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Fターム[5C038JJ06]の内容

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2次元の実質的に四重極の電場を提供する。電場は、振幅A2の四重極高調波と、振幅A4の八重極高調波とを備え、A4は、A2の0.01%よりも大きく、A4は、A2の5%未満であり、電場に存在する振幅Anを有する任意の他の高次高調波について、nは、4を除く2よりも大きい任意の整数であり、A4は、Anの10倍よりも大きい。線形イオントラップの中においてイオンを処理する方法であって、該方法は、a)2次元の実質的に四重極の電場を確立し、維持することであって、該電場は、振幅A2の四重極の高調波と、振幅A4の八重極の高調波とを備え、A4は、A2の0.01%よりも大きく、A4は、A2の5%未満であり、該電場に存在する振幅Anを有する任意の他の高次高調波について、nは、4を除く2よりも大きい任意の整数であり、A4は、Anの10倍よりも大きい、ことと、b)イオンを該電場に導入することとを含む、方法。
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【課題】エンドキャップ電極に矩形波電圧を印加することによりイオンを共鳴励起排出する場合に、共鳴励起条件を理想状態に近づけることで質量分解能を改善する。
【解決手段】励起共鳴電圧直流電位算出部71は共鳴励起排出に先立って、パルス電圧発生部51で生成される矩形波電圧の周期、パルス幅、電圧値などを用いて、時間平均電位がゼロとなるような直流電位シフト量を算出する。共鳴励起排出の実施時に、可変直流電圧発生部52は直流電位シフト量に応じた直流電圧を発生し、電圧重畳部53、54において矩形波電圧はその直流電圧分だけシフトされる。それにより、各エンドキャップ電極22、24に印加される矩形波電圧の時間平均電位はともにゼロとなり、イオントラップ2空間内で中心軸に沿った方向の直流的な電位勾配がなくなる。その結果、捕捉されているイオンの軌道中心がトラップ2の幾何学中心に一致し、共鳴励起条件が理想に近くなる。 (もっと読む)


【課題】所定質量範囲に亘る質量走査を繰り返すスキャン測定において、1回の走査の終了電圧から次の走査の開始電圧に電圧を戻す際にアンダーシュートなどが発生して電圧値が不安定になるため、適宜の待ち時間が必要である。この待ち時間をできるだけ短縮することにより、質量走査の繰り返し周期を短くして時間分解能を向上させる。
【解決手段】繰り返し質量走査における待ち時間は、従来、分析条件に依らず一定とされていた。これに対し、本発明に係る四重極型質量分析装置では、指定された質量範囲により走査終了質量と走査開始質量との質量差ΔMを計算し、この質量差に応じて異なるセトリングタイムを設定する。質量差ΔMが小さく電圧安定化時間が短くて済む場合には、相対的に小さなセトリングタイムが設定される。これにより、質量走査の繰り返し周期が短くなり、時間分解能が向上する。 (もっと読む)


【課題】本発明は、多屈曲型四重極飛行時間型質量分析装置に関し、四重極型が小型である特長も活かしつつ分解能も改善可能であり、測定1回のデータ取得時間を数ミリ秒或いはそれ以下に短縮できる多屈曲型四重極飛行時間型質量分析装置を提供することを目的としている。
【解決手段】円弧状に曲がった電極4個組の四重極と直線状電極4個組の四重極同士がイオン光学上の光軸が接続部でほぼ一致するように電極部材が接する構造で、一体化乃至は接続された状態の四重極の外形を持つ構成であり、前記四重極部はイオンガイドとして機能させ、飛行するイオンの飛行時間を計測できるように構成する。 (もっと読む)


