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Fターム[4G047KD02]の内容

重金属無機化合物 (11,210) | 製法−基板上への膜形成(気相法を除く) (127) | 溶液を基板に塗布するもの (100) | 有機の金属化合物の溶液 (75)

Fターム[4G047KD02]に分類される特許

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【課題】厚膜の酸化物超電導層の場合でも、多結晶体部分の形成が抑制されて、充分な超電導特性を発揮することができる酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法を用いた酸化物超電導線材の製造方法であって、金属結晶粒の集合組織である配向金属基板31表面の金属結晶面が、配向金属基板表面に対して所定の角度で傾斜している配向金属基板を作製する配向金属基板作製工程と、作製された配向金属基板上に中間層を形成する中間層形成工程と、中間層上に塗布熱分解法を用いて酸化物超電導層を形成する酸化物超電導層形成工程とを備えている酸化物超電導線材の製造方法。塗布熱分解法を用いて形成された酸化物超電導層が、配向金属基板表面にある金属結晶粒の金属結晶面が配向金属基板表面に対して所定の角度で傾斜している配向金属基板上に設けられている酸化物超電導線材。 (もっと読む)


【課題】中間層が高度に配向しており、さらに表面が平滑な中間層の上に超電導層を設けても、中間層と酸化物超電導層とが強く密着し磁場応用においても剥離が発生せず、酸化物超電導層の高配向性を維持した超電導特性に優れた酸化物超電導薄膜線材を提供することができる酸化物超電導薄膜線材を提供する。
【解決手段】金属基板とその上に設けられた中間層とを備える結晶配向基材上に酸化物超電導層が設けられている酸化物超電導薄膜線材であって、酸化物超電導層と中間層のキャップ層との間に、酸化物超電導層とキャップ層との反応、もしくは酸化物超電導層とキャップ層との間における金属元素の拡散、による界面層が形成されていることを特徴とする酸化物超電導薄膜線材。また、界面層の厚みが、100nm以下である酸化物超電導薄膜線材。さらに、キャップ層の表面粗さRaが、10nm以下である酸化物超電導薄膜線材。 (もっと読む)


【課題】所望の薄い膜厚で超電導特性の優れたテープ状RE系酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】金属基板上に形成された中間層上にフッ素を含む超電導原料溶液を塗布した後、仮焼成熱処理を施すことにより前記中間層上に超電導層の前駆体を形成し、次いで、超電導層生成のために本焼成熱処理を前記前駆体に施すことにより、REBaCu系(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された少なくとも1種以上の元素を示す)の酸化物超電導線材を製造する。この本焼成熱処理において、所定の本焼成温度に到達するまでの昇温中に、前駆体に水蒸気ガスを供給し、次いで、前記本焼成温度で所定時間の本焼成熱処理を行った後で、且つ、本焼性熱処理が施された前駆体を冷却する前に、水蒸気ガスの供給を停止する。 (もっと読む)


【課題】臨界電流値が高い厚膜のテープ状RE系(123)超電導体を製造する。
【解決手段】ハステロイ基板上にGdZrおよびCeOを順次形成した複合基板上に、RE1+XBa2−XCu(ここでREは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu,Yb、Pr又はHoから選択された少なくとも1種以上の元素を示す。以下同じ。)からなるRE系(123)超電導体を構成する金属元素を含む原料溶液を塗布し、仮焼熱処理を施す。原料溶液は、有機溶媒とフッ素を含む金属有機酸塩の混合溶液からなる。仮焼成熱処理を施した後、前記仮焼成処理の温度より高く、且つ、超電導体生成の熱処理より低い温度で中間熱処理を施し、次いで、超電導体生成の熱処理を施すことにより、YBCO超電導膜を有するテープ状RE系(123)超電導体を製造する。 (もっと読む)


