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Fターム[4L037CS02]の内容

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Fターム[4L037CS02]に分類される特許

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【課題】排ガス処理設備の稼動率、エネルギー消費量および大気環境負荷の低減を解決しようとするものであり、低コストで地球環境の観点からも優れた耐炎化繊維または炭素繊維の製造工程における排ガス処理方法を提供すること。
【解決手段】前駆体繊維を加熱された酸化性気体によって耐炎化する耐炎化炉を有する耐炎化繊維の製造工程、および/または耐炎化繊維の製造工程の後、耐炎化繊維を加熱された不活性気体によって炭化する炭化炉を有する炭素繊維の製造工程において、前記炉内の排ガスおよび/または前記炉周辺雰囲気の排ガスを収集して分解処理する、耐炎化繊維、および/または炭素繊維の製造工程における排ガス処理方法であって、前記排ガスのうち、耐炎化炉の炉内排ガス、耐炎化炉の炉周辺雰囲気の排ガス、および炭化炉の炉周辺雰囲気の排ガスの少なくとも一部を蓄熱式排ガス処理設備で分解処理することを特徴とする排ガス処理方法。 (もっと読む)


【課題】耐炎化の進行状況が均一で単繊維間の融着が防止された耐炎化繊維束を生産性良く提供する。
【解決手段】アクリル系前駆体繊維束に対して酸化性雰囲気中において非接触加熱方式により酸化処理し、引き続き、酸化性雰囲気中において接触加熱方式により酸化処理する、アクリル系前駆体繊維束からの耐炎化繊維束の製造方法。接触加熱方式は加熱ロールが好ましい。非接触加熱方式は熱風循環が好ましい。前駆体繊維束は総繊度が12000〜70000dtexであることが好ましい。接触加熱方式は、(1)温度240℃〜290℃の加熱ロール群1を用いて繊維の密度を1.27〜1.38g/cm3とする工程、次いで(2)温度260℃〜330℃の加熱ロール群2を用いて繊維の密度を1.30〜1.40g/cm3とする工程、次いで(3)温度280℃〜370℃の加熱ロール群3を用いて繊維の密度を1.33〜1.42g/cm3とする工程が好ましい。 (もっと読む)


【課題】本発明は、粉塵やタール分を効率的に熱風から除去することができる耐炎化炉装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一は、前駆体繊維を熱処理する熱処理室と、該熱処理室に熱風を供給する熱風吹出口と、前記熱処理室から熱風を排出する熱風吸込口と、前記熱風吸込口から排出された熱風を前記熱風吹出口へ送る熱風循環路と、前記熱風循環路の熱風を加熱する熱風加熱手段と、を具備する耐炎化炉を有する耐炎化炉装置であって、前記熱風加熱手段の上流側の前記熱風循環路から熱風を取り込んで不純物を凝集させ、再び熱風を前記熱風循環路に戻す凝集機構を有することを特徴とする耐炎化炉装置である。 (もっと読む)


【課題】厚みの小さい、炭素繊維紡績糸織物とその製造方法、および該炭素繊維紡績糸織物の原料となる炭素繊維前駆体紡績糸織物を提供する。
【解決手段】少なくとも緯糸となる炭素繊維前駆体紡績糸は、炭素繊維前駆体繊維と、該炭素繊維前駆体繊維と混紡され又は合撚される消失性繊維とを原料とする。該炭素繊維前駆体紡績糸織物を原料とする炭素繊維紡績糸織物は、厚み50〜300μm、目隙度2〜20%であって、剛軟度及び電気抵抗値が特定の範囲にあり、炭素繊維紡績糸のメートル番手は、1/50〜200Nmの単糸と2/100〜2/400Nmの双糸とからなる群から選ばれる。この炭素繊維紡績糸織物は、燃料電池のガス拡散電極用に好ましい。 (もっと読む)


