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Fターム[5G321DB25]の内容

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Fターム[5G321DB25]に分類される特許

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【課題】仮焼熱処理工程において発泡跡の生成が抑制された仮焼膜を得ることができ、その後の本焼熱処理工程において優れた超電導特性を有する酸化物超電導薄膜を得ることができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜を、金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程が、無酸素雰囲気または酸素濃度が低い雰囲気下で行う熱処理工程である酸化物超電導薄膜の製造方法。 (もっと読む)


【課題】MOD法を用いて作製された仮焼膜を積層して厚膜の仮焼膜とした後、本焼熱処理を行って酸化物超電導薄膜を作製するに際して、結晶配向性が揃った高いIcを有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】金属有機化合物を原料とし塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板10上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製し、その後塗膜を仮焼熱処理温度にて熱処理して金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して仮焼膜20を作製することを繰り返して積層仮焼膜層を作製する積層仮焼膜層作製工程と、積層仮焼膜層の最上層の上に積層仮焼膜層の結晶化を抑制する結晶化抑制層30を作製する結晶化抑制層作製工程と、本焼熱処理温度にて熱処理して積層仮焼膜層を結晶化させて酸化物超電導薄膜を作製する酸化物超電導薄膜作製工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】酸化物超電導薄膜に生じる引張応力を解消して超電導特性の劣化が抑制された高品質の酸化物超電導線材を製造することができる。
【解決手段】基板の表面に設けられた超電導材原料の塗膜を焼成して酸化物超電導薄膜を形成することにより、基板と酸化物超電導薄膜とが一体となった酸化物超電導線材を製造する超電導線材焼成炉であって、上方に向けて凸曲した断面円弧状の凸曲面を有する台座を備え、基板の酸化物超電導薄膜が形成される側の表面を上側にし、かつ基板を台座の凸曲面に沿って湾曲させた状態で焼成するように構成されている超電導線材焼成炉。また、基板の酸化物超電導薄膜が形成される側の表面を上側にし、かつ基板を上方に向けて凸曲するように断面円弧状に湾曲させた状態で焼成する酸化物超電導線材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】コスト的に有利なFF−MOD法を用いて酸化物超電導薄膜を製造するに際して、1層当たりの仮焼膜の厚さが厚い場合でも、発泡やクラックの発生が抑制された仮焼膜を形成することができ、効率的に、高Icの酸化物超電導薄膜を製造することが可能な製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素を含まない金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法を用いて製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、酸化物超電導薄膜の前駆体である仮焼膜を形成するに際して、金属有機化合物の各々に含有される有機成分が熱分解を起こす温度近傍で加熱して、各金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解させて除去する熱処理を、低温側から段階的に行い、その後、さらに高温での熱処理を行って、残存する炭素を分解、除去する。 (もっと読む)


【課題】熱侵入量を低減し、コンパクト化及び製造容易な電流リードを提供する。
【解決手段】所定の面積を有する配向NiーW基板上に中間層を形成した複合基板上に、TFA−MOD法によりYBCO酸化物超電導層及び安定化層を被覆して酸化物超電導体を作成した後、これに打ち抜き加工を施してミアンダ形状の電流経路を形成する。このミアンダ形状の電流経路の複数本を両端部に電気的絶縁材料からなる低熱伝導部材を介して一対の電極A,Bが接続された支持部材の表面に載置し、その両端部1a、1bを電極A、Bにそれぞれ接続した後、絶縁板及び絶縁シートにより固定するとともに、金属ケースに収容して電流リードを作成する。 (もっと読む)


【課題】MOD溶液の塗膜を仮焼する際に、表面に発生する荒れが抑制された仮焼膜を形成して、その後の本焼により優れた超電導特性を有する酸化物超電導薄膜を作製することができる酸化物超電導薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導線材の製造に用いる酸化物超電導薄膜を、金属有機化合物を原料とし、塗布熱分解法により製造する酸化物超電導薄膜の製造方法であって、基板上に金属有機化合物の溶液を塗布して塗膜を作製する塗膜作製工程と、塗膜の金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解、除去して、仮焼膜を作製する仮焼熱処理工程と、仮焼膜を結晶化させて、酸化物超電導薄膜を作製する本焼熱処理工程とを備えており、仮焼熱処理工程において、仮焼熱処理温度に至るまでの昇温を大気圧より高い圧力雰囲気下で行う。 (もっと読む)


【課題】交流損失の充分な低減を図ることができ、また優れた超電導特性を有する細線化された酸化物超電導薄膜が基板上で長さ方向に形成されている超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属有機化合物溶液の塗膜の形成を回避する塗膜非形成部が、超電導線材用基板の長さ方向に沿って、幅方向に少なくとも1つ以上設けられている超電導線材用基板の表面に金属有機化合物溶液を塗布して、細線状の金属有機化合物溶液の塗膜を長さ方向に沿って、幅方向に複数設け、その後、金属有機化合物に含有される有機成分を熱分解して除去する仮焼熱処理を行い、さらに、結晶化を行う本焼熱処理を行うことにより、超電導線材を製造する。 (もっと読む)


