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Fターム[5G321AA11]の内容

超電導導体及びその製造方法 (9,304) | 超電導体の成分 (1,671) | A3B型(A−15型、β−W型) (111)

Fターム[5G321AA11]に分類される特許

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【課題】超電導特性を劣化させないようなブロンズ法Nb3Sn超電導線材、およびこうした超電導線材を実現するための前駆体(超電導線材製造用前駆体)を提供する。
【解決手段】Cu−Sn基合金中に複数本のNbまたはNb基合金フィラメントが配置された超電導マトリックス部を備えると共に、その外周に安定化銅が配置された前駆体であって、前記超電導マトリックス部と安定化銅の間には、TaまたはTa基合金からなる補強層が介在されると共に、前駆体の横断面中心から外表面までの距離をR、横断面中心から補強層内面までの距離をr1、横断面中心から補強層外面までの距離をr2としたとき、下記(1)〜(3)の関係を満足するものである。 0.4≦r1/R≦0.8 …(1) 0.55≦r2/R≦0.95 …(2) 0.05≦(r2−r1)/R≦0.22 …(3) (もっと読む)


【課題】内部拡散法Nb3Sn超電導線材が備えている優れた超電導特性を十分に発揮させるべく、内部拡散法Nb3Sn超電導線材における機械的強度の強化を図り、従来のブロンズ法Nb3Sn超電導線材を超電導特性および強度の両面で凌駕することのできる内部拡散法Nb3Sn超電導線材、およびそのための前駆体を提供する。
【解決手段】中央にSnまたはSn基合金芯が配置されると共に、その周囲にCuまたはCu基合金マトリクスと、複数本のNbまたはNb基合金フィラメントが配置されたモノエレメント線を複数本束ねて配置して構成されるマルチエレメント線であって、Nb,Ta,Ti,W,MoおよびHfよりなる群から選ばれる1種以上の金属または合金からなる棒状の補強部材をCuまたはCu基合金に埋設した補強用エレメント線によって、前記モノエレメント線の一部を置き換えて配置したものであり、且つ前記棒状の補強部材の断面積の割合は、線材の全断面積に対して2〜25%である。 (もっと読む)


【課題】Nb3Sn超電導線材前駆体を構成するときに、拡散障壁層として用いるNbまたはNb基合金シートにおける加工性を良好にすることのできるNbまたはNb基合金シート、およびこのようなNbまたはNb基合金シートを用いて、良好な超電導特性(特に臨界電流密度および交流損失)を発揮する超電導線材を製造するための有用な前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材製造用NbまたはNb基合金シートは、超電導線材を製造するために用いられるNbまたはNb基合金シートであって、組織中の結晶粒の再結晶率が90%以上であり、且つ不純物としての水素の濃度が10ppm以下であると共に、炭素、窒素、酸素の合計濃度が200ppm以下である。 (もっと読む)


【課題】超電導線材同士を接続するときの電気抵抗を極力小さく抑え、NMRマグネットへの適用が可能な、高い臨界電流密度Jc特性が期待できる内部Sn法Nb3Sn超電導線材およびそのための前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材前駆体は、CuまたはCu基合金マトリクス中に、複数本のNbまたはNb基合金芯と、少なくとも一つのSnまたはSn基合金芯が配置されると共に、前記CuまたはCu基合金マトリクスの外周に、NbまたはNb基合金からなる拡散バリア層と、更にその外周にCuまたはCu基合金からなる層を備えてシングルエレメント線とし、このシングルエレメント線を複数本束ねて配置したものの周囲に、Nb若しくはNb基合金、またはTa若しくはTa基合金、或いはこれらの金属を組み合わせて構成される外部拡散バリア層を配置し、更にその外周に安定化銅層を配置したものである。 (もっと読む)


