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Fターム[4L055AB02]の内容

 (82,557) | 蒸解剤(助剤を含む) (177) | 無機アルカリ (79) | 硫化物(多硫化物) (20)

Fターム[4L055AB02]に分類される特許

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【課題】クラフトパルプの蒸解性及び収率を向上させる方法を提供することである。
【解決手段】白液と緑液を混合した蒸解液を使用することを特徴とするクラフトパルプの蒸解方法。白液と緑液を混合した蒸解液中には、硫黄に対するホウ素のモル比が0.05以上になるようにホウ素化合物、好ましくはメタホウ酸ナトリウム、を添加することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】本発明は、リグノセルロース物質を原料として、連続蒸解釜を用いて前加水分解−クラフト蒸解法により溶解パルプを製造する際にピッチトラブルがなく、蒸解効率
がよく、品質の良い溶解パルプを得る。
【解決方法】グノセルロース物質から溶解パルプを製造する方法であって、1)リグノセルロース物質を水に浸し、次いで浸した水の一部を脱水して不純物を除去しつつ、リグノセルロース物質の含水量を調整する工程と、2)該含水状態のリグノセルロース物質を100℃以上に加熱して前加水分解処理する工程と、3)該前加水分解処理後、脱水して、処理後のリグノセルロース物質と、廃ガスおよび廃液に分ける工程と、4)該前加水分解処理後のリグノセルロースを連続蒸解釜を用いてアルカリ蒸解する工程と、5)該アルカリ蒸解後、洗浄して、さらに漂白処理を行う工程の、少なくとも5つの工程からなる溶解パルプの製造方法。 (もっと読む)


【課題】苛性化反応の制御のための方法及び装置を提供する。
【解決手段】石灰消和装置110に供給される緑色リカーと石灰消和装置から出てくる白色リカーの個々の成分の連続的な測定が行われる。リカー成分測定は、リカーの正確な特性化を提供し、クラフトプロセスに於ける苛性化反応のより効率的な制御を可能とする。個々の成分の測定値は、特定の環境測定値とともに、非線型コントローラ50へ入力として供給される。コントローラは、石灰消和装置に導入される石灰の量を制御するのに使用される苛性化制御信号を生成する。コントローラは、特定のプロセス装置に、その装置から収集されたデータの適用によって、適正化される。コントローラは、例えば神経ネットワーク又はファジー論理コントローラであり、特定の装置に対して展開された唯一のパラメータに従って、苛性化制御信号を生成する。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、微細繊維状セルロースを効率よく製造する方法であり、高収率の最大繊維幅1000nm以下の微細繊維状セルロースを簡便な方法により効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】 木材チップを木粉化処理し、該木粉の結晶化度が20〜70%とした木粉だけを、少なくとも脱脂処理、脱リグニン処理、脱ヘミセルロース処理、微細化処理を経て最大繊維幅1000nm以下の微細繊維状セルロースを製造する方法であって、セルロース繊維としてユーカリまたはベイマツの木粉を用いる微細繊維状セルロースの製造方法である。 (もっと読む)



【課題】パルプ製造におけるアルカリ回収工程において、簡便な方法で、効率的にアルカリ溶液中に硫化ナトリウムや二硫化ナトリウムなどの硫化物塩を生成させる方法を提供すること。
【解決手段】硫化ナトリウムを10質量%以上含むアルカリ溶液に硫黄を添加し混合することで、硫化ナトリウムや二硫化ナトリウムなどの硫化物塩を効率的に生成させることができる。また、上記方法にて硫化ナトリウムを10質量%以上含むアルカリ溶液が、緑液である硫化物塩の生成方法であると好ましい。さらに、上記方法において、溶液中に含まれる硫化ナトリウム量に対する硫黄の添加量が、0.5質量%以下である硫化物塩の生成方法であると好ましい。 (もっと読む)