【課題】臨界電流値が高い厚膜テープ状Re系(123)超電導体を製造する。
【解決手段】配向NiーW基板上に、Y及びBaのトリフルオロ酢酸塩とCuのナフテン酸塩をY:Ba:Cu=1:1.5:3となるように溶解した原料溶液を塗布し加熱する工程を16回繰り返して、YBCO超電導体の仮焼膜を形成した後、室温から結晶化熱処理温度730℃までの昇温過程とこれに続く恒温過程により結晶化熱処理を施した。熱処理温度500℃で水蒸気分圧1.05vol%で水蒸気を炉内に導入し、最高熱処理温度到達前の690℃で水蒸気分圧を2.6vol%に増加させた後、最高熱処理温度の730℃に到達後30min経過した時にさらに水蒸気分圧を4.2vol%に階段状に増加させて恒温過程でこの水蒸気分圧を維持した。このYBCO酸化物超電導体のJc値は、膜厚約2.0μmで1.48MA/cmの値を示した。 (もっと読む)


【課題】金属基板上の中間層及び超電導層の配向度を向上させる。
【解決手段】線材送出部11と線材巻取部14との間に、配向熱処理部12と中間層成膜部21を配置し、この装置全体を還元性雰囲気に制御されたチャンバー15内部に配置した。中間層成膜部21は、それぞれ加熱部を備えたRFスパッタリング装置からなる第1中間層成膜部21a、第2中間層成膜部21b及びRFスパッタリング装置からなる第3中間層成膜部21cにより構成され、線材送出部から送出されたNi−W合金テープは、配向熱処理部で2軸配向化され、第1乃至第3中間層成膜部において、それぞれCeO、YSZ及びCeOが蒸着され、さらにその上にTFA−MOD法により厚さ1.0μmのYBCO層が成膜された。2軸配向後のNi−W合金基板及びCeO中間層の面内配向度は、それぞれΔφ=6.5度及び6.0度を示し、YBCO層はIc=300A/cm−w、Jc=3.0MA/cmの値を示した。 (もっと読む)


【解決課題】配向性基板を適用する超電導線材について、基板の配向性を従来よりも改善し、高特性を発揮し得る超電導線材を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、結晶配向金属からなる基板上に、少なくとも1層の中間層と、酸化物超電導材料からなる超電導材層が形成された超電導線材において、前記結晶配向金属からなる基板は、{100}<001>立方体集合組織を有する銅層と、前記銅層の上に形成され、厚さ1〜5000nmのニッケルからなる配向性改善層とからなり、前記基板表面における結晶軸のずれ角ΔφがΔφ≦5°であることを特徴とする超電導線材である。この配向性改善層により、基板表面の配向度を改善することができる。そして、配向性改善層は、その表面にパラジウムを膜厚相当で30nm以下含むものとすることで、その平滑性が改善されると共に、その後の形成される中間層等の成膜性も改善される。 (もっと読む)


【課題】線状基板上に超電導材前躯体溶液を、高い均一性、安定性で塗布することができる超電導材前躯体膜の製造装置及び超電導材前躯体膜の製造方法を提供する。
【解決手段】線状基板を走行させる基板走行手段と、走行する線状基板の上方に設置され、超電導材前躯体溶液をその吐出部から吐出して前記線状基板上に超電導材前躯体溶液膜を形成するTダイと、前記Tダイへ超電導材前躯体溶液を供給する溶液供給手段と、前記Tダイの下流側に設置され、超電導材前躯体溶液膜の厚みを測定する膜厚み検出器と、前記膜厚み検出器の測定値を基に、前記Tダイより吐出される超電導材前躯体溶液の量を制御する塗布量制御部とを有していることを特徴とする超電導材前躯体膜の製造装置、及び前記製造装置により行うことができる超電導材前躯体膜の製造方法。 (もっと読む)


【課題】低磁化率で、しかも高いQ値を兼備した材料で形成されたNMRプローブ用アンテナコイル及びその材料を提供する。
【解決手段】磁性の異なる複数の材料を磁性が相殺し合うように組合せた母材部分と、母材部分の外周部に設けられた酸化物超電導体層とからアンテナコイルを構成し、母材部分をクラッド加工により一体化し、コイル断面形状を丸形状、平角形状、六角形状または四角形状の何れかとし、ソレノイドコイル状に巻回する。 (もっと読む)


