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国際特許分類[C23C8/32]の内容

国際特許分類[C23C8/32]に分類される特許

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【課題】耐摩耗性に加えて疲労特性にも優れ、耐久性の高い拡散層を有する鋼製品を提供する。
【解決手段】鋼材表面に炭素および窒素の拡散層2,3が形成された鋼製品であって、
その表層部に、炭素濃度が母材炭素濃度よりも高く、かつ窒素濃度が0.5質量%以上であり、その窒素濃度の最高値が1.0質量%以上5.0質量%以下の範囲にある第一拡散層2が形成され、
上記第一拡散層2の母材4側に、炭素濃度が母材炭素濃度および窒素濃度よりも高く、かつその窒素濃度が0.5質量%未満である第二拡散層3が、少なくとも厚み30μm以上形成されている。 (もっと読む)


【課題】自動車等のディスクブレーキパッドに使用される、鋼製のバックプレート及びそのバックプレートを用いたディスクブレーキパッドであって、摩擦材とバックプレートの接着強度を向上できるバックプレート、及び、そのバックプレートに摩擦材を接着した、充分な接着強度を有するディスクブレーキパッドを提供する。
【解決手段】ディスクブレーキパッド1用の鋼製のバックプレート2として、摩擦材を接着する面にガス窒化法またはガス軟窒化法により形成した深さ5μm〜20μmの化合物層と、前記化合物層の表層側に前記化合物層の深さの40%以上の厚みのポーラス層を有すると共に、表層に形成される酸化物層の厚さが1μm以下であるバックプレート2を使用する。 (もっと読む)


【課題】アンモニアガスを使用しない迅速な熱処理により表層部に窒素富化層を有する機械部品を製造することが可能な機械部品の製造方法を提供する。
【解決手段】機械部品の製造方法は、鋼からなる部材を準備する工程(S10)と、当該部材を酸化することにより表面にバナジウムを含む膜を形成する工程(S20)と、膜が形成された上記部材を、窒素ガスを含みアンモニアガスを含まない熱処理ガス雰囲気中において加熱して浸炭窒化処理することにより窒素富化層を形成する工程(S30)とを備えている。 (もっと読む)


【課題】異物混入潤滑下での寿命が長いことに加え、良好な音響特性と低トルク性も有する転がり軸受を得る。
【解決手段】玉3の表層部のSi・Mn窒化物の存在率を、面積比で1.0〜10.0%以下とし、窒素含有率を0.20〜1.5質量%以上とする。内輪の軌道面11および外輪2の軌道面21のの表層部のビッカース硬さ(Hv11)と、玉3の表層部のビッカース硬さ(Hv21)が(1) 式を満たし、内輪1の軌道面11および外輪2の軌道面21の芯部のビッカース硬さ(Hv12)と、玉3の芯部のビッカース硬さ(Hv22)が(2) 式を満たすように構成する。
Hv11+50<Hv21<Hv11+250‥‥(1)
Hv12−100<Hv22<Hv12+100‥‥(2) (もっと読む)


【課題】 硫化水素ガスを用いることなく、金属材の表面にナノカーボン類を含む炭素膜を形成する。
【解決手段】 鉄を主成分とする金属材の表面に、希硫酸を塗布する第1工程と、第1工程の後に、金属材の表層に窒化層が形成される窒化条件の下でCO、COおよび有機ガスからなる群から選ばれる少なくとも一種とともに金属材を熱処理することによって、金属材の窒化層の表面に、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブおよびカーボンナノフィラメントからなる群から選ばれる少なくとも1種のナノカーボン類を含む炭素膜を形成する第2工程と、を有する、金属材の表面処理方法を提供する。 (もっと読む)


【課題】生産性が良好であることに加えて、白色組織剥離が生じにくく長寿命な転がり軸受を提供することを目的とする。
【解決手段】転動体3に用いられる鋼の成分組成に加え、転動体3の表面のケイ素とマンガンとの両方を含有する窒化物の量及び窒素量を規定した。さらに、転動体3の表面からの所定の深さ位置の窒素量、残留オーステナイト量、及び、圧縮残留応力を規定した。これらのことによって、本発明の転がり軸受は、生産性が良好であることに加えて、白色組織剥離が生じにくく長寿命である。 (もっと読む)


【課題】コストの低減と品質のばらつきの低減とを両立することが可能なガス軟窒化方法および軸受部品の製造方法を提供する。
【解決手段】ガス軟窒化方法は、鋼からなる被処理物14を、熱処理ガスが導入される熱処理炉内で加熱することにより被処理物14の表層部に窒化物層14Aを形成するガス軟窒化方法であって、熱処理ガスは、アンモニアガスと、二酸化炭素ガスおよび水素ガスの少なくともいずれか一方とを含み、残部不純物からなる。 (もっと読む)


【課題】内輪部材の長寿命化と、ころの摩耗や焼き付き防止とを共に実現するプラネタリーギヤ装置を提供する。
【解決手段】下記(a)〜(d)の条件を満足するニードルローラ16を有するプラネタリーギヤ装置10である。(a)Siの含有率が0.3〜2.2質量%、Mnの含有率が0.3〜2.0質量%であり、且つSiの含有量とMnの含有量との比(Si/Mn)が5以下の合金鋼で構成されている。(b)浸炭窒化処理もしくは窒化処理により、表面の窒素濃度が0.2〜2.0質量%であり、Si・Mn系窒化物の面積率が1%以上10%未満である。(c)面積375μm中の0.05μm以上1μm以下のSi・Mn系窒化物の個数が100個以上である。(d)表面硬さが750Hv以上、表面の残留オーステナイト率が5体積%以上45体積%以下である。 (もっと読む)


【課題】転がり軸受に接する表面におけるフレーキングの発生が抑制され、フレーキング寿命に優れた鋼製部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】該鋼製部品は、転がり軸受に接する表面を有する。表面から0.1mmの深さにおいて、残留オーステナイト量が50vol%以上で、且つ、ビッカース硬さHVが710以上である。また、該鋼製部品は疲労強度を向上させるため、浸炭窒化処理が施されているか、または、浸炭処理および窒化処理が施されている。 (もっと読む)


【課題】 高い耐久性を有する炭素膜を金属材の表面に安定的に形成する表面処理法を提供する。
【解決手段】 本願は、第1工程と第2工程とをこの順序で行なう金属材の表面処理方法を開示する。第1工程は、金属材の表層に圧縮残留応力を付与する工程を含む。第2工程は、金属材の表層に窒化層が形成される窒化条件の下で有機ガスとともに金属材を熱処理することによって、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブおよびカーボンナノフィラメントからなる群から選ばれる少なくとも1種のナノカーボン類を含むナノカーボン炭素膜を金属材の表面に形成するナノカーボン炭素膜形成工程と、ナノカーボン炭素膜の表面にフラーレン類を塗布するフラーレン類塗布工程と、炭素膜が形成された金属材を400℃以上に加熱する焼成工程と、をこの順序で行うことを含む。 (もっと読む)


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