Fターム[5G321DA03]の内容
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酸化物超電導線材の製造方法および酸化物超電導線材
【課題】全長にわたり均一かつ高い臨界電流を得ることが可能な酸化物超電導線材の製造方法および酸化物超電導線材を提供する。
【解決手段】酸化物超電導線材の製造方法は、酸化物超電導材料の前駆体粉末が金属で被覆された形態の線材が伸線される1次伸線加工工程と、1次伸線加工工程において伸線された当該線材が複数本束ねられることにより多芯化される多芯化工程とを備えている。多芯化工程は、複数の上記線材が金属管内に挿入される挿入工程と、線材が挿入された金属管が密封される密封工程とを含んでいる。そして、密封工程では、圧力10Pa以下、温度80℃以上250℃以下の条件下で、線材が挿入された金属管が封止される。
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酸化物超電導線材の製造方法、酸化物超電導線材用圧延装置および酸化物超電導線材
【課題】全長にわたり均一かつ高い臨界電流を得ることが可能な酸化物超電導線材の製造方法、酸化物超電導線材用圧延装置および酸化物超電導線材を提供する。
【解決手段】酸化物超電導線材の製造方法は、Bi2223超電導体の前駆体粉末が金属で被覆された形態の線材が伸線される伸線工程と、伸線工程において伸線された当該線材が圧延される1次圧延工程と、1次圧延工程において圧延された線材が加熱される1次焼結工程と、1次焼結工程において熱処理された線材がさらに圧延される2次圧延工程とを備えている。そして、2次圧延工程では、以下の式(1)で定義される圧延圧力αが3GPa以上4GPa以下となるように、線材が圧延される。
α=0.0009807×P/[{R×(h1−h2)}1/2×{(w1+w2)/2}]・・・(1)
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MgB2超電導線材
【課題】数km級の長尺のMgB2超電導線材を提供する。
【解決手段】本発明のMgB2超電導線材は、中心のMgB2超電導体と、その外側の第1の金属層と、その外側の第2の金属層と、を有し、第1の金属層と第2の金属層の金属の結晶粒のサイズは、両者の界面に近づくに従って小さくなっている。第1及び第2の金属層の金属の結晶粒のサイズは、金属層の厚さ方向の中央部において、最大となる。
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酸化物超電導線材の製造方法
【課題】交流損失を低減するとともに、超電導特性の低下を防止することのできる酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物超電導線材100の製造方法は、酸化物超電導体110となるべき前駆体粉末を銀からなる第1パイプ状部材に充填する。そして、銀と異なる第1の金属からなる第1金属被覆層を第1パイプ状部材の外表面に形成する。そして、銀および第1の金属と異なる第2の金属からなる第2金属被覆層を第1金属被覆層の外表面に形成する。そして、複数本の単芯線を第2パイプ状部材120に挿入して、多芯線をテープ状に加工して、テープ状の多芯線を熱処理して、前駆体粉末を酸化物超電導体110にするとともに、第1および第2金属被覆層を絶縁体にする。第1の金属の銀への固溶度は第2の金属の銀への固溶度よりも低い。第1金属被覆層30の厚みは第2金属被覆層40の厚みよりも小さい。
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酸化物超電導線材の製造方法
【課題】交流損失を低減するとともに、超電導特性の低下を防止することのできる酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物超電導線材100の製造方法は、まず、酸化物超電導体110となるべき前駆体粉末を第1の金属管20に充填する工程を実施する。そして、第1の金属管20を構成する金属と異なる金属からなる金属被覆層を第1の金属管20の外表面に形成して、単芯線を得る工程を実施する。そして、単芯線を複数本形成して、複数本の単芯線を第2の金属管120に挿入して、多芯線を得る工程を実施する。そして、多芯線をテープ状に加工する。そして、金属被覆層を酸化して、絶縁体130を得る工程を実施する。そして、多芯線を熱処理して、前駆体粉末を酸化物超電導体110にする工程を実施する。
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酸化物超電導線材の製造方法
