに、塩基組成セットが末端位置の部分塩基組成の塩基数の昇順に階層化された階層構造を作成し、塩基組成セットとその末端位置の部分塩基組成に塩基を1つ追加した部分塩基組成を末端位置に有する他の塩基組成セットとの間に接続関係を作成する処理部と、部分塩基組成について、対応したプロダクトイオンの予測される質量値を算出し、予測される質量値と核酸由来のプロダクトイオンの実際に得られた質量値との比較に基づいて塩基組成セットに重みを付与する処理部と、塩基組成セットに付与された重みに基づいて階層構造の最外階層から接続関係を辿りながら、各階層に属する塩基組成セットのうち1つを選択することによって、核酸の末端塩基から塩基配列を順次決定する処理部と、を含む核酸解析装置とする。 (もっと読む)


【課題】異なる個体から採取した同一部位の試料の比較を、分析担当者が煩雑な操作や面倒な判断を行うことなく効率よく行えるようにする。
【解決手段】複数の試料の顕微観察画像に基づいて試料又はその中の特定の部位の形状を把握し、その形状が揃うように一方の画像を、移動、回転、拡大・縮小など、変形操作する(S2)。その変形操作情報に基づいて、同一座標を持つ微小領域に対する質量スペクトルデータの比較が可能となるように、変形させた画像に対応した微小領域の座標情報を変更する(S3)。その後に、同一座標の微小領域の質量スペクトルを比較するように主成分分析を行い、差異などに関する情報を取得する(S4)。 (もっと読む)


【課題】光学的な顕微観察画像で試料上の各組織が明瞭でなく、組織の有無や組織を構成する分子等についての予見がない場合でも、煩雑な手間を要することなく、組織のマッピング画像を提示する。
【解決手段】試料上の所定の二次元範囲内に設定された多数の微小領域の質量スペクトルデータが得られると(S1)、このデータを主成分分析することにより二次元範囲に特徴的な質量ピークを抽出する(S2)。そして、特定の質量ピークが観察される微小領域の二次元的な集中の度合いを例えば座標の分散値などを算出することで調査し(S3)、集中度が高い場合に、それら微小領域が同一組織を形成しているとみなし、各組織を識別可能なマッピング画像を作成して表示する(S4、S5)。 (もっと読む)


【課題】メタボローム網羅的解析におけるメタボロームの効率的な同定方法ならびに特異的バイオマーカーのハイスループットスクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】生体試料から生体物質および代謝物を含む分析用サンプルを得る工程、該分析用サンプルを高分解能質量分析装置で分析して、該質量分析データが、精密質量、保持時間、およびイオン強度を含む工程、該質量分析データにおいて、該分析用サンプルごとに該精密質量および該保持時間の少なくとも一方の昇順または降順に該イオン強度を並べ替えたデータを得る工程、該並べ替えたデータについて、該分析用サンプル間で比較して、該精密質量または該保持時間の少なくとも一方の一致または不一致を検索する工程、該一致した精密質量または該保持時間の少なくとも一方について、該精密質量および該保持時間に基づいて物質名を同定する工程を含む。 (もっと読む)


本発明は、試験サンプル内の、AMS同位体で標識化した検体の量を測定する方法に用いる較正方法を提供する。前記較正方法は、
(i)複数の較正サンプルを提供するために、前記検体にも標識化していない対照検体にも汚染されていない複数のサンプルを、既知量の前記対照検体および、量Cの検体へ接触させるステップにおいて、前記較正サンプルが、既知量でかつ量Cとは異なる量の対照検体含むことを特徴とするステップと、
(ii)複数のサンプルへそれぞれ加えた検体の量Cを、AMSにより測定するステップと、
(iii)複数の精製サンプルを提供するために、複数のサンプル内で、検体および対照検体を、他の化学種から分離するステップと、
(iv)前記精製サンプル内の検体の量Aを、AMSにより測定するステップと、
(v)前記精製サンプル内の対照検体の量Bを、AMSにより測定するステップとを
含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】構造や特徴が類似した複数の化合物を包含する化合物系列について、構造解析に有益な情報を簡単な操作・作業で取得できるようにする。
【解決手段】まず通常のLC/MS分析により収集されたデータに基づいて、保持時間と質量電荷比とを二軸にとり、信号強度を等高線として描いた2次元的な等強度線グラフを作成して表示する(S1、S2)。オペレータがそのグラフ上でマウスのドラッグ操作等により任意の範囲を指定すると(S3)、指定された範囲に含まれるピークを抽出し、該ピークに基づいてプリカーサイオンを選択する(S5、S6)。そして、目的試料に対するLC/MS分析の過程において選択されたプリカーサイオンについてのMS2分析が実行されるようにスケジュールを作成し(S7)、このスケジュールに則って適宜プリカーサイオンの選別・開裂操作を行いながら分析を実行してMS2スペクトルデータを収集する(S8)。 (もっと読む)


【課題】多数の修飾タンパク質を含む生体試料を元に作られる複雑なペプチド混合物中に含まれる修飾ペプチド全体を、個々の修飾ペプチドの修飾状態による精製効率の差に影響を受けることなく、効率的に分析する質量分析法を用いた分析方法を提供することを目的とする。
【解決手段】修飾ペプチドを含む試料中に存在する修飾ペプチドを捕捉し、修飾ペプチドの濃度を低下させた試料を回収する第1の工程と、第1の工程により得られた、修飾ペプチドの濃度を低下させた試料の質量分析を行い、その分析データをデータベースに格納する第2の工程と、当初の修飾ペプチドを含む試料の質量分析を行い、第2の工程で得られた分析データと照合し、当初の修飾ペプチドを含む試料の選択的な質量分析を行う第3の工程とを含む。 (もっと読む)


【課題】クロマトグラフとMSn型質量分析計とを組み合わせた装置で収集されるデータを見易く且つ管理が容易であるように印刷出力する。
【解決手段】収集したデータから全てのプリカーサイオンの情報を取得した後、設定された選別条件に適合するプリカーサイオンを抽出する(S3、S4)。1個のプリカーサイオンについて、それを開裂させて取得したMS2スペクトルや、それからさらにプリカーサの選択・開裂を行って得たMSnスペクトルがあればそうしたMSnスペクトルのデータを収集し(S5、S6)、1段目のプリカーサイオンのm/zのマスクロマトグラムのデータも収集する(S7)。そして、決まったサイズの印刷領域をスペクトルの数で分割することで領域の割り当てを決め、マスクロマトグラムと1乃至複数のMSnスペクトルを1つの印刷領域に印刷する(S8、S9)。 (もっと読む)


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