【課題】炉芯管内部において、長さ方向に均一で優れた超電導特性を有するテープ状酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】熱処理装置10では、炉芯管11の円筒状の熱処理空間11a内部に、炉芯軸Cに対して円錐台状の回転体12が回転可能に配置される。この回転体12において、多数の貫通孔17が形成された表面12aは、ガス排出管14が接続された一方の端部から他方の端部に向かって縮径する円錐周面である。この円錐周面に、超電導前駆体の膜体が形成されたテープ状線材50を巻回して、テープ状線材50の膜面に対して対向し且つ離間する位置から雰囲気ガスを供給する。 (もっと読む)


【課題】原料の種類が増えるのを抑制しつつ臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材と、前記基材上に形成され、希土類元素とCuO鎖とCuO面とを含んで構成されたRE系超電導体ユニットを複数含有する超電導層と、複数ある前記CuO鎖のうち、前記超電導層と前記超電導層の前記基材側に隣接する層との界面周囲の前記RE系超電導体ユニット中に存在し、前記RE系超電導体ユニットの格子定数により定まるCuO鎖の長さよりも1.2倍以上2倍以下積層方向に長いCuO鎖と、前記長いCuO鎖に対して積層方向に隣接して存在する刃状転位と、を備える酸化物超電導薄膜。 (もっと読む)


【課題】単層でも臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材上に形成され、RE系超電導体20を主成分として含有する酸化物超電導薄膜であって、RE系超電導体20は、CuO面22と、CuO単鎖24と、CuO重鎖26とを有し、さらに、CuO単鎖24とCuO重鎖26が隣り合う異種鎖部と、CuO単鎖24同士又はCuO重鎖26同士が隣り合う同種鎖部と、を有する。 (もっと読む)


【課題】
マイクロクラックの発生を抑制して300nm以上の膜厚を持つサファイア基板上に超電導材料の成膜を可能にする及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
酸化物が超電導物質を形成する金属の有機化合物溶液を基板上に塗布し乾燥させる工程(1)、紫外光であるエキシマレーザによって金属の有機化合物の有機成分を光分解するレーザ照射工程(2)、金属の有機化合物中の有機成分を熱分解させる仮焼成工程(3)、超電導物質への変換を行う本焼成工程(4)を経て基板上にエピタキシャル成長させた超電導薄膜材料を製造するに際し、本焼成工程を行う前に所定の箇所のみにレーザ照射を行うことにより、超電導物質内にa軸成長する前駆体箇所とc軸成長する前駆体箇所を混在させたのちに本焼成工程を行い、所定の箇所のみc軸成長させることを特徴とする超電導材料の内部応力を緩和することを特徴とする酸化物超電導材料の製造方法。 (もっと読む)


【課題】厚膜の酸化物超電導薄膜であっても、Jcが低下せず、膜厚に応じた高いIcの酸化物超電導薄膜とその製造方法を提供する。
【解決手段】有機金属化合物溶液の塗布、仮焼熱処理、本焼熱処理を行い、所定厚みの酸化物超電導層を作製する酸化物超電導層作製工程と、ナノ微粒子の溶液を用いて酸化物超電導層の上にナノ微粒子を付着させるナノ微粒子付着工程とを、交互に行い、ナノ微粒子が所定間隔で層状に設けられた酸化物超電導薄膜を製造する酸化物超電導薄膜の製造方法。有機金属化合物溶液の塗布、仮焼熱処理を行い、所定厚みの仮焼膜を作製する仮焼膜作製工程と、ナノ微粒子の溶液を用いて仮焼膜の上にナノ微粒子を付着させるナノ微粒子付着工程とを、交互に行い、その後、本焼熱処理を施し、ナノ微粒子が所定間隔で層状に設けられた酸化物超電導薄膜を製造する酸化物超電導薄膜の製造方法。 (もっと読む)