【課題】バインダの熱分解による問題点の解決を図り、交流損失を低減することができる酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】この酸化物超電導線材120の製造方法は、セラミックス体112の原料となるバインダとセラミックス粉末とを準備する工程と、バインダとセラミックス粉末とを、押出加工を施すことにより複数の酸化物超電導体117の周囲に被覆する工程とを備える。バインダは無機バインダを含む。無機バインダは熱分解しないので、熱処理を行なうときに酸化物超電導線材120の内部に空隙が生じることがなく、セラミックス体112の密度が低下して不均一になることがないため、交流損失が低減される。セラミックス体112の密度低下がないので、酸化物超電導体117も均一に加工され、臨界電流の低下が起こらない。
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酸化物超電導線材およびその製造方法
【課題】バインダの熱分解による問題点の解決を図り、交流損失を低減することができる、酸化物超電導線材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】この酸化物超電導線材120は、複数の酸化物超電導体117を備える。また、複数の酸化物超電導体117のそれぞれの外周を被覆する、銀または銀合金からなる第1の被覆層110を備える。また、複数の酸化物超電導体117が埋め込まれ、第1の被覆層110の外周を被覆する、銀化合物を含む絶縁層112を備える。また、絶縁層112の外周を被覆する、銀または銀合金からなる第2の被覆層114を備える。絶縁層112によって複数の酸化物超電導体117のそれぞれを確実に分離することができるので、交流損失を低減できる。また絶縁層112は銀化合物を含むものであって、バインダを使用しない。
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Nb3Sn超電導線材およびそのための前駆体並びに前駆体用Nb複合単芯線
【課題】Nb3Sn超電導線材を内部Sn法によって製造する際に、断線等の不都合を発生させることなく、Ti等の元素をNb3Sn相内に効果的に含有させることのできる前駆体(超電導線材前駆体)、およびこうした前駆体によって製造されるNb3Sn超電導線材、並びに前駆体を構成するためのNb複合単芯線等を提供する。
【解決手段】内部Sn法によってNb3Sn超電導線材を製造する際に用いる超電導線材前駆体を構成するNb複合単芯線であって、Ti,Ta,ZrおよびHfよりなる群から選ばれる1種以上の元素を含有するNb基合金からなる円筒状層、または前記Nb基合金からなる複数の板状部材を組み合わせてなる略円筒状層を、Nb芯の周囲に配置すると共に、前記円筒状層または略円筒状層の外周に、Nbからなる円筒状層が配置され、更にNbからなる円筒状層の周囲に、CuまたはCu基合金からなる層が配置されたものである。
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酸化物超電導線材の製造方法
【課題】超電導特性を向上させることができる酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物超電導線材の製造方法は、酸化物超電導体となるべき前駆体粉末を準備する工程と、前駆体粉末を金属パイプに充填して、素線を得る工程と、素線を伸線および圧延する工程とを備えている。準備する工程では、液相法により、一次粒子11の平均粒子径が1μm以下であり、一次粒子11が凝集して形成される二次粒子12の平均粒子径が3μm以下である前駆体粉末を準備することを特徴としている。
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超伝導線材の製造方法
本発明は、Nb3Sn超伝導線材を製造する内部拡散法において、リスタッキングビレット製造時にモジュールの間に形成される空間形態によって互いに異なる種々のスペーサを挿入した超伝導線材とその製造方法に関するものであって、3本のモジュールの間と拡散防止チューブと2本のモジュールの間に銅スペーサと銅/スズの断面積の割合が6.0以上の低スズ/銅スペーサのうちのどれか1つが、4本のモジュールの間に銅/スズの断面積の割合が0.01〜1.5未満の高スズ/銅スペーサまたは銅/スズの断面積の割合が1.5〜6.0未満の中スズ/銅スペーサが配置される構造である。
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MgB2超電導線材の製造方法
【課題】
本発明は、実用的な超電導線材とするために必要な、長尺線材化,高Jc化を、同時に達成することのできるMgB2超電導線材の製造方法を提供することにある。
【解決手段】
