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Fターム[4K029DD04]の内容

物理蒸着 (93,067) | イオンプレーティング装置 (1,355) | 熱陰極式 (16)

Fターム[4K029DD04]に分類される特許

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【課題】 被処理物の表面へのイオンの入射量を安定化させる。
【解決手段】 本発明に係るイオンプレーティング装置10によれば、熱電子放射フィラメント36から放射された熱電子がイオン化電極38に向かって加速される。そして、この熱電子が蒸発源16からの被膜材料22の蒸発粒子と非弾性衝突することにより、当該蒸発粒子がイオン化される。さらに、このイオン化された蒸発粒子が被処理物としての基板26の表面に入射されることにより、当該基板26の表面に被膜が生成される。ここで、イオン化電極38に流れる電流Idは、イオンの生成量に相関する。このイオン化電極電流Idが一定になるように、熱電子放射フィラメント36からの熱電子の放射量が制御される。このような制御が成されることで、イオンの生成量が安定化され、ひいては基板26の表面へのイオンの入射量が安定化される。 (もっと読む)


【課題】新規な炭素膜製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の炭素膜製造装置は、供給ガスに電子ビームを照射し、プラズマを発生させる電子ビーム発生装置7と、炭素源を収容し、炭素源を加熱して気化させる炭素源容器4と、炭素膜を堆積させる基板3を有する。ここで、供給ガスは、アルゴンガスであることが好ましい。また、電子ビーム発生装置7の電子通過量は10〜100Aの範囲内にあることが好ましい。また、炭素源は、フラーレンC60、フラーレンC70、その他ナノメートルスケールのカーボン粒子であることが好ましい。また、基板3の広さは1〜100cm2 の範囲内にあることが好ましい。また、基板3のバイアス電圧は-500〜0Vの範囲内にあることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 真空槽内で被処理物を移動させるための移動手段と、この移動手段を覆う防着カバーと、を備え、移動手段を介して被処理物にバイアス電力が供給されると共に、このバイアス電力の電圧成分が所定の範囲内で任意に調整可能な成膜装置において、防着カバーと移動手段との間に放電現象が生じるのを防止しつつ、当該防着カバーによる防着機能が確実に維持されるようにする。
【解決手段】 移動手段としての自公転ユニット30は、防着カバーとしての防着板66および防着壁68によって覆われている。特に、自公転ユニット30内の公転板72と防着板66との間隔dは小さい。従って、これら両者間に不本意な放電現象が生じることが懸念される。本発明では、この間隔dが3[mm]〜10[mm]とされる。これにより、当該放電現象の発生が防止される。併せて、防着板66による防着機能も維持される。 (もっと読む)


【課題】成膜材の物性との違いに関わらずドーピング材を自由に選択可能なイオンプレーティング装置を提供すること。
【解決手段】真空チャンバ3と、プラズマビームPを発生するプラズマガン4と、プラズマビームPが照射されるハース5と、ハース5に電気的に接続され、ハース5に近接配置されたタブレット21を支持する導電性のタブレット支持棒25とを備え、ハース5の真空チャンバ3内における露出面にはタブレット21と共に気化されてドーピングされるドーピング材22が支持され、ハース5およびタブレット21に対する通電量を調整可能な構成とした。 (もっと読む)