【課題】酸化物超電導層との密着性に優れ、保護層として充分に機能する銀層が形成された安定した品質の酸化物超電導薄膜線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】配向金属基板の上に、酸化物超電導層を形成する工程と、塗布熱分解法により、酸化物超電導層の表面に、銀を含む原料溶液を塗布した後、銀粒子の一部が表面から露出した、銀粒子を含有する酸化物超電導層を形成する工程と、銀粒子を含有する酸化物超電導層の上に、保護層としての銀層を形成する工程とを有している酸化物超電導薄膜線材の製造方法。配向金属基板の上に酸化物超電導層が形成され、前記酸化物超電導層の上に銀粒子の一部が表面から露出している銀粒子を含有する酸化物超電導層が形成され、さらに、前記銀粒子を含有する酸化物超電導層の上に保護層としての銀層が形成されている酸化物超電導薄膜線材。 (もっと読む)


【課題】厚膜化した場合にも、結晶が充分にc軸配向して、所望する高いIcを有する超電導特性に優れた酸化物超電導薄膜を得ることができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に有機金属化合物の溶液を塗布、乾燥して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の有機金属化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程において、赤外線加熱により仮焼膜を作製することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】MOD法を用いて、異相であるRE211の形成がない酸化物超電導薄膜を得て、所望する高い超電導特性を有する酸化物超電導薄膜線材を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法を用いて、配向金属基材上に形成された中間層の上に、酸化物超電導薄膜層を形成するに際して使用される酸化物超電導薄膜層形成用の原料溶液であって、RE(希土類元素)およびBa(バリウム)、Cu(銅)の各有機金属化合物が、RE:Ba:Cu=X:2:3(0.8≦X<1.0)の比率で、溶媒に溶解されている酸化物超電導薄膜層形成用の原料溶液。塗布熱分解法を用いて、配向金属基材上に形成された中間層の上に形成された酸化物超電導薄膜層であって、膜内にREBaCu相が形成されていない酸化物超電導薄膜層。配向金属基材上に形成された中間層の上に、前記酸化物超電導薄膜層が形成されている酸化物超電導薄膜線材。 (もっと読む)


【課題】酸化物超電導材料をより高い臨界電流を持つようにする、すなわち臨界電流特性が向上する酸化物超電導薄膜を提供する。
【解決手段】基板と、基板の一主面上に形成され、一主面に対して垂直方向にc軸配向した酸化物超電導体と、酸化物超電導体とは異なる結晶配向を有して平均粒径が100nm以上500nm以下の異相粒と、を含有した超電導層と、を備える。前記異相粒は、Cu−O粒子を含む。なお、「Cu−O」粒子とは、CuOやCu2Oの少なくとも何れか1つを含む粒子である。 (もっと読む)


【課題】磁場印加環境下において、安定した高い超電導特性を確保できる酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】基板上に形成された中間層上にフッ素を含む超電導原料溶液を塗布する塗布工程Aの後、仮焼成熱処理工程Bを施す。超電導原料溶液は、RE(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された少なくとも1種以上の元素を示す)、Ba及びCuを含む混合溶液に、磁束ピンニング点を形成するZr、Sn、Ce、Ti、Hf、Nbのうち少なくとも一つの添加元素が含まれ、且つ、前記Baのモル比をy<2の範囲内とする溶液である。仮焼成熱処理工程Bと、超電導層生成のための本焼成熱処理工程Dとの間に、本焼成熱処理工程Dにおける本焼成熱処理温度より低い温度で中間焼成熱処理工程Cを施して、磁束ピンニング点を含むREBaCu系の酸化物超電導線材を製造する。 (もっと読む)


【課題】基板上に厚膜化されながら、全体に亘ってc軸配向した酸化物超電導層が形成されて、充分に高いIcを有する酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】 基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法であって、本焼成最適温度がそれぞれ異なる複数の仮焼膜を、本焼成最適温度の低い仮焼膜から、順次、基板上に積層して仮焼膜積層体を形成した後、仮焼膜積層体を本焼成する酸化物超電導線材の製造方法。基板上に形成される仮焼膜は、3層以上である。各仮焼膜から形成される酸化物超電導層の厚みは、0.05〜1.0μmである。 (もっと読む)


