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Fターム[5G321CA04]の内容

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Fターム[5G321CA04]に分類される特許

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【課題】磁場印加環境下において、安定した高い超電導特性を確保できる酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】基板上に形成された中間層上にフッ素を含む超電導原料溶液を塗布する塗布工程Aの後、仮焼成熱処理工程Bを施す。超電導原料溶液は、RE(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された少なくとも1種以上の元素を示す)、Ba及びCuを含む混合溶液に、磁束ピンニング点を形成するZr、Sn、Ce、Ti、Hf、Nbのうち少なくとも一つの添加元素が含まれ、且つ、前記Baのモル比をy<2の範囲内とする溶液である。仮焼成熱処理工程Bと、超電導層生成のための本焼成熱処理工程Dとの間に、本焼成熱処理工程Dにおける本焼成熱処理温度より低い温度で中間焼成熱処理工程Cを施して、磁束ピンニング点を含むREBaCu系の酸化物超電導線材を製造する。 (もっと読む)


【課題】RE−Ba−Cu−O(REはY又は希土類元素から選ばれる1種又は2種以上の元素)の組成からなる希土類系酸化物超電導バルク材料において、パルス着磁性能に優れた酸化物超電導バルク材料を提供する。
【解決手段】単結晶状のRE1Ba2Cu3y(REはY又は希土類元素から選ばれる1種又は2種以上の元素、6.8≦y≦7.2)中にRE2BaCuO5が微細分散した酸化物超電導バルク材料であって、前記酸化物超電導バルク材料が結晶の(001)方向の±10度以内の方向に開けられた複数の細孔を有すると共に、前記複数の細孔が前記酸化物超電導バルク材料の外周部から中心に向かって動径方向に並んで配置されていることを特徴とする酸化物超電導バルク材料である。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材10の製造方法は、基材1と中間層2と酸化物超電導層3と銀層4と金属安定化層6とがこの順に積層されてなる超電導積層体S0を準備する第1工程と、超電導積層体S0の幅方向端部にレーザLを照射して超電導積層体S0の端部を溶融・凝固させて、少なくとも酸化物超電導層3の側面を覆う溶融凝固層7を形成する第2工程と、を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】シースの除去を伴う超電導フィラメントの検査を迅速かつ精度よく行うことができる超電導線材の検査方法を提供する。
【解決手段】超電導線材50は、超電導フィラメント10と、銀または銀合金から作られ超電導フィラメント10を被覆するシース20とを有する。硝酸を含有する第1のエッチング液により、シース20が厚さ方向に途中まで除去される。アンモニアおよび過酸化水素を含有する第2のエッチング液により、厚さ方向に途中まで除去されたシース20を除去することで、超電導フィラメント10が露出させられる。露出させられた超電導フィラメント10が検査される。 (もっと読む)


【課題】FF−MOD法においても容易にピンの材料を添加することができ、金属錯体を熱分解する処理やピン化合物を生成させるための熱処理を必要とせず、ピンの粒子サイズを好適に制御することができる原料溶液を提供する。
【解決手段】塗布熱分解法を用いて基板上に磁束ピン止め点が導入されたRE123系の酸化物超電導体を形成するための酸化物超電導体形成用の原料溶液であって、酸化物超電導体を形成するための有機金属化合物を溶解した溶液に、ピン止め点を形成するためのナノ粒子を所定量分散させている酸化物超電導体形成用の原料溶液。ナノ粒子の粒径は、5〜100nmである。有機金属化合物は、フッ素を含まない有機金属化合物である。 (もっと読む)


【課題】厚膜化してもJcの低下を招くことがなく、厚膜化に比例して、充分に高いIcを有する酸化物超電導層が基板上に形成された酸化物超電導線材とその製造方法を提供する。
【解決手段】配向金属基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法であって、有機金属化合物の塗膜を形成する塗膜形成工程と、塗膜に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を形成する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、本焼膜を形成する本焼熱処理工程とを備え、塗膜形成工程、仮焼熱処理工程および本焼熱処理工程を繰り返して、本焼膜を複数層積層させることにより、積層界面に欠陥層が設けられた酸化物超電導層を形成する酸化物超電導線材の製造方法。塗布熱分解法により本焼膜が欠陥層を介して複数層積層されている酸化物超電導線材。 (もっと読む)