本発明は、気相からの堆積により、特にPVD(物理蒸着)又は反応性PVD法に従って気相からの物理的な堆積により、基材コンポーネントの表面処理及び/又はコーティングするための機構に関する。複数の基材キャリアと複数のコーティング及び/又は処理ユニット、例えば、蒸発器の源、陰極、ターゲット、マグネトロン、フィラメント陰極、及びエッチング陽極などは、真空にすることができる堆積又は処理チャンバー内に配置されている。システムのより経済的な利用のために、設備に1つのバッチで導入される基材コンポーネントを、異なる処理(例えば、コーティングや、表面処理など)にかけることができるように、モジュール方式で装備することができる。さらに、本発明は、基材コンポーネントの表面処理及び/又はコーティングするための新たな方法を提供し、この方法を使用することにより、PVD(物理蒸着)又は反応性PVD法によるコーティング設備が大幅にコスト効率よく操作させることができる。それは、以下の方法の工程を特徴とする:a)基材コンポーネントのための所望のコーティング又は処置プログラムに従って、堆積又は処理チャンバー内に、モジュールから、コーティング及び/又は処置ユニット(蒸発器、陰極、ターゲット、マグネトロン、フィラメント陰極、及び腐食性の陽極など)及び遮蔽素子を作り上げ、b)同じ処理を受けることになる基材コンポーネントを基材キャリアに設置し、c)堆積または処理チャンバーを閉じ、d)1つのバッチで、基材キャリア上にグループで結合される基材コンポーネントに対する個々の処理又はコーティングプログラムを実行する。
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【課題】 絶縁性膜の生成時において、当該絶縁性膜が陽極の表面に付着するのを防止し、ひいてはプラズマの安定化を図る。
【解決手段】 本発明に係るイオンプレーティング方式の成膜装置10によれば、陰極としてのフィラメント40と陽極としてのアノード42との間にプラズマが発生する。そして、このプラズマによって、膜材料をイオン化し、イオン化された膜材料を被処理物28,28,…の表面に照射することで、当該被処理物28,28,…の表面にcBN膜等の絶縁性膜を形成する。このとき、フィラメント40については、積極的に加熱されるので、当該フィラメント40の表面には絶縁性膜は付着しない。一方、アノード42についても、その表面に当該絶縁性膜が付着するのを防止し得る程度に、自己加熱させる。これにより、これら両者間に発生するプラズマの安定化が図られる。 (もっと読む)


【課題】 従来よりも多くの被処理物を1度に処理する。
【解決手段】 この発明に係る表面処理装置10によれば、各被処理物28,28,…をプラズマ領域64に送り込むための公転ユニット32に複数のホルダユニット34,34,…が取り付けられ、これら複数のホルダユニット34,34,…のそれぞれに複数の被処理物28,28,…が取り付けられる。これにより、従来よりも多くの被処理物28,28,…を1度に設置することができる。そして、公転ユニット32内の大回転板,それぞれのホルダユニット34内の小回転板,およびそれぞれの被処理物28を保持するホルダ40、の各回転数が適切に設定されることで、各被処理物28,28,…に対して均一に表面処理が施されると共に、個々の被処理物28に対してもその表面全体にわたって均一に表面処理が施される。 (もっと読む)


【課題】 従来よりも大型の被処理物に対応することができ、そのような被処理物に対しても期待通りの表面処理を施すことができる。
【解決手段】 この発明に係る表面処理装置は、熱電子を放出する直線状のフィラメント40と、当該熱電子を加速させて気体粒子に衝突させることによってプラズマを発生させるアノード42と、を備えている。このうち、フィラメント40は、積極的に加熱されるために、熱膨張を生じる。しかし、フィラメント40には、その一端を支持する可動式支持部200(張力付与機構210)によって張力が付与されているので、当該フィラメント40は熱膨張しても、変形しない。従って、このフィラメント40とアノード42との間に発生するプラズマは、安定化される。また、フィラメント40の長さ寸法を適宜設定することで、様々な寸法の被処理物に柔軟に対応することができる。 (もっと読む)


【課題】 電極構造が簡単で、蒸発材料の安定したイオン化が可能なプラズマを利用した蒸着装置を提供すること。
【解決手段】 密封型蒸発源31のノズル311の出口付近に、フィラメント331から放出される熱電子を照射する。密封型蒸発源31のノズル311から真空チャンバー32内に噴出した蒸発材料(Cu)34の蒸気342は、フィラメント331によって放出された熱電子によりノズル311の出口付近でイオン化し、電子なだれが起きてプラズマ状態になり、逆円錐状(蒸着材料の飛翔形状)344になって基板(ステンレス板)333へ向かい、蒸着材料(Cu)の蒸着膜を形成する。 (もっと読む)


【課題】プラチナまたはプラチナ合金被膜特有の色調が得られ、へこみや傷等による外観品質の劣化が起きにくく、しかも、高級感のある白色被膜を有する装飾品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の白色被膜を有する装飾品は、金属またはセラミックスからなる装飾品用基材と、該基材表面に形成された下地層と、この表面に乾式メッキ法により形成された炭化チタン層と、この表面に乾式メッキ法で形成されたプラチナまたはプラチナ合金からなる装飾被膜層とで構成される。これにより、上記装飾品は、傷等による外観品質の劣化が起きにくく、しかも、プラチナまたはプラチナ合金被膜特有の色調が得られ、高級感のある白色被膜を有する。 (もっと読む)


