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第1サイクルで実行するステップとして、イオン出射開口とイオン移送開口が別の部位にある第1イオン捕獲装置内に試料イオンを貯めるステップと、貯まっているイオンをイオン出射開口を介し出射させるステップと、出射されたイオンを第1イオン捕獲装置とは別の場所にあるイオン選別装置に送るステップと、そのイオン選別装置内でイオンを選別するステップと、第1イオン捕獲装置から出射されたイオンのうちその選別を経たもの又はそれからの派生物をイオン選別装置から第1イオン捕獲装置に送り返すステップと、返ってくるイオンをそのイオン移送開口を介し第1イオン捕獲装置内に受け入れるステップと、受け入れたイオンを第1イオン捕獲装置内に貯めるステップと、を有するマススペクトロメトリ方法を提供する。
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イオンガイドを有する線形イオントラップおよびそれを操作する方法を提供する。イオンガイドは第1端部および第2端部を有する。本方法は、a)イオンガイド内に第1群のイオンを提供する工程と、b)イオンガイド内に第1群のイオンと反対の極性を有する第2群のイオンを提供する工程と、c)イオンガイド内で第1群のイオンおよび第2群のイオンを半径方向に拘束するためのRF駆動電圧をイオンガイドに提供する工程と、d)第1群のイオンおよび第2群のイオンをイオンガイドの第1端部からはじくために、イオンガイドの第1端部からイオンガイドの中央に向かって、第1の軸方向に不活性ガスのガス流を提供する工程と、e)第1群のイオンおよび第2群のイオンをイオンガイドの第2端部からはじくために、捕捉領域バリアを提供する工程と、を含む。
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低減された寸法にもかかわらず、1kVp−p程度のRFトラッピング電圧で動作する、環状高周波(RF)イオントラップ質量分析器のスケールダウンバージョンは、従来の三次元四重極イオントラップとほぼ同じイオントラッピング容積を保持し、湾曲した幾何形状は、コンパクトな質量分析器の構築および従来の電子増倍管との容易なインタフェースを可能にする。
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【課題】線形イオントラップなどの線形イオン処理装置において、イオンが獲得可能な最大運動エネルギー量を増加させる技術を提供する。
【解決手段】線形電極構造内でイオンの運動エネルギーを増加させる方法において、イオンの軸方向運動は、実質的に、電極構造の選択された一方の端部に制約される。イオンは、駆動されて、選択端部から他方の端部に向かって軸方向に移動し、そして、選択端部に向かって逆反射される。制約は、電極構造の端部および中央領域に印加される1以上のDC電圧を調整して、選択端部に軸方向電位ウェルを生成することによって実行可能である。駆動は、前記選択端部に印加されるDC電圧を、制約工程で印加される電圧値よりも大きな大きさに調整することによって実行可能である。制約工程および駆動工程は、何度も反復可能である。この方法は、衝突誘起解離と共に実施可能である。 (もっと読む)


【課題】検体に関するイオン信号を干渉により生じる信号から分解する方法に関する。
【解決手段】イオン源からイオン輸送器、四重極衝突セル、分析質量分光計にイオンを輸送することによる同重干渉を、除去しなければ反応して同重干渉を形成しやすい中間イオンを除去する通過帯域をもって衝突セルを動作させて低減する方法。衝突セルにおける反応ガスとしてアンモニアを用いることが好ましい。関与する化学種及びその化学的特性に応じて、適切なレベルに低質量カットオフを設定して衝突セルを作動させるか、あるいはより一般的には、衝突セルにRF及びDCをともに印加することにより定められる高質量及び低質量カットオフの双方を通過帯域が有する。衝突セルは飛行時間型(TOF)質量分光計にイオンを輸送するための通過帯域をもって作動させることもでき、よってTOFに入るイオンの質量範囲を限定し、従ってTOFのデューティサイクルを改善できる。 (もっと読む)


【課題】タンデム型質量分析計で、断片化の過程の前に、イオンの分子を活性化する手段及び方法を提供する。
【解決手段】タンデム型質量分析計100は、質量分析器140の上流側に、分析物イオンを受け入れる第1の衝突セル124と、その下流に並置される第2の衝突セル128とを有する。第1の衝突セル124は、イオンが第2の衝突セル128に入る前に、分析物イオンの内部エネルギーを高めることができる。第1の衝突セル124で高められる内部エネルギーは、分析物イオンのうちの大部分を断片化するには十分でない程度とされる。 (もっと読む)