【課題】FF−MOD法においても容易にピンの材料を添加することができ、金属錯体を熱分解する処理やピン化合物を生成させるための熱処理を必要とせず、ピンの粒子サイズを好適に制御することができる原料溶液を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法を用いて基板上に磁束ピン止め点が導入されたRE123系の酸化物超電導体を形成するための酸化物超電導体形成用の原料溶液であって、酸化物超電導体を形成するための有機金属化合物を溶解した溶液に、ピン止め点を形成するためのナノ粒子を所定量分散させている酸化物超電導体形成用の原料溶液。ナノ粒子の粒径は、5〜100nmである。有機金属化合物は、フッ素を含まない有機金属化合物である。 (もっと読む)


【課題】厚膜化してもJcの低下を招くことがなく、厚膜化に比例して、充分に高いIcを有する酸化物超電導層が基板上に形成された酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】配向金属基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法であって、有機金属化合物の塗膜を形成する塗膜形成工程と、塗膜に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を形成する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、本焼膜を形成する本焼熱処理工程とを備え、塗膜形成工程、仮焼熱処理工程および本焼熱処理工程を繰り返して、本焼膜を複数層積層させることにより、積層界面に欠陥層が設けられた酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法。塗布熱分解法により本焼膜が欠陥層を介して複数層積層されている酸化物超電導線材。 (もっと読む)


【課題】充分に高いIcを得ることができる酸化物超電導薄膜とその製造方法を提供する。
【解決手段】膜中に、磁束ピンとして機能するナノ微粒子3が分散されている酸化物超電導薄膜2。酸化物超電導薄膜中におけるナノ微粒子の分散密度が、1020〜1024個/mである酸化物超電導薄膜。ナノ微粒子の粒径が、5〜100nmである酸化物超電導薄膜。有機金属化合物を溶媒に溶解した溶液に、磁束ピンとして機能するナノ微粒子を溶媒に溶解した溶液を所定量添加して、酸化物超電導薄膜用の原料溶液を調製し、前記原料溶液を用いて、塗布熱分解法により、酸化物超電導薄膜を製造する酸化物超電導薄膜の製造方法。ナノ微粒子を溶媒に溶解した溶液に分散剤を添加する酸化物超電導薄膜の製造方法。 (もっと読む)


【課題】TFA−MOD法において、製造するテープ状酸化物超電導線材の超電導特性の向上を図ること。
【解決手段】熱処理装置10では、炉芯管11の円筒状の熱処理空間11a内部に、炉芯軸Cに対して円筒状の回転体12が回転可能に配置される。この回転体12において、多数の貫通孔17が形成された表面12aには、超電導前駆体の膜体が形成されたテープ状線材50が巻回される。ガス供給管13は、回転体12に巻回されたテープ状線材50の膜面に対して対向し且つ離間する位置から雰囲気ガスを供給する。回転体12の表面12aとガス供給管13のガス噴出孔20との離間距離Sは10mmから150mmであり、テープ状線材50に供給された雰囲気ガスは、ガス排出管14を介して、回転体12内部から前記炉心管11の外部に排出される。 (もっと読む)


【課題】フッ化水素ガスの排気効率を向上して、長さ方向に均一で優れた超電導特性を有するテープ状酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】熱処理装置100では、炉芯管110の円筒状の熱処理空間111内部に、炉芯軸Cに対して円筒状の回転体120が回転可能に配置される。この回転体120において、多数の貫通孔124が形成された表面121aには、超電導前駆体の膜体が形成されたテープ状線材20が巻回される。ガス供給管130は、回転体120に巻回されたテープ状線材20に雰囲気ガス6を供給する。供給された雰囲気ガス6は、回転体120、ガス排出管140を介して外部に排出される。熱処理空間111内に、回転体120の両端部と、炉芯管110の炉芯フランジ部116、118との間の余剰空間111bに仕切板170を配置して、余剰空間111bに、膜面と反応した後のガスである排気ガス6cが流れないようにした。 (もっと読む)


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