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Fターム[4L037CT42]の内容

無機繊維 (8,808) | 特定の工程に共通する技術 (296) | 炉の構造;配置の特徴 (100) | 横型 (74)

Fターム[4L037CT42]に分類される特許

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【課題】熱処理室内のシート幅方向における温度分布の均一化を図ると同時に、そのために要する費用の低廉化を実現する繊維シートの加熱処理炉を提供する。
【解決手段】水平空間に配された熱風循環流路内に連続繊維シートの熱処理室を備え、当該熱処理室の室外の熱風循環流路内には、熱風の流れ方向に沿って処理ガスの加熱装置18と循環ファンとを順次配している。熱処理室内には、前記繊維シートが上下に一段以上平行で水平に走行する繊維走行路を有している。前記加熱装置18は、処理ガス加熱面18aを構成するガス加熱領域と、そのガス加熱領域と前記ガス加熱面の枠体18bとの間のガス非加熱領域とを有している。加熱装置18の隣接位置に、少なくとも床面側のガス加熱領域端と前記枠体18bとの間のガス非加熱領域を通過する処理ガスの流れを前記ガス加熱領域へと向ける風向制御部材20を有している。 (もっと読む)


【課題】熱分解ガスをスムーズに排気する炭素化炉及びその運転方法を提供する。
【解決手段】耐炎化繊維Fが炉内で炭素化されてなる酸化繊維の走行方向に沿って形成される、互いに対向する2つの側壁5,6に設けられる1つ以上の排気口15,16が、炉長方向において前記出口壁4側に、かつ前記酸化繊維の走行高さより高い領域に偏倚し、前記側壁の出口壁側端部から前記排気口の出口壁側端部までの距離は、炉長方向において、炭素化炉1の炉長の20%の範囲内に位置する炭素化炉。 (もっと読む)


【課題】本発明は、粉塵やタール分を効率的に熱風から除去することができる耐炎化炉装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一は、前駆体繊維を熱処理する熱処理室と、該熱処理室に熱風を供給する熱風吹出口と、前記熱処理室から熱風を排出する熱風吸込口と、前記熱風吸込口から排出された熱風を前記熱風吹出口へ送る熱風循環路と、前記熱風循環路の熱風を加熱する熱風加熱手段と、を具備する耐炎化炉を有する耐炎化炉装置であって、前記熱風加熱手段の上流側の前記熱風循環路から熱風を取り込んで不純物を凝集させ、再び熱風を前記熱風循環路に戻す凝集機構を有することを特徴とする耐炎化炉装置である。 (もっと読む)


【課題】多フィラメントポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するのに際し、折り返しロールに溝付きロールを用いて略矩形である前駆体繊維束の形状を制御するとともに走行位置を規制し、反応の蓄熱による糸切れや毛羽立ちを抑制した炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】総繊度が14000〜40000dtexのポリアクリロニトリル系前駆体繊維束11を耐炎化処理するにあたり、耐炎化炉12の両端の折り返しロール13に、下記式を満足する溝付きロール15を配置し、通過後の繊維束の幅1mm当たりのみかけの平均繊度を2500〜5000dtexに保つ。0.45<b/a<0.81、0.35×a<h<0.71×a、0.4×(a−b)<R<0.9×(a−b)(式中、aは溝頂部の幅(mm)、bは溝底部の幅(mm)、hは溝の深さ(mm)、Rは溝底部角部の丸みの半径(mm)である。) (もっと読む)


【課題】多フィラメントポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するのに際し、折り返しロールに溝付きロールを用いて略矩形である前駆体繊維束の形状を制御するとともに走行位置を規制し、反応の蓄熱による糸切れや毛羽立ちを抑制した炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】総繊度が40000dtex以上のポリアクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化処理するにあたり、耐炎化炉の両端の折り返しロールに、下記式を満足する溝付きロールを配置し、溝付きロール通過後のポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の幅1mm当たりのみかけの平均繊度を2400〜5000dtexに保つ。
0.55<b/a<0.91
0.19×a<h<0.6×a
0. 9×(a−b)<R<2.1×(a−b)
(式中、aは溝頂部の幅(mm)、bは溝底部の幅(mm)、hは溝の深さ(mm)、Rは溝底部角部の丸みの半径(mm)である。) (もっと読む)