【課題】
触媒電極層塗布やセル積層時の破断を防止し、ガス拡散電極に有用な耐衝撃性のある高伸度の炭素繊維紡績糸織物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
厚さの平均値が100〜1000μm、炭素繊維紡績糸織物の幅方向において測定される厚さの最大値と最小値との差が、厚さの平均値の20%以下、目付50〜300g/m、電気抵抗値150mΩ/cm以下、長手方向と幅方向のうち少なくとも一方向における伸度が15%以上である炭素繊維紡績糸織物。 (もっと読む)


【課題】多フィラメントポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するのに際し、折り返しロールに溝付きロールを用いて略矩形である前駆体繊維束の形状を制御するとともに走行位置を規制し、反応の蓄熱による糸切れや毛羽立ちを抑制した炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】総繊度が40000dtex以上のポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するにあたり、耐炎化炉の両端の折り返しロールに、下記式を満足する溝付きロールを配置し、溝付きロール通過後のポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の幅1mm当たりのみかけの平均繊度を2400〜5000dtexに保つ。
0.55<b/a<0.91
0.19×a<h<0.6×a
0. 9×(a−b)<R<2.1×(a−b)
(式中、aは溝頂部の幅(mm)、bは溝底部の幅(mm)、hは溝の深さ(mm)、Rは溝底部角部の丸みの半径(mm)である。) (もっと読む)


【課題】多フィラメントポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するのに際し、折り返しロールに溝付きロールを用いて略矩形である前駆体繊維束の形状を制御するとともに走行位置を規制し、反応の蓄熱による糸切れや毛羽立ちを抑制した炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】総繊度が14000〜40000dtexのポリアクリロニトリル系前駆体繊維束11を耐炎化処理するにあたり、耐炎化炉12の両端の折り返しロール13に、下記式を満足する溝付きロール15を配置し、通過後の繊維束の幅1mm当たりのみかけの平均繊度を2500〜5000dtexに保つ。0.45<b/a<0.81、0.35×a<h<0.71×a、0.4×(a−b)<R<0.9×(a−b)(式中、aは溝頂部の幅(mm)、bは溝底部の幅(mm)、hは溝の深さ(mm)、Rは溝底部角部の丸みの半径(mm)である。) (もっと読む)


【課題】熱処理炉内で発生した有害な分解ガスの流出および炉内への外気の漏れ込みを防ぎ、エネルギーコストが低く、高品質の耐炎化繊維を製造するための熱処理炉を提供する。
【解決手段】加熱気体導入部と、加熱気体排出部を有する熱処理室2と、前記熱処理室からの加熱気体の漏れ出しを抑制するためのシール室3と、前記シール室の両外側に、シールバッファ室4を設けており、シール室は前記被処理物の走行方向に対して垂直方向に加熱気体を循環させる機能を備え、シールバッファ室に、加熱気体を導入する導入部と対向する側に加熱気体を排出する排出部を有し、シールバッファ室から排出された気体は、熱処理室、シール室、およびシールバッファ室に循環することなく、系外に導かれるように流路が設置され、再び糸条に接触することがないような構成を備えた熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】炉外にローラーを持つ熱処理炉のシール性の低下、エネルギー効率の低下の問題および、炉内にローラーを持つ熱処理炉のトラブル発生時の作業性悪化の問題を改善した熱処理炉、およびその熱処理炉を使用した耐炎化繊維の製造方法ならびに炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】複数段に配されたローラーで折り返されつつ水平走行する被処理物が、その内外に出入するためのスリット状開口部を、対向する2つの側壁に複数有する熱処理室と、前記2つの熱処理室の側壁の外側に、熱処理物が、その内外に出入するためのスリット状の開口部を、外側側壁に複数有するシール室を設けてなる熱処理炉であって、前記シール室は、前記外側側壁の一部が前記ローラーからなることを特徴とする熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】優れた引張強度と優れた引張弾性率を同時に満足する高性能炭素繊維を、生産性およびプロセス性を損なうことなく製造する方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維用ポリアクリロニトリル系繊維が空気中220℃以上の温度で熱処理され、その際に与えられる熱量の積算値が100J・h/g〜800J・h/gであることを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】一対のギアロール間へのトウの先通しを、安全にしかも半自動的に行うことができる振込機の提供及びトウの導入方法を提供する。
【解決手段】一対のギアロール2間に対して先通しを行うトウ30を、第1ギアロール12の外周面に接触させ、カバーケース16の下方に配したエアサンクション18を作動させて、第1ギアロール12の外周面に接触しているトウ30を第1ギアロール12の外周面に沿って移動させ、第1ギアロール12と第2ギアロール13との噛合部内に、自動的に挿入させる。 (もっと読む)