【課題】拡散障壁層の素材としてNbを用いて減面加工時における加工性を良好に維持すると共に、前駆体の断面構成の適正化を図ることによって、交流損失の低減を図り、且つ良好な超電導特性を発揮できるようなNb3Sn超電導線材製造用前駆体の構成、およびこうした前駆体によって製造されるNb3Sn超電導線材を提供する。
【解決手段】Cu−Sn基合金中に、複数本のNbまたはNb基合金からなるNb基フィラメントが配置された超電導マトリックス部と、その外周にNbまたはNb基合金からなる拡散障壁層および安定化銅層を有する超電導線材製造用前駆体において、前記拡散障壁層と超電導マトリックス部の間には、Zn,Al,Mn,PbおよびPよりなる群から選ばれる1種以上を合計で0.1%(質量%の意味、以下同じ)以上、10%以下で含有するCu基合金からなり、減面加工後の最終形状での平均厚さdが3μm以上、20μm以下となるCu基合金層を介在させたものである。 (もっと読む)


【課題】押出機コンテナー及び押出ダイスに挿入される超電導線用の押出ビレット及びこれを用いた超電導線の製造方法に関し、押出開始時にビレットの中心軸と押出ダイスの中心軸がずれて、押出ビレット内の超電導材の配置に偏芯が生じる問題点を解決し、押出加工時に押出ビレット内の超電導材料の偏芯を抑制することができる超電導線製造用の押出ビレット及びこの押出ビレットを用いた加工精度が高く、良好な超電導特性を有する超電導線の製造方法を提供する。
【解決手段】押出ビレット1は先端部に押出ダイスの貫通孔の内面に支持される突起部5aを有している。押出ビレット1の中心軸1aと突起部5aの中心軸5bとが同心状であることを特徴とするものである。 (もっと読む)


【課題】Nb3Sn超電導線材を内部Sn法によって製造する際に、断線等の不都合を発生させることなく、Ti等の元素をNb3Sn相内に効果的に含有させることのできる前駆体(超電導線材前駆体)、およびこうした前駆体によって製造されるNb3Sn超電導線材、並びに前駆体を構成するためのNb複合単芯線等を提供する。
【解決手段】内部Sn法によってNbSn超電導線材を製造する際に用いる超電導線材前駆体を構成するNb複合単芯線であって、Ti,Ta,ZrおよびHfよりなる群から選ばれる1種以上の元素を含有するNb基合金からなる円筒状層、または前記Nb基合金からなる複数の板状部材を組み合わせてなる略円筒状層を、Nb芯の周囲に配置すると共に、前記円筒状層または略円筒状層の外周に、Nbからなる円筒状層が配置され、更にNbからなる円筒状層の周囲に、CuまたはCu基合金からなる層が配置されたものである。 (もっと読む)


本発明は、NbSn超伝導線材を製造する内部拡散法において、リスタッキングビレット製造時にモジュールの間に形成される空間形態によって互いに異なる種々のスペーサを挿入した超伝導線材とその製造方法に関するものであって、3本のモジュールの間と拡散防止チューブと2本のモジュールの間に銅スペーサと銅/スズの断面積の割合が6.0以上の低スズ/銅スペーサのうちのどれか1つが、4本のモジュールの間に銅/スズの断面積の割合が0.01〜1.5未満の高スズ/銅スペーサまたは銅/スズの断面積の割合が1.5〜6.0未満の中スズ/銅スペーサが配置される構造である。
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【課題】超電導線材における強度向上を図って、長手方向および径方向の耐歪み性に優れると共に、前駆体製造時における加工性をも良好であり、優れた超電導特性を発揮できるようなNb3Sn超電導線材を製造するための前駆体の構成、およびこうした前駆体を用いて良好な超電導特性を発揮できるようなNb3Sn超電導線材を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材製造用前駆体は、ブロンズ法や内部Sn法に適用される基本的構成を有する前駆体であって、Ta,Nb,VおよびHfよりなる群から選ばれる異なる2種以上の金属を積層してなる積層構造物が、線材断面の半径方向に複数回繰り返して配置されたものである。 (もっと読む)