【課題】熱処理炉内で発生した有害な分解ガスの流出および炉内への外気の漏れ込みを防ぎ、エネルギーコストが低く、高品質の耐炎化繊維を製造するための熱処理炉を提供する。
【解決手段】加熱気体導入部と、加熱気体排出部を有する熱処理室2と、前記熱処理室からの加熱気体の漏れ出しを抑制するためのシール室3と、前記シール室の両外側に、シールバッファ室4を設けており、シール室は前記被処理物の走行方向に対して垂直方向に加熱気体を循環させる機能を備え、シールバッファ室に、加熱気体を導入する導入部と対向する側に加熱気体を排出する排出部を有し、シールバッファ室から排出された気体は、熱処理室、シール室、およびシールバッファ室に循環することなく、系外に導かれるように流路が設置され、再び糸条に接触することがないような構成を備えた熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】炉外にローラーを持つ熱処理炉のシール性の低下、エネルギー効率の低下の問題および、炉内にローラーを持つ熱処理炉のトラブル発生時の作業性悪化の問題を改善した熱処理炉、およびその熱処理炉を使用した耐炎化繊維の製造方法ならびに炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】複数段に配されたローラーで折り返されつつ水平走行する被処理物が、その内外に出入するためのスリット状開口部を、対向する2つの側壁に複数有する熱処理室と、前記2つの熱処理室の側壁の外側に、熱処理物が、その内外に出入するためのスリット状の開口部を、外側側壁に複数有するシール室を設けてなる熱処理炉であって、前記シール室は、前記外側側壁の一部が前記ローラーからなることを特徴とする熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】被処理物の生産速度の向上に伴う設備コスト、設置スペースの増大や、蓄熱を惹起することなく、被処理物の生産性を可及的に向上させることが可能な熱処理装置を提供すること。
【解決手段】被処理物を連続的に熱処理する熱処理室と、前記被処理物が該熱処理室内を水平方向に折り返しながら複数段に渡って通過するように、該熱処理室のそれぞれの段の入り側及び出側に配置された転回手段とを有する熱処理装置において、該転回手段が水平方向に並設された複数のローラーからなり、該複数のローラーは、前記熱処理室壁に近い方から、ローラーの半径が小さいものから順に複数個並設されている熱処理装置。かかる熱処理装置を、炭素繊維の製造において、前駆体繊維の耐炎化熱処理装置(耐炎化炉)に用いると、高生産性で、従って低価格で耐炎化繊維を得ることができ、結果的に、炭素繊維の製造コストの低減に寄与する。 (もっと読む)