質量分析計は、パルス状イオン源と、パルス状イオン源によって生成されたイオンを閉じ込める第1のイオントラップであって、第1のイオントラップから続いて放出される閉じ込められたイオンの位置を特定するための第1のイオントラップ(10)とを有する。冷却ガスのパルスは、第1のイオントラップ(10)がイオンを閉じ込めることを可能にするのに適しているピーク圧において、第1のイオントラップ(10)に導かれる。ターボ分子ポンプ(17)は、閉じ込められたイオンが、第1のイオントラップ(10)から分析のための第2のイオントラップ(20)の方へ放出される前に、冷却ガスの圧力を減らす。パルス状イオン源は、第1のイオントラップ(10)の端壁を形成する試料プレート(14)を有する。
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同一イオン試料の第1の質量スペクトルおよび第2の質量スペクトルは、分析されて、反応対を決定し得る。これらの反応対は、第1の質量スペクトルに対して第2の質量スペクトルをニュートラルディファレンスだけシフトして、シフトされた質量スペクトルを提供することにより、選択されたニュートラルディファレンスに基づいて決定される。次に、シフトされた質量スペクトルをイオン試料の第1の質量スペクトルと比較し、ニュートラルディファレンスに基づいて反応対を決定する。
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本発明はマススペクトル解析用のイオントラップ、多重電極システム及び電極に関する。そのうち、前記電極(1)は柱形状を有し、その横断面の少なくとも片側部の形状が2階以上の階段形状に形成されている。本発明は前記電極の構成を改良することにより、前記電極(1)が適用される多重電極システムやイオントラップなどのマススペクトラメーターが、最適化されたフィールド形状を有するだけでなく、加工がし易くなり、製造コストが低くなる。
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本発明は、未反応イオンと反応生成物イオンの両方から質量スペクトルを収集する、反応セルを含む質量分析計に関する。より詳細には(但し、他を除くものではない)、本発明は、前駆物質およびフラグメントイオンから質量スペクトルを収集するタンデム型質量分析法に使用できることが分かった。本発明は、イオンを、質量分析器へ送る前に、フラグメント化またはその他の処理のための反応セルへ送る配置を提示する。あるいは、イオンは、迂回経路に沿って質量分析器へ直接進むことができる。 (もっと読む)


本発明は反応セルを含む質量分析計およびそのような質量分析計を使用する方法に関する。特に、限定はしないが、本発明は、タンデム質量分析計およびタンデム質量分析に関する。本発明は、イオンを、質量分析計の長軸に沿って順方向に移動し、中間イオン貯蔵部を通過し、その後に反応セルに入るように誘導し、イオンを反応セル内で処理し、処理イオンを、長軸に沿って戻し、中間イオン貯蔵部にもう一度入るように放出し、処理イオンの1つまたは複数のパルスを軸外方向で質量アナライザまで放出する工程を含む、長軸を有する質量計を使用する質量分析法を提供する。
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セグメント化直線イオンガイドまたはイオントラップを備えるイオンガイドまたはイオントラップ1が開示される。イオンは、電極にACまたはRF電圧を印加することによってイオンガイドまたはイオントラップ1内に半径方向に閉じ込められる。イオンは、実質的に共鳴によらずにイオンガイドまたはイオントラップ1からイオンが排出されるように軸方向に振動または変調された軸方向二次ポテンシャル井戸内にトラップされる。 (もっと読む)


セグメント化リニアイオンガイド又はイオントラップを備えるイオンガイド又はイオントラップ(1)が開示される。イオンは、電極にAC又はRF電圧を印加することによってイオンガイド又はイオントラップ(1)内に半径方向に閉じ込められる。静的ポテンシャル井戸がイオンガイド又はイオントラップ(1)の軸方向長さの少なくとも一部に沿って維持される。経時変化する均一な電界がイオンガイド又はイオントラップ(1)の軸方向長さの少なくとも一部に沿って印加される。静的な軸方向ポテンシャル及び経時変化する軸方向に均一な電界の組み合わせによって、イオンはイオンガイド又はイオントラップ(1)から実質的に共鳴によらずに排出される。 (もっと読む)