添加剤を含有する硝酸塩前駆体水溶液から、臨界電流密度(J)値が1MA/cmを超える100〜800nmのReBCO膜を作製した。硝酸バリウムの結晶化を抑制するために、ポリエチレングリコール(PEG)およびスクロースなどの添加剤を選択した。これにより、より高濃度の溶液が得られ、亀裂のないより厚い単層が得られる。さらに水溶性粘度調整剤(例えば、ポリビニルアルコール(PVA)またはセルロース誘導体)を使用することで、厚さを増大させ、セラミック表面の濡れを可能にした。熱処理中に高温の水蒸気が存在すると、膜は損傷するが、低温における水蒸気の役割についてはまだ調査中である。
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【課題】金属有機化合物の熱分解および超電導物質の熱処理形成を行うに際して、アブレーションを起こすことなく効率よく、性能が改善された大面積の超電導材料の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物が超電導物質を形成する金属の有機化合物溶液を支持体上に塗布し、乾燥させる工程(1)、金属の有機化合物中の有機成分を熱分解させる仮焼成工程(2)、超電導物質への変換を行う本焼成工程(3)を経てエピタキシャル成長させた超電導コーティング材料を製造する方法において、工程(1)と工程(2)の間でレーザ光を照射超電導酸化物材料の製造方法。 (もっと読む)


【課題】クラックの発生及び結晶粒界の電気的結合性の低下の原因を抑制し、高いJc及びIc値を有するテープ状超電導体を得る。
【解決手段】MOD法により基板上にRe系(123)超電導体を製造する際に、Re、Ba及びCuのモル比をRe:Ba:Cu=1:X:3としたときにX<2の範囲内のBaモル比(好ましくは1.0≦X≦1.8、より好ましくは1.3≦X≦1.7)の原料溶液を用いることにより、Jc=3.20MA/cm、Ic=525A/cm(X=1.5)の超電導特性を有する厚膜のテープ状超電導体の製造が可能になる。 (もっと読む)


【課題】大量生産に適したネオジムガレート単結晶上に望ましい配向を有する希土類123型超電導膜の製造方法を提供する。
【解決手段】ネオジムガレート単結晶上に、セリウムの有機化合物を有機溶媒あるいは水に溶解した溶液を塗布し、加熱処理することで配向した酸化セリウム(セリア)膜を作製し、その上に希土類元素、バリウム及び銅を含有する金属有機化合物を有機溶媒に溶解させた溶液を塗布し、加熱処理することを特徴とするc軸配向性をもつ希土類123型超電導体多層膜の製造方法。
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【課題】
金属有機化合物の熱分解および超電導物質の熱処理形成を行うに際して、効率よく、性能が高い超電導性材料の製造方法を提供する。
【解決手段】
酸化物が超電導物質を形成する金属の有機化合物溶液を支持体上に塗布し、乾燥させる工程(1)、金属の有機化合物中の有機成分を熱分解させる仮焼成工程(2)、超電導物質への変換を行う本焼成工程(3)を経てエピタキシャル成長させた超電導コーティング材料を製造するに際し、工程(2)および工程(3)と並行してあるいは工程(2)の前に、紫外光(レーザ、ランプ光)を照射することを特徴とする超電導材料の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 この発明は、超伝導セラミックスの形成方法の技術に属し、特に、液相法で代表的な共沈法の中の均一良質な粉末の合成が得られるゾルーゲル法(クエン酸塩法)による作製方法である。
【解決手段】硝酸イットリウム、硝酸バリウム、硝酸銅を溶解させ、加熱して溶媒の
一部を蒸発させ、室温まで冷却してゲル状の前駆体を得る工程、そのゲル状物質を熱処理して塊状の生成物を得る工程、この塊状の生成物を粉砕、分粒して粉末を得る工程、その粉末を所定温度で熱処理後に降温する仮焼成工程、最後に前工程の処理温度よりも高い温度で熱処理して降温する本焼成工程からなるY−Ba−Cu−O系超伝導セラミックス薄膜の形成方法である。 (もっと読む)


【課題】 超伝導性ナノアーキテクチャを備えた焼結セラミック複合リードの提供。
【解決手段】 (A)*ナノサイズ超伝導粒と、
*ナノ厚多酸化ケイ酸塩ガラス膜及びドットを構成する追加相エレメントと、
*ナノサイズドットの形状をした、無機エレメント等の組合せから構成する更に別のナノサイズ相エレメントと、
から成る物理−化学相組成と、
(B)幾何学的に規則的な3Dセッティングネットワークを備え、粒界領域に存在する追加の及び更に別の相エレメントから成り、ナノサイズ超伝導粒をケージング及びフレーミングし、追加の及び更に別の相エレメントによって囲まれた超伝導粒を備える3Dナノサイズセルネットワークとともに成形し、超伝導粒のナノセッティングを提供する3次元超伝導ナノ構造と、を備えた焼結セラミック複合超伝導マクロリード。 (もっと読む)


【課題】複数のLn系超電導体の原料溶液を混合することによって得られる混合超電導体膜の格子定数を調整することができ、基板上に厚膜を形成したときにc軸配向粒子を高い比率で含み、高い特性を示す酸化物超電導体を提供することにある。
【解決手段】主成分が一般式LnBa2Cu37-x(ここで、LnはGd,Tb,Dy,Ho,Er,TmおよびYからなる群より選択される2種以上であり、各々の元素の含有率は10〜90モル%である)で表され、モル比で銅の10-2〜10-6のフッ素を含む酸化物超電導体。 (もっと読む)


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