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国際特許分類[D01F6/18]の内容

国際特許分類[D01F6/18]に分類される特許

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【課題】優れた耐炎化反応促進性と優れた炭素繊維物性を同時に満足するポリアクリロニトリル系共重合体と、炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】アクリロニトリルと、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはジメチルアミノプロピルメタクリルアミドを共重合して得られるポリアクリロニトリル系共重合体であり、アクリロニトリルを少なくとも95モル%以上と、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはジメチルアミノプロピルメタクリルアミドを0.05〜2.5モル%を含むとき、示差走査熱量計により測定される発熱開始温度Tが210℃以下であると良い。 (もっと読む)


【課題】ねじれ等の屈曲変形に対する強度に優れる炭素繊維束及び炭素繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルを90質量%以上含有する単量体を重合した共重合体を紡糸し、水洗、延伸処理を行った後、紡糸油剤を付与し、乾燥、2次延伸処理し得られるアクリル系前駆体繊維束に、焼成油剤を付与し、200〜300℃で熱処理して耐炎化繊維束を得、次いで該耐炎化繊維束を不活性ガス雰囲気中、温度800〜2,500℃で炭素化処理を行い炭素繊維束を製造するにあたって、紡糸油剤の付着量と、焼成油剤の付着量の比が、1:2〜1:3の範囲となるようにして炭素繊維束を製造する。 (もっと読む)


【課題】 高温での力学特性に優れたポリアクリロニトリル系繊維およびそれを前駆体に用いた炭素繊維を提供すること。
【解決手段】 重量平均分子量200万以上かつアクリロニトリル成分が85モル%以上、99.9モル%以下であるアクリロニトリル系共重合体で構成され、220℃での強度が1.1cN/dtex以上であることを特徴とするポリアクリロニトリル系繊維。 (もっと読む)


【課題】製造コストが低く、厚み精度および表面平滑性が高く、十分なハンドリング性をもち、かつ十分なガス透気度および導電性を持った多孔質電極基材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】炭素短繊維(A)と、ポリアクリロニトリル系ポリマー/フェノール樹脂からなり、叩解によってフィブリル化する炭素繊維前駆体短繊維(b)とを用いて、前記炭素短繊維(A)と、前記炭素繊維前駆体短繊維(b)が叩解によってフィブリル化した炭素繊維前駆体短繊維(b’)とが分散した前駆体シートを製造する工程、および前記前駆体シートを炭素化処理する工程を有する方法により、炭素短繊維(A)同士が3次元網目状炭素繊維(B)によって接合されてなる多孔質電極基材を製造する。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維の品位の改善が見られる、PAN系炭素繊維用プリカーサーの製造方法を提供すること。
【解決手段】PAN系重合体から紡糸・凝固・水洗工程を経て中間工程糸を製造し、次いで、該中間工程糸を乾燥工程・スチーム延伸工程を経てプリカーサー(炭素繊維前駆体)を製造する方法において、前記中間工程糸として、ストランド引っ掛け伸度が40〜50%の範囲で、かつ、ストランド引っ掛け破断強度が350〜450MPaの範囲のものを用いることからなるプリカーサーの製造方法。得られたプリカーサーは、毛羽が少なく、コンポジットやプリプレグを作製する際の取り扱い性に優れている。 (もっと読む)


