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【課題】高強度と良好な加工性(伸びフランジ性、曲げ加工性)を兼ね備え、しかも引張強さが980MPa以上である強度と加工性の均一性に優れた高張力熱延鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C :0.05%超0.13%以下、Si:0.3%以下、Mn:0.5%以上2.0%以下、P :0.025%以下、S :0.005%以下、N :0.0060%以下、Al:0.1%以下、Ti:0.07%以上0.18%以下、V :0.13%超0.30%以下を、TiおよびVが0.25 < Ti+V ≦ 0.45(Ti、V:各元素の含有量(質量%))を満足するように含有し、且つ、固溶V:0.05%以上0.15%未満であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成と、フェライト相の組織全体に対する面積率が95%以上であるマトリックスと、TiおよびVを含み平均粒子径が10nm未満である微細炭化物が分散析出し、該微細炭化物の組織全体に対する体積比が0.0050以上であり、Tiを含み粒子径が30nm以上である炭化物の全炭化物総数に占める個数の割合が10%未満である組織とを有する熱延鋼板とする。 (もっと読む)


【課題】加工性、すなわち延性と穴広げ性に優れ、高降伏比を有する高強度溶融亜鉛めっき鋼板を提供する。
【解決手段】化学成分を、質量%で、C:0.05〜0.15%、Si:0.10〜0.90%、Mn:1.0〜1.9%、P:0.005〜0.10%、S:0.0050%以下、Al:0.01〜0.10%、N:0.0050%以下およびNb:0.010〜0.100%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物の組成とし、ミクロ組織を、平均結晶粒径が15μm以下のフェライトを体積分率で90%以上、平均結晶粒径が3.0μm以下のマルテンサイトを体積分率で0.5%以上5.0%未満、且つ、パーライトを体積分率で5.0%以下含み、残部が低温生成相からなる複合組織とする。 (もっと読む)


【課題】自動車外板や内板用として有用な、成形後の表面品質に優れる冷延鋼板を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.0005〜0.0050%、Si:0.30%以下、Mn:0.50%以下、P:0.050%以下、S:0.020%以下、Ti:0.010〜0.100%、sol.Al:0.080%以下及びN:0.0070%以下を含有し、かつC、N、S、Tiが下記式(1)の関係を満足し、残部はFe及び不可避的不純物の組成とする。

([%Ti]/48−[%N]/14−[%S]/32)/([%C]/12)≧1.00
ここで、[%M]は、M元素の鋼中含有量(質量%)を表す。 (もっと読む)


【課題】 チタンからなる基材の表面に、溶融金属に対する耐溶損性、剥離性および耐割性に優れるチタンとアルミニウムとからなる金属間化合物層を形成する金属間化合物層の形成方法およびその方法を用いて製造される溶融金属処理部材を提供すること。
【解決手段】 チタンからなる基材10aを酸洗いする前処理工程と、前処理された基材10aを溶融フラックス中に浸漬して表面を活性化するフラックス処理工程と、フラックス処理された基材10aをアルミニウム溶湯中に浸漬して表面にアルミニウム層を形成するアルミニウム層形成工程と、アルミニウム層が表面に形成された基材を610℃からアルミニウム層の溶融点までの間の温度で加熱する固体拡散浸透工程と、固体拡散浸透工程で処理された基材をアルミニウム層の溶融点から1150℃までの間の温度で加熱する液体拡散浸透工程とによって、金属間化合物層10bを形成した。 (もっと読む)


【課題】伸びおよび伸びフランジ性に優れ、815〜1000MPaのTSを有する安価な高強度溶融亜鉛めっき熱延鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板が、質量%で、C:0.07〜0.10%、Si+Al:0.50%以下、Mn:1.0〜1.5%、P:0.060〜0.200%、N:0.0020〜0.0045%、Ti:0.010〜0.02%、V:0.23〜0.60%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成を有し、フェライト単相であり、フェライト相にはサイズが10nm未満のVCがVの析出量で0.15質量%以上析出しているミクロ組織を有する高強度溶融亜鉛めっき熱延鋼板;ここで、VCのサイズとは、透過電子顕微鏡によりマトリックスであるフェライト相の[001]方位から観察される正方板状のVCにおいて、21/2×L(L:正方板の1辺の長さ)で表せるVCのサイズを複数個のVCに対して求め、算術平均した値のことである。 (もっと読む)