本発明の一実施形態として、一連の質量分離装置電界データからの質量分離装置の設計方法、及び一定範囲のデータ対及び質量分析計からのイオントラップの設計方法を提供する。約0.84ないし約1.2の範囲内のZ/r比をもつイオントラップを備える質量分離装置の製造方法を提供する。0.84ないし1.2の範囲内のZ/r比を持つイオントラップと縦に並ぶ質量分離装置から構成可能な質量分析計を提供する。容積の中心から第一部材面までの間隔の容積の中心から第二部材面までの間隔に対する比が0.84ないし1.2の範囲内となる容積を画定する第一及び第二部材セットを有する質量分離装置を用いたサンプルの分析方法を提供する。
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第1の四重極ロッドセット質量フィルタ(7)、衝突セル(8)、イオン移動度分光計またはセパレータ、イオン移動度分光計またはセパレータの下流に配置されたイオンガイドまたは衝突セル(13)、第2の四重極ロッドセット質量フィルタ(16)、およびイオン検出器(15)を含む質量分析計が開示される。 (もっと読む)


1層以上の平面状、板状、又は網状中間電極(2)の層を備えたイオンガイド(7a)を開示する。第1電極(8a〜8e)の第1アレイが上面に設けられ、第2電極(9a〜9e)の第2アレイが下面に設けられている。イオン案内領域は、イオンガイド(7a)内に形成される。好ましくは、前記イオンガイド(7a)を通して、又はこれに沿ってイオンを推進、前進、強制移動、又は加速させるため、前記第2電極(8a〜8e、9a〜9e)の第1及び第2アレイに、1以上の過渡DC電圧又は電位を印加する。
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セグメント化リニアオンガイド又はイオントラップを備える質量分析計を開示する。イオンは、イオンガイド又はイオントラップを形成する電極にAC又はRF電圧を印加することによって、イオンガイド又はイオントラップ内に半径方向に閉じ込められる。イオンガイド又はイオントラップ内でトラップされたイオンに単調和運動を行わせるために、二次DCポテンシャルがイオンガイド又はイオントラップの軸方向長さに沿って印加される。イオンの振動周波数は1つ以上の誘導検出器を使用して検出される。次いで、イオンの質量電荷比は、決定された振動周波数から決定され得る。
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質量分析計、およびそれを動作させる方法が提供される。質量分析計は細長いロッドセットを有する。ロッドセットは入射端と出射端とを有する。第1群のイオン、およびそれと反対極性の第2群のイオンをロッドセットに半径方向に閉じ込めるように、RF駆動電圧がロッドセットに印加される。第1群のイオンおよび第2群のイオンの両方をロッドセットでトラップするように、RF駆動電圧に相対的に、入射補助RF電圧が入射端に印加され、出射補助RF電圧が出射端に印加される。
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質量分析計装置と、細長いロッドセットを有する質量分析計を動作させる方法とを提供する。上記ロッドセットは、入口端、出口端、複数のロッドおよび長手方向軸を有し、上記方法は、(a)ロッドセットの入口端にイオンを入れる工程と、(b)複数のロッド間にRF電界を生成して、ロッドセット内にイオンを径方向に閉じ込める工程と、(c)ロッドセット内に静的軸方向電界を提供する工程と、(d)ロッドセット内の振動性軸方向電界を提供して、静的軸方向電界を打ち消すことにより、イオンを第1の群のイオンと第2の群のイオンに分離する工程であって、振動性軸方向電界はロッドセットの長手方向軸に沿って変化する、工程とを含む。
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質量分析計(30)のためのイオンガイド(24)は、質量/電荷比が異なるイオンを該イオンガイドから検出器又は他の対象物若しくは装置に向けて放出する手段を包含する。かかる放出手段は、該イオンを所望とするシーケンスで放出させる。該イオンは、それぞれの質量/電荷比に従って異なる速度で運動・移動するため、所望とする空間内の一点に所望とするシーケンスで、例えば質量分析計の検出器(56)内に実質的に同時に到達することになる。
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