本発明は、繊維20の酸化処理のための、特に、カーボンファイバーの製造のための酸化炉1であって、公知な方法において、ハウジング2内部に配置されたプロセスチャンバー6と、プロセスチャンバー6の中央に配置された吹出装置13と、プロセスチャンバー6の2つの対向する端部領域にそれぞれ配置された吸込装置14、15と、吹出装置13、プロセスチャンバー6、及び吸込装置14、15を通して熱風を循環させる少なくとも1つの通風機21と、循環熱風の流体経路に配置された少なくとも1つの加熱装置18と、を具備する酸化炉1に関する。吹出装置13は、熱風のための入口と、それぞれ反対側部の出口と、を有する複数の鉛直に離間された吹出ボックス18;118を具備する。選択として、鉛直に離間された吹出ボックス18の2つの積層体が提供されており、繊維20の移動方向において一方の後方に他方が離間された吹出ボックス、及び/又は、熱風のため、上面及び底面において少なくとも1つの付加的出口130を具備する積層状の内蔵ボックス118である。この構造において、従来構造と比較し、繊維が酸化工程を実施される区分の有効長さが拡張され、それによって、特に炉の高さを低く構成することができる。
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本発明は、酸化処理のための、特に、カーボンファイバーの製造のための酸化炉1であって、公知な方法において、ハウジング2内部に配置されたプロセスチャンバー6と、熱風のための吹出装置13と、プロセスチャンバー6の端部領域に配置された少なくとも1つの吸込装置14、15と、吹出装置13、プロセスチャンバー6及び吸込装置14、15を通して熱風を循環させる少なくとも1つの通風機21と、循環熱風の流体経路に配置された少なくとも1つの加熱装置18と、を具備する酸化炉1に関する。吸込装置14、15は、複数の鉛直に離間された吸込ボックス19で形成されている。そのボックスは、熱風のための少なくとも1つの出口と、プロセスチャンバー6と連通する熱風のための少なくとも1つの入口と、を有し、その入口は、プロセスチャンバーの中央から離間した側部である、吸込ボックス19の外方に面した側部に配置されている。この構成において、繊維が酸化工程を実施される区分の有効長さは、従来の構成と比較して拡張される。それによって、炉1は、特に低く構成され得る。
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【課題】ポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の折れや厚み斑を防止するとともに、耐炎化炉内を走行するポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の形態を安定に維持でき、メンテナンスが容易な炭素繊維束の製造方法および炭素繊維束の製造装置の提供。
【解決手段】耐炎化炉12の外側でポリアクリロニトリル系前駆体繊維束(繊維束)11を折り返しロール13により折り返し、耐炎化炉12内に走行させ耐炎化処理する工程と、繊維束11を炭素化処理する工程を有し、耐炎化炉12と折り返しロール13の間に溝が設けられた繊維束規制部材15を配置し繊維束11を繊維束規制部材15に通過させ、通過後の繊維束11の幅1mm当たりの見かけの平均繊度を2500〜5000dtexに保つ炭素繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】低コストでエコに優れたポリアクリロニトリル系繊維束を耐炎化する熱処理炉および耐炎化繊維の製造方法並びに炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】炉本体部が、前記被処理物の走行方向に対して交差方向に熱風を吹き込む熱風導入部と、同熱風を排出する熱風排出部を有する熱処理室と、前記被処理物の走行方向に対して交差方向に熱風の循環機構を有するシール室と、室内の気体を排出する排出部と前記気体を排ガス処理設備へ排出する排出手段を有するシール排気室から構成され、前記熱処理室の熱風排出部と熱風導入部は加熱手段と送風手段を有する熱風循環路により連結され、前記熱風循環路の途中には、排ガス処理設備へ分岐する枝路と新鮮熱風を導入する枝路を有し、前記シール排気室の排出部から排出された気体の少なくとも一部を還送する岐路を有し、前記熱風循環路、または、前記新鮮熱風を導入する枝路につながる導入路に接続される熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維束の製造方法において、単繊維の構造的欠陥が少ない炭素繊維束を提供することが可能な耐炎化繊維束を製造する製造方法を得ること。また、炭素繊維束の生産時の強度安定化、特に生産スタート時強度安定化を図ることができる炭素繊維束の製造方法を提供すること。
【解決手段】糸条繊度100〜30000dtex、フィラメント数500〜70000のポリアクリロニトリル系繊維束を、酸化性気体を循環する熱処理炉内で酸化性雰囲気下で200〜300℃で加熱する耐炎化繊維束の製造方法であって、前記熱処理炉内及び/または前記熱処理炉の循環ダクト部に体積基準で97〜100%が粒径2mm〜80mmであるセラミック粒又は金属粒の集合体をその内部に充填した濾材ユニットを有する濾過装置が設置され、該濾過装置を通して酸化性気体を循環させる耐炎化繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 高品質な炭化綿を量産することができる炭化綿製造装置を提供する。
【解決手段】 炭化炉2と、炭化炉2内に長尺布巾状の木綿3を搬送する搬送部4と、炭化炉2内に搬送された木綿3に、加熱水蒸気を透過させる水蒸気供給部5と、加熱水蒸気を排気する水蒸気排気部6と、木綿に水を供給し冷却する冷却部7と、各部を制御する制御部9とを備え、搬送部4は、木綿3を炭化炉2の全長に亘って搬送する第1の搬送部21と、第1の搬送部21の搬送方向と反対の搬送方向に折返し搬送する第2の搬送部22とを有し、第1及び第2の搬送部21、22は、加熱水蒸気を透過するとともに、木綿3を水蒸気供給部5からの加熱水蒸気が供給される方向に対し、所定の角度傾斜する方向に搬送する。 (もっと読む)


【課題】高品質の多孔質炭素繊維シートを高い生産性と歩留りをもって生産し得る多孔質炭素繊維シート前駆体の連続炭素化熱処理装置とその処理方法を提供する。
【解決手段】連続炭素化熱処理装置は、樹脂が含浸、硬化され連続的に供給される多孔質炭素繊維シート前駆体(4) を予備炭素化処理する予備炭素化熱処理装置と、予備炭素化処理された多孔質炭素繊維シート前駆体を不活性雰囲気下で炭素化処理するための高温炭素化熱処理装置とを備えている。各熱処理装置(1) のそれぞれが、各熱処理装置内に排ガスの排気口(10)を有するとともに、多孔質炭素繊維シート前駆体(4) の搬送手段(9) を有している。前記排ガスの排気口(10)は多孔質炭素繊維シート前駆体の下面下方に配されている。 (もっと読む)