【課題】塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板、その製造方法、及びそれを用いて製造された自動車部品を提供する。
【解決手段】鋼成分として、質量%で、C:0.05〜0.5%、Mn:0.3〜4%、P:0.001〜0.1%、S:0.001〜0.05%、N:0.001〜0.03%、Si:0.01〜4%、Al:0.01〜4%を含有し、更にTi:0.01〜0.2%、Nb:0.01〜0.1%、B:0.0001〜0.01%、Mo:0.01〜1%、Cr:0.01〜25%から選ばれる元素の1種または2種以上を含有し、更にSi+Alが0.3〜5%以下、またはCr:2〜25%となるように含有し、残部が鉄及び不可避的不純物である鋼板の表面に質量%でFe:35〜60%を含有し、更にSi:2%以下(0を含む)、アルカリ土類金属元素:合計で0.3%〜3%を含有し、残部Al及び不可避的不純物からなるめっき層を鋼板表面に有し、めっき層厚(両面の合計)の板厚に対する比率が0.5〜3%であることを特徴とする塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板。あるいは鋼中Siの替わりに鋼中Alを含有する鋼板。より好ましくはアルカリ土類金属はMgで、0.3〜1.9%、めっき層厚(両面の合計)の板厚に対する比率は0.5〜2.5%である。この鋼板を製造するため、連続溶融めっきラインでAlめっきした後、300℃以下まで冷却することなく、650〜780℃に再加熱して表面まで合金化させるものとする。 (もっと読む)


【課題】優れた表面外観を有する樹脂被覆鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板を溶融Zn−Al系合金めっき浴に浸漬した後、該めっき浴から引き上げて冷却し、鋼板表面に溶融Zn−Al系合金めっき層を形成し、該溶融Zn−Al系合金めっき鋼板を化成処理した後、樹脂被覆を施す樹脂被覆鋼板の製造方法において、前記めっき浴から引き上げられた鋼板の250℃までの冷却速度が1〜15℃/秒であり、前記溶融Zn−Al系合金めっき層が、Al:1.0〜10質量%、Mg:0.2〜1.0質量%、Ni:0.005〜0.1質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる。 (もっと読む)


【課題】引張強さ(TS):1180MPa以上、全伸び(EL):14%以上、穴拡げ率(λ):30%以上かつ降伏比(YR):70%以下である成形性および形状凍結性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.10〜0.35%、Si:0.5〜3.0%、Mn:1.5〜4.0%、P:0.100%以下、S:0.02%以下、Al:0.010〜0.5%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、かつミクロ組織は、面積率で0〜5%のポリゴナルフェライト、5%以上のベイニティックフェライト、5〜20%のマルテンサイト、30〜60%の焼き戻しマルテンサイトと、5〜20%の残留オーステナイトを含み、かつ旧オーステナイトの平均粒径が15μm以下であることを特徴とする成形性及び形状凍結性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 (もっと読む)


【課題】極めて高い引張強度を有しながら優れた伸びフランジ性を有する高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で,C:0.070%超0.15%以下,Si:0.001〜0.40%,Mn:2.2%超3.5%以下,P:0.05%以下,S:0.01%以下,sol.Al:0.001〜0.40%,Ti:0.12〜0.25%,B:0.0025%超0.010%以下およびN:0.01%以下を含有する化学組成を有し,引張強度(TS)が980MPa以上であり,特定された穴拡げ率が高い機械特性を有する溶融亜鉛めっき鋼板。 (もっと読む)


【課題】曲げ加工性及びめっき性に優れ、1470MPa以上のTSを有する高強度合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.26〜0.35%、Si:0.4%以下、Mn:1.0%以下、P:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.07%以下、N:0.01%以下、Ti:0.05%以下、V:1.2〜1.8%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成を有し、マトリックス全体に占めるフェライト相(F相)の面積率が90%以上であり、F相にはVCが析出しているミクロ組織を有し、かつVCの全個数のうち大きさが10nm未満のVCの個数の割合が85%以上であり、鋼中の固溶V量が0.30質量%以下である高強度合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板;ここで、VCの大きさとは、TEMによりマトリックスであるF相の[001]方位から観察される正方板状のVCにおいて、21/2×L(L:正方板の1辺の長さ)で表せるVCの大きさの平均値のことである。 (もっと読む)


【課題】合金化不良の発生を効率良く抑制し得る合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板を直火炉を用いて当該直火炉出側において目標板温となるように加熱する工程と、上記直火炉出側における上記鋼板の幅方向板温を測定する工程と、上記鋼板を還元雰囲気で間接加熱する工程と、上記鋼板にめっき皮膜を形成する工程と、上記鋼板を合金化炉を用いて予め設定された合金化温度で加熱して合金化する工程と、を備え、上記直火炉出側における上記鋼板の幅方向に、実測板温が上記目標板温よりも低い低板温領域が確認された場合には、上記合金化炉をフィードフォワード制御して、合金化温度をより高温に調整する。 (もっと読む)


【課題】引張強度が極めて高く曲げ性及び伸びフランジ性に優れる高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板は、質量%で、C:0.07%超0.15%以下、Si:0.001%超0.80%以下、Mn:2.1%超3.5%以下、P:0.02%以下、S:0.01%以下、sol.Al:0.001%以上0.40%以下、Ti:0.030%以上0.25%以下、B:0.0015%超0.010%以下およびN:0.01%以下を含有する化学組成を有し、面積%で、フェライト:20%以上60%以下および残留オーステナイト:0.5%以上3.0%以下を含有し、未再結晶フェライトが0.5%未満である鋼組織を有し、合金化溶融亜鉛めっき鋼板は、引張強度(TS)が980MPa以上である機械特性を有する。 (もっと読む)