【課題】PVD法を用いて、膜厚の増加に比例してIcが増加し、所望する高いIcの酸化物超電導膜を得ることができる酸化物超電導膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に物理蒸着法を用いて酸化物超電導薄膜を形成することを繰り返して所定の厚みの成膜を行う薄膜成膜工程と、成膜された酸化物超電導薄膜の表面を平滑化する平滑化工程とを繰り返して厚膜の酸化物超電導膜を形成する酸化物超電導膜の製造方法。前記物理蒸着法はパルスレーザ蒸着法である。前記平滑化工程は研磨による平滑化工程である。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材10は、テープ状の基材11の一方の面上に中間層12と酸化物超電導層13と銀層14とがこの順に積層されて超電導積層体5が構成され、超電導積層体5の周面が半田層7を介して超電導積層体5より幅広の金属テープ1からなるカバー部材9で覆われており、金属テープ1の幅方向両端縁1P、1Qが超電導積層体5の基材11の他方の面11A側に配置され、金属テープ1の両端縁以外の部分で超電導積層体5の幅方向の側面と銀層14の表面が覆われてなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】TFA−MOD法において、製造するテープ状酸化物超電導線材の超電導特性の向上を図ること。
【解決手段】熱処理装置10では、炉芯管11の円筒状の熱処理空間11a内部に、炉芯軸Cに対して円筒状の回転体12が回転可能に配置される。この回転体12において、多数の貫通孔17が形成された表面12aには、超電導前駆体の膜体が形成されたテープ状線材50が巻回される。ガス供給管13は、回転体12に巻回されたテープ状線材50の膜面に対して対向し且つ離間する位置から雰囲気ガスを供給する。回転体12の表面12aとガス供給管13のガス噴出孔20との離間距離Sは10mmから150mmであり、テープ状線材50に供給された雰囲気ガスは、ガス排出管14を介して、回転体12内部から前記炉心管11の外部に排出される。 (もっと読む)


【課題】フッ化水素ガスの排気効率を向上して、長さ方向に均一で優れた超電導特性を有するテープ状酸化物超電導線材を製造すること。
【解決手段】熱処理装置100では、炉芯管110の円筒状の熱処理空間111内部に、炉芯軸Cに対して円筒状の回転体120が回転可能に配置される。この回転体120において、多数の貫通孔124が形成された表面121aには、超電導前駆体の膜体が形成されたテープ状線材20が巻回される。ガス供給管130は、回転体120に巻回されたテープ状線材20に雰囲気ガス6を供給する。供給された雰囲気ガス6は、回転体120、ガス排出管140を介して外部に排出される。熱処理空間111内に、回転体120の両端部と、炉芯管110の炉芯フランジ部116、118との間の余剰空間111bに仕切板170を配置して、余剰空間111bに、膜面と反応した後のガスである排気ガス6cが流れないようにした。 (もっと読む)


