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国際特許分類[D01F6/18]の内容

国際特許分類[D01F6/18]に分類される特許

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【課題】
航空機1次構造材の炭素繊維複合材料の耐衝撃特性を向上する表層材として有用な、低引張弾性率であって、破断伸度が高く、飽和吸水率が低く、かつ、窒素原子を少量有し、グラファイト微細結晶構造が特定の配向構造を有したポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束と、その製造方法を提供する。
【解決手段】
ストランド引張弾性率が70〜140GPaであり、破断伸度が1.3〜3%であり、飽和吸水率が0〜0.4重量%であるポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束であって、元素分析から求められる窒素含有量が1〜5%であり、X線回折測定による002回折線から求められるC軸の結晶子サイズが1.3〜2.0nmであって、002面の結晶配向度が75〜80%であるポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束。 (もっと読む)


【課題】PAN系繊維の製造工程におけるPAN重合体凝固糸の洗浄工程で、凝固糸に残存する洗浄液等を高効率で除去しつつも凝固糸にダメージを与えることがない洗浄装置及び該洗浄装置を用いることによって洗浄工程が簡略化されるPAN系繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】PAN系繊維の製造工程におけるPAN重合体凝固糸の洗浄工程で、洗浄液等が残存するPAN系繊維凝固糸に圧縮気体を吹き付けてPAN系繊維凝固糸の含水率を一定範囲に調整する。 (もっと読む)


本発明は、炭素繊維及びその原糸、プレ酸化繊維の製造方法を提供する。本発明の一つの実施形態において、低分子ゲル化剤を採用することにより、ポリアクリロニトリル原糸のゲル紡糸法を実現し、炭素繊維の引張り強度を15%-40%向上させ、靱性を20%-35%向上させた。本発明の別の実施形態において、可塑剤としてイミダゾール型イオン液体を使用しポリアクリロニトリルを溶融紡糸することにより、環境汚染を減少し、産業化生産に適し、且つ製造された繊維の強度が向上した。本発明のまた別の実施形態において、溶融紡糸でポリアクリロニトリルプレ酸化繊維を製造することにより、ポリアクリロニトリルの低コスト及び制御可能なプレ酸化を実現した。本発明のさらなる別の実施形態において、高分子増粘剤を使用することにより、高強度炭素繊維を製造できた。本発明のもう一つの実施形態において、紡糸する前にプレ酸化を行うことにより、ポリアクリロニトリルの低コスト及び制御可能なプレ酸化を実現し、芯鞘構造を減少させ、高性能炭素繊維を生産し、且つ当該製造方法により炭素繊維の生産コストを大きく低減させることができた。 (もっと読む)


【課題】アクリル系糸条を加圧スチーム延伸する場合に、安定して延伸できる延伸装置を提供し、製造工程の安定化とプリカーサーの品位向上をはかる。
【解決手段】アクリル系重合体を紡糸して得た繊維糸条1を加圧スチーム中にて延伸する延伸装置であって、加圧スチームから発生するドレンを延伸装置外に除去する機構を有する延伸装置。延伸部の繊維糸状入口および出口に複数段のラビリンスを有し、該ラビリンス中に、前期繊維糸状の走行方向に交差する方向に穴の開いたラビリンスを有し、該穴が延伸装置外に連通することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】従来と比較して、前駆体繊維束の油剤付着量及び水分量が極めて低いにも拘らず、巻形状が良く、巻崩れやパッケージ端面膨れ等の問題が少ない前駆体繊維束パッケージを提供することにある。また、本発明の他の目的は、前駆体繊維束の製造工程における油剤使用量が極めて少ないにも拘らず、繊維の損傷が少ない前駆体繊維束パッケージの製造方法を提供することにある。
【解決手段】繊維束へ油剤を付与する工程を二回に分け、油剤付着量を特定量に制御し、巻取り前に乾燥工程を通すことにより上記課題を解決する。 (もっと読む)