【課題】構造未知の糖鎖についてCID−MSn測定を行い、得られたデータをすでに取得されている参照データと比較することにより該糖鎖の構造解析を行う方法において、多量のサンプルを準備して多数のデータを取得する必要がない方法を提供すること。
【解決手段】(a)目的糖鎖について特定のm/zのフラグメントイオンが得られるまでCID−MSn測定を行い、(b)該フラグメントイオンについてさらにCID−MS/MS測定を行い、プレカーサーイオン量の総イオン量に対する百分率と、特定のm/zのプロダクトイオン量の総イオン量に対する百分率との相関を求め、(c)該相関と、構造既知の参照糖鎖のプレカーサーイオン量の総イオン量に対する百分率と特定のm/zのプロダクトイオン量の総イオン量に対する百分率との相関を比較することを特徴とする糖鎖構造解析方法。 (もっと読む)


【課題】SIM測定において四重極質量フィルタへの印加電圧をステップ状に変化させる際に必要なセトリング時間をできるだけ短くするとともに、質量を切り替える際の過渡状態のときに不所望のイオンが検出器に多量に入射することを防止する。
【解決手段】四重極電極へ印加される直流電圧Uが高周波電圧の振幅Vよりも遅い応答である場合、SIM測定対象の複数の質量が指定されると、制御部は10はそれら質量を高い順に並び替え、最適セトリング時間算出部101は各質量毎に質量差と変化後の質量とからセトリング時間を決める。これにより、質量差が小さくなってセトリング時間を相対的に小さくすることができる。また、質量をステップ状に切り替える際にマチウ方程式による安定領域図上でU/Vが安定領域の外側を通るため、不所望のイオンが四重極質量フィルタを通過しにくくなり検出器のダメージを軽減できる。 (もっと読む)


【課題】スキャン測定やSIM測定において四重極質量フィルタへの印加電圧をステップ状に変化させる際に必要なセトリング時間をできるだけ短くし、時間分解能の向上又はSN比や感度の向上を図る。
【解決手段】SIM測定を実行する際に最適セトリング時間算出部101は、測定対象の質量とその直前の測定対象の質量との差ΔMとその測定対象質量とに応じてセトリング時間の長さを決定する。測定対象の質量が同じでも質量差ΔMが小さいほどセトリング時間を短くし、質量差ΔMが同じでも測定対象の質量が大きいほどセトリング時間を短くする。これにより、測定対象質量のイオンを検出するのに十分な電圧安定化時間を確保しながら、SIM測定の繰り返しサイクルを短縮する又は測定にあてる時間を長くすることができる。 (もっと読む)


【課題】衝突セル(24)内の不要人工イオンの形成あるいは再形成を最小にする。
【解決手段】本発明は誘導結合高周波プラズマ質量分析(ICPMS)に関し、衝突セルを用いてイオン・ビームから不要な人工イオンを反応気体と選択的に反応させることにより除去する。本発明は、膨張チャンバ(3)と、衝突セル(24)を内蔵した第二真空チャンバ(20)の間に設けた高真空の第一真空チャンバ(6)を提供する。第一真空チャンバ(6)は第一イオン光学装置(17)を有する。衝突セル(24)は第二イオン光学装置(25)を内蔵する。第一真空チャンバ(6)の設置は、プラズマ源(1)からの気体負荷に原因があると思われる衝突セル(24)内の残留圧を最小にすることにより衝突セル(24)への気体負荷を減少する。 (もっと読む)


本発明は、四重極型質量分析計(QMS)コンポーネントを製造する方法と、モノリシック四重極型質量分析計又はモノリシック四重型質量分析計のコンポーネントと、双曲線電場を生成する能力をもつ四重極型質量フィルタ(QMF)又は四重極イオントラップ(QIT)と、モジュラ式四重極型質量分析計(QMS)アセンブリとに関する。
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二次元半径方向放出イオントラップが、内向きの双曲面を備えた4つの有孔電極で構成され、各電極は、双曲面により定められた双曲半径r0よりも大きい距離rだけ中心線から間隔を置いて位置している。この幾何学的形状により、無視できるほどのオクタポールフィールド成分及び比較的大きなドデカポール又はイコサポールフィールド成分を有する平衡対称型トラッピングフィールドが作られる。特定の一具体化例では、イオントラップは、フィルタリングDC電圧を電極に印加することによって4極質量フィルタとして選択的に動作可能である。 (もっと読む)