【課題】高品質の多孔質炭素繊維シートを高い生産性と歩留りをもって生産し得る多孔質炭素繊維シート前駆体の連続炭素化熱処理装置とその処理方法を提供する。
【解決手段】連続炭素化熱処理装置は、樹脂が含浸、硬化され連続的に供給される多孔質炭素繊維シート前駆体(4) を予備炭素化処理する予備炭素化熱処理装置と、予備炭素化処理された多孔質炭素繊維シート前駆体を不活性雰囲気下で炭素化処理するための高温炭素化熱処理装置とを備えている。各熱処理装置(1) のそれぞれが、各熱処理室に2つの排ガスの排気口(10a,10b) を有するとともに、多孔質炭素繊維シート前駆体(4) の搬送手段(9) を有している。前記排ガスの排気口(10a,10b) は多孔質炭素繊維シート前駆体(4) の幅方向左右端縁の側方近傍に配されている。 (もっと読む)


【課題】耐炎化炉の稼働率向上、及びメンテナンス費用低減を図りつつ、高品質の炭素繊維を生産するための耐炎化炉と、これを用いた炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】その内部で、炭素繊維前駆体繊維束を複数回走行させ、かつ熱風を吹き付けて耐炎化処理する熱処理室と、前記熱処理室内の熱風を循環させる熱風循環路と、初期走行域の熱風の風速を、その他走行域の風速の10〜50%に調整する調整機構と、前記初期走行域を通過した熱風を、前記熱処理室と前記熱風循環路からなる熱風循環系の外に排出する排出路と、を備えた耐炎化炉。 (もっと読む)


【課題】外気流入による熱処理炉の温度むら、およびエネルギー効率の低下を解決する熱処理炉を提供する。
【解決手段】被処理物が出入りする横型スリット状の開口部3を、対向する2つの側壁の上下方向に複数段有する熱処理室2と、前記熱処理室の上部または下部に被処理物の走行方向に対して交差方向に加熱気体を供給する加熱気体吹き出し口5と、前記加熱気体吹き出し口と対向する側に熱処理室内の加熱気体を吸入する加熱気体吸い込み口6とを有し、前記2つの側壁の外側には、被処理物が出入りする横型スリット状の開口部を外側側壁の上下方向に複数段有するシール室11を設けてなる熱処理炉1であって、前記熱処理室の加熱気体の流れと同一方向となるよう、前記シール室の上部または下部に気体を供給する気体吹き出し口と、該気体吹き出し口と対する方向に気体を吸入する気体吸い込み口を有することを特徴とする熱処理炉。 (もっと読む)


【課題】シール性能に優れる上に、炭化炉内の圧力が上昇した場合でも炭化炉からのガスの流出を抑制できる炭素繊維製造用炭化炉のシール装置を提供する。
【解決手段】本発明のシール装置10は、炭化炉20の繊維束導出入孔21に接続される炭化炉接続孔11bと外気雰囲気30に開放された開放孔11dとが形成され、内部に繊維束Aが走行するシール装置本体11を有し、シール装置本体11の内部には、繊維束Aの走行方向に沿って10段以上30段未満の膨張室12が設けられ、開放孔11d側から数えて8段目の膨張室12より炭化炉接続孔11b側の膨張室12の少なくとも1つに、繊維束Aの走行方向に対して略直交方向に不活性気体を吐出する気体吐出手段16が設置されている。 (もっと読む)


【課題】熱処理室への外気の流入と同熱処理室の気体の過度の流出を防止し、熱処理室内の温度分布の均一性と制御性とを向上させ、しかも熱エネルギーを効率的に使用する糸条の横型熱処理炉及び炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】横型熱処理装置1は、走行糸条の入口部及び出口部を有し、熱処理室2と該熱処理室の内外に加熱処理気体を循環させるファン室とを有し、前記ファン室は、循環処理気体排気口と加熱器と循環ファンとを有し、前記熱処理室内で糸条を連続的に熱処理する。前記熱処理室は、前記加熱処理気体を循環使用するための吹出し口及び吸気口を有し、糸条入口部及び出口部にそれぞれ隣接して第1シール室5a、5bを配し、各第1シール室の外側には第2シール室6a、6bを配している。前記第1及び第2シール室はそれぞれが糸条走行方向に連設され、且つシール気体用排気口5a-1〜5b-3;6a-1〜6b-39を有している。 (もっと読む)


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