【課題】酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及び該酸化物超電導線材を良好な生産性で製造できる酸化物超電導線材の製造方法の提供。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材10は、基材1と中間層2と酸化物超電導層3とがこの順に積層されて超電導積層体5が構成され、この超電導積層体5の周面側に、少なくとも酸化物超電導層3の上面に被着するように銀層7が形成され、銀層7を備えた前記超電導積層体の外側に、含窒素複素環化合物を含む金属表面処理剤より形成された化成皮膜9を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導導体をレーザービームにより溶断して複数の酸化物超電導線材を製造する技術の提供とを目的とする。
【解決手段】本発明は、テープ状の基材と、中間層と、酸化物超電導層と、銀の安定化層を備えて構成された酸化物超電導導体に、レーザービームを前記安定化層形成側の外方から基材の長さ方向に沿って照射し、前記安定化層と酸化物超電導層と中間層と基材を溶断することにより、前記酸化物超電導導体をその幅方向に複数に分割して酸化物超電導線材を製造する場合、溶断箇所にシールドガスを吹き付けつつ前記安定化層と酸化物超電導層と中間層と基材を溶断することにより、前記酸化物超電導層端縁の溶断部分と前記中間層端縁の溶断部分を覆うように前記安定化層の溶融凝固体をシールドガスの噴出方向に延出させて保護層を形成することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導導体をレーザービームにより切断して複数の酸化物超電導線材を製造する技術の提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、テープ状の基材3と、該基材上に設けられた中間層5と、該中間層上に設けられた酸化物超電導層6と、該酸化物超電導層6上に設けられた安定化層7を備えて構成された酸化物超電導導体1に、レーザービームを前記安定化層形成側の外方から基材3の長さ方向に沿って照射し前記安定化層7と酸化物超電導層6と中間層5と基材3を溶断することにより、前記酸化物超電導導体1をその幅方向に複数に分割して酸化物超電導線材を製造する場合、レーザービームとして連続波レーザーのレーザービームを用いることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材の製造方法は、基材11と中間層と酸化物超電導層と銀層14とがこの順に積層されてなる超電導積層体5と、超電導線積層体5よりも幅広の第1金属テープ1および第2金属テープ2を準備する第1工程と、超電導積層体5の基材11側に第1金属テープ1を配し、銀層14側に第2金属テープ2を配して、第1金属テープ1と第2金属テープ2により超電導積層体5を挟む第2工程と、第1金属テープ1と第2金属テープ2の幅方向端部1a、2aが重ね合わされるように成形する第3工程と、第1金属テープ1と第2金属テープ2の幅方向端部1a、2aをレーザ溶接する第4工程を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材の製造方法は、基材1と中間層2と酸化物超電導層3と銀層4と半田層5と金属安定化層6とがこの順に積層されてなる超電導積層体S0を準備する第1工程と、超電導積層体S0の幅方向端部を、金属安定化層6側または基材1側から加圧および加熱することにより半田層5または基材1の幅方向端部側の一部を溶融させて超電導積層体S0の側面側に流動させた後、凝固させて少なくとも酸化物超電導層3の側面を覆う保護層7を形成する第2工程と、を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 金属有機化合物の熱分解による超電導膜の熱処理形成において、低コストで大きい膜厚と高い配向性及び高い臨界電流を得るための製造方法を提供する。
【解決手段】 0.6〜数μm程度の膜厚の超電導膜材料の製造において、複数のRE123に対応する組成の仮焼成膜の間に、少なくとも1つのRE’123に対応する組成の仮焼成膜が介在した多層構造からなる仮焼成膜を経由することにより、大きい膜厚、高い配向性及び1cm幅あたり200Aを超える高い臨界電流をもつ、多数の積層欠陥を含む超電導膜が製造され、さらに、塗布熱分解法における仮焼成工程の一部を特定の波長と強度を持った紫外エキシマランプ光の照射処理で置き換えることにより、全工程を熱エネルギーで行った場合より大きい膜厚で高い配向性および高い臨界電流が得られる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、酸化物超電導層への水分の浸入を抑えることができる酸化物超電導線材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸化物超電導線材の製造方法は、基材11と中間層12と酸化物超電導層13と銀層14とがこの順に積層されてなる超電導積層体5を準備する第1工程と、超電導線積層体5よりも幅広の第1金属テープ1および第2金属テープ2により超電導積層体5を基材11側と銀層14側から挟む第2工程と、第1金属テープ1と第2金属テープ2の幅方向端部1a、2aをシーム溶接する第3工程を備え、第1金属テープ1および第2金属テープ2の少なくともいずれかが抵抗溶接可能な金属材料よりなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、高抵抗材を複合した酸化物超電導線材とその製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の高抵抗材複合酸化物超電導線材は、テープ状の金属製の基材と、その上方に設けられた中間層および酸化物超電導層と、該酸化物超電導層上に設けられた厚さ10μm以下のAgの安定化層とを備えて酸化物超電導積層体が構成され、該酸化物超電導積層体の外方に前記安定化層を介し前記酸化物超電導層に導通する高抵抗材からなる高抵抗層が形成され、前記抵抗層の0℃における体積抵抗率が0.1μΩm以上、かつ、前記抵抗層の熱伝導率が20W/mK以上であり、前記酸化物超電導積層体の周囲が前記安定化層または高抵抗層あるいは他の層により囲まれてなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】厚膜化した場合においても充分確実に結晶の配向の乱れが抑制された酸化物超電導層を形成することができ、充分に高いJc、Icの酸化物超電導線材を確実に提供する。
【解決手段】基板上に、有機金属化合物を原料とし、塗布熱分解法により酸化物超電導層を形成して、酸化物超電導線材を製造する酸化物超電導線材の製造方法であって、基板上に有機金属化合物の溶液を塗布して塗布膜を作製する塗布膜作製工程と、塗布膜の有機金属化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜に含有される炭酸塩を分解、除去する中間熱処理工程と、炭酸塩が分解、除去された仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導層を形成させる本焼熱処理工程とを有しており、中間熱処理工程が、所定の減圧雰囲気下で行われる酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】MOD法による酸化物超電導薄膜線材の製造において、配向金属基板上に異相が形成されることを抑制して、所望する超電導特性の酸化物超電導薄膜線材を製造する酸化物超電導薄膜線材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属有機化合物を原料とし、雰囲気炉を用いて塗布熱分解法により、酸化物超電導薄膜を形成して、酸化物超電導薄膜線材を製造する酸化物超電導薄膜線材の製造方法であって、中間層が形成された配向金属基板上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗布膜を作製する塗布膜作製工程と、塗布膜の金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを有しており、本焼熱処理工程が、低酸素分圧、高温雰囲気下で本焼成を行い、その後、酸化物超電導体の分解領域外において、酸素分圧を下げる操作を行いながら降温して冷却を行う熱処理工程である。 (もっと読む)


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