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Fターム[4K014BC13]の内容

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【課題】希土類元素を含有しない球状化剤を使用しても、薄肉部におけるチル化を抑制でき、車両用部品として高い特性を備えた球状黒鉛鋳鉄を提供する。
【解決手段】取鍋で、溶湯に、希土類元素を含有しないFe−Si−Mg系合金の球状化剤を用いた球状化処理、Fe−Si系接種剤を用いた接種処理を行い、その後、この溶湯を鋳型に鋳込む前に、質量比で、Si:45〜75%、Ca:1〜3%、Ba:15ppm以下、含有するFe−Si系接種剤を、前記溶湯に対する投入量を、質量比で0.20〜0.40%として注湯流接種処理を行い、最終組成が、質量比で、C:3.0〜4.5%、Si:3.0〜4.5%、Mn:0.2〜0.4%、S:0.006〜0.020%、Cu:0.08〜0.30%、Sn:0.020〜0.040%、Mg:0.015〜0.050%、残部がFeおよび不可避不純物である、球状黒鉛鋳鉄を得る。 (もっと読む)


【課題】特別な装置や工程を必要とする鋳造方法を使用することなく、特別なRE、Bi等の添加剤の使用もなく、肉厚3.0mm以下の球状黒鉛鋳鉄鋳物を鋳放しでチルなし組織の鋳物を得る。
【解決手段】球状黒鉛鋳鉄鋳物を鋳放しで、鋳造する際、質量%Mg:0.013〜0.030%、Cu:1.8〜3.3%、Sn:0.01〜0.05%を含有する溶湯を用い、
2.5μm以上の粒径の黒鉛粒数を肉厚3.0mm以下の部分で1300個/mm以上とする。 (もっと読む)


【課題】低コストで球状黒鉛鋳鉄管の継手部の靱性を確保しながら強度の向上を図る。
【解決手段】球状黒鉛鋳鉄管を鋳造する際に、予め、遠心鋳造装置の円筒状金型4の内面のうちで管の受口側の継手部を形成する部分に、Fe−Si系接種剤6を散布しておき、管の継手部のSi含有量を、3.00重量%以下で直管状の中間部(直部)のSi含有量よりも多くする。これにより、継手部の基地組織のフェライトに対するSiの固溶強化作用で継手部の強度を高めることができ、かつ、継手部の基地組織中に微細な球状黒鉛を多数晶出させて継手部の靱性を確保することができる。しかも、管全体を対象としてSnやCuを多く添加する場合に比べて成分コストを大幅に低減できる。 (もっと読む)


【課題】片状黒鉛鋳物の外面にひけによる凹み、内部にひけ巣を生じやすい。肉厚の大きい部分の組織が粗大化して強度が低下し、加工面粗度が低下する。また肉薄部の組織が硬化して切削性が低下する傾向がある。
ひけ傾向が小さいと共に、材質的肉厚感度の小さい片状黒鉛鋳鉄鋳物を製造すること。
【解決手段】(i)ひけ傾向を小さくするため、鋳物が凝固するときに晶出する黒鉛量を多くする。このための手段としてシリコン含有量を低くする。シリコン含有量を0.9〜1.4%の範囲に、炭素含有量を3.0〜3.4%の範囲にする。シリコン含有量と炭素含有量の関係を次の式の範囲にする。
C%+0.23×Si%≦4.23%
(ii)肉厚感度を小さくするために、シリコン含有量を低くする。
(iii)前項および前々項の目的を促進し、同時に肉薄部の組織硬化を防ぐために種々の接種を行うが、特に鋳型に流入する溶湯に接種を行う。 (もっと読む)


【課題】高強度かつ高靭性の球状黒鉛鋳鉄管を提供する。
【解決手段】重量%で、C:3.20〜4.00%、Si:1.40〜3.00%、Mn:0.10〜1.00%、Mg:0.02〜0.08%、Cr:0.01〜0.20%を含有し、さらにSnとCuのうち少なくとも1種を、0.050≦Sn(重量%)+Cu(重量%)/10≦0.089となる範囲で含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、基地組織における層間隔の粗いパーライトの面積率が50〜90%であり、基地組織中に晶出している黒鉛の粒数が300個/mm以上、平均粒径が15μm以下である構成とすることにより、FCD600と同程度の引張強さとFCD450と同等以上の伸びを有する、高強度かつ高靭性の球状黒鉛鋳鉄管。 (もっと読む)