【課題】定常運転時には炭素化炉の運転に影響されず、しかも格別に複雑な制御システムが要求されずに耐炎化炉内を流通する熱風の熱エネルギーを有効活用できる耐炎化炉内の熱風の効率的な耐炎化炉熱媒加熱システムを提供する。
【解決手段】耐炎化炉1からの排出ガスを排ガス燃焼炉2で燃焼処理し、燃焼処理されたガスの熱を回収して耐炎化炉1の加熱源とする。排ガス燃焼炉2の燃焼処理されたガスの流路に熱媒ボイラ3を配し、耐炎化炉内に熱媒ヒータ5を配している。熱媒ボイラ3と熱媒ヒータ5との間を循環路にて接続されている。前記熱媒ヒータ5にて耐炎化炉内を循環する熱風を加熱する。 (もっと読む)


【課題】ねじれ等の屈曲変形に対する強度に優れる炭素繊維束及び炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルを90質量%以上含有する単量体を重合した共重合体を紡糸し、水洗、延伸処理を行った後、紡糸油剤を付与し、乾燥、2次延伸処理し得られるアクリル系前駆体繊維束に、焼成油剤を付与し、200〜300℃で熱処理して耐炎化繊維束を得、次いで該耐炎化繊維束を不活性ガス雰囲気中、温度800〜2,500℃で炭素化処理を行い炭素繊維束を製造するにあたって、紡糸油剤の付着量と、焼成油剤の付着量の比が、1:2〜1:3の範囲となるようにして炭素繊維束を製造する。 (もっと読む)


【課題】被処理物の品位・性能を可及的に向上させることが可能な熱処理装置を提供すること。
【解決手段】被処理物を連続的に熱処理する熱処理室を有し、前記被処理物が該熱処理室内を水平方向に通過するように構成されている熱処理装置において、前記熱処理室内に熱風の吹き出し口と熱風の排気口が、それぞれ独立して、かつ、吹き出し口から吹き出した熱風が被処理物を熱した後循環することなく、そのまま排気口から排出されるような位置に設けられていることを特徴とする熱処理装置。かかる熱処理装置を、炭素繊維の製造において、前駆体繊維の耐炎化装置(耐炎化炉)に用いると、高品位・高性能な耐炎化繊維を得ることができ、結果的に、炭素繊維の高品位・高性能化に寄与する。 (もっと読む)


【課題】被処理物の生産速度の向上に伴う設備コスト、設置スペースの増大や、蓄熱を惹起することなく、被処理物の生産性を可及的に向上させることが可能な熱処理装置を提供すること。
【解決手段】被処理物を連続的に熱処理する熱処理室と、前記被処理物が該熱処理室内を水平方向に折り返しながら複数段に渡って通過するように、該熱処理室のそれぞれの段の入り側及び出側に配置された転回手段とを有する熱処理装置において、該転回手段が水平方向に並設された複数のローラーからなり、該複数のローラーは、前記熱処理室壁に近い方から、ローラーの半径が小さいものから順に複数個並設されている熱処理装置。かかる熱処理装置を、炭素繊維の製造において、前駆体繊維の耐炎化熱処理装置(耐炎化炉)に用いると、高生産性で、従って低価格で耐炎化繊維を得ることができ、結果的に、炭素繊維の製造コストの低減に寄与する。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維の生産性の向上を目的として、とりわけ耐炎化処理工程を効率的に行う方法・手段を提供すること。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体100重量部に対して、該ポリアクリロニトリル系重合体よりもマイクロ波吸収効率が高く、かつ、比誘電率[εr]が5以上の炭素材料を0.01〜5重量部、添加剤として含むことを特徴とする炭素繊維前駆体繊維。添加剤としては、活性炭、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー、フラーレン、カーボンブラック、黒鉛、炭化珪素、ピッチコークス、ダイヤモンド及びダイヤモンドライクカーボンからなる群から選ばれる1又は2以上の物質が好ましい。 (もっと読む)