【課題】超電導線材同士を接続するときの電気抵抗を極力小さく抑え、NMRマグネットへの適用が可能な、高い臨界電流密度Jc特性が期待できる内部Sn法Nb3Sn超電導線材およびそのための超電導線材製造用前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の超電導線材製造用前駆体の構成は、内部Sn法によってNb3Sn超電導線材を製造する際に用いる超電導線材製造用前駆体において、外周に拡散バリア層を設けた安定化銅を中央部に単数または複数集めて配置すると共に、その周囲に、NbまたはNb基合金芯とSnまたはSn基合金芯をCuまたはCu基合金マトリクスに埋設した超電導マトリクス部が配置されたものである。 (もっと読む)


【課題】線材単重の増大が図れる共に、最終線径への多様化への対応を可能にでき、NMR分析装置等で用いる超電導マグネットへの用途適用に最適なNb3Sn超電導線材、およびこうしたNb3Sn超電導線材を内部拡散法によって製造するための有用な方法を提供する。
【解決手段】中央にSn又はSn基合金芯が配置されると共に、その周囲にCu又はCu基合金マトリクス5と、複数本のNb又はNb基合金からなるフィラメントが配置され、更にその外周に安定化銅層4bを有するモノエレメント線材を複数束ね、更にその外周に安定化銅を配置したマルチエレメント線材11を用い、減面加工する途中で、前記Sn又はSn基合金芯の直径が0.5mm以下となった段階で、100〜300℃の温度範囲で焼鈍を行い、引き続き減面加工を終了し、次いで減面加工後のマルチエレメント線材に対して拡散熱処理を施すことによって、線材内にNb3Sn超電導相を形成する。 (もっと読む)


【課題】超電導線の製造を容易に行うことのできる超電導線製造用ダイスを得ること及びこの超電導線製造用ダイスを用いた超電導線の製造方法を提供すること。
【解決手段】NbTi系超電導棒9と板状のNb系金属薄板6を同時にアプローチ角2α=15°のダイス1に通すことでNb系金属薄板6が筒状に変形されてNbTi系超電導棒9の周囲にNb系金属筒状体7を形成しながら銅系金属管8中に挿入することにより、図6(b)に示す銅系金属管8の内側にNb系金属筒状体7及びNbTi系超電導棒9が配設された超電導組み立て体4を製作し、超電導組み立て体4を伸線加工してかつ熱処理してNbTi系の超電導線を製造する。Nb系金属薄板6をダイス1に通すことにより筒状に成形してNb系金属筒状体7を形成するので、超電導組み立て体4を容易に製作できる。 (もっと読む)


【課題】中間焼鈍を必要とすること無く、高い臨界電流密度で電力損失の小さい化合物超電導体及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】熱処理によりSnとNbは反応してNbSnの超電導層が生成されるが、その層は熱処理時間が長い程その超電導層が厚くなってくる。この場合Sn−Nb管のNbの周りはNbSnの超電導層がNb管の肉厚まで生成される。すると、Nb管の中のSnはNbSnの超電導層を拡散し、Cuマトリックスの方へも拡散してくるため、必然的にはCuマトリックスのSn濃度が高くなる。Cu中のNbはさらに反応が進み、NbSnの超電導層を増加させる。このため、NbSnの超電導層が増加することになるので、従来のブロンズ法による臨界電流密度(A/mm)の上昇が起こる。 (もっと読む)


【課題】交流損失が低く、低コストで、長尺のNb3Sn超電導線及びその製造方法を提供するものである。
【解決手段】本発明に係るNb3Sn超電導線は、ブロンズ法により作製され、Nb/ブロンズ1の周りにSn拡散防止用のNbバリア3を、さらにその外周に安定化銅部4を備えたNb3Sn超電導線であり、Nb/ブロンズ1とNbバリア3との間にCu層2を介在させたものである。 (もっと読む)