【課題】高級感があり、耐傷付き性に優れ、傷等による外観品質の劣化が起きにくく、しかも、ステンレス鋼被膜に近い、高級感のある白色被膜を有する装飾品を提供する。
【解決手段】本発明の白色被膜を有する装飾品は、最外層として貴金属または貴金属の合金からなる白色色調を有する被膜が乾式メッキ法により形成された装飾品において、金属またはセラミックスからなる装飾品用基材と、該基材表面に形成された下地層と、該下地層の表面に乾式メッキ法により形成された耐摩耗層、および該耐摩耗層の表面に乾式メッキ法により形成された最外層からなる発色層とから構成され、前記発色層は、厚み0.2〜1.5μmの耐摩耗層と厚み0.002〜0.1μmの最外層とからなる、ステンレス鋼色調を有する硬質の白色被膜であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 期待通りの性能を奏する被膜を形成する。
【解決手段】 この成膜装置10によれば、真空槽12内のプラズマ領域64内でイオン化された材料、例えば窒素イオンおよびホウ素イオンは、当該プラズマ領域64内にある被処理物36,36,…に照射される。これによって、被処理物36,36,…の表面に、窒素およびホウ素の化合物であるcBN膜が形成される。ここで、被処理物36,36,…には、バイアス電力Ebとして、周波数fが10[kHz]〜300[kHz]のパルス電力が供給される。従って、例えば当該バイアス電力Ebとして高周波電力が供給される場合に比べて、表皮効果による影響が抑制され、ひいては被処理物36,36,…の変質が防止される。よって、期待通りの高硬度なcBN膜を形成することができる。 (もっと読む)


【課題】ステンレス鋼からなる装飾品で、耐食性が高く、長期にわたって錆発生が極めて起こりにくく、その上、耐傷付き性に優れた耐食性被膜を有する装飾品を提供すること。
【解決手段】ステンレス鋼からなる装飾品用基材と、該基材表面に湿式メッキ法で形成された耐食性被膜層と、該耐食性被膜層の表面に乾式メッキ法により形成された下地層と、該下地層の表面に乾式メッキ法により形成された硬質被膜層と、該硬質被膜層の表面に乾式メッキ法により形成された貴金属被膜層とから構成されていることを特徴とする。
、耐食性が向上し、長期にわたって錆発生が極めて起こりにくくなり、その上、耐傷付き性に優れ、傷等による外観品質の劣化も起きにくい。 (もっと読む)


【目的】例えばDLC膜とバッファ膜といった多層膜を、ドロップレットの影響を受けることなく高純度に、かつ円滑に積層形成することのできるプラズマ表面処理方法、プラズマ処理装置及びそのプラズマ処理装置によって表面処理された被処理物の提供する。
【構成】2種類の第1プラズマ16及び第2プラズマ17を使用する。各プラズマは、第1プラズマ発生部2、第2プラズマ発生部3において真空雰囲気下に設定されたアーク放電部で真空アーク放電を行って発生させる真空アークプラズマである。各プラズマ発生に伴って生じるドロップレット23を分離、除去して、第1プラズマ16及び第2プラズマ17を共通輸送ダクト10を経由してプラズマ処理部1に誘導する。このとき、第1プラズマ16及び第2プラズマ17を共通輸送ダクト10に導入するタイミングを制御して、プラズマ処理部1内のワークW表面に対して積層膜形成等の表面処理加工が行われる。 (もっと読む)


本発明は、直流電源(13)に接続された第1電極(5’)を含むアーク蒸着ソース(5)と、アーク蒸着ソース(5)から分離されて配置された第2電極(3、18、20)とを有する加工物(3)の表面処理のための真空処理装置に関する。両方の電極(5’、3、18、20)が個々のパルス電源(16)に接続されて運転される。
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【課題】高品質の薄膜の形成が可能となり、中でも低い基板温度環境において、基板との密着性が良好で、緻密性が高く、硬度の高い、高品質のフッ化物薄膜の形成が可能となる薄膜形成方法および薄膜形成装置を提供する。
【解決手段】膜材料6を真空中で加熱し、該膜材料を蒸発させる工程と、前記蒸発させた膜材料による蒸発材料に、電子源9から放出された低エネルギーの電子を付着させ、該蒸発材料を負イオン化する工程と、前記イオン化した蒸発材料を電界(101)によって被処理基板2に向けて加速し、該被処理基板上に該材料を蒸着させる工程とを有し、薄膜を形成する構成とする。 (もっと読む)


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