【課題】
検出可能なフラグメントイオンのピークの数を増やした、電子捕獲解離を用いる質量分析装置を提供する。
【解決手段】
本発明の質量分析装置は、試料からイオンの生成を行うイオン源2と、イオンの蓄積および選択を行うイオントラップ部3と、イオンを電子捕獲解離するイオン解離部4と、イオンの質量分析を行う飛行時間質量分析部7と、を備えた質量分析装置であって、質量分析を行ったイオンの価数に応じて電子捕獲解離の反応時間が可変である。 (もっと読む)


【課題】四重極型のMSが小型であるという特徴を活かしつつ、分解能も改善し得て、比較的に小さな四重極型のMS/MS装置や、更に高分解能な装置を提供する。
【解決手段】複数の直線型四重極を、円弧状四重極を介して直列接続することにより、該四重極の全長を畳み込むように延長したイオン光学系を有する。 (もっと読む)


【課題】衝突セル(24)内の不要人工イオンの形成あるいは再形成を最小にする。
【解決手段】本発明は誘導結合高周波プラズマ質量分析(ICPMS)に関し、衝突セルを用いてイオン・ビームから不要な人工イオンを反応気体と選択的に反応させることにより除去する。本発明は、膨張チャンバ(3)と、衝突セル(24)を内蔵した第二真空チャンバ(20)の間に設けた高真空の第一真空チャンバ(6)を提供する。第一真空チャンバ(6)は第一イオン光学装置(17)を有する。衝突セル(24)は第二イオン光学装置(25)を内蔵する。第一真空チャンバ(6)の設置は、プラズマ源(1)からの気体負荷に原因があると思われる衝突セル(24)内の残留圧を最小にすることにより衝突セル(24)への気体負荷を減少する。 (もっと読む)


【課題】3連四重極型質量分析装置において、第1段四重極又は第3段四重極の一方又は両方でスキャンが実行される際の時間分解能を向上させる。
【解決手段】測定モードやスキャン条件を含む分析条件が設定されると、データ生成部40は各部に印加する電圧値を1組とした1スキャン分の制御データテーブルを作成し、内部RAM41に格納する。このテーブルはDMA転送によりFPGA23のテーブル保持部51に格納される。一方、m/z差算出43がスキャン開始m/zと終了m/zとの差DZを算出し、予め作成されたテーブル44を参照してスキャン間時間決定部45がスキャン間時間Tmを決める。m/z差DZが小さいほど電源の電圧安定化時間が短いため時間Tmも短い。タイミング制御部53は1回のスキャン終了時点から時間Tmだけ待ち、次のスキャンを実行するようにデータ読み出し部52を制御する。これにより、m/z差に応じて単位時間当たりのスキャン回数が変化する。 (もっと読む)


【課題】目的のイオンが十分な確保でき、MS/MS測定が最適化されたイオントラップ質量分析装置を提供する。
【解決手段】試料をイオン化するイオン源部と、イオン源にて生成されたイオンを、三次元四重極電界を形成することで所定の質量電荷比に従いイオンを閉じ込め、不要なイオンを排出し、目的のイオンのみを四重極電界内に閉じ込め、衝突誘起解離を行い、フラグメントイオンを生成し、そのイオンを質量分離し、検出器に輸送するイオントラップ部とイオンの量を電流値に変換する検出部とで構成される質量分析装置において、イオン捕捉操作における捕捉イオン量かつ目的イオン量をMS/MS測定を行うために最適化し、イオン選択操作および衝突誘起解離操作を行い、MS/MSスペクトルを得る。 (もっと読む)