本発明は、酸化処理のための、特に、カーボンファイバーの製造のための酸化炉1であって、公知な方法において、ハウジング2内部に配置されたプロセスチャンバー6と、熱風のための吹出装置13と、プロセスチャンバー6の端部領域に配置された少なくとも1つの吸込装置14、15と、吹出装置13、プロセスチャンバー6及び吸込装置14、15を通して熱風を循環させる少なくとも1つの通風機21と、循環熱風の流体経路に配置された少なくとも1つの加熱装置18と、を具備する酸化炉1に関する。吸込装置14、15は、複数の鉛直に離間された吸込ボックス19で形成されている。そのボックスは、熱風のための少なくとも1つの出口と、プロセスチャンバー6と連通する熱風のための少なくとも1つの入口と、を有し、その入口は、プロセスチャンバーの中央から離間した側部である、吸込ボックス19の外方に面した側部に配置されている。この構成において、繊維が酸化工程を実施される区分の有効長さは、従来の構成と比較して拡張される。それによって、炉1は、特に低く構成され得る。
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本発明は、繊維20の酸化処理のための、特に、カーボンファイバーの製造のための酸化炉1であって、公知な方法において、ハウジング2内部に配置されたプロセスチャンバー6と、プロセスチャンバー6の中央に配置された吹出装置13と、プロセスチャンバー6の2つの対向する端部領域にそれぞれ配置された吸込装置14、15と、吹出装置13、プロセスチャンバー6、及び吸込装置14、15を通して熱風を循環させる少なくとも1つの通風機21と、循環熱風の流体経路に配置された少なくとも1つの加熱装置18と、を具備する酸化炉1に関する。吹出装置13は、熱風のための入口と、それぞれ反対側部の出口と、を有する複数の鉛直に離間された吹出ボックス18;118を具備する。選択として、鉛直に離間された吹出ボックス18の2つの積層体が提供されており、繊維20の移動方向において一方の後方に他方が離間された吹出ボックス、及び/又は、熱風のため、上面及び底面において少なくとも1つの付加的出口130を具備する積層状の内蔵ボックス118である。この構造において、従来構造と比較し、繊維が酸化工程を実施される区分の有効長さが拡張され、それによって、特に炉の高さを低く構成することができる。
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【課題】触媒電極層と炭素繊維シートとの接触面積を増やしつつも、セパレータと炭素繊維シートとの接触抵抗を上げることのない炭素繊維シート及び該炭素繊維シートの製造方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維シートの触媒電極層と接する側の面(以下、A面ともいう)の表面を構成する繊維に多くの微細孔を発現させて、炭素繊維の表面積を増やし、炭素繊維シートと触媒電極層との接触面積を増大させるとともに、セパレータの接する面即ちA面の裏側面(以下、B面ともいう)の表面を構成する面には微細孔を発現させないで、炭素繊維シートとセパレータとの接触抵抗の増大を抑制することにより、燃料電池性能を向上させる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、アクリル繊維束の連続熱処理方法に関するもので、繊維束内部の処理斑や高温処理による繊維束を形成する単糸へのダメージにつながりにくいため、炭素繊維の品質低下を招くことがない、品質の高い耐炎化繊維を効率よく生産することのできるアクリル繊維束の連続熱処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の要旨は、アクリル繊維を巾1mmあたり250〜500texとなるように引き揃えて繊維束シート状物とし、耐炎化炉内に導入する繊維束シート状物の面占有率を70〜100%とし、繊維束シート状物に平行な方向に2〜4.5m/秒の風速を有する熱風中で耐炎化する耐炎化繊維の製造方法である。 (もっと読む)


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