説明

Fターム[5C038FF13]の内容

計測用電子管 (3,290) | 電子・イオン光学的装置 (382) | その他 (116)

Fターム[5C038FF13]に分類される特許

81 - 100 / 116


【課題】
【解決手段】電子衝突解離、電子移動解離または表面誘起解離フラグメンテーションデバイスが高フラグメンテーションモードと低フラグメンテーションモードとの間で繰り返し切り換えられる質量分析の方法が開示される。第1の試料からの親イオンがデバイスを通され、親イオン質量スペクトルおよびフラグメンテーションイオン質量スペクトルが得られる。次いで、第2の試料からの親イオンがデバイスを通され、第2セットの親イオン質量スペクトルおよびフラグメンテーションイオン質量スペクトルが得られる。次いで、質量スペクトルは、比較され、2つの試料における所定の親イオンまたは所定のフラグメンテーションイオンのいずれか一方が異なって表現される場合、さらなる分析が行われて、2つの異なる試料において異なって表現されるイオンを同定しようとする。 (もっと読む)


本発明は、低真空雰囲気の下でも、高質量電荷比を持つイオンを高いイオン通過効率で以て輸送することができるイオンレンズを有する質量分析装置を提供する。従来の大気圧イオン化質量分析装置又は同様の質量分析装置では、イオンレンズに高すぎる電圧を印加すると不所望の放電が起こる。したがって、高質量電荷比のイオンの通過効率をあまり上げることができず、検出感度が犠牲となっている。この問題を解決するために、本発明に係る質量分析装置は、イオンレンズ(5)の各レンズ電極に印加される高周波電圧の振幅と周波数の両方が分析対象のイオンの質量電荷比に応じて変化されるように可変高周波(RF)電圧発生部(24)を制御する電圧制御部(21)を備える。この制御により、たとえ高質量電荷比のイオンを分析する場合であっても、イオンレンズ(5)はイオンを収束させて高い通過効率で以て後段に輸送することができる。それによって、検出感度が改善される。上述した制御は、電圧制御データ記憶部(22)に記憶されている制御データに基づいて行われる。それらデータは、質量電荷比が既知である物質を含む試料を、分析条件を変化させながらイオン検出器の信号強度が保たれるように予め測定することにより得られたものである。
(もっと読む)


【課題】イオンを収束させつつ後段に輸送するイオン光学系のコストを引き下げる。
【解決手段】従来のロッド状電極に代えて肉薄の金属板部材である電極を用いて多重極電場を形成する。即ち、金属板部材である電極41a〜41dはそれぞれの縁端面をイオン光軸Cに向け且つ該イオン光軸Cの方向に延展して、イオン光軸Cの周りに互いに90°ずつの角度を保って放射状に配置される。 (もっと読む)


第1のイオントラップまたはイオンガイド(2)、単一のイオン移動度分光計またはセパレータステージ(3)、およびイオン移動度分光計またはセパレータ(3)の下流に配置される第2のイオントラップまたはイオンガイド(4)を含む質量分析計が開示される。一動作モードにおいて、第2のイオントラップまたはイオンガイド(4)からのイオンは、第2のイオントラップまたはイオンガイドから逆戻りに上流へイオン移動度分光計またはセパレータ(3)へ渡される。 (もっと読む)


開口を有する複数の電極を含む質量分析器(2)が提供される。使用時にイオンはその開口を通って移送される。複数の擬ポテンシャル波形が質量分析器(2)の軸に沿って生成される。擬ポテンシャル波形の振幅または深さは、イオンの質量電荷比に反比例する。イオンを質量分析器(2)の長さに沿って駆動するために1つ以上の過渡DC電圧が質量分析器(2)の電極に印加される。電極に印加される過渡DC電圧の振幅は、時間とともに増加され、イオンは、質量電荷比の逆順に質量分析器(2)から出射される。
(もっと読む)


【課題】 イオン発生源のメンテナンス時等におけるチャンバ内の真空度の低下を防止しながらもイオンガイドによるイオン輸送効率の高いイオンガイドを提供する。
【解決手段】 互いに平行に配置された複数組の対向する電極ロッド15〜18を具備するイオンガイド12であって、イオンガイドに入射されたイオンが、電極ロッドと平行に延び且つ各組の電極ロッドの中心に位置するイオン輸送軸線14上付近をイオン輸送軸線方向に進むようにこれら電極ロッド間に電圧を印加することによりこれらイオンを案内するイオンガイドにおいて、各電極ロッドは複数の中空ロッドから形成され、これら中空ロッドは当該イオンガイドが伸縮可能であるように入れ子式に連結される。 (もっと読む)