本発明のMgB2 超電導線材の製造方法は、第1のMg一次粒子とB一次粒子とを混合し、第1のMg一次粒子の表面に、B一次粒子を付着・反応させ、第1のMg一次粒子の表面にMgB4又はMgB7を生成させ、表面にMgB4又はMgB7が生成した第1のMg一次粒子と、表面にMgB4又はMgB7が生成した第1のMg一次粒子より粒子径が大きい第2のMg一次粒子とを混合し、第2のMg一次粒子の表面に、表面にMgB4 又は
MgB7 が生成した第1のMg一次粒子を付着・反応させ、第2のMg一次粒子の表面にMgB2 を生成させることを特徴とする。
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超伝導体を製造する方法
【課題】加工が容易な超伝導体がYBCOベースで得られる方法を提供する。
【解決手段】ワイヤ状の導体を製造するため、帯状体(2)として存在する配向組織化された金属製基材と、円形の断面を持って長く延びる金属製支持体(1)とを用い、まず、金属製基材の長手方向において、金属製基材を金属製支持体の周りで成形して、長手方向に延びる両エッジが1本のスリット(4)に接して並ぶスリット管(3)とする。続いてこのスリット管を、スリットの溶接によって閉じる。閉じられた管(9)を、つぎに金属製支持体に密着するまで引き抜き加工する。つぎに超伝導性YBCO材料からなる層(12)で、閉じられた管の周りを被覆し、最後に熱処理を行う。
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MgB2を含有する超伝導素子
【課題】二ホウ化マグネシウム(=MgB2)を含有する超伝導素子を提供すること。
【解決手段】この超電導素子は、金属マトリックス(2)に密閉されかつ少なくとも1つの高導電性オーム素子(4)も有する5〜500ミクロンの大きさの少なくとも1つの超伝導フィラメント(1)を備え、超伝導フィラメントは、マトリックス(2)及び導電性オーム素子(4)から保護金属層(3)によって分離され、超伝導フィラメントは、ホウ素(B)粉末及びマグネシウム(Mg)粉末と第1の添加剤としての炭化ホウ素(=B4C)粉末との間の反応によって形成され、1つ又は複数の追加の炭素含有粉末添加剤が、Mg、B及びB4Cを含む粉末混合物の反応で存在することを特徴とする。MgB2に対する粉末混合物の反応は、500〜760℃の温度で行われ、760℃以下の温度で臨界電流密度Jcが最大になる。
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Nb3Sn超電導線材およびその製造方法
【課題】線材単重の増大が図れる共に、最終線径への多様化への対応を可能にでき、NMR分析装置等で用いる超電導マグネットへの用途適用に最適なNb3Sn超電導線材、およびこうしたNb3Sn超電導線材を内部拡散法によって製造するための有用な方法を提供する。
【解決手段】中央にSn又はSn基合金芯が配置されると共に、その周囲にCu又はCu基合金マトリクス5と、複数本のNb又はNb基合金からなるフィラメントが配置され、更にその外周に安定化銅層4bを有するモノエレメント線材を複数束ね、更にその外周に安定化銅を配置したマルチエレメント線材11を用い、減面加工する途中で、前記Sn又はSn基合金芯の直径が0.5mm以下となった段階で、100〜300℃の温度範囲で焼鈍を行い、引き続き減面加工を終了し、次いで減面加工後のマルチエレメント線材に対して拡散熱処理を施すことによって、線材内にNb3Sn超電導相を形成する。
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酸化物超電導線材およびその製造方法
【課題】 意図した長さとおり線材を採取できるよう、全体に均一な性能を有する酸化物超電導線材の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 (Bi,Pb)2223超電導体の前駆体粉末を金属シース材で被覆した形態の線材を伸線する伸線工程と、伸線工程後の線材を圧延する第一の圧延工程と、第一の圧延工程後の線材を熱処理する第一の熱処理工程と、第一の熱処理工程後に線材を圧延する第二の圧延工程と、第二の圧延工程後に線材を熱処理する第二の熱処理工程を備える酸化物超電導線材の製造方法において、第一の圧延工程と第二の熱処理工程の間に、シース材の外表面において、シース材の欠落箇所を銀を主成分とする材料で塞ぐ工程を備えることを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
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超電導線製造用ダイス及びこの超電導線製造用ダイスを用いた超電導線の製造方法
【課題】超電導線の製造を容易に行うことのできる超電導線製造用ダイスを得ること及びこの超電導線製造用ダイスを用いた超電導線の製造方法を提供すること。