【課題】引張強度、破断応力の全ての特性を満足したCu/NbTi系強化型Nb3Sn線材を提供する。
【解決手段】Cu/NbTi系強化型Nb3Sn線材10は、超電導線材であるNb3Sn線材の強度を高めるために、中心部にCu/NbTi系強化材層11を形成している。Cu/NbTi系強化材層11に埋設されたNbTiフィラメント17の径を適切な値にすることで、その強度を高めることができ、NbTiフィラメント17の径を10μm以上40μm以下とした場合には、NbTiフィラメント17単体の引張強度を600MPa超とすることが可能となる。その結果、Cu/NbTi系強化型Nb3Sn線材10の0.2%耐力を300MPa以上とすることが可能となる。
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【課題】臨界電流密度を良好に維持したまま交流損失をできるだけ低減することができ、NMR分析装置等で用いる超電導マグネットへの用途適用を可能にできるNb3Sn超電導線材、およびこうしたNb3Sn超電導線材を製造するための前駆体の構成等を提供する。
【解決手段】内部Sn法によってNbSn超電導線材を製造する際に用いる超電導線材製造用前駆体において、中央にSnまたはSn基合金芯が配置されると共に、その周囲にCuまたはCu基合金からなる層と、その外周に、NbまたはNb基合金シートとCuまたはCu基合金シートを重ね巻きしたロール状積層物が配置され、更にその外周に安定化銅層を有する一次複合線材を、複数本束ねてCuまたはCu基合金からなるパイプに挿入して縮径加工されたものであり、縮径加工後の最終形状におけるロール状積層物の平均厚さが60μm以下となるように設定されたものである。 (もっと読む)


【課題】中間熱処理を不要とし、線材の製造コストを低減でき、高磁界発生が可能なNb基化合物超伝導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】加工性に富む金属MまたはM´のシートからなる第3の基材が、NbまたはNb系合金シートからなる第1の基材とSn,Sn系合金シート,AlまたはAl系合金シートからなる第2の基材との間に挿入されるように、心棒の周囲に第1の基材、第3の基材、第2の基材を重ねて巻き付けてジェリーロール複合体とし、該ジェリーロール複合体をNbまたはNb系合金からなるシース材で包み、これを線材に加工した後に熱処理する。 (もっと読む)


【課題】600〜750℃程度の比較的低い実用温度範囲であっても、Nb3Snの生成反応効率を向上させ、優れた超電導特性を発揮することのできる粉末法Nb3Sn超電導線材を製造するための有用な方法およびそのための前駆体を提供する。
【解決手段】本発明の前駆体は、少なくともNbを含むシース内に、少なくともSnを含む原料粉末が充填され、これを縮径加工して線材化した後熱処理することによって、シースと粉末の界面に超電導層を形成する粉末法NbSn超電導線材の前駆体であって、前記原料粉末は、Cu成分を含有すると共に、前記シースは、NbまたはNb基合金部とCuまたはCu基合金部を複合化して構成されたものである。 (もっと読む)


【課題】減面加工時における加工性を良好にすると共に、断面構成を適切にすることによって、カップリングに起因する交流ロスの低減を図り、良好な超電導特性を発揮できるようなNb3Sn超電導線材製造用前駆体の構成、およびこうした前駆体を用いたNb3Sn超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】Cu−Sn基合金中に、複数本のNbまたはNb基合金からなるNb基フィラメントが配置された超電導コア部と、その外周にNbからなる拡散障壁層および安定化銅層を有する超電導線材製造用前駆体において、前記拡散障壁層の内周面から、前記超電導コア部の最外層部に存在するNb基フィラメントまでの距離を、減面加工後の最終形状で2μm以上に設定したものである。 (もっと読む)


【課題】合金超電導材料(NbTi等)だけでなく、機械的歪みに弱い化合物超電導材料(Nb3Sn、Nb3Al、Bi系超電導材料、Y系超電導材料、MgB2系超電導材料)等からなる超電導体をアルミニウム等の金属材料で被覆した複合超電導体を提供する。
【解決手段】超電導体と、1つ又は2つ以上の部材が超電導体を被覆するように接合され、かつ部材の少なくとも1つがアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属部材とを有する複合超電導体である。金属部材は、溝部を有する第一部材と、該溝部上部に嵌合される第二部材からなり、第一部材と第二部材が接合されて形成される中空部に超電導体が配置されている。 (もっと読む)


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