1つ以上のイオン源を1つ以上の下流側デバイスへインターフェースするために質量分析において使用される多重デバイスインターフェース。該多重デバイスインターフェースは、多重極ロッドセットに印加される電位に依存して、入力ロッドセットまたは出力ロッドセットのどちらかとして構成される3つ以上の多重極ロッドセットを含む。入力ロッドセットとして構成される多重極ロッドセットは、1つ以上のイオン源に連結されることにより、該イオン源から生成されたイオンを受け入れて該イオンを出力多重極ロッドセットとして構成された少なくとも1つの多重極ロッドセットへ伝達する。該出力多重極ロッドセットは、下流側デバイスに連結され、生成されたイオンを該デバイスへ伝達できる。
(もっと読む)


イオントラップのイオンを操作するための方法は、イオンを蓄積するステップと、空間的に圧縮するステップと、質量電荷比に従って選択されたイオンを放出するステップとを有する。イオントラップは、導入口と、イオンを閉じ込めて、空間的に圧縮するための第1端部および第2端部を有するアームと、イオンを第2端部から放出するための放出口とを有する。アームは、2対の対向電極を有し、イオントラップのどの断面でも四重極電場ポテンシャルを形成する。対向電極と電極の断面の間の距離は、第1端部から第2端部にかけて広がっている。電極は、テーパ状の円筒形のロッド、または、双曲線の断面であってもよい。放出するために選択されたイオンは、第2の(より広い)端部の領域のなかで空間的に圧縮される。イオントラップは、直交放出または軸放出を有する1つアーム、または、直交放出のための中央インサートを有する2本のアームを備える。 (もっと読む)


本発明はマススペクトル解析用のイオントラップ、多重電極システム及び電極に関する。そのうち、前記電極(1)は柱形状を有し、その横断面の少なくとも片側部の形状が2階以上の階段形状に形成されている。本発明は前記電極の構成を改良することにより、前記電極(1)が適用される多重電極システムやイオントラップなどのマススペクトラメーターが、最適化されたフィールド形状を有するだけでなく、加工がし易くなり、製造コストが低くなる。
(もっと読む)


本発明は一般に多重反射静電システムに関し、より詳しくは、オービトラップ静電イオントラップにおける、またこれに関する改良に関する。単一の電極を模倣した動作が可能な電極アレイを有する静電イオン捕捉装置を操作する方法が提案され、この方法は、3つまたはそれ以上の電圧であって複数の電極の各電極に印加された場合に、単一の電極に電圧を印加することによって発生する電場に近似した静電捕捉電場を発生させる3つまたはそれ以上の電圧を決定するステップと、決定された3つまたはそれ以上の異なる電圧を各電極に印加するステップとを含む。さらなる改良点は、1つまたは複数の収集された質量スペクトルの強度の異なるピークから複数の特徴を測定して特質を導き出し、測定された特質を使って複数の電極に印加されるべき電圧を改善することにある。
(もっと読む)


【課題】 荷電粒子を衝突セルに導入するための装置を提供する。
【解決手段】 本発明の装置は、イオンと荷電粒子とを混合するための装置であって、イオン出口端を有する多重極装置と、イオン出口端に接続されている質量分析器と、質量分析器に接続されている荷電粒子源とを備え、荷電粒子源によって生成される荷電粒子が質量分析器を通って、イオン出口端を介して、多重極装置内に入るように構成されていることを特徴とする。 (もっと読む)


電極構造を備えるオービトラップ等の静電トラップが開示される。U’(r,φ,z)の形態の捕捉静電場が生成されて、トラップ内にイオンを捕捉し、イオンが等時性振動を起こすようにする。捕捉電場U’(r,φ,z)は、たとえばオービトラップの場合は超対数的である理想的電場U(r,φ,z)に摂動Wを適用した結果として得られる。摂動Wはさまざまな方法で導入でき、たとえば、トラップの形状を、理想的フィールドU(r,φ,z)の等ポテンシャルに従わなくなるように歪めることによって、あるいは歪曲場(電気的または磁気的)を加えることによって導入できる。摂動の大きさは、捕捉されたイオンの少なくとも一部の絶対位相の拡散が、イオン検出期間Tmでゼロ以上であり、約2πラジアン未満となる程度である。 (もっと読む)


質量分析計やイオン・ガイドのような多重極計器において修正可能な漏れ磁場を生成するシステムおよび方法について説明する。システムは、第1の極対と、第2の極対と、イオンが導体構成に入射するかまたは導体構成から出射するのを可能にする終端装置とを持つ導体構成を含む。第1の電源は、第1の電圧を印加することによって終端装置の近くで漏れ磁場が発生するように第1の極対に第1の電圧を供給する。終端装置電源は、漏れ磁場をイオンの入射または出射を容易にするように修正する終端装置電圧を終端装置に供給する。
(もっと読む)