【課題】高引張強度かつ高引張弾性率の炭素繊維を製造することができる前駆体繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】(1)ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、及びジメチルスルホキシドからなる群から選択される少なくとも一種の有機溶剤にカーボンナノチューブとポリアクリロニトリル系ポリマーを分散・溶解させてカーボンナノチューブ分散液を調製する工程;(2)このカーボンナノチューブ分散液を濃縮する工程;(3)この濃縮したカーボンナノチューブ分散液を貧溶媒中で凝固し、ろ別、乾燥して、カーボンナノチューブを含有するポリアクリロニトリル系ポリマーを調製する工程;(4)このカーボンナノチューブを含有するポリアクリロニトリル系ポリマーをロダン塩の水溶液に溶解させ、紡糸原液を調製する工程;(5)この紡糸原液から、湿式又は乾湿式紡糸法によって凝固糸を得る工程;そして(6)この凝固糸を延伸して炭素繊維の前駆体繊維を得る工程を含む炭素繊維の前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
単繊維間の断面積斑や構造斑が改善されて高強度の炭素繊維製造に適したアクリル系前駆体繊維束を安定して紡糸可能な紡糸口金と、その紡糸口金を用いたアクリル系炭素繊維用前駆体繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】
吐出孔が3000〜16000ホールの合成繊維を湿式紡糸するための紡糸口金であって、吐出孔群が第一の分割帯によって複数の吐出孔群の大ブロックに分割配置されてなり、さらに、前記大ブロック内が前記第一の分割帯より幅が狭い第二の分割帯によって複数の吐出孔群の小ブロックに分割されており、第一の分割帯の幅が最も狭い部分で5〜15mmであることを特徴とする湿式紡糸口金、および、その湿式紡糸口金を用いたアクリル系炭素繊維用前駆体繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】カーボンナノファイバーが均一に分散した炭素繊維前駆体繊維用ポリアクリロニトリル系重合体の分散体を簡便に製造する方法を提供する。
【解決手段】カーボンナノファイバーとアクリロニトリルとラジカル重合開始剤と溶剤とを含有する混合体中において、前記カーボンナノファイバーの存在下にラジカル重合を惹起せしめ、前記混合体中でアクリロニトリル系重合体を形成してカーボンナノファイバーとポリアクリロニトリル系重合体を含有する混合物を得る工程と、ラジカル重合後に前記混合物中でカーボンナノファイバーを分散させる工程とを経て得られる炭素繊維前駆体繊維用ポリアクリロニトリル系重合体の分散体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】高強度の炭素繊維を製造するためのプリカーサであり、炭素繊維製造工程において糸切れ(工程断糸数)が少なく、製品収率が高い炭素繊維製造用プリカーサを提供する。
【解決手段】重量平均分子量が10万〜100万のアクリロニトリル系プリカーサであって、前記プリカーサの水銀圧入法による細孔分布の測定において、プリカーサに圧入した際の水銀侵入曲線から求められる、総水銀量の半分の圧力値から計算される平均細孔直径が35nm以下である炭素繊維製造用プリカーサ。 (もっと読む)


【課題】 本発明の目的は、優れた炭素繊維強度が得られる炭素繊維製造用アクリル繊維油剤と、それを用いた炭素繊維の製造方法とを提供することにある。
【解決手段】 本発明の炭素繊維製造用アクリル繊維油剤は、アマイドポリエーテル変性シリコーンおよび界面活性剤を必須に含有し、油剤の不揮発分全体に占める前記アマイドポリエーテル変性シリコーンの重量割合が1〜95重量%であり、前記界面活性剤の重量割合が5〜50重量%である。また、本発明の炭素繊維の製造方法は、上記油剤を炭素繊維製造用アクリル繊維に付着させる付着処理工程と、付着処理後のアクリル繊維を200〜300℃の酸化性雰囲気中で耐炎化繊維に転換する耐炎化処理工程と、前記耐炎化繊維をさらに300〜2000℃の不活性雰囲気中で炭化させる炭素化処理工程とを含む。 (もっと読む)


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