【課題】 パルプ漂白シーケンスの初段の酸素漂白段(酸素脱リグニン段)やアルカリ抽出段等におけるアルカリ源として幅広く使用することができ、かつ該漂白段からの洗浄濾液をクラフト法蒸解工程のパルプ洗浄機における洗浄液として循環利用し、該パルプ洗浄機からの黒液として再生処理して白液(白水)として回収することが可能である、高漂白性の酸化白液とその製造方法を提供する。
【解決手段】 クラフト蒸解に用いられる白液又は酸化白液を過酸化物を用いて酸化処理することにより、チオ硫酸イオンに由来する硫黄原子量が全硫黄原子量に対して25%以下(モル比)である酸化白液を調製すること特徴とする、パルプ漂白段におけるアルカリ源用の酸化白液の製造方法。前記過酸化物のうちの少なくとも一つは過酸化水素であり、前記白液又は酸化白液は、クラフト法蒸解工程における黒液から再生された白液又は該白液を酸素酸化して得られる酸化白液よりなることができる。 (もっと読む)


【課題】低カッパー価かつ高収率のパルプの提供、および薬液使用量の削減、回収ボイラーの負荷低減。
【解決手段】リグノセルロース材料を、蒸解するための容器に送られる以前に、リグノセルロース材料の絶乾重量に対して活性アルカリ添加率が1%以上5%以下となる活性アルカリとキノン化合物X(%)を含むアルカリ性溶液を添加し、この時の系内の液比をY(L/kg)とした場合、Z=X・Y-1・104で表されるキノン化合物濃度Zが100ppm以上であり、リグノセルロース材料を温度条件80〜120℃で加熱処理する工程を設け、引き続いてアルカリ性溶液を追添加し蒸解する。 (もっと読む)


【課題】パルプ製造工程における白液から電解法により高濃度の多硫化イオウを含む蒸解液を高効率かつ低電力で製造する方法において、電解槽の性能を回復するのに重要な洗浄方法を提供する。
【解決手段】多孔性アノード2を配するアノード室3、カソード室5、アノード室3とカソード室5を区画する隔膜6を有し、アノード室2に硫化物イオンを含む溶液を導入し、カソード室5に苛性ソーダを含む水溶液を導入して、電解酸化で多硫化硫黄を含む多硫化物を製造するための電解槽1において、該アノード室3を無機酸、キレート剤、スケール洗浄剤の少なくとも一つを含有する水溶液で洗浄することによって、電解槽1の性能を回復する。 (もっと読む)


【課題】エタノール発酵法、クラフト法、サルファイト法を併用することによる、三者が有機的に結合し協働的に作用する、効率的なリグノセルロース利用システムの提供。
【解決手段】第1のリグノセルロース原料をクラフト蒸解してクラフトパルプとクラフト黒液を得るクラフト蒸解装置と;第2のリグノセルロース原料をナトリウムベースでサルファイト蒸解してサルファイトパルプとサルファイトパルプを得るサルファイト蒸解装置と;サルファイト黒液をエタノール発酵してエタノールと発酵済液を得るエタノール発酵装置と;クラフト黒液と発酵済液に含まれる蒸解薬品を回収し、回収した蒸解薬品を該クラフト蒸解装置へ送る蒸解薬品回収装置とを備える、バイオエタノール等を極めて効率的に製造することが可能なシステム。 (もっと読む)


【課題】リグノセルロース物質の蒸解方法において、大掛かりな設備の改造無しで、クラフト蒸解における蒸解性、パルプ収率を向上させる蒸解方法を提供する。
【解決手段】リグノセルロース物質を浸透ゾーン、蒸解ゾーンを順に有する連続蒸解装置で蒸解する際に、蒸解薬液を浸透ゾーンおよび蒸解ゾーンに添加する方法であって、前記蒸解ゾーンに添加する蒸解薬液として、浸透ゾーンに添加する蒸解薬液よりも5%以上硫化度の高い蒸解薬液を用いて蒸解する。 (もっと読む)


【課題】クラフト法によるパルプ製造工程で得られる緑液に、生石灰または生石灰を水酸化ナトリウム含有液と反応させて得た消和液を添加してこれを苛性化した際に生成する石灰スラッジから、塗被紙用顔料として使用可能な高白色度の炭酸カルシウムを取得する方法を提供することを課題とする。
【解決手段】クラフト法によるパルプ製造工程で得られる緑液を、生石灰または生石灰を水酸化ナトリウム含有液と反応させて得た消和液にて苛性化し生成する石灰スラッジから炭酸カルシウムを製造する方法において、石灰スラッジを、白液回収工程を経た後、高温熱風を使用したフラッシュドライヤーを通すことによって得られる乾燥した石灰スラッジと、フィルター落ち口での含水の石灰スラッジを混合し、これを乾式粉砕することを特徴とする炭酸カルシウムの製造方法。
また、用いられる高温熱風は、キルン釜尻からの排熱を利用したものであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 本発明は拡大蒸解法における蒸解助剤の最も効率のよい利用法を見出し、高い蒸解収率、あるいは蒸解薬液の使用量の削減を実現する。
【解決手段】 上部蒸解ゾーン、下部蒸解ゾーン、拡大蒸解ゾーンが釜頂部から底部に向けて順に設けられた蒸解釜により3段階蒸解からなる拡大蒸解を行うリグノセルロース材料の蒸解法において、蒸解助剤として環状ケト化合物をリグノセルロース材料に対して0.001〜1重量%添加し、さらに該環状ケト化合物の全添加量の50重量%以上を下部蒸解ゾーン及び/または拡大蒸解ゾーンにおいて添加することを特徴とするリグノセルロース材料の蒸解法。 (もっと読む)


本発明は、繊維を含む紙料懸濁液から製造されるティッシュウェブ(1)の製法に関する。この際、容量及び引裂長は、できるだけ少ない叩解度で、紙料懸濁液が、無漂白状態での針葉樹については、12°SRで6.5km以上の引裂長又は15°SRで8.0km以上の引裂長及びotro繊維素に対して少なくとも15%のリグニン含量を有し、又は無漂白状態での落葉樹については、20°SRで4.5km以上の引裂長及びotro繊維素に対して少なくとも12%のリグニン含量を有し、又は無漂白状態での一年生植物に行いては、20°SRで3.5km以上の引裂長及びotro繊維素に対して少なくとも10%のリグニン含量を有する木材又は一年生植物からのリグノセルロース繊維素を含有することによって改善されるべきである。
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【課題】クラフトパルプ製造プロセスにおいて、工程のクローズド化を進めてパルプ歩留を向上させ、環境上の問題を少なくすると共に、回収ボイラーへのカリウム蓄積を防止してボイラーのスケールトラブルを防止する。
【解決手段】蒸解工程、漂白工程および薬品回収工程を含むクラフト法パルプ製造プロセスにおいて、プロセス内を流れるNa2Sを含むアルカリ性溶液を電解酸化法により電解し、電解槽の陽極側で生じるポリサルファイドサルファを含む液を蒸解工程に添加し、電解槽の陰極側で生じるKOHを含むNaOH溶液の一部若しくは全部を塩素系漂白剤または塩素系漂白段の白水によって汚染された最初の漂白段以降の漂白段、クラフト法パルプ製造プロセス以外のパルプ製造プロセスの少なくとも一工程、または工場外部のいずれかにて使用する。 (もっと読む)


本発明は、そのつどotroパルプに対して、針葉樹に関しては少なくとも15%のリグニン含有率を有するパルプ、広葉樹に関しては少なくとも12%のリグニン含有率を有するパルプ、または一年草に関しては少なくとも10%のリグニン含有率を有するパルプを製造する方法であって、以下の工程を有する製造方法に関する:そのつどotro木材の量に対して、針葉樹に関して薬品を5%より多く(NaOHとして計算)含有するか、または広葉樹に関して薬品を3.5%より多く(NaOHとして計算)含有するか、または一年草に関して薬品を2.5%より多く含有する薬品溶液を製造する工程、該薬品溶液を、規定の浴比で木材もしくは一年草と混合する工程、薬品溶液と、木材もしくは一年草とを、室温を上回る温度に加熱する工程、および引き続き、(第一の変法)自由に流れる薬品溶液を除去する工程および木材もしくは一年草を蒸気相中で蒸解する工程、または(第二の変法)木材もしくは一年草を液相中で薬品溶液の存在下に蒸解する工程および自由に流れる薬品溶液と木材もしくは一年草とを分離する工程。 (もっと読む)


【課題】
所与のカッパ価において広葉樹パルプ滓が削減される化学セルロースパルプの製造方法を提供する。
【解決手段】
細砕広葉樹材のスラリーから化学セルロースパルプを連続的に製造する方法において、
(a)広葉樹材に含有されるグアイアシル・リグニン(g−リグニン)含有量に比較してシリンジル・リグニン(s−リグニン)含有量を減少させるに十分な条件下に細砕広葉樹材のスラリーを第一蒸解段階で処理し、その後に、
第一蒸解段階の後で、広葉樹材に残存するg−リグニン含有量を減少させるに十分な条件下に細砕広葉樹材のスラリーを第二蒸解段階で処理することを特徴とする方法。 (もっと読む)


【課題】
リグノセルロース材料の蒸解法において、低カッパー価かつ高収率なパルプを提供する。
【解決手段】
リグノセルロース材料のパルプ化蒸解法において、浸透工程においてリグノセルロース材料を処理する蒸解液が、活性アルカリを絶乾リグノセルロース材料重量に対し1〜10%含有し、かつ、キノン化合物類を絶乾リグノセルロース材料重量に対し0.001〜1.5重量%含有する蒸解液を用い、温度が110℃〜140℃の条件でリグノセルロース材料を処理することにより、低カッパー価かつ高収率で蒸解できる。 (もっと読む)


モノリグノール生合成経路における遺伝子の少なくとも部分に対応する第一のDNAセグメント、スペーサーDNAセグメント、および第一のDNAセグメントに相補的な第二のDNAセグメントを含む、DNA構築物を用いて、植物においてリグニン含量を減少させるかまたは調節することも可能である。いくつかの態様において、DNA構築物は、4CL、C3H、CCR、C4H、Cald5H、SADまたはCCoAOMTの遺伝子の少なくとも部分を含む。維管束優先的プロモーターおよび恒常的プロモーターを用いて、構築物の発現を駆動することも可能である。 (もっと読む)


本方法は、循環式流動床炉 (304) 中でアルカリ土類金属酸化物を加えて 650℃以上の温度で熱することにより、特に非木材から得られた黒液を処理するステップを提供する。本方法は、単独で用いてもよく、あるいは、 (a) 水酸化ナトリウムに基づき、さらに原材料中のシリカを珪酸カルシウムへと実質的に転換するに足る量の水酸化カルシウムを含む白液に、原材料を蒸解するステップ (12) 、 (b) パルプおよび黒液を、結合していないシリカを実質的に含まないようにして回収するステップ (14) 、 (c) 黒液中の有機成分をガスに変える触媒反応のため、ならびに、白液中および酸化カルシウム中のナトリウム値を含んでいる回収した固体を得るための、酸化カルシウムを含んだ流動床炉 (304) 中で、黒液を加熱して、回収した固体から白液を再生するステップ、を含んでいるような、イネ科植物由来の原材料を製紙用パルプもしくは板材用パルプに転換するための方法の一部として用いることもできる。上述した白液を使用することによって、小麦藁、稲藁、および、シリカを多量に含んだ他の材料 (9) の処理を、処理の難しい黒液を生じること無く行うことができる。 (もっと読む)


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