【課題】
湿式あるいは乾湿式紡糸方法により紡糸した繊維に含まれる溶媒を水に置換する洗浄方法において、溶媒回収のための水の処理量を減らして、トータルの処理エネルギーを減少する炭素繊維前駆体に用いられるPAN系繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】
ポリアクリロニトリル系繊維の糸条に含まれる紡糸に用いた溶媒と水を置換する洗浄工程を有する溶液紡糸によるポリアクリロニトリル系繊維の製造方法であって、
前記洗浄工程は、9〜40槽の洗浄槽を用い糸条の走行方向に対し最下流の洗浄槽から洗浄水を流し、各洗浄槽から流出する洗浄水はひとつ上流の洗浄槽に流すものであり、
洗浄槽から流出する洗浄水中の溶媒濃度が5〜11質量%の範囲にある洗浄槽の少なくとも1つから流出した洗浄水の少なくとも1部を、膜濾過分離を用いて溶媒濃度が11〜18質量%の濃縮水と溶媒濃度が0.02〜0.5質量%の透過水に分離し、
該透過水の少なくとも1部を溶媒濃度が0.02〜1質量%である洗浄槽の少なくとも1つに流す洗浄水に追加し
溶媒濃度が1〜5質量%である洗浄槽における繊維の質量に対する洗浄に用いる水の質量の比をa、
溶媒濃度が0〜0.02質量%である洗浄槽における繊維の質量に対する洗浄に用いる水の質量の比をbとしたとき、
下記式(1)(2)を満たすように、
最下流の洗浄槽に投入する洗浄水の量と、
溶媒濃度が0.02〜1質量%である洗浄槽の少なくとも1つに追加する前記透過水の量を制御することを特徴とするポリアクリロニトリル系繊維の製造方法。
6≦a≦15 ・・・(1)
1.4≦a/b≦3.0 ・・・(2) (もっと読む)


【課題】生産性およびプロセス性を損なうことなく、高い重合安定性と製糸後延伸性を得られる重合体とその製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリルとラジカル重合開始剤と重合禁止剤とアクリロニトリルとの共重合成分及び溶媒を含み、ラジカル重合開始剤(A)と重合禁止剤(B)の重量比(B/A)が2≦(B/A)<210を満たしかつ重合禁止剤が溶液総量に対して10ppm〜140ppmである溶液を、加熱処理することによってアクリロニトリル系重合体を重合することを特徴とする重合体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】高品位な炭素繊維の製造に好適なポリアクリロニトリル共重合体の製造方法、およびそのポリアクリロニトリル共重合体を用いた炭素繊維の製造方法の提供。
【解決手段】(a)アクリロニトリルを含む単量体、連鎖移動剤、ならびに重合開始剤を少なくとも含む原料混合物を、静的混合用構造部を有する1個以上の管状反応器24を組み込んである循環ライン(I)に供給し、30〜150℃で反応器内の温度斑を5℃以内に制御し、連続重合する第1の重合工程と、(b)第1の重合工程で用いる循環ライン(I)の分岐部から第2の重合工程に送る送液工程と、(c)送液工程から送られた溶液を静的混合用構造部を有する非循環ライン(II)を通過させながら30〜150℃で、管状反応器内の温度斑を5℃以内に制御し、非循環ライン(II)出口において重合率が80〜95%となるように連続重合する第2の重合工程を有するポリアクリル系共重合体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
圧縮強度と引張弾性率を両立できる高性能炭素繊維を製造するのに好適なポリアクリロニトリル、およびそれを適用した前駆体繊維を提供すること。
【解決手段】
極限粘度が2.0〜6.0である炭素繊維製造用ポリアクリロニトリルであって、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定される、重合初期における重量平均分子量MwAと、重合終了時の重量平均分子量MwBの分子量比Mが下記式の関係を満たすようにして得られた炭素繊維製造用ポリアクリロニトリル。
M=|MwA−MwB|/MwB=0.10〜0.50 (もっと読む)


【課題】紡糸速度、紡糸ドラフト率を高めることができる炭素繊維前駆体繊維製造用に好適なポリアクリロニトリル系重合体溶液の安定かつ低コストな製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル、共重合可能なモノマー、溶媒、連鎖移動剤、重合開始剤を含む溶液を連続溶液重合させ、Mwが80万〜800万である重合体成分0.1〜10wt%を含む溶液を得る第1の重合工程と、この溶液に重合開始剤、連鎖移動剤を追加し、ポリマー濃度が0.1〜2wt%、かつモノマーおよび溶媒を追加して所定範囲内となるように調整した後、第1の送液工程から送られた溶液を静的混合用構造部を内部に有する循環ライン中で重合率を50〜70%に重合し、第2の送液工程から送られた溶液を静的混合用構造部を内部に有する非循環ラインを通過させながら、重合率が80〜95%となるまで重合する第3の重合工程とを有しMwが10万〜80万の重合体溶液の製造方法。 (もっと読む)


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