【解決手段】NbTi系超電導棒9と板状のNb系金属薄板6を同時にアプローチ角2α=15°のダイス1に通すことでNb系金属薄板6が筒状に変形されてNbTi系超電導棒9の周囲にNb系金属筒状体7を形成しながら銅系金属管8中に挿入することにより、図6(b)に示す銅系金属管8の内側にNb系金属筒状体7及びNbTi系超電導棒9が配設された超電導組み立て体4を製作し、超電導組み立て体4を伸線加工してかつ熱処理してNbTi系の超電導線を製造する。Nb系金属薄板6をダイス1に通すことにより筒状に成形してNb系金属筒状体7を形成するので、超電導組み立て体4を容易に製作できる。
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ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末からなるワイヤ及びその製作方法
【課題】ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末からなるワイヤを提供する。
【解決手段】金属マトリックス(102)を有するワイヤ(98)を提供する。ワイヤ(98)はさらに、該金属マトリックス(102)内に配置された複数のフィラメント(100)であって、そのうちの少なくとも1つがドープされた2ホウ化マグネシウム粉末を含む複数のフィラメント(100)を含む。このドープされた2ホウ化マグネシウム粉末は、化学式MgB2−xSx(ここで、xは原子百分率を表し、またSは炭素、ホウ素、窒素、酸素、あるいはこれらの組み合わせを表す)を有する複数の2ホウ化マグネシウム粒子を有する第1相を含む。この粉末はさらに、複数の2ホウ化マグネシウム粒子のそれぞれを囲繞する第2相であって、炭化物、窒化物、酸化物、ホウ化物、オキシ窒化物、オキシホウ化物、オキシ炭化物、あるいはこれらの組み合わせを含む第2相を含む。
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ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末及びその製作方法
【課題】ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末及びその製作方法を提供する。
【解決手段】ドープされた2ホウ化マグネシウム粉末(98)を製作する方法を提供する。本方法は、2ホウ化マグネシウム粉末を含む第1相の複数の粒子のうちの少なくとも1つの上に高分子前駆体をコートする工程を含み、該高分子前駆体は第2相を産生させる化学元素を含む。この第2相は、ホウ化物、窒化物、炭化物、酸化物、オキシホウ化物、オキシ窒化物、オキシ炭化物、あるいはこれらの組み合わせのうちの1つまたは幾つかを含む。本方法はさらに、該2ホウ化マグネシウム粉末の複数の粒子の少なくとも1つの上に第2相コーティングを形成する工程を含む。
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酸化物超電導線材の製造方法および超電導機器
【課題】超電導特性を向上することのできる酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属パイプに原料粉末を充填する工程、充填後の該金属パイプを塑性加工し金属被覆前駆体線材を形成する工程、該金属被覆前駆体線材を熱処理して(Bi,Pb)2223超電導相を形成する工程、前記熱処理後に酸素を含む雰囲気下で焼鈍を施す工程を備える金属被覆酸化物超電導線材の製造方法であって、前記焼鈍工程中に酸素分圧を1kPa以上減少させることを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
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化合物超電導体及びその製造方法
【課題】中間焼鈍を必要とすること無く、高い臨界電流密度で電力損失の小さい化合物超電導体及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】熱処理によりSnとNbは反応してNb3Snの超電導層が生成されるが、その層は熱処理時間が長い程その超電導層が厚くなってくる。この場合Sn−Nb管のNbの周りはNb3Snの超電導層がNb管の肉厚まで生成される。すると、Nb管の中のSnはNb3Snの超電導層を拡散し、Cuマトリックスの方へも拡散してくるため、必然的にはCuマトリックスのSn濃度が高くなる。Cu中のNbはさらに反応が進み、Nb3Snの超電導層を増加させる。このため、Nb3Snの超電導層が増加することになるので、従来のブロンズ法による臨界電流密度(A/mm2)の上昇が起こる。
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