概ね筒状の耐熱取鍋内張を収容した取鍋殻を含み、水平姿勢と垂直姿勢との間で回転可能な処理取鍋であって、前記取鍋内張は、連続した側壁を間に有する第1端および第2端を有し、前記第1端、第2端および連続した側壁の間に内部空間が規定され、前記取鍋内張は、さらに、処理剤を保持するためのポケットであって、第1端に隣接して位置して内部空間と流体連通し、取鍋が水平姿勢にあるときに内部空間の底よりも頂に近く位置し、取鍋が垂直姿勢にあるときに内部空間の頂よりも底に近く位置するポケット、ならびに、溶融金属を受けるためおよび注ぐための注入排出部であって、取鍋が水平姿勢にあるときおよび垂直姿勢にあるときに、内部空間の底よりも頂に近く位置する注入排出部を含み、水平姿勢において、内部空間の頂と底との間の中間平面の下、かつ、第1端と第1端および第2端の中間の垂直平面との間に規定される内部空間の下部容積が、前記中間平面よりも上、かつ、第1端と前記垂直平面との間に規定される内部空間の上部容積よりも大きい取鍋。処理取鍋は、特に延性鉄の調製において、溶融金属を気化可能な添加剤で処理するために設計されている。本発明は、取鍋を使用して溶融金属を処理する方法にも関する。
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【課題】高強度かつ高靭性の球状黒鉛鋳鉄管を提供する。
【解決手段】球状黒鉛鋳鉄管は、重量%で、C:3.20〜4.00%、Si:1.40〜3.00%、Mn:0.10〜1.00%、Mg:0.02〜0.08%、Cr:0.01〜0.20%を含有し、さらにSnとCuのうち少なくとも1種を、0.050≦Sn(重量%)+Cu(重量%)/10≦0.089となる範囲で含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、基地組織におけるパーライトの面積率が50〜90%であり、基地組織中に晶出している黒鉛の粒数が500個/mm以上でその平均粒径が15μm以下である構成とすることにより、FCD600と同等以上の引張強さとFCD450に匹敵する伸びを有する、高強度かつ高靭性のものとなる。 (もっと読む)


本願の対象は、ねずみ鋳鉄合金の機械的特性および物性、すなわち、優れた被削性、制振、熱伝導率、低い鋳引け傾向および良好な微細構造安定性を、CGI引張強さの幅広い界面範囲と一緒に、同時に示す新しい合金を規定する。 (もっと読む)


【課題】鋳放しのままで、引張強さ:750MPa以上の高強度と、伸び:1.5%以上の高延性とを有し、さらに耐摩耗性に優れる肉厚:100mm以上の厚肉高強度球状黒鉛鋳鉄品を提供する。
【解決手段】質量%で、C:3〜4%、Si:1.8〜3.0%、Mn:0.5〜2%、S:0.003〜0.03%、Nb:0.1〜1.5%、Cu:1.2〜3.0%、Ni:0.6〜1.5%、V:0.1〜1.5%、Mg:0.02〜0.06%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成とする。これにより、鋳放しままで750MPa以上の高強度と、伸び:1.5%以上の高延性とを有し、さらに耐摩耗性に優れた厚肉高強度球状黒鉛鋳鉄品となる。なお、不純物として、P:0.04%未満、Cr:0.1%未満に調整することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】鋳放しのままで、引張強さ:750MPa以上の高強度と、伸び:1.5%以上の高延性とを有し、さらに耐摩耗性に優れ、かつ肉厚:100mm以上の厚肉高強度球状黒鉛鋳鉄品を提供する。
【解決手段】質量%で、C:3〜4%、Si:1.8〜3.0%、Mn:0.5〜2%、S:0.003〜0.03%、Nb:0.1〜1.5%、Cu:1.2〜3.0%、Ni:0.6〜1.5%、V:0.1〜1.5%、Sb:0.0001〜0.01%、Mg:0.02〜0.06%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成とすることにより、厚肉鋳鉄品としても、黒鉛形状が安定して球状を呈し、鋳放しままで750MPa以上の高強度と、伸び:1.5%以上の高延性とを有し、さらに耐摩耗性に優れた厚肉高強度球状黒鉛鋳鉄品となる。なお、不純物として、P:0.04%未満、Cr:0.1%未満に調整することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】熱処理を行なわない鋳放し状態において、高強度、高い伸びを有し、機械的性質がロバストな球状黒鉛鋳鉄、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】化学成分が質量%で、C:3.4〜4.0%、Si:2.4〜2.8%、Mn:0.2〜0.5%、Cu:0.4〜0.65%、Ni:1.0〜2.5%、Mg:0.02〜0.05%、S:0.005〜0.02%、残部Fe及び不可避の不純物からなる球状黒鉛鋳鉄、及びその製造方法である。 (もっと読む)