a)第1の時間において、第1のイオントラップ内にイオンを蓄積するステップと、b)第2の時間において、第1の複数のイオンを第1のイオントラップから第2のイオントラップ内へと通過させるステップであって、第1の複数のイオンは、第1の質量範囲内の質量を有する、ステップと、c)第2の時間において、第2の複数のイオンを第1のイオントラップ内に留保するステップであって、第2の複数のイオンは、第1の質量範囲と異なる第2の質量範囲内の質量を有する、ステップと、d)第3の時間において、第1の複数のイオンを第2のイオントラップから通過させるステップと、e)第3の時間において、第2の複数のイオンを第1のイオントラップから第2のイオントラップ内へと通過させるステップとを伴う、タンデムイオントラップを操作するための方法が提供される。
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第1の端部と、第2の端部と、複数のロッドと、中心縦軸とを有する、細長いロッドセットを有する質量分析計と、それを操作する方法について記載される。実施形態は、a)ロッドセット内へとイオンを入射することと、b)複数のロッド間にRF場を生成し、ロッドセット内にイオンを半径方向に閉じ込めることであって、RF場は、ロッドセットの長さの少なくとも一部に沿って変動し、各イオンに対して、イオンに作用する対応する第1の軸方向力を提供して、第1の軸方向にイオンを押出すことと、c)各イオンに対して、対応する第2の軸方向力を提供し、第1の軸方向と反対の第2の軸方向にイオンを押出すこととを伴う。第1の対応する軸方向力は、イオンが中心縦軸から閾値半径方向距離未満にある場合、対応する第2の軸方向力未満であって、イオンが閾値半径方向距離を上回って中心縦軸から半径方向に変位される場合、対応する第2の軸方向力を超える。
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【課題】トラップ容量の大きなイオントラップに関し、従来技術に比べ、感度を大幅に向上させる。
【解決手段】質量選択的な排出を行う第1のリニアイオントラップと、そこから排出されたイオンを蓄積後質量選択的に排出を行う第2のリニアイオントラップを有し、第1のリニアイオントラップと第2のリニアイオントラップとのイオンの振動励起方向が直交することを特徴とする質量分析装置。 (もっと読む)


【課題】デジタルイオントラップのリング電極に印加する矩形波電圧を発生する回路において、矩形波電圧の周波数を変更する際の温度変化に伴う質量のずれを電気的に補償する。
【解決手段】周波数変更時の温度変化に伴う電圧変動や位相変動を予め測定し、その測定結果に基づいてその変動の影響を補償するための制御情報を記憶部11に格納しておく。分析時においてイオントラップ2から排出するイオンの質量を変更する際に、制御部7は周波数変更に対応した制御情報を記憶部11から読み出して電圧変動や位相変動を予測し、その影響を補償する制御信号を生成して電圧調整部52を介して可変電圧源45、46の電圧を調整する。これにより、例えば温度変化によりスイッチ43、44での電圧降下が大きくなる場合には、可変電圧源45、46の出力電圧は増加し、リング電極21に印加される電圧の振幅は略一定に維持される。 (もっと読む)


【課題】パルスカウント型検出器におけるパルスカウントの計数効率の変動を抑え、定量分析の精度を向上させる。
【解決手段】制御/処理部30は記憶部31に保持されているデータに基づいて、質量走査のために四重極質量フィルタへ印加する電圧を走査するのに同期して閾値電圧VdLを設定するためのデータをD/A変換部25へ送る。通常、イオン検出器13に到達するイオンの質量が大きくなると、二次電子増倍管15からの出力信号の波高値は高くなるから、これに合わせて閾値電圧VDLを高くする。それにより、分析対象のイオンの質量が変化してもカウンタ24に入力されるパルス信号のパルス幅はほぼ一定に維持され、カウンタ24による計数効率もほぼ一定に保たれる。 (もっと読む)


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