【課題】強度と伸びフランジ性を兼ね備えた高強度熱延鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】C :0.035%超0.055%以下、Si:0.2%以下、Mn:0.35%以下、P :0.03%以下、S :0.03%以下、Al:0.1%以下、N :0.01%以下、Ti:0.08%以上0.25%以下、B :0.0005%以上0.0035%以下を含有し、且つ、固溶B:0.0005%以上であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成と、面積率が95%超のフェライト相を含むマトリックスと、前記フェライト相の結晶粒内に平均粒子径が10nm未満のTi炭化物が微細析出し、該Ti炭化物の体積比が0.0015以上0.007以下である組織とを有し、引張強さが780MPa以上であり且つ伸びフランジ性に優れた高強度熱延鋼板となる。 (もっと読む)


【課題】本発明は合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に係り、さらに詳しくは、ライン速度、めっき浴成分、めっき浴温、合金化温度、合金化保持時間などを変更することなしに、鋼種およびめっき付着量に即して簡便に合金化速度を調整することを特徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の要旨とするところは、溶融亜鉛めっき浴中に鋼板が浸漬あるいは接触する長さを調節することにより、鋼板が溶融亜鉛めっき浴に浸漬あるいは接触している時間を可変とすることで、めっき原板の種類やめっき付着量に応じて合金化度を制御することを特徴とする表面外観および耐パウダリング性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】優れためっき性と優れた加工性とを兼備する高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.03〜0.15%、Si:0.01〜0.10%、Mn:1.5〜2.3%、Al:0.07%以下を含み、さらにTiおよび/またはNbを合計で0.01〜0.10%含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼素材に、熱間圧延を施し熱延板とし、該熱延板に冷間圧下率: 65%以上の冷間圧延を施し、冷延板とし、該冷延板に、ラジアントチューブ型の焼鈍炉を有する連続溶融亜鉛めっきラインを利用して、焼鈍温度:750〜800℃の焼鈍処理と、連続してさらに溶融亜鉛めっき処理を施し溶融亜鉛めっき鋼板とする。これにより、不めっきの発生を防止でき、めっき性に優れ、引張強さ:590MPa以上の高強度と、伸び:20%以上の優れた加工性と、を兼備する高張力溶融亜鉛めっき鋼板となる。 (もっと読む)


【課題】易酸化性元素を多量に含有する冷延鋼板を基材としながら、良好な表面性状を有する均一な合金化溶融亜鉛めっき層を有する合金化溶融亜鉛めっき冷延鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】冷延鋼板は、質量%で、C:0.02%以上0.25%以下、Si:0.01%以上2.5%以下、Mn:0.5%以上3.5%以下、P:0.1%以下、S:0.01%以下、sol.Al:1.0%以下およびN:0.01%以下を含有する化学組成を有し、合金化溶融めっき層は、目付量が10g/m以上80g/m以下、合金化度が7質量%以上16質量%以下であり、さらに、めっき厚の分布がdmax/d≦2.5(dmaxは最大めっき厚、dは平均めっき厚)を満足する。 (もっと読む)


【課題】高い降伏比と良好な伸びフランジ性および延性とを有する引張強度500MPa以上の溶融めっき熱延鋼板と、それを複雑な工程を経ることなく製造しうる製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で,C:0.03〜0.12%,Si:0.01〜0.5%,Mn:1.4〜5.0%,P:0.05%以下,S:0.010%以下,sol.Al:0.001〜0.5%及びN:0.020%以下を含有する化学組成を有し、体積率で,フェライトを30〜94%,ベイナイトを5〜69%並びに残留オーステナイト及びマルテンサイトを合計で1.0〜10%を含有するとともに,残留オーステナイトおよびマルテンサイトは長径が7μm以下であり,残留オーステナイトおよびマルテンサイトの合計数密度が20個/100μm2以下である鋼組織を有し、引張強度が500MPa以上、降伏比が70%以上、引張強度と全伸びとの積であるTS×El値が12000MPa・%以上、引張強度と穴拡げ率との積であるTS×λ値が50000MPa・%以上である機械特性を有する。 (もっと読む)


【課題】良好な曲げ性を有するとともに不めっきのない良好な表面性状を有する高強度溶融亜鉛めっき鋼板を提供する。
【解決手段】鋼板の表面に溶融亜鉛めっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板であって、前記鋼板は、sol.Alの含有量が0.010質量%未満、Biの含有量が0.0001質量%以上0.05質量%以下、SiおよびMnの含有量の合計が1.0質量%以上5.0質量%以下である化学組成を有することを特徴とする引張強度が1180MPa以上である溶融亜鉛めっき鋼板。 (もっと読む)


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