【課題】焼入れ前(鋳放し状態)の良好な被削性と、焼入れ処理時の良好な焼入れ性とを併せ持った球状黒鉛鋳鉄を提供する。
【解決手段】FCD450相当の球状黒鉛鋳鉄の溶湯に銅(Cu)及びニッケル(Ni)を添加することにより得られる球状黒鉛鋳鉄である。この球状黒鉛鋳鉄は少なくとも、Cuの含有量が0.2〜0.4質量%であり、Niの含有量が0.4〜0.8質量%であり、FCD600相当の機械的性質を有する。更に、この球状黒鉛鋳鉄は基地組織の大部分がパーライト及びフェライトで構成され、球状黒鉛を除いた基地組織の面積割合においてパーライトが50〜90%を占めている。 (もっと読む)


【課題】従来の鋳造設備を利用しながら、強度が高く、制振性、溶接性、焼き入れ性、加工性に優れたプレス金型用鋳鉄を提供する。
【解決手段】金属組織中の黒鉛球状化率が30〜70%であって、酸素含有量5〜20ppm(質量比)、パーライト率60〜100%、S含有量0.03%(質量比)以下のプレス金型用鋳鉄であり、質量比で、C含有量3〜4%、Si含有量1.5〜2.5%、Mn含有量0.5〜1.0%、Cr含有量0.2〜1.0%、Cu含有量0.2〜1.0%である。このプレス金型用鋳鉄の製造工程は、溶解炉10における作業工程と、取鍋20における作業工程と、鋳型30における作業工程とに分けられ、これらの作業工程は一部並行しながら進められる。 (もっと読む)


【課題】
薄肉のダクタイル鋳鉄製品であってもチル化せず、柔らかく、延性の大きいフェライト地の鋳物を低コストで製造する方法を提供する。
【解決手段】
従来は球状黒鉛の生成を阻害する物質であると考えられていたサルファの含有量をある程度増やすと共に、冷却速度を低く抑えることにより、薄肉のダクタイル鋳鉄製品であってもチル化させることなく、柔らかく、延性の大きいフェライト地の鋳物を製造することができることを見出し、本発明に至った。即ち、ダクタイル鋳鉄製品の製造方法において、鋳鉄製品の成分としてサルファを0.009から0.015重量%を含み、マグネシュウムを0.035から0.050重量%を含み、鋳型に乾燥砂を用いる構成とした。 (もっと読む)


【要約書】
【課題】 鋳鉄溶湯中の効率的な溶存酸素の低下を可能とするものであり、その結果、鋳造時に硬くて脆いセメンタイト(Fe3C)の晶出を抑制し、厚さ3mm以下、さらには2mm以下の、高強度で延性に富んだ薄肉球状黒鉛鋳鉄の製造を可能とする。
【解決手段】 真空タンク内で鋳鉄溶湯を減圧処理して脱酸すると共に脱酸剤を添加し、鋳鉄溶湯中の酸素を3massppm未満にした後、黒鉛球状化剤を添加することを特徴とする球状黒鉛鋳鉄の製造方法。 (もっと読む)


本発明に係るコアードワイヤは、少なくとも1つの断熱層を有し、この層が、溶鋼などの溶融金属浴との接触に際して熱分解を開始する材料からなることを特徴としている。
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【課題】本発明は溶融鋳鉄を処理するための接種混合剤に関し、長期間に渡り安定した粒子保持性を有し、鋳造品、特に薄肉品に対して有効な接種性を提供する。
【解決手段】Si/Fe>2のフェロシリコン合金を5〜75重量%含むタイプA合金は、重量%で、0.005から3%までの希土類元素(RE)、0.005から3%のビスマス、鉛及び/又は アンチモン、及び3%未満のカルシウムを含み、(Bi+Pb+Sb)/REが0.9〜2.2である。そして、シリコン又はSi/Fe>2のフェロシリコンを主体とする少なくとも1つのタイプBの合金は、25〜95%含まれ、このタイプBの合金は、混合剤中のカルシウム総量が0.3〜3%となるようにカルシウムを含む。 (もっと読む)


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