【課題】液滴がアナライザー内に進入するのを効果的に防止するイオンガイド装置を提供する。
【解決手段】異なるガイド電界中心軸を有する複数の区画を含む、質量分析計用電気力学的イオンガイド装置。ガイド電界のうちの少なくとも1つは、四重極成分と二重極成分とを有する非対称ガイド電界であってもよい。イオンガイド装置は、第一の電界の中心軸が入口開口部に面し、第二の電界の中心軸が出口開口部に面するように、ガイドチャンバー内に配設されている。該イオンガイド装置は、入口開口から出口開口まで見通すことの出来ないガイドチャンバーの効果的な利用を可能にし、入口開口からガイドチャンバー内に進入した望ましくない液滴が出口開口を通って出ないようにしている。好適な実施形態では、イオンガイド装置は長手方向に連結されて次第に狭くなる複数の区画を含み、各区画は幾何学的な中心軸の周りに対称的に配列された4枚の平板を含む。
(もっと読む)


本発明は、未反応イオンと反応生成物イオンの両方から質量スペクトルを収集する、反応セルを含む質量分析計に関する。より詳細には(但し、他を除くものではない)、本発明は、前駆物質およびフラグメントイオンから質量スペクトルを収集するタンデム型質量分析法に使用できることが分かった。本発明は、イオンを、質量分析器へ送る前に、フラグメント化またはその他の処理のための反応セルへ送る配置を提示する。あるいは、イオンは、迂回経路に沿って質量分析器へ直接進むことができる。 (もっと読む)


本発明は反応セルを含む質量分析計およびそのような質量分析計を使用する方法に関する。特に、限定はしないが、本発明は、タンデム質量分析計およびタンデム質量分析に関する。本発明は、イオンを、質量分析計の長軸に沿って順方向に移動し、中間イオン貯蔵部を通過し、その後に反応セルに入るように誘導し、イオンを反応セル内で処理し、処理イオンを、長軸に沿って戻し、中間イオン貯蔵部にもう一度入るように放出し、処理イオンの1つまたは複数のパルスを軸外方向で質量アナライザまで放出する工程を含む、長軸を有する質量計を使用する質量分析法を提供する。
(もっと読む)


【課題】従来の線形イオントラップを用いた電子捕獲解離実施手段では、電子の導入効率
およびイオンの導入効率が低く、高速の電子捕獲解離スペクトルを取得することが困難で
あった。また、同手段のなかで衝突解離を有効に実施する方法がしめされておらず、電子
捕獲解離と衝突解離の組み合わせ実施が不可能であった。
【解決手段】高周波電場が印加される線形多重極電極と、線形多重極電極の軸方向の両端
に配置され線形多重極電極の中心軸上に穴を具備し直流電圧が印加されて壁電場を生成す
る壁電極を有する線形イオントラップと、線形多重極電極の中心軸と同軸を含む磁場を発
生し、線形イオントラップを取り囲む筒型の磁場発生手段と、線形多重極電極とは壁電極
を挟んで反対側に設けられた電子源とを有し、電子源の電子発生部位が、磁場発生手段の
発生する磁場の内部に設置された電子捕獲解離反応装置及びその電子捕獲解離を備えた質
量分析装置。 (もっと読む)


電界強度の関数としてのイオン移動度の差に従ってイオンを分離する装置6が開示される。装置6は、上側電極7a、下側電極7b、および複数の中間電極8を含む。非対称電圧波形が上側電極7aに印加され、DC補償電圧が下側電極7bに印加される。 (もっと読む)


本発明による方法においては、イオンパルスを生成し、イオンパルスの持続時間と関連させつつ過渡的な電界を生成し、イオンパルスを過渡的電界の中へと受領し、過渡的電界のイオンドリフト領域から、導入開口の動的ガスフロー領域内へと、イオンを収集する。同様に、本発明による装置は、質量分析器内へとイオンを搬送するための装置であって、イオンパルスを生成し得るよう構成されたイオン生成源と、イオンパルスを受領し得るとともに過渡的な電界を生成し得るよう構成された過渡的電界形成デバイスと、イオンドリフト領域から、導入開口の動的ガスフロー領域へと、イオンを収集し得るとともに、さらに、質量分析器内へとイオンを搬送し得るよう構成されたイオンコレクタと;を具備している。
(もっと読む)


【課題】質量分析計で使用されるRF単独多重極構造を提供する。
【解決手段】RF単独多重極は、各多重極ロッド本体の周りに形成された螺旋状の抵抗経路を含む。イオンを多重極内部を通してその縦方向軸線に沿って推進させるのを助ける半径方向に閉じ込めるRF場及び軸方向DC場を生成するために、RF電圧が、ロッド本体及び抵抗経路に印加され、DC電圧が、抵抗経路に印加される。1つの実施例では、抵抗経路は、ロッド本体上に形成されたネジ山間に形成された溝に敷かれたニクロムのような抵抗性材料のワイヤの形態を取る。本発明のRF単独多重極は、補助ロッド又は類似の補足的構造を使用して軸方向DC場を発生させる必要性を排除する。 (もっと読